緊急報告!サーフィン禁止の話!
 9/28朝の新聞でビックリ!!!!


鎌倉市議会は、全会一致でサーフィン規制の決議が採択されました。台風スゥエルで遭難する技量未熟サーファーが今期6件・・・本来の救急・消防活動に支障をきたすので、津波警報・波浪警報時のサーフィン禁止も検討した規制を求める決議との事。遭難の費用は当該自治体もちだし、市民の税金です。

本日9/28、湘南各市に賛同するようにとした添付書類と同時に決議内容が、各市議会事務局にfaxされました。神奈川新聞・読売新聞にも掲載されました。

以前から、技術未熟のサーファーが台風時に流れや自己の体力をわきまえず、無謀なトライが問題となっているとの警告をサーフィンライフ等で報告し、自分達の首を絞める可能性を指摘しましたが、まさか鎌倉市から発信されるとは・・・・・


波浪警報といっても、波の大きさやコンデションもあり、総てが危険ではありません。この辺を鎌倉市は理解しているのでしょうか?

また、茅ヶ崎市のサーフィンの経済効果は6億円近いと言われています。藤沢市はさらに多いと思います。茅ヶ崎市長杯にしても、波が良い時「波浪警報」の時に行われ、市長も挨拶に来ます。更に愛知県田原市は、世界選手権とサーフィンを街の産業活性にと考えています。(田原オープンはクローズアウトに近く、センタンでおこないました)
湘南で波浪警報時に、波乗り出来ないのならば人はきません!
また、茅ヶ崎・藤沢・大磯は体育協会にサーフィンが加盟しており、まちの正式スポーツとされています。

驚くべき事ですが、鎌倉市の決議を他市も行えと、茅ヶ崎・藤沢市の議会事務局に送付してきたのです・・越権行為です。当然、茅ヶ崎市議会事務局には、本件については、無視して頂きました。

各市町村は独立しているのに、鎌倉市の都合を他市に押し付ける行動に出た訳です。早朝より、議会事務局に対して、越権行為について、真意を究明し、いかなる意図であるか確認せよと指示。2度目のfaxにて「申し訳ない。これは報告です」との内容。神奈川新聞には各自治体に要請するとの内容。記者発表して、後で申し訳ないは無いでしょう。

全国の自治体でサーフィンの誘致やバックアップをしている町が何市あるのか。自分の市しか見ないならば判らないでしょう。
ましてや、他人の市に「うちはこんなだから、協力しろと」とは傲慢以外なにものでもありません。

いつ、どこで、こんな話になったのかは、調査済みです。非公式な場での話しであった事は先方、事務局も認識しています。
鎌倉市の名誉もあるので公表はしませんが、千葉県・伊豆・愛知県・宮崎県・各地の全日本選手権開催自治体に対しても配慮が欠けているのでは・・・・

茅ヶ崎市議会事務局に対して、更に真相の究明を指示し、日本サーフィン連盟幹部・湘南とトッププロ・藤沢・平塚・大磯・小田原の関連議員に対して、連絡をいたしまた。

鎌倉市議会の決議については、鎌倉市の代表が決定した事ですから、鎌倉のサーファーが行政と、どのように話あうかであろうと思います。他市の件ですから、こちらが、介入するのは、越権行為になります。しかし、前述の書面については、かなりの問題はあります。
また、波浪警報時等の禁止などの部分は確定の内容ではありません。是非、行政と地元が協力しあい、特別なサーフポイントの秩序を守って頂き、事故の無いように、努力してくれればと祈っています。

私たちを含め、多くのサーファーも反省すべき点もあると思います。海に入らない決断や技術不足の方へのアドバイスが、いつの間にか甘くなっているかもしれません。裏腹ですけど・・・

各メデア等に対しても、問題提起は出来ると思います。


報告が遅くなりましたが、11月25日の朝日新聞日曜版に特集が掲載されました。2週間前に記者さんから、「取材と鎌倉のサーファーを紹介して下さい」との事で、取材と鎌倉のサーフショプの紹介をしまた。

記事の内容は、消防・保安庁の立場での検証・サーファーからの検証・鎌倉市からの検証の3部作でありました。偏りも無く、良い内容でした。
印象的なのが、鎌倉市のコメントで「前例が無い」です。そりぁー難しいと思います。


サーフィン禁止の件!続報報告

お待たせいたしました。17日、9時45分に鎌倉市議会事務局局長が、茅ヶ崎市役所にお越しくださいました。
他市議員に会うと言う事は、かなり異例の事です。

初めに各市に対する賛同の依頼については、全くのミスであり、鎌倉市独自の採択であり、「ご迷惑をおかけしました。」とのお詫びがありました。

議決内容についての内政干渉は出来ないので、1960年代からの日本サーフィン史について文化的側面も踏まえて説明。
続いて、茅ヶ崎市・藤沢市・平塚市のサーフィンに対する取り組みの説明。
更に、愛知県田原市・茨城県・千葉県・宮崎県のサーフシティ−の観光ページや取り組みについて説明。

台風時に、ビーチブレイクでゲッテングアウト出来ないサーファーが、ウネリの入りにくい由比ガ浜やポイントブレイクの大崎・カブネ方面に移動するプロセスの説明。
近年、歴史的にエキスパートオンリーのポイントとしてリスペクトされていた場所に、技術未了者が海に入ってしまう理由の説明。
「ネット販売等により、ルールやテクニック・モラルを知らない人が増加した事」等を説明した。

また、サーフィン関係者も、この事態を重く受け止めており、茅ヶ崎・パークの看板による啓発や危険な状況時に、海に入らないように警告している事。
毎年、各市のポイントで、多くの流されたサーファーや海水浴客を救助している実績等を、資料提示と同時に説明をした。

鎌倉市も、エキスパートサーファーや技術力のあるサーファーでは無く、初心者や技術不足のサーファーの行動が問題であり、これらの人を対象とした、危険防止策を今後検討して行きたいとの事。
当然ながら、鎌倉市在住のサーファーからの提言や意見は絶対に必要であり、簡単に「波浪注意」で規制する事は無理があり難しいと考えているとの事。

「ウインドサーフィンの方の意見では・・・」と局長、「ウインドとサーファーは違いますよ」と私・・・

てな、内容で様々な基礎知識を、干渉にならない範囲で12時近くまでのお話となりました。

波浪注意でのサーフィン中止は決定ではありません。
地元のサーファーと初心者による無謀な行為をどうしたら未然に防げるか!鎌倉市のサーフィン関係者と一緒に考えて行くのでご理解下さいとの事。


最後に「全国のサーファーも注目しており、各市町村も地元サーファーと協力して様々な活動を展開している。各市町村の事情がある。
初心者や指導する立場の方にとっても、ある意味、警告であり、問題に関しては、謙虚に反省すべきであると思う。
しかし、慎重に進める内容であり、地元サーファーとの連携が重要だと思います。議長にくれぐれも、よろしくお伝え下さい」と、ご挨拶を申し上げて終了となりました。

鎌倉のサーファーの皆様!行政と協力して、伝統とフリーダムを守って下さい。心からエールを送ります!