BEACHCOMBER2
BULA!
ここは南太平洋


ダイビングはすべてボートダイビング。
ビーチコマーから5分くらいのスポットと、30分以上遠出して2ダイブするスポットに別れる。当然、後者の方が、海のダイナミックさ、サンゴの元気さなどが段違いに良く、すぐ満杯になってしまう。

この周辺海域での目玉といえばサメの餌付ショーだろう。
ここでは、「神のご加護を受けた」名物ガイド・アピが、近寄ってきたサメをなでたり、つかまえたり、口の中に無理矢理エサを突っ込んだりと、やりたい放題。
もちろん我々は、遠巻きに岩陰から見守るだけだ。

が、ある時!
エサの血のニオイで気が狂ったサメが突然アピに襲いかかる。
一度、噛み付かれたアピは、サメにとってはもはや餌にしか見えなかった。
あっという間に数十匹のサメが襲いかかり、アピは海の藻屑に!!
それでは飽き足らず、人肉の味をしめた彼らが次に目標にするのは・・
なんて情景を心のどこかで考えており、それがこのシャークショーをよりドキドキさせる原因となっている。
怖いって・・・!


フィジー名物サメの餌付け。檻に入ったりしないのでめちゃくちゃ恐い。我々は遠巻きに見ているだけだが、エサをあげているアピ(フィジー人ガイド)はサメにグルグルと囲まれる。

サメにかまれるどころか、逆につかまえてしまうアピ。やべぇ・・



一方、我々にも餌付けのチャンスはあったのだが、寄って来たのはオヤビッチャとクロハギ。このクロハギは30〜40cmはあり、しかもおびただしい数でエサに、エサを持っている人に、と群がってくるので、傍目からみると襲われているように見える。エサのすぐ近くにビデオカメラをおいて撮った映像などは、演出によってはピラニア並みに恐ろしく感じるであろう。



我々が餌付けしたのはクロハギだが、これはこれで恐かった。













このほか、大物ではトラフザメ、ナポレオン、バラクーダ、カメ、マダラエイを見た程度。オーストラリア人はなぜかウツボが大好き。後ろにナポレオンがいるのに、穴の中に手を入れたり(危険 !)、手をエサのようにフラフラさせて(もっと危険 !!)ウツボとじゃれている。
透明度は抜群。
ただ、細かい毛みたいのがたくさん浮遊していて、現地の人は「シーライス」って言ってるんだけど、これは刺されると痛くはないがチクチクする。
無数に漂っているので、フルスーツは必携。
ちなみに私は、リゾートではいつもスプリングなので、チクチクしっぱなしだった。
また、ナイトで特に多かったんだけど、釣りエサのゴカイを白くして、でっかくしたような奴が泳いでいて、気色悪い。
フィジー人は、これを食用としてるらしい。
以来、バイキングでその姿を懸命に探したが、あれは高級食材らしく、私の口に入ることはなかった。



椰子の木って大好き。






ツバメウオは何かを悟っているような目だ。ギョロギョロ動くのがまた、訳知りっぽい。その目でこっちを見ないで欲しい。

そこで追っかけたが、案外すばしっこい。


続いて、ビーチコマーの熱い夜が・・・

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