御挨拶

 定遠亭における、私の姓は馬(ば)、名は青(せい)、字(あざな)は子空(しくう)といいます(姓名字についてはこちらをご覧ください)。
 日本人としての本名は、ここには記しません。「人に名を尋ねるなら、まず自分が名乗られよ」というセリフが好きだから。よって、メールをくれた方には本名で返事を書きます。
 享年は60歳前後を希望。

 このページの名称は「定遠亭(ていおんてい)」といいますが、一応由来があります。
 およそ1900年ほど前の中国の武将、班超(はんちょう)という人が、時の皇帝によって「定遠侯(ていえんこう)」という爵位に封じられました。班超は「遠くを定める」の言葉通り(実際は関係ないです。定遠は班超の封じられた地名にすぎません。でも、こう思いたいじゃないですか)に、中国から見れば遠くにあった地方での戦闘に後半生を費やしました。彼のことを知った瞬間に、私はこの人がたまらなく好きになりました。そこで、彼の爵位から文字を頂いて「定遠亭」とした次第です。
 ですが、読み方は「ていおんてい」です。「ていえんてい」ではありません。個人的な感覚なのですが、遠という字は「えん」よりも「おん」という響きの方がより遠くに感じます。どうせなら遠い方がいいかな、と思い「ていおんてい」としました。班超の爵位を、読み方までそのまま使わせてもらうことに少々気が引けた、という気持ちもあります。
 班超、アザナは仲升(ちゅうしょう)。中国史に興味のない方にとっても、実はとても有名人です。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という名文句の生みの親なのです。