「青の騎士ベルゼルガ物語」ＡＴリスト１


ＦＳＸ−１
型式番号：ＡＴＬ−ＦＳＸ１
Ｗ−１の支援用に開発された対人掃討用無人ＡＴの陸戦型。サテライトシリーズの一番機である。
メルキア騎士団計画発動後の人類抹殺用に開発された機体であり、Ｗ−１の遠隔操作によって行動する。 従来型のＡＴと異なり、多数の銃火器を内蔵した設計は、生き残った人間を効率よく抹殺するためのものである。 機体自体は装甲も薄く、制御系も簡素化されており、量産を第一に考えられた設計であるが、 装甲自体がＦＸに採用されている複合装甲であり、従来型のＡＴでの破壊は困難である。 このほかに、放置された兵器をＷ−１とリンクさせるコネクターとしても機能する。
ＦＳＸ-２
型式番号：ＡＴＬ−ＦＳＸ２
Ｗ−１の支援用に開発された無人ＡＴの宇宙戦型。サテライトシリーズの二番機。
位置づけとしてはＦＳＸ−１の宇宙用の機体であるが、内蔵火器の代わりに大出力の推進装置を装備している。 さらに、脚部は宇宙空間における姿勢制御を目的とした補助的なものとなっている。 その他に、ＦＳＸ−１と同様、他の兵器とのコネクターとして機能するだけでなく、 Ｗ−１の宇宙用推進ユニットとして利用することが出来る。
ＦＳＸ-３
型式番号：ＡＴＬ−ＦＳＸ３
Ｗ−１やＦＳＸ−１，２の後方支援用に開発された重火装型無人ＡＴ。サテライトシリーズの三番機。
かろうじて頭部が１、２と共通のようだが、それ以外では全くと言っていいほど仕様が異なる。 腕部は大型ミサイルポッドに換装され、脚部はランディングギア程度の機能しか持たない。 その代わり、ジェネレーターの大型化と弾薬の搭載によって胴体を大型化した上に、 背部には宇宙地上兼用の大型ブースターに加えて、スモールロックガンやミサイルポッドを装備している。 その結果、この機体はＡＴというより「歩く武器庫」というべき機体に仕上がっている。 そして、その火力を最大限に発揮するのは、Ｗ−１の増加兵装として機能する時である。
Ｗ−１
型式番号：ＡＴＬ−ＫＮ１−ＦＸ
メルキア騎士団計画の中核をなす自己思考型ＡＴ。正式名称は「ウォリアー１」。 ライト級ＦＸの機体に、生体コンピュータを内蔵したＫＨシリーズの一番機である。
その姿はＡＴのような戦車を模した人型ではなく、より人間に近い形となっている。 ＦＸの技術を流用した機体性能が高いのはもちろん、あらゆる戦場での戦闘を要求されたＷ−１は スコープドッグ以上の汎用性を要求された。そこで、Ｗ−１は頭部と胴体をコアとした換装システムを採用し、 作戦内容に応じて手足や武器を交換することが可能となっている。さらに、カラミティドッグやＦＳＸ−２、３といった ＡＴと連動することによって、構造的に出力が不足しがちな（従来型をはるかに越えたレベルの話だが）Ｌ級の機体を補うことが可能である （カラミティドッグとの有機的連動は未だテスト段階であり、連動可能なのはゼルベリオス・ＶＲ−ＭＡＸＩＭＡのコードネームを持つコンピュータ を搭載した三機のブルーバージョンのみである）。
Ｗ−１に採用されている生体コンピュータは旧劣等種であるケイン・マクドガルの遺伝子情報を抽出することによって開発された人口生体脳であり、 人間以上の状況判断能力と従来型コンピュータ以上の容量と高速演算能力を持つ。 さらに、生体コンピュータはダイレクトにＡＴと接続されているので、瞬発力、反応性が高く、 しかもＧや衝撃に対して常人を遙かに越える耐久力を有しており、通常のパイロットならば死に至る回避運動や機動を可能としており、 機体性能を文字通り１００％発揮することが可能となっている。 それに加えて、Ｗ−１には腹部に作業用サブアームを装備しており、簡単な補修、整備をその場で行うこともできる。
アイアンマン１
型式番号：ＡＴＨ−０６−ＢＴＳ
ボウの街のヒールとして有名なアイアンウォリアーズの兄ガニアルの機体。
機体はバトリングでは珍しくダイビングビートルをベースに重装甲化し、さらにレンズガード、ネーブルバンカーを装備し、その防御力は高い。 攻撃面では、右腕を近接戦闘用のクラッシャーアームに換装、近接戦での強さには定評がある。 さらに、双子の弟ボーグルとのタッグでは負け知らずである。しかし、本編ではただの馬鹿なザコでしかなかったが(^^;。
戦績／レギュラー２８勝７敗（全て反則負け）、変則マッチ１０勝０敗
アイアンマン２
型式番号：ＡＴＨ−１４−ＢＴＳ
アイアンウォリアーズの弟ボーグルの機体。
ベース機はＳＴトータス。チューナーのミノ＝リンクスは兄の機体も手がけている。 兄の機体が格闘専用に特化しているのに対して、こちらの機体はリアルバトルで真価を発揮する。 特に、リアルバトル専用のショルダーカノンは強力で、変則タッグマッチではクラッシャーアームと並んで、数多くの機体を撃破している。 しかしながら、この機体が近接戦闘を苦手としているわけではなく、 ブロウバトルにおいてはハンマーを操り、アイアンマン１に劣らず、多くの機体を屠ってきた。
戦績／レギュラー２８勝７敗（全て反則負け）、変則マッチ１０勝０敗
オクトバ
型式番号：ＣＡＴＭ−０８
ギルガメス星域軍では珍しく独自にＡＴを開発していたクロア星のオリジナルＡＴ。
汎用性を重視したスコープドッグと異なり、宇宙戦闘を主眼に設計されたミッド級ＡＴで、ボトムズ乗りの中では、その機動性を評価するものが多かった。 しかしながら、停戦８年前にクロア星は破壊され、残存した機体は全て退役させられたため、バトリングでしかその姿を見ることはないが、それすら希である。 現存する機体も、予備のパーツが存在しないため、スコープドッグのパーツなどを流用しており、原形をとどめた機体は存在しない。 しかし、その希少性故にバトリングでの人気は高い。数少ない試合の中で、ボウの街で行われた"ファニーデビル"との試合はもっとも知られたものである。
数少ないオクトバ乗りと知られるコック・ウォークはクロア星の出身者である。
カラミティドッグ・グリーンバージョン
型式番号：ＡＴＭ−ＦＳＸ１
メルキア軍次期主力ミッド級ＡＴ。対ＡＴ戦用に設計されたカラミティドッグの普及仕様機。
カラミティドッグ中、最も汎用性が高く、左腕にアイアンクローを装備し、接近戦にも対応している。他のバージョンとも下半身は共通。
カラミティドッグ・ブルーバージョン
型式番号：ＡＴＭ−ＦＸ１
メルキア軍次期主力ミッド級ＡＴ。対ＡＴ戦用に設計されたカラミティドッグの白兵戦仕様。 基本的にはゼルベリオスと同じだが、コンピュータが汎用型に換装されているのだろう（多分）。
カラミティドッグ・レッドバージョン
型式番号：ＡＴＭ−ＦＳＸ１
メルキア軍次期主力ミッド級ＡＴ。対ＡＴ戦用に設計されたカラミティドッグの砲撃戦仕様。 下半身はブルー、グリーンバージョンと共用だが、上半身は大幅に異なる。 砲撃戦を意識して頭部はハッチと一体鋳造されており、モニターも砲撃戦用に調整されている。そのため、白兵戦には向かない。
ギ・グロリー
全長３７５５ｍの大型戦艦。
船名は“ギルガメスの栄光”という意味で、ギルガメスの総力を挙げて作られた。しかし、クリス＝カーツに奪われ、ラストバタリオンの拠点となった。 アグの街から脱出するクリス・カーツを回収するために出現した際、情報部ミーマ・センクァーター中佐指揮するラストバタリオン掃討作戦 において、撃沈されている。
グラバール
型式番号：Ｂ・ＡＴＨ−Ｘ１９
バララント軍がラストバタリオンの技術を導入して設計した新型ＡＴ。 機能的にはシャドウフレアを上回っており、ギルガメスのＦＸに勝るとも劣らない優秀な機体。 本編では、バララント軍の旧劣等種ファビ＝ミナルディが搭乗。
クレバーキャメル
型式番号：ＡＴＭ−０１
初めて実戦配備されたギルガメスのミッド級ＡＴ。ドッグ系に比べると、装甲が厚く、 頑丈。展開式の頭部センサーユニットはドッグよりも優秀だが、使用時以外は頭部に収納されている。 後に、アーム・パンチ、グライディングホイールが追加されたバージョンの機体も存在する。 アグの街のマッチメーカー、ネイル＝コバーンの現役時代の愛機。
グレーベルゼルガ
型式番号：ＡＴＨ−Ｑ６０
クエント人ボトムズ乗りムディ＝ロッコルの専用機。塗装もせず、金属の地肌むき出しのクエント製ＡＴ。 ベルゼルガにのみ装備されているクエント製金属探知センサーは優秀なことで知られている。 ちなみに、ブルーナイトＢＴＳ�兇離僖ぅ襯丱鵐�ーの長槍は、この機体から譲り受けた物である。
戦績／詳細は不明だが、負けたことはないらしい。
ケルベラ
型式番号：ＡＴＭ−０９−ＤＣ
ダノバシティの軍警用ＡＴ。スコープドッグをベースにしている。本来は対人捕獲用だが、対ＡＴ戦にも使用される



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