柾木太郎の市議会報告



 行政改革に関する成果

 ゴミの回収や学校給食に関係する職員の減員や民間委託について、
 平成7年から一貫して一般質問で提言を続けた結果、
 退職後不補充が打ち出され、現在は約320名までにスリム化されました。
 公共サービスと企業的な利益主義は相反するのですが、
 経営感覚とサービスに対する理念は企業と同様であるとし、
 各部署の連携や統廃合及び対応の改善についての指摘をおこない、
 施策に反映していただいた。給食職員についても、
 自由競争での民間事業者への委託を提案しています。
 また、今や民間企業では、
 古いシステムといわれている事業評価による内部査定を
 外部機関導入等を併用した査定参考に改める事を提案しています。




 海岸浸食対策関する成果

 平成7年当初は議会内において
 浸食に対する質問をする議員は1〜2名しか居ませんでした。
 柾木太郎は多く市民が砂浜を守る意識を持ち
 砂浜の保全が総意となることが一番重要と考え、
 12年間毎年侵食対策に関して、
 マリンスポーツや漁業従事者始めとする多く市民の思いを代弁してまいりました。
 当初、中海岸地区では
 パーク前から漁港の沖合いに消波ブロックを投入するといった計画がありましたが、
 様々な問題があると判断し、平成12年頃に佐藤光県議と相談の上、
 神奈川県・茅ヶ崎市協同による協議会の設立に成功しました。
 以後、市民や行政が大きな関心を持って先進的な事例を基に、
 侵食対策が論議されています。
 対策については、数多くの理論や手法がありますが、
 当面は砂の投入による補填・長期では先進事例の検証を行い、
 抜本的対策をおこなう2面作戦を提案しています。砂の補填についても、
 平成8年、行政に対して潮流を良く知る地元漁業関係者と相談し、
 中海岸の沖合いに春先から計画的におこなうように提案し、
 現在にいたっています。



 高齢者の為の政策に関する成果

 平成16年に予防医学の観点から、
 市内のスポーツジムに委託事業で要介護とのボーダーラインの方を対象とした
 筋トレ・水中歩行等の教室の予算化を提言し平成18年度に予算化して頂きました。
 出前トレーニング教室についても、平成18年度に提案し具現化いたしました。
 現在、シルバー人材センターの業務内容を単純な労働から
 経理や管理部門も派遣できる人材バンクに移行すべきと提案しています。
 介護保険についは、国の方針がめまぐるしく変化する中、
 介護弱者が発生することが無いよう
 市単独のサービスを検討するよう提案いたしました。



 辻堂駅西口駅舎関する成果

 小和田地区・市内南部西側の各地区にとって
 辻堂駅西側駅舎及び周辺整備は利便性の点からも重要な関心事です。
 開発にあたっては必要用地が藤沢市である事が問題となります。
 国家間で有るならば外交問題と言っても過言ではありません。
 しかし、行政間の交渉で市民に不利益が生じる事は避けるべきあり、
 行政区で区切るより住民の活動圏で考えるべきです。
 西側駅舎と道路整備は藤沢市にとっても利点が多いと考えます。
 辻堂駅北東部は商業圏であり、茅ヶ崎市東南部はマーケットとしての価値がある事、
 数年前に論議された湘南市構想で藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町を
 前提に政策を展開していた事等の事実を考えれば、
 長期的戦略に基づき茅ヶ崎市との連携を深める必要があり、
 茅ヶ崎市も長期的戦略に基づき協力する必要があると考えます。
 2市1町のヘソである辻堂は広域行政の推進の要として、
 推進する必要があると18年12月議会で提案させていただきました。
 茅ヶ崎市は思惑だけでの交渉はおこなわず、
 生活圏を大事にして対応するとの答弁を引き出しました。



 地産地消

 農業では実行されていましたが、漁業においては、
 地元市場が学校給食の指定から長い間外されていました。
 完全な設備を持ちながら、
 地場でとれた海産物を子供に供給出来ない状況が続いていましが、
 平成16年に教育委員会との協議の結果、地産地消の観点から指定され、
 市内の子供達に茅ヶ崎産の海産物が供給されました。
 また、茅ヶ崎ブランドの開発を漁業関係者と考え、
 「天才にまさるアイデアのつくり方」の書籍に実例として紹介されました。



 その他

 ●茅ヶ崎駅新規南口駐輪場建設

 ●海岸線へのごみ箱設置

 ●一中通り・鉄砲道右折車線設置

 ●茅ヶ崎小学校防球ネット設置

 ●補助教員制度の続行

 ●フイッシュセンター請願を委員長として委員会運営をおこなった。

 ●コミニュティーバス南湖ルートを委員長として
  円滑な委員会運営を行い臨時会議に導いた。

 ●海難救助隊にジェトスキーを配備した。

 ●環境やマリンスポーツに関連するイベントを多数招致した。

 ●ゆかた祭りにプラスとしてアロハ祭りを組み合わせる事を提案した。

 ●パーク前に神奈川県に申し入れ潮流図と注意の看板を設置した。

 ●企業誘致策として減免処置の提案をおこない、平成18年度に議案提出された。

 ●緊急通報システムの早期導入を提案し、平成17年度に決定した。

 ●保育施設の設置者を発掘し、担当部局と協議する機会を設けた。

 ●柳島海岸にシャワー付のトイレを提案し、現在予算化されている。

 ●消防団の充実と消防本部の機材の近代化の推進を提案し、一部具現化された。

 ●中学校部活以外の才能を持つ生徒の成果について、茅ヶ崎の人材として、
  個性の尊重として、成果を祝福と同時に全校生徒に報告することを提案し実行された。