「スーパーロボット大戦Ｆ完結編」 敵ユニット寸評
ここでは、「完結編」に出てくる敵ユニットの傾向や性格、原作との矛盾（笑）などについてつらつらと書いてみました。ま、攻略の参考程度にはなるでしょう。
では、最初に一般的な敵ユニットの傾向を。
まず、同じ機体でもシナリオが進むにつれ、改造され強化されています。だから、最初弱かったとしても、次も同じとは限りません。
最も格差がひどいのは、「Ｆ」において、敵中を強行突破するシナリオです。なんせＢ級ヘビーメタルのグライアがそれまで出てきたＡ級ＨＭを上回るほどチューンされているのですから。（正直言って洒落にならん（−−；。）
まあ、毎回ここまでひどくはないですが、敵は負け続けても資金に困ることはないので、毎回ザコまでちゃんとチューンしてきます。こまめにステータスをチェックしていれば精神的ショックを多少はやわらげることが出来るでしょうが、具体的な対策はないッス（＾＾；。基本戦術に忠実に一機ずつ袋叩きにしていきましょう。
次に、同じユニットでも名もない兵士（ＤＣ兵とかティターンズ兵）と名ありパイロット（ジェリドとかギャブレー）では、大幅に性能が違います。
キャラクター修正とでも言うのでしょうか？ 最も顕著なのは「完結編」のアシュラテンプルで、性能差が激しすぎるので、攻略本では別の機体として登録されているほどです（−−；；；；。他にはハンブラビとかアッシマーとかが。
まあ、ヤザンやブラン・ブルダーク専用機といわれると納得してしまいがちなんですが、アシュラテンプルは何か違うような気がするなぁ（Ａ級ＨＭは元々存在自体が特別なんですから）（＾＾；。
これは単純にパイロットが名、顔ありかチェックすればわかります。具体的なステータスはその都度確認して下さい。このキャラ修正に加えて、上記のような改造がなされているからです。具体的な対策が無いという点でも前者と似てますな（＾＾；。
ま、ＳＲＷにおいては「危険な奴は最初に殺れ」が鉄則なので、見かけたら精神コマンドを使って抹殺を図るのが定石です。基本的に中ボスクラス以上が乗ってるので、数は多くないはずです。それと、倒す時は幸運を忘れずに（笑）。
最後に、最も理不尽な気がするのが、「Ｆ」登場ユニットと「完結編」登場ユニットの格差でしょう。味方の場合もひどかったのですが、敵の場合はもっとひどいッス。特に、ＭＳやＨＭは味方の機体との整合性なんかは完全に無視されています。まあ、それはゲーム的措置と言うことで納得しないではないのですが、敵の間でもかなり解釈が違います。基本的にゲームにおける登場順と原作における開発時期というダブルスタンダードでデータが決定されているのらしいのです。そのため、原作ではただのザコでしかなかったガザＣ、Ｄや一年戦争期のＭＳでしかないゲルググＪやガーベラ・テトラがＨＰ１００００程度あったりします。そのため、「F」から登場していたハンブラビやガブスレイといった完全な上位機種を能力的に上回っているのです。まあ、ゲーム的には逐一ステータスをチェックしていれば問題ないのですが、それぞれの原作のファンには承服しがたいでしょうね（＾＾；。
取り敢えずこんなものです。後は個別に述べていくことにしましょう。
モビルスーツ（ＭＳ）
「ガンダム」シリーズに登場する人型機動兵器のことです。この他に「ガンダムＷ」のものもＭＳと呼ばれていますが、基本的に別物です。
最も頻繁に出会うであろう敵ユニットです。下はザク改から、上はＴＨＥ−Ｏ、キュベレイのようなボスまでいます。そのため、性能はピンからキリまで。だが、総じてザコにしては性能が高く、結構嫌な相手でしょう。何より、有名パイロットは切り払い（格闘、実弾兵器を無効）やシールド防御（ダメージ半減）などの特殊技能を高レベルで持っているので、倒しにくいことおびただしいです。中ボスクラスのＭＳで１〜２万のＨＰがありますから、高レベルのシールド防御の持ち主が相手だと、実質ＨＰが倍になるのでかなり厳しいです。止めを刺すときとかは注意しましょう。止めのつもりで使った幸運が無駄になる可能性が高いので（＾＾；。
幸運ついでに敵の持っている資金の話をしますと、ＭＳは持っている資金量が極端に違うので、注意して下さい。持ってない奴はとことん持っていないんですが、持ってる奴は馬鹿みたいに持っているので（＾＾；。ザコなら、ゲルググＪやガザＣ、Ｄが結構資金を持ってます。中堅所になると、ザク�靴筌魯鵐沺Ε魯鵐泙任靴腓Δ�。ボスは大抵、万単位で持ってます。
忘れるところでしたが、ガンダムＷのＭＳは基本的に大したことありません（＾＾；。大体出てくるのが無能なＮＰＣですし（爆）。敵として手強いのはせいぜいビルゴ�兇任靴腓Δ�、こいつらが出てくるのがポセイダルルートだけですから。あとは問題なのは、トールギス�靴�らいでしょうね。
モビルアーマー（ＭＡ）
人型にこだわらず、局地戦における能力を特化した機動兵器です。これも「ガンダム」シリーズからの参戦。
ビグロやヴァルヴァロのように一般兵にも扱える機体から、ニュータイプ用に開発されたブラウブロやエルメス、ＭＳにも変形するサイコガンダムのような可変ＭＡまで、ＭＡといってもひとくくりにするのがためらわれるほど種類が豊富です。
ＭＳと比較して、総じてＨＰが高く、長射程、高火力の武器を装備しています。特にニュータイプ専用機は長射程をフォローするビットや高出力のメガ粒子砲など武装が充実しており、要注意ユニットでしょう。ただ、一年戦争（ファーストガンダム）から００８３までのＭＡは、限界が低く設定されているので、結構弱かったりします（＾＾；（無論例外が存在しますが）。
中でもＭＡＰ兵器を装備したヴァルヴァロや集団で現れるサイコガンダム、ラフレシアが要注意でしょう。まあ、集団ではそうそうお目にかかったりしませんが。他にサイコガンダムｍｋ２やクイン・マンサなどには気を付けましょう。単体でもかなり強いです。
こいつらは大金持ちなので、幸運でしとめるがよろしいでしょう。ま、例外もいますが。
ヘビーメタル（ＨＭ）
ペンタゴナ星系の人型メカの総称で、高級機のＡ級と普及機のＢ級の二種類があります。
Ａ級ＨＭはユニットとしてはかなり嫌な相手です。ビーム兵器のダメージを１０００無効にするビームコートを標準装備し、ボス並の装甲強度を持っているので、最も打たれ強いユニットになっているからです。「Ｆ」の終盤頃からザコもＡ級ＨＭに乗るようになり、洒落になりません（−−；；；。
しかも、ザコとして大量に出てくるバッシュやアシュラテンプルはＭＡＰ兵器バスターランチャーを標準装備しており、２機以上攻撃範囲内にいれば、味方がいようが躊躇無く撃ってきます。
こんなユニットが集団で出て来るんですから、かなり嫌です。さらに、序文でも述べたように敵の有名キャラが乗っている機体はさらに強化されていて、彼ら自身、高レベルのシールド防御と切り払いを持ってるんですから。
つまり、主戦力であるＭＳが攻撃した場合、ビームライフルやハイパーメガランチャー、ヴェスバーはどうやってもダメージから−１０００された上にシールド防御されたり、ファンネルなら切り払われてダメージ０になるということです。（勘弁してくれ（−−；；；；）。しかも、こういう強さのあり方が本来のＨＭの強さとは別物になりつつあるのが問題でしょうね（少なくとも装甲が厚い機体には見えん）。
正直とんでもない連中ですが、そんな彼らにも弱点はあります。それは「限界」が低いと言うことです。つまり、どんなにパイロットが強力で、運動性が高くても、それを生かし切れていないのです。
特に、ＨＭは序盤から登場しているので、基本性能が低く設定されています。「完結編」になると運動性や射程には下駄を履かせていますが、限界はそうしていないので（故意かどうかは不明）完全に無駄です。だから、極端な話、五段階くらい運動性をチューンしていれば、スーパー系のダイターンやマジンガーでも１００％攻撃を当てることが出来ます（＾＾；。
そのへんを考慮に入れておけば、対処しやすいでしょう。ですが、正直、嫌な連中です。
で、持ってる資金ですが、さすがにＡ級ＨＭはザコにしては金持ちなのでなるたけ幸運で倒しましょう。ボスもかなり金持ちです（笑）。
オーラバトラー（ＡＢ）
バイストン・ウェルで作られた人の生体エネルギー“オーラ”によって動くマシンです。他にも、オーラファイターとかオーラボンバーなんかがいたりしますが、数が少ないので一括して説明します。まあ、ＭＳとＭＡのような関係です＜ＡＢとＡファイター＆Ａボンバー
ユニットとしては、総じて運動性が高く、Ｓサイズということもあり、回避型のユニットです。当然、ＨＰや装甲は比較的低いのですが、精神コマンドを使わないと当たりにくいのがちとつらいですな。しかし、全体的に射程が短く、遠距離攻撃に弱いので遠距離からの攻撃で対処した方がよいでしょう。
ただ、こいつは３０００までのビーム攻撃を無効にするオーラバリアを持ってるので注意して下さい。無改造のビームライフルなんかは一級パイロットの攻撃でも往々にして防がれるでしょう。また、敵の有名パイロットは大抵高レベルで切り払いを持っているので実弾系の攻撃が無効化される場合がままあります。
つまり無改造のν（ニュー）ガンダムだと、ビームライフルは通らない、ファンネルは切り払われる、といったことにもなります。
当然、武器を改造する、または、精神コマンドを使用することで何とかなりますが。
その点、オーラファイターとボンバーは、切り払いがないので安心して倒せますが（＾＾；。
こいつと相性がいいのがマジンガー系です。必中と鉄壁をかけて敵中に放り込めば、使用回数無制限のロケットパンチやドリルプレッシャーパンチでバッタバッタと敵を倒してくれるでしょう。何せ、敵の射程が短いので、あっちからこちらの有効射程内に入ってくれますから。ただ、幸運を使えないのが玉に瑕です（＾＾；。
要注意ユニットは有名パイロットの乗っている機体でしょう。一般機より性能が高く、パイロットが強いので強敵です。ま、その極端な例が、ハイパー化した連中ですが（＾＾；。
では、恒例の金持ちユニットについてですが、ＡＢの場合、有名パイロットの機体が資金を持っているとは限りません。一般機でもそこそこ金を持っているので、幸運のＭＡＰ兵器でまとめて始末した方がよいでしょう。例外はハイパーした連中です。
機械獣
言わずと知れたＤｒ．ヘルの下僕です（＾＾；。これも、出てくるのがシリーズ恒例の奴ばかりなので、マンネリ気味です（爆）。
基本的に硬く、避けず、というスーパーな連中ですが、敵は負け続けても改造資金に困ったりしないので、後に出れば出るほど強くなってきます。その結果、ＨＰ、装甲がかなり高くなり、運動性もそこそこある、というちょっと嫌なユニットになってくれます（＾＾；。とは言っても、所詮ガラダＫ７はガラダＫ７なのですが（爆）。
こいつらの中で怖いというか嫌なのは、ジェノバＭ９とラインＸ１、スパルタンＫ５でしょうか。ジェノバはスーパーなくせにＨＰはそこそこですが、射程が長く、命中修正が高いライフルを持っているのが厄介です。こいつと近距離戦用のラインＸ１やスパルタンが組み合わさると下手したら味方が落とされる可能性もあるでしょう。この二機は機械獣の中でもトップクラスのユニットで、中でもＨＰ、装甲が非常に高く、運動性もそこそこあるので、倒すのに手間がかかります。そこで脆弱なユニットを集中攻撃されるとちょっと洒落になりません。まあ、単体で見るとそれぞれ弱点があるので、一機ずつだと倒すのはわけないんですが。こいつらには注意した方がよいでしょう。
金持ちユニットは、ラインＸ１とスパルタン、そして、グールでしょうか。まあ、グールは機体もパイロットも全然怖くないので、幸運で倒して下さい。てかげんを使って弱小ユニットの育成に使うのもよいでしょう（＾＾；。
戦闘獣
ミケーネ帝国の超科学力（＾＾；によって作られたサイボーグ兵器、かな？ こいつらは今回声優の関係で七大将軍や獣魔将軍が削られたりと結構悲惨な連中です。そもそもの存在意義が薄いですし（＾＾；
機械獣のアッパーバージョンと考えてもらってまず間違いないでしょう。マジンガーＺを倒したグラトニオスなんかはメカザウルスシグと並ぶ強敵です。しかも、機械獣とつるんで来ることが多いので、厄介かも知れません。機械獣と違い、基本的に空を飛んでいる連中が多いので。また、ザコのくせにＨＰが一万を越えているので、倒しにくいッス。一々精神コマンドを使うわけにもいきませんし。
こいつらは機械獣のアッパーバージョンなだけあって、資金もちょっとは増えてます。だから、幸運ＭＡＰ兵器でまとめて倒すか、余った幸運で倒すのもよいでしょう。
一応、暗黒大将軍はスーパー系のボスとしては強いので注意したがよいかと。とは言うものの、使徒には負けましたが（爆）。
メカザウルス
ゲッターロボに出てきた恐竜帝国が恐竜を改造した戦闘ロボット。基本的に序盤、地上のザコです（＾＾；。しかし、いい加減同じユニットしか出てきていないので、マンネリ気味です。新しく何か出てきても良さそうなものですがね。
注意すべきユニットは、メカザウルス・シグのみです。こいつは運動性も結構高く、攻撃力もあるので、迂闊な攻撃を仕掛けると手痛いしっぺ返しを喰らうでしょう。接近戦なら、避けられるオーラバトラーか硬いマジンガー、射程外からＭＳで攻撃するのも手ですな。
比較的資金を持っているのが、メカザウルス・ダイです。幸運の使用を忘れずに（笑）。
使徒
新世紀エヴァンゲリオンに登場する別の進化を遂げた人類、なのかな？ スパロボでも。ま、そんな奴です。出てきたのは全１７使徒のうち最大６体です（宇宙ルートを選択すると「完結編」では一度もお目にかかることはありませんが（＾＾；）。エヴァＥＮＤの場合、エヴァ３号機に乗った渚カヲル君と再生使徒軍団と戦うことになりますが、泣けてくるほど弱いです。
基本的にボスとして登場するので、万単位のＨＰを誇り、４０００ダメージを無効にするＡＴフィールドを装備しています。だがしかし。ろくにメンツの揃っていなかった「Ｆ」の序盤ならともかく、「完結編」ではもはや敵ではないッス。この頃にはＡＴフィールドなんぞ何の役にも立ちませんから（＾＾；。
ま、腐ってもボスなので大量の資金が入るので幸運の使用を忘れずに（笑）。
バッフクラン
イデオンの敵です。Ｓサイズのアディゴからイデオンクラスの重機動メカまで幅が広いッス。しかし、敵としては正直言ってヘッポコです（爆）。何の特殊技能もなく、ＨＰと運動性が高いだけですから。
要注意ユニットは、小型のアディゴと頭痛光線を発射するガルボ・ジックでしょうか。特にガルボ・ジックの頭痛光線はＭＡＰ兵器なので、固まっているとよく使ってきます。しかも、精神攻撃ということで、気力、精神ポイントが−１０するというおまけ付き。ま、注意するのはそれくらいですか。ほんとヘッポコ（＾＾；；；；。
重機動メカは弱い割には大量の資金を入手できるので、幸運で倒すとよいでしょう。小型の方は貧乏なので、ＭＡＰ兵器でまとめて倒すのが吉。ちりも積もれば山となる、って奴です（＾＾；。
ドクーガ
ゴーショーグンの敵の秘密結社。今回は、３幹部の戦艦とゴッドネロス、ゴーナグールのみが参戦。
どのユニットもほとんどボスとしての参戦なので手強いです。しかも、３幹部は一定程度のダメージを受けると撤退する事が多いので、倒そうとすると厄介かも。まあ、後半になると戦力が整ってくるので、敵ではないですが（＾＾；。
戦艦
文字通り、各種の戦艦です。
全体的にＨＰは万を越え、装甲も厚い強力なユニットですが、その分見返りも大きいです（笑）。下はムサイ改やグラーフツェペリン、グールから、上はウィル・ウィプスからドゴス・ギア、ドロスまでと幅は広いです。
中でもウィル・ウィプス（何故かゲア・ガリングはかなり弱いですが（＾＾；）はＨＰ、装甲が高いのは勿論、運動性がそこらのユニットが及ばないくらい高く、スーパーロボットが必中を使わないと攻撃が当たりませんし、ニュータイプがまともに反撃を喰らうほどです（そりゃ何か違うだろ）（−−；；；。
さらに、この辺になるとオーラバリアを貫くのは精神コマンド無しでは不可能になってます。スーパーロボットの必殺技で抹殺を図るのが良いでしょう。
ゲスト
バンプレストがこのゲームで独自に作った敵のユニットです。
正直言って強いです。ＭＳ並の運動性と射程にスーパー系のＨＰと装甲、さらに命中修正が最大＋５０まである武器を持ってます（＾＾；。まあ、その分持ってる資金はザコにしては多めに持ってるんですが。それと、ゲスト３将軍の乗機とバラン・シュナイルはド外道です。持てる限りの精神コマンドを使って抹殺して下さい。
ボス以外の要注意ユニットは、グラシドゥ・リュとレストグランシュです。グラシドゥ・リュは最大射程が８まであり、その武器の命中修正は＋４０あるので、ニュータイプでも完全回避は厳しいッス。まあ、懐に飛び込めば大したことはないんですが。
レストグランシュはゲスト系の最終量産型なのでＨＰも高く、遠近どちらも隙のない優秀なユニットです。
他にも中ボスクラスのライグ・ゲイオスとゲイオス・グルードがいますが、こちらは優先的に精神コマンドで抹殺を図ればよいので、さほど苦労はしないでしょう。数も大して出ませんし。
ＳＲＷインデックス