REASON |
歌:小坂由美子
作詞:安藤芳彦 作曲:小坂由美子 編曲:古川竜也 |
『ブレード』の最初のOPです。ハードロック系であり、始めてみた人の度肝を抜いたとか抜かな かったとか(笑)。それまでの技の名前を叫んだりするロボットアニメのアニソンとも違いますが、 作品と全く関係のないポップス系の歌でもなく、歌詞にブレードの雰囲気が感じられ、結構好きなタ イプのアニソンです。『ボトムズ』の「炎のさだめ」や『Zガンダム』の「Z・刻を越えて」なんか もこの手のアニソンでしょうね。 |
ENERGY OF LOVE |
歌:小坂由美子
作詞・作曲:小坂由美子 編曲:古川竜也 |
最初のEDテーマです。EDの時はあまり気にしていなかったんですが、本編第26話「死をかけ
た戦い」でレイピアの最後の戦いの時に流され、強く印象に残った曲です。フルコーラスとTVサイ ズでは、かなり曲の印象が違うので、フルコーラスを聴く事をお勧めします。いい曲ですよ。 「クックック、楽になりたいだろう?」 「ミユキー!!!」 「貴方達に殺させはしないわ!! タカヤお兄ちゃん…」 |
永遠の孤独 |
歌:小坂由美子
作詞:佐藤美佳子 作曲:小坂由美子 編曲:佐藤宣彦 |
この曲が2代目OP(笑)「永遠の孤独」です。私の一番好きな曲ですね。 「血まみれのこの指先止められるのは 何もかもが終わるときだけ 狂った運命(ディスティニー) 迷い込んだ永遠の孤独さえ 心のどこかで笑う 戦いだけが 自由」 このあたりの歌詞がブレードの悲痛な戦いを端的にあらわしていますしね。こういう悲惨な歌って個 人的にすごい好きなんですよ(^^;。「炎のさだめ」とか『サイボーグ009』の「誰がために」、『イ デオン』のエンディングとか(病んでるなぁ(爆))。 劇中では、ブラスターブレードの最初の戦いの時にかかり、この曲をバックに大暴れしていました。 ちょっと戦闘が短くて、中途半端な切り方をされていたのが惜しまれます。 「ウォォォォォーー!!!」 「な、何っ!」 |
LONELY HEART |
歌:小坂由美子
作詞佐藤美佳子 作曲:小坂由美子 編曲:佐藤宣彦 |
2代目EDですが、他の曲に比べると、劇中でも使われず、影が薄かったですね(^^; |
午前0時 |
歌:小坂由美子
作詞:小坂由美子 作曲:山本智恵子 編曲:古川竜也 |
この曲は、劇中に使われた挿入歌で、第39話「愛と戦いの二人」の中でDボゥイとの再会のシー
ンから、ラストまで流されています。心身共に傷つきながらもなお戦い続けるDボゥイを想うアキの モノローグが曲に完璧にシンクロしていて絶妙の雰囲気を醸し出しています。 アキ「私には、あと半年の命を燃やして戦い続ける彼を見つめ、彼のために祈るしかないのだろうか…。 そして、その時が来たら、私はどうするのだろう? けれど、その時が来るまでは…、いいえ、その 時が来て、彼が息絶えたとしても。私は、彼の為に祈り続け、愛し続けるだろう。…あの流れ星のよ うに落ちてきたあの人の為に…。私が出来ることは、それしかないのだから……。」 |
Meditation |
歌:小坂由美子
作詞・作曲:小坂由美子 編曲:古川竜也 |
この曲も第39話の心を閉ざしたDボゥイをアキが説得するシーンにに使用された曲です。この曲
も、場面にマッチしていて、非常にいいです。 アキ「暴走の恐怖から心を閉ざしたDボゥイ。そんな彼を目の当たりにした時、私は戸惑った。私は、 いったい彼の何を見てきたのだろう。私の前にいる青年は、ただ恐怖に怯える一人の人間の姿であっ た。そして、私は気付いた…。そんなDボゥイをどうしようもなく愛してしまっていることを…。」 |
Once More Agaian |
歌:三松亜美、山浦克己
作詞:島エリナ 作曲:山浦克己 編曲:西岡治彦 |
この曲は、ブレードの中でも屈指の名エピソード第46話「時のとまった家」で使われました。
組織崩壊の後遺症で、記憶を徐々に失いつつあるDボゥイが家族のことを覚えているうちに、そし て、ラダムへの怒りと憎しみを己の中に刻みつけるために立ち寄った自分の家。その時、十歳の時、 シンヤと埋めたタイムカプセルを掘り出し、マイクロレコーダーに納められたシンヤのメッセージを 聞く。 「僕はずっと兄さんが大好きだよ。ケンゴ兄さんよりも、ミユキよりも。ずっと、ずっと」 絶叫し涙するDボゥイ。 Dボゥイがラダム打倒を心に刻みつけている一方、フォン・リー(テッカマンソード)は愛するケ ンゴ(テッカマンオメガ)を守るため、死ぬと分かっていながら、シンヤをブラスター化させようと する。そんなフォンの思惑も気にせず、シンヤは兄を越えるためにブラスター化を決意する。 戦闘以外で最高潮に盛り上がったシーンでしょう。そして、この曲も非常にシンクロしていて、そ れぞれキャラクターの戦う理由をみる人に強く印象づけます。意外なのはフォン・リー(ソード)で しょうか。テッカマンとなっても変わらぬケンゴ(オメガ)への愛情ゆえに、その弟を死に追いやる、 という壊れたキャラになってます。それまであまり目立たなかったのが嘘のようです(^^;。 「泣けるだけいいさ。シンヤのことも、ミユキのことも、まだ覚えてる。まだ、悲しむことが出来る。 そして、この涙を、この記憶を失わない限り、俺はラダムを憎む。俺はラダムと戦える!!」 「ケンゴ、貴方を守るためならば、私は手段を選ばない。たとえ、貴方の弟を死に追いやってでも!!」 「タカヤ兄さん、待っててよ。俺が進化するその時まで…」 |
マスカレード |
歌:小坂由美子
作詞:作曲:小坂由美子 編曲:根岸貴之 |
父と妹を死に追いやり、兄と弟を狂わせたラダムへの怒りと憎しみだけで戦うブレード(Dボゥイ)
とラダムとなっても、なお消えない兄への憧れから、ラダムとしてではなく、相羽シンヤとして兄を 倒そうとするエビル。 因縁のこの二人の最後の戦いの時にかかった挿入歌がこれです。やはり、これも悲惨な曲で、「永遠 の孤独」と並んで好きですね。 歌詞は、この時のDボゥイの心情を表現したものとなっていて、さらに曲調はブレードではお馴染 みのハードロック調で、兄弟が相撃つ最後の戦いを非常に盛り上げています。 「愛していたはずのものさえも 罪という名の仮面をつけたら 忘れられる」 この部分の歌詞が、むしろDボゥイが己に言い聞かせているようで哀愁を感じさせますね、その他に 「二度とひきかえせない そう決めていたはずの道だけど なぜだか切ない 渇きに耐えられずに ひび割れてる大地は あなたの心と同じね」 これらの部分もDボゥイのやるせない心情をよくあらわしています。 しかし、この曲で非常に盛り上がっているため、実は戦いの描写が少ないのに気付かなかったりし ます。実際、二人は衛星軌道上を飛び回っているだけですからね。私は何回か見直した後で気付きま した(^^;。演出の巧さでしょうね。 「勝った、よね……? 僕は兄さんに勝ったんだよね……。ようやく、兄さんに勝ったんだ……。 嬉しい、はずなのに、悲しい……。いつまでも、兄さんと、戦って、いたかったのに……、目標が、なくなっちゃったじゃないか……」 「こいつの、こいつのために!! ウォォォォォォーーーー!!!」 |