『宇宙の騎士テッカマンブレード』参考資料

川崎ヒロユキ　『宇宙の騎士テッカマンブレード�供／緇週椶両�女』
ＯＶＡ「テッカマンブレード�供廚梁格埔�説。ＯＶＡ後の第四次ラダム戦役から始まり、これまで とは違う新たな異星人テッカマンが現れる、というストーリーになっている。詳しくは記さないが、 少なくとも「ブレード�供廚茲蠅呂茲�できているだろう（個人的な感想）。巻末には、「あとがき」 とＤボゥイ役の森川智之氏とアキ役の林原めぐみ嬢がそれぞれ「ブレード」についての一文を載 せている。
現在、おそらく絶版になっていると思われるが、古本屋等で比較的入手しやすいと思われる。 （電撃文庫１９９５年）
佐山善則　『ＴＥＣＨ　ＰＬＵＳ』
「テッカマンブレード」のテッカマンのデザインを担当した佐山義則氏の同人誌。その内容は、「ブ レード」のテッカマン他、佐山氏のデザインしたメカの設定資料集で、テッカマンに関しては、テッ カマンデザイン論やＴＶシリーズとＯＶＡのデザインの違い、「プラハの黒い九月」に関する裏話が 掲載されており、テッカマンファン必読の書といえるだろう。おそらくこれがなければ、このＨＰも 開設されなかったであろう(^^;。
現在これを入手することはほとんど不可能であろう。古い同人誌を扱っている店にあるかも知れない。 （編集発行「同調回路」１９９５年）
管義弘他「宇宙の騎士テッカマンブレード　光と陰の鎮魂歌（レクイエム）」
月刊模型情報雑誌『ホビージャパン』の「テッカマンブレード」特集号である。その作例は、バン ダイから発売されたブレード、エビル、ソルテッカマン１，２号機（キット改造）、ブラスターブレ ードをはじめとして、Ｂ−ＣＬＵＢから発売されたガレージキットのダガー、レイピア、ソード、ラ ンス、アックス、ブラスターエビル（プラモ改造パーツ）にアキとミユキがあり、フルスクラッチの テッカマンオメガやバンダイの試作品のペガスまで掲載されている。 プラモデルを作る人にとって参考になるのはもちろん、そうでない人にも楽しめる内容になってい る。各ライターの製作記事もブレードへの思い入れも書いてあり、特にオメガの製作記事はなかなか 面白い（笑）。
本書も非常に入手は困難だと思われる。古本屋を回るしかないだろう。 （『ホビージャパン』１９９３年５月Ｎｏ．２８８）
バンダイ「宇宙の騎士テッカマンブレード」シリーズ説明書
タイトルの通り、プラモの説明書である。ブレード、エビル、ソルテッカマン、ブラスターブレード の４種類がある。作中では描写されなかったテッカマンの設定について記述があり、「Ｔファイル」 作成の際、非常に参考になった。
月刊ニュータイプ/１９９２年１２月、１９９３年１月、２月号
アニメ雑誌ニュータイプのバックナンバー。
１２月号は表紙がブラスターブレードで巻頭に６ページの特集が組まれている ブラスターブレードとテッカマンランスの戦闘シーンが（おそらく）描き下ろしと後期OPの解説など が特集されている。
９３年１月号はブレードの設定資料集２が掲載。 ブラスターブレードやエビルはもちろん、ソルテッカマンやグリーンランド号やアルゴス号に加えて、 ラダム母艦の設定画まで掲載されている。 この辺の資料がきちんと載った別冊というのがないのでかなり貴重かもしれない。 変わったものではソルテッカマンのテックシステムやニードルガン、テッカマンソードのランサーの出し方が 載ってる。
２月号では４ページで最終決戦間近のブレードを特集。
今回のはさほど面白みはないが、佐山善則氏のブラスターブレードとブラスターエビルの描き 下ろしがなかなか良い。 全体的に思ったほど扱いが悪くないのが意外。もっとマイナーかと思っていたが。 当時のアニメの主流とはかなり違う路線でありながら、これほど取り上げているということは、 結構人気があったのかもしれない。
テッカマン・ニュース・レビュー
月刊アニメージュ/１９９２年８月号付録
アニメ雑誌アニメージュの付録としてついていた小冊子。
ちょうどブレードが３０分の変身リミットを越えて暴走したあたりで刊行されたと思われる。 内容はタイトル通り、ブレード世界での出来事をその世界のマスコミが取材、検証する形 で記事となっている。 具体的な内容は、対ラダム戦をテーマにブレードの暴走やオペレーション・サンセットを報告、検証したり、 ブレードについての兵士やフリーマンのインタビューもある。さらにはスペースナイツの母体である 外宇宙開発機構の業績や展望などのレポートもあり、なかなか興味深い。
現在の入手は困難であろうが、ブレードのファンであれば一見の価値はあるだろう。
テッカマンブレード・ミニムック
ムービックが刊行したテッカマンブレードのムックである。
内容的には、２クールまでのキャラクター及びテッカマンの設定資料を掲載している。 ボリューム的には非常に薄い本なのだが、設定画などは多めに掲載されている。 また、白黒ページ欄外にテッカマンコラムなるコーナーがあり、スペースナイツや連合防衛軍、オービタル・リング・システムなどの 設定について簡単ではあるが解説されており、ブレードの世界を知るには必須の資料と言えるだろう。
このムックの欠点は、３クール以降が全く触れられていない点である。やむを得ないと言えなくもないが、非常に残念である。 また、ページ数が少ないため、ほとんどメインキャラとテッカマンのみが掲載されているだけで、バーナード軍曹やカル博士、マルロー などの重要なゲストキャラについても全く言及されていないのはマイナスであろう。
B-CLUB７７号（１９９２年４月号）
かつてバンダイが出版していたホビー雑誌（現在は休刊）。
この号では、放映間もないブレードを「総力」特集している。 カラーページではテッカマンの能力やスペースナイツ、ラダムの設定を紹介し、バンダイからキット化されたブレードとエビルに加えて、 ペガスの試作原型と１／１ブレードの写真が掲載されている。 白黒ページでは文芸担当のあみやまさはる氏のインタビューと設定資料が紹介されており、合計２６ページにわたって特集されている。
時期的に放映間もないせいもあってか、キャラの色指定が本編と異なっている、ハイコート・ボルテッカのラフが存在するなど、 新番組であることが伺える。
また、ホビーショー用とはいえ、１／１ブレードはなかなかの見物である。 さすがにバンダイが作成させただけあって、全体的によく出来ている。 さすがに人間が着て多少なりとも動く必要があるのでプロポーションに難があるが、個々のパーツの精度はかなり高い。 しかし、改めてこれをよく見るとテッカマンのプロポーションがいかに人間離れをしたものであるかがよくわかる。 テッカマンが人類とは異なった外骨格生物であることを再認識できるだろう。


ブレードインデックス