ウーズレーA9型乗用車。大正中期から将校用の指揮連絡車として使用された。日本では石川島自動車製作所がライセンス生産している。
シトロエン・ケグレス半装軌式乗用車。ハーフトラック(半装軌式)はフランス人ケグレスが考案したもので、シトロエン社によって実用化された。陸軍では研究用として2輌を大正12年に購入している。
ハドソン6輪乗用車(Hudson Special)。日本向けに6輌のみ製作された車で、満州事変で使用された。その後、九三式6輪乗用車はこの車を参考にして開発された。
ダッジ1937年型。戦前の日本で使用されていた乗用車はほとんどが外国製で、それは陸軍でも同じだった。
トヨタAA型乗用車。トヨタ初の量産乗用車。陸軍用にはフェートンタイプのAB(ABR)型があったが、AA型も主な顧客は官庁や陸軍だった。