終戦時本土の日本戦車

九州で米軍が撮影した三式中戦車。九州には本土決戦のために多数の三式中戦車が配備されていた。

同じ場所で撮影された一式10cm自走砲。この写真の続きは丸 2014年6月号の「日本陸海軍の自走砲」に掲載されていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

終戦後に日本国内で撮影された新砲塔チハ。砲塔に日の丸のマーク、車体には「モ」と書かれているが、どこの部隊なのかは分からない。

一見すると九四式軽装甲車のようだが、足廻りを見ると九七式軽装甲車と同じなのが分かる。これは九七式軽装甲車ベースの九七式甲号消車*の前車である。九七式甲号消車の写真は大変に少ないが、終戦時には九七式甲号消車は日本各地にあったようである。

*甲号消車とは毒ガス消毒車のこと。消毒薬を散布する後車とそれを牽引する前車とからなる。

2014年09月09日 12:45