これらの車輌は対ソ戦用の工兵用特殊車輌として開発されたものである。昭和16年3月に研究が開始され、翌年の1月にテストが行われた。
鉄条網などの障害物を破壊筒で破壊するための車輌。戦車の中央に破壊筒の発射機を搭載している。
破壊筒を発射した瞬間。約10m飛ばすことが出来た。
発射機には破壊筒が2本装填されている。再装填は後方に下がって行なった。
これはトーチカなどに爆薬を仕掛けるための車輌。砲塔に伸縮するアームが取り付けられている。
アームを伸ばしたところ。最大で12mまで伸びた。これで爆薬を仕掛けようと言うのだが、どの程度実用性があるのか疑問である。
これらの車輌の研究は昭和18年7月に中止になった。