「青の騎士ベルゼルガ物語」作品ガイド
「青の騎士ベルゼルガ物語」は、タカラのデュアルマガジン誌に連載された「装甲騎兵ボトムズ」
のオリジナルインサイドストーリー。雑誌が休刊した後は、これを元にソノラマ文庫に新たに書き下
ろされた。全4巻。
この作品では、「ボトムズ」の一要素であった“バトリング”−アーマードトルーパーを使った賭試合−
に焦点を当て、主人公がATをトレーラーに積んでバトリングをしながら各地を放浪するという、高橋
監督の初期のボトムズのコンセプトを生かした作品だった。
しかし、巻を重ねるにつれ、ボトムズ世界からはま氏のオリジナルの世界に突入するようになり
(3、4巻は全く別物)、一部のボトムズファンの間からは敬遠、もしくは嫌悪されるようになったが、
その世界観を否定せず、受け入れる者もおり、1987年に小説が完結した後も、ガレージキット等
が作られ、1997年には、プレイステーション用のゲームが発売され、文庫版も新装されて再版さ
れた。そして、1999年現在も新作のガレージキットが製作され続けている。
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