Car information & Car life plan
東海オートモービル企画/細野一紀
オランダ・ドイツ自動車事情 2012.10.17~10.26

10月17日(水)
 定刻10時30分にオランダ航空KL868便は関西空港を出発、長い11時間のフライトは始まった。
現地午後3時(時差は7時間日本が早い)アムステルダム・スキポール空港着。12℃で小雨模様、外に出ると涼しい(少し寒い)。
今回案内をお願いしたモータージャーナリストのローエルさんとモンスさんが空港まで出迎えてくれました。
同行はACCジャーナルの森編集長と三木さん、我々3人は彼らが来日の時(2009年)、自宅を宿泊に提供した間柄、久しぶりの再会を喜ぶ。

休憩後、モンスさんと別れ、ローエルさんのボルボS40で170km余り離れた彼の住むフェンローへ向う。
高速道路は片側3~4車線で真っ直ぐ、周りは牛の放牧場が続き、圧迫感がなく、開放的で運転しやすそう。
でも、うわぁー、140km/hも出ているぞ~、大丈夫か?安全運転で・・・。(制限速度は一応120km/hですよ)

オランダ南東部のフェンローは静かな地方都市、彼の住むアパートは4部屋と台所と食堂があり、彼はここで1人暮らしの独身、(彼女おるのと違うかなぁ~?)
とても広くて、掃除が行き届いていましたよ。(やっぱり、おるよなぁ~)
一見、日本の県営(市営)住宅風な建物が数棟あり、間は広大な芝で、この辺りが日本とは違うなぁ~。

旅行疲れもあり、今夜は早くおやすみ。(でも、風呂はバスタブがなくシャワーだけ、あ~ぁ)


10月18日(木)

 朝8時起床、9時半出発。
先ず最初に案内されたのは40~50km離れたシッタードにあるミニカーショップ「アルマンド・モデルカーズ」。結構大きくそこそこの品揃え、メーカー的にはお馴染みのミニチャンプス、ノレブ、イクソ、スパークが中心。そうそう京商もありましたよ。値段的には日本での定価より1割位安いかな。
店主に英単語会話で探しているモデルを聞くと、ペラペラペラー・・・と超速英会話、うわぁ~解らへん。でもミニカーのメーカーや車名は世界共通語。
奥の倉庫に在庫が1台あるはずなので見てくるから待っておれ!(と言ったと思う?)
うおっー、やったー「ルノークリオ・ウイリアムズ 1/18」1台お買い上げー。

さらに40km余り走り、三国国境の街ファールスへ。ここは正にオランダ、ベルギー、ドイツの三国が接する地点!
エレベーターに乗って塔の上に行く、これまたすばらし~い!! 眼下に前がオランダ、後ろがドイツ、横がベルギー、数歩歩いて三国に行ってきました、ハイ。
昼食はフライドポテトとコーラで5ユーロ(1ユーロ≒100円)で満腹です。(Sサイズを注文したが結構なボリユーム、マヨネーズとケチャップがけ)
塔の上から左の景色が見えますよ。(料金は3.5€)


ここが三国国境地点で~す。

こちらがドイツで

こちらがベルギーで

そしてこちらがオランダです。


続いて、マーストリヒト市内の見学です。オランダ東南端の州都であり、三国国境と接する都市。
歴史的に戦争を繰り返し、オランダ独立戦争でオランダ領になり、中世ヨーロッパとラテン系の陽気な雰囲気が同居する古都。(と、ガイドブックに書いてありました)

古い町並みに感激。
古都散策でぶら~り、ぶら~りと市庁舎やマース川に架かる橋へ、あ~ぁ・・・気持ちえ~ぇなぁ~。

あぁーっ、見つけましたよ、オランダ「木靴」。 今でも履いているのかな。

フェンローに戻る道中シェルスタンドで給油、レギュラー/ハイオク/軽油(トラック用)/高級軽油?(乗用車用)/オートガス(プロパン?)と、軽油が2種類ありましたよ。
値段は?(日本円換算で約181/187/151/159/81円/L)最近の円高でも日本と比べ結構高いですね。

ローエルさんのご両親が住む家で夕食の歓迎会。やさしいお父さんのポールさんとスリムなお母さんのマリエットさんの出迎えを受け恐縮で~す。
日本から持参したささやかなお土産を渡す。

料理の名前は忘れたが、ソーセージ、魚のバター炒め、マッシュポテトとサラダを頂きました。勧められてついつい食べ過ぎでーす。
ポールさんも話し上手、英語で話しかけてくるがこちらは英単語会話。 森さん「森流日本語風英語」と翻訳機で奮闘していましたよ。(結構これが通じるのですよ。)
それにしてもほとんどのオランダ人は英語を話しますね。ホント!
でもね~ぇ。我々3人ともご両親より年上なんですよ。(ローエルさん自身が私の長男よりも若いのですよ)・・・・・これってどう言う関係???
わずか1km余り離れたローエルさんのアパートに戻り今日の日程は終了。
こんなに実家の近くに居ながら、アパート暮らしとは?(贅沢だ!)


10月19日(金)
 朝7時起床。用意してくれた朝食はコーンフレーク、本当に久しぶりだ。ヨーグルト(いちご味)は全然甘くない。

9時30分スタート。一路ドイツのデュッセルドルフに向けて高速道路A2を走る。
それにしても彼は飛ばすなぁ~。 ドイツ側に入ってからは140~150km/hも出ていますよ!

デュッセルドルフはオランダに接する州の都である。フェンローのオランダ側からは20~30km走ればドイツであるが国境を越えたという感じは全く無い。これがEUか?

午前中はカーディーラー巡り。
マツダ・スバル、日産、シュコダに始まり、ジャガー、フォード、キア、MB、トヨタ・レクサス、さらにシトロエン、ホンダ、アウディ、VW・・・もう本当にあまりに多く廻り過ぎて整理がつきません。 ドイツのポリスカー(パトカー)もディーラーで整備中か、2台も並んでましたよ。


ここでの車達を少し紹介しましょう。

トヨタ GT86(トヨタ86)の試乗車
値段は350万円

レクサス IS200d
444万円 2.2Lディーゼル150PS

ホンダ シビック1.8 Sport 
219万円 1.8L 141PS

フォード フェスタ 
169万円 1.2L 82PS

シュコダ シティゴ1.0
106万円 999cc 60PS

キア シード1.6 Spirit
227万円 1.6L 125PS
昼過ぎに着いた所は「クラシック レミーゼ」何だここは?
直訳するとクラシックカーの車庫・自動車置場?

ポルシェ、フェラーリ、ジャガーやロータスの古い車から最近のガヤルドまで色々ありますよ。
でも、どうやら販売もするのか? バイヤーらしき人達や値札がついた車も・・・分かりませ~ん。



そうそう昼食にしましょう。もう、午後2時ですよ。
倉庫内に附属する食堂で注文したものは・・・大きなまな板に載せられたピザ風パイ?40cm四方の大きさでデカイ!
あっさりして食べやすいが完食は無理でした。残してゴメン。

そろそろ帰宅の時間です。

でも、先程からローエルさんのボルボのフロアから異音がゴトゴト、特にパワーをかけて、アクセルを離した時に耳につく。
彼も気になったらしく、途中、フェラーリディーラー?に立ち寄る。
彼の知人らしき人とボルボに試乗して故障箇所のチェックに出かけましたよ。
我々はショールームのソファーで炭酸入り水を頂き暫し休息。(横には458イタリアがデーンと横たわる。 うむー満足満足・・・)

試乗を終え2人が戻ってきたが、異音の原因はドライブシャフトかららしい。
帰路かなり音が大きくなるが、そのまま飛ばしてフェンローの両親の家に戻る。

今夜も夕食のお世話になる。
マッシュポテトにひき肉のハンバーグ風団子、それにカリフラワーの洋風ソース炒め。話も弾み(相変わらず、英単語と身振り手振りの)国際会議でーす。

彼のアパートに帰り、もらったカタログの整理です。(明日郵便局から送ります。)
ボルボも朝のうちに修理に出し、出発は少し遅れるとの事、了解 お休み。

 
10月20日(土)
 朝食後くつろいでお茶を飲んでいると、荷物を送りに行くから早く用意しろと言う。
今日は土曜日だからオランダの郵便局はお休み、ドイツまで午前中に行くよ。 え~っ、荷物を送るためにオランダからドイツまでー。
しかも、もう11時過ぎですよ!

故障が直ったボルボに梱包したカタログを急いで載せ出発。

地元の田舎道を20分ほどくねくね曲がり・・・あったー、DHLのあの黄色い看板が!(いつの間にか国境を越えてました)
重量を量り、宛名書き。時間は12時の閉店ですが、珍しい日本人の為に30分オーバーで閉店。「ダンケ・シェーン!」

荷物を送ってホッとひと安心。今度はドイツからオランダに戻ります。(国境というより、日本の県境を越える感覚)
アイントフォーフェン市を目指し、高速道路を超高速?で移動。



DAF(ダフ)ミュージアムに到着。 ダフはこの地(オランダ・アイントフォーフェン)に本拠地を置く自動車メーカー、過去には商用車や乗用車を生産していたがボルボに買収され、現在はトラックのみを生産するDAFトラックとなっている。

土曜日でミュージアムはお年寄り(我々も?)や子供も沢山。
館内にはショップコーナーもいっぱいあり、本・カタログ(勿論、ダフの)、ミニカー等々勢揃い。
私もお土産にミニカーをと・・・現代のダフトラックXF(ミュージアム限定品だぁ~)

ミュージアム前からこんなバス(左)で近くの工場前広場(イベント広場?)へ案内。
消防車、警察車両、建設車両等の特殊車両が展示され賑やかでしたよ。

歴史的なくるまたちを紹介しますね。

Type 600 1959年

Type 22(222) 1961年

Type 44(4402)1966-69年

Type 55(5502)1969-72年

Type 66(6646) 1974年

Type A1300 1969年

TypeFAVパリダカール1987年

少しお腹が空いたので、市内の商業施設のビルに車を止め、ティータイム。

街をぶらぶら、オランダって本当に自転車天国ですね。 広い自転車専用道路に駅前の広大な駐輪場、どこに行っても自転車だらけ。

車の駐車と自転車専用道路の関係はごらんのとおり。(オランダの何処に行っても同様です。マナーも最高)


そろそろカメラのメモリーカードが一杯、近くのメディアマーケット(ヤマダ電気のオランダ版?)に入りましょう。
液晶テレビの広いコーナーにはフィリップス製(当然オランダが本場だから)の他は、パナソニック、シャープが幅をきかせていましたね。


 例のごとく、超特急でフェンローに帰り、ご両親の家へまたまたお邪魔します。

夕食まで時間があったので、ポールお父さんのご自慢のガーデニングと小屋を拝見。
明日の午後はポールさんが少し案内してくれるとか??

3度目の夕食ともなると、こちらも慣れたのか、厚かましくなったのか、家族気取りでルンルンで~す。今夜のご馳走は?
ライスに具の入ったクリームソースをかけて(丁度、ハヤシライス風)とっても口に合いましたよ。
デザートはマリエットお母さん手作りのストロベリープディング。美味しかったよー。

私が現在お百姓1年生だと言うと、マリエットさんがどんな野菜を作っているの?で話題がまた盛り上がりましたよ。
でも、こちらは英単語だけの勝負だから、ラディシュ、レタス、キャロット、ブロッコリー・・・・、と単語を並び立てましたが、キューカムバーの発音が悪くて通じない、
困っていると、横のローエルさんが冷蔵庫からきゅうりを出してきて、おぉーっOK!
それにしても、カリフラワーが通じ(私は今まで日本の造語と思っていました、恥ずかし~い)たのには驚きましたね。

時間も遅くなったので、ローエルさんのアパートに戻りました。
さぁー、明日からまた忙しくなるぞー。

10月21日(日)
 朝もやが立ち込める。
10時半、午前中はフェンロー市内の見学です。
近くのバス停まで歩く。 バスに乗って市の中心部へ、日曜日の朝とはいえ本当に静かな日だ。

散策すると、朝市のお兄ちゃんが声をかけてきて味見しろと、イチゴを・・・食べて「グッド」、続いて「アリガトウ」と日本語で言うと、解ったのかなぁ~?
めずらしい日本人にニコニコと愛嬌。


フェンローの駅前で警備をしていた警官とにっこり、はいパチリ。(後ろはオランダのポリスカー)

駅のホームまで入り(日本と違って、誰でも、切符が無くても、自由にホームまで入れます)今晩からのドイツ行きの予習をしました。OK!
古い町並みと自転車道路はここでもバッチリです。あそこの古い建物は・・・結構古い郵便局だとローエルさんが教えてくれました。


おやおや、これは何かなぁ~・・??

想像もできませんが、何と「トイレ」とか?
でも、こんな人通りの多い交差点の街角で用を足せるのかなぁ~、もろに(ものを)見られて緊張して出ませんよね。




ローエルさんはカタログ交換会の準備の為、一足早く会場へ。


変わりにポールお父さんがしばらく案内をしてくれる事になりました。まず、昼食ができる場所を探して、馬関係の専門店に併設された店に入る。
メニューからサンドイッチと紅茶を注文、でも紅茶の入れ方が分かりませ~ん。スティック状に入った紅茶は顆粒で溶かすのか? 袋を破ろうとするが、開けません。
ウロウロしていると、店員さんがやって来て、お湯の中にスティック袋のまま浸してかき混ぜるだけ。(写真参照 後ろは馬場ですよ)

食後ポールさんの案内で隣接するガーデンハウスへ。(日本のホームセンターの園芸部門を大きくしたような店)
早やクリスマスに向って、商品が山積み。金魚やこいも売っていましたよ。(こいはジャパニーズ コイと書いてありました)
花売場では、何十種類ものチューリップの球根が、・・・つい、お土産に買いました。(でも、空港の植物検疫とかで大丈夫かなぁ~)


もう一つ紹介したいとポールさんに連れられてきたのが弟さんの家でした。家主は不在でしたが、その凝った庭と周りの鶏舎、と言うよりバードゲージ。何種類かの鳥類やリス類?
小さな動物園並み、世話が大変だろうな、と勝手に思いましたよ。





3時からのミーティングが近づいてきたので、ポールさんのオペルコルサで会場に向う。(息子と違って、とても丁寧な安全運転でした。ハイ。)

「フェンローのカーブローシャー スワップミーティング会場」に到着。駐車場でモンスさんと3日ぶりの再会?

場内では早くも熱気が溢れている。海外での始めての交換会、要領が分かりません・・・が、様子を見ているとカタログを前に楽しそうにワイワイやってますよ。

空いていた長机を借り、持ってきたカタログを積み上げ早速店開き。日本から何と30kgのカタログを持ってきましたよ、さぁーいらっしゃい!
変な日本人に誘われてか、外人が(何処の国の人か知りませーん)やってきましたよ、これいくら?あれいくら?とね。
売る気は無いから、「ノット セル、チェンジ オンリーね」と、交換を強調!

来た客?に好きなカタログを取らせ、相手の場所で私が好きなカタログを適当に取り、交換OKで商談成立!

今度はわしもやったるでーと、GT-Rやセンチュリーのカタログを持ってカタログ探し、あぁーロータスのハードカバー版だ、半ば強引に交換要求、相手はにこやかにOK、OK..
もう体中に潤滑油が廻って、絶好調。自分の欲しかったクラシックミニ、初期のBMW(1600、2000、2002)、ポルシェ911GT2、70年代の日本車等々・・・もう忙しくて忙しくて、めまいがしそうでしたよ。あぁ~~っ、疲れたよー。
でも、まだ沢山残ってます。(残ったカタログをまた持って帰れませんから)来た客に・・・もってけ、ドロボーとばかりにタダでバンバンやりましたよ。
ところが今度は先程のお礼にと、またまた沢山頂きました。
結局、持ってきた30kgが私の好きなカタログ15kgに変身~ん。ヤッター。

夕方6時前にポールさんが会場からフェンロー駅まで送ってくれました。
さぁー、これからが大変ですよ。地理が全く分からない日本人が長距離列車でドイツ旅行ですからね。ほんまに、どないなるかなぁ~。

まず、予習通りに確認です。
この駅から普通列車に乗りドイツに入り、デュッセルドルフでICE(インターシティー・エクスプレス都市間超特急)に乗り換える、さらにマンハイムで別のICEに乗り換え、終点のミュンヘンに到着するまで6時間30分の行程である。

午後7時6分発の列車に乗ると次の駅はもうドイツ、1時間でデュッセルドルフに着くが、ICEの乗り場はどこだぁ~、かなり離れたホームまで気が焦ります(乗換時間は14分あるから大丈夫と思いつつ)おっーあれだー、白い車体に赤いラインの列車が待ってました。(でも、新幹線のN700系の方がカッコよくて速そうだなぁ~、これで300km/h で走るのかな?)

乗り込むとさすが1等車、片側はテーブルを挟んでゆったり4人掛け、反対側はテーブル挟んで2人掛け、車内3列はらくちん快適ですね。

遅い夕食を買いに食堂車へ、サンドイッチとコーラで6.7€(約670円)、ちょっと大味でしたがまあまあ。
予定は2時間でマンハイムに到着・乗換ですが、もう20分も遅れていますよ。次の列車大丈夫かなぁ~。マンハイムに10時到着(30分遅れ)、乗換列車はいるか?
あーっ、良かった。間に合いました。さぁーこれで終点のミュンヘンまでOKだ。
安心したのか、うと・・うと・・・。(もう夜中の12時近くですよ)



10月22日(月)
 ふと気が付けば、ここはどこだ~っ。あっと思って時計を見れば、日付は変わって夜中の1時30分。
もうそろそろミュンヘンか?と思うが、既に到着予定30分遅れ、遅れの原因は何かアナウンスがあったのか?(ドイツ語であれ、英語であれどうせ理解不能でしょうから・・・)


やっとのことでミュンヘン中央駅に到着、40分遅れなり。(午前2時20分)

さぁー、またひと仕事、ホテルへ行かねば。
予約で住所は分かっているが、でかい駅で出口もあちこち、夜中で案内所も閉鎖、どないしょ~・・・と、その時、構内を巡回中の警官を見つけ、追っかけて必死に尋ねましたね、ホテルの在りかを。
若い警官(ポリス)は、親切に困っている日本人に身振り手振りで教えてくれました。「コッチからアッチの出口を出て、そのままソッチの通りを200m位行った左側ですよ。」
これなら私でもOK,OK! 自然と日本語でアリガトウを連発していましたよ。


本当に案内どおり、すぐに見付かりました。「ドロミット ホテル」
小さな、古いホテル。おっさん1人フロントに座り、予約表を確認してチェックイン。なんと3時近くになってましたよ。


 朝7時半に目覚め、朝食後ミュンヘン駅に向う。(眠いよぉ~)
ミュンヘン中央駅で地下鉄を探す。ガイドブックによると、地下鉄U3のオリンピアツェントリウム駅で降りる、とあるが、U3が在りません・・・??
うろうろ乗り場を探していると、ドイツ人の若い美しい女性(に見えた)が寄ってきたので、英語(正確には英単語)で喋ると、「どうかしましたか?」
何や、日本語が喋れるのか。
聞けば、日本語専攻の大学生で早稲田大学に1年間留学経験があるとか。彼女に切符の買い方と途中まで同行してもらいました。
森さん、この間あちこち連れ回されたので、疲れて「わしが金を全部出すから、タクシーで行くぞ!!」と怒っていました。まあ、まあ、・・・。

まず地下鉄U5に乗り、2つ目の駅でU3乗り換え、無事オリンピアツェントリウム駅に到着。(途中、別れ際に彼女から「ガンバッテー」だって)
本当に助かりました、有難うございました。

駅前はすぐにそれと分かる情景が広がる。BMWヴェルト(巨大なショールーム ヴェルトはドイツ語で世界。)、本社ビル、工場、ミュージアムが立ち並ぶBMW城下町、
正にBMWワールド!

予約の工場見学(昼の12時から)まで時間があるのでBMWヴェルトで楽しむ。
ヴェルトではBMWコーナー、ミニコーナー、ロールス・ロイスコーナーに分かれ、今や2つのブランドネームを傘下に治めるグループの様子が良く分かりますよ。
館内にはショップや喫茶・レストランもあり、時間に余裕があれば1日中でも居たいなぁ~。

時間になり、受付で8€を支払い、いよいよ工場見学に出かけます。
案内人の説明は全て英語(日本語は無し、まだ英語なら少し位?)で理解できるかなあ~??
予約の25名位(日本人は我々3人のみ)が始めに会議室に入り、全体説明、続いて映画、終わってから工場に入る。
最初の全体説明で、皆さんうなずいて聞いていますが、私は英語が殆ど解釈できませ~ん。でも、分かった振りして、・・・ウンウン。
森さん、工場へ行く途中、はぐれて迷子?になりました。 わぁーどないしょう・・・・・。

















工場は勿論、撮影禁止。①金型プレス→溶接→塗装行程と進み、②エンジン→シャーシー行程を終え、①と②が合体されてライン組み立て→最終チェック行程へと行く。
設備は近代的で日本の工場と良く似ていましたね。
約2時間の工場見学、騒音?や階段、アップ・ダウンのスロープも多くあり、結構疲れましたよ。 幸い、森さんとも合流でき、遅い昼食を食べて終了としましょうか。

時間になり、ミュンヘン中央駅へ地下鉄で戻る。帰りは学習しましたからOKでした。

さぁー、ミュンヘンからシュツットガルトへ移動です。今度はICEで次の停車駅まで2時間余り、もう慣れたものですよ。

シュツットガルト駅に到着。
またもホテル探しです。ここはローエルさんからホテルの案内メモをもらいましたよ。
えぇ~と何々「Walk out of station to the right, then first street to the left」とありますよ。まず、駅を右側に出て、最初の道を左折か・・・バッチリありました、「リッケルホテル」が。簡単、簡単。

このホテル、今回の節約旅行にあって、一番の高額ホテル。と言っても一泊62.1€(6,200円程度では日本のビジネスホテル並みか、以下ですね)
前泊が41.6(4,160円では、ただ寝るだけ、値段相応の部屋でした)と安く、ここは高いから、風呂(バスタブ)が在るかな? やっぱり、無理でした。
でも、部屋は広く、清潔で窓からはシュツットガルト市街が見えましたよ。
明日が楽しみだなぁ~。
時間はまだ早いが、今日はゆっくり眠るぞー。


10月23日(火)
 ホテルへウドさん、ダニエラさん(妻)のシュナイダー夫妻がホンダFR-V(日本名エディックス)で、9時30分に出迎えてくれる。
ダニエラさんは日本語が流暢なので案内には本当に助かりますよ。
ウドさんは物凄いホンダファン、車から歴史、会社の事までホンダの事なら何でも雑学王である。(勿論、来日経験あり)
6代目社長の福井威夫を知っているかとか、鈴鹿や浜松製作所、軽自動車を製作している八千代工業の名前も知っていましたよ。(日本人の車マニアでも知らないでしょう?)
私が(この愛称は知らないだろうと)「サイバースポーツは?」と聞くと、即座に「2代目CR-X」、恐れ入りました。翻訳されている本田宗一郎氏の歴史・伝記物は全て読破。
これはもうホンダおたくだぁ~。

私も行った今月の鈴鹿日本GPでセバスチャン ベッテル(ドイツ人の優勝者)を褒めてやると、メチャ喜び、お返しに佐藤琢磨が好きだとか、私も彼を応援しているがインディーでの優勝がまだ無いのが残念だとお互い慰めました。(やっぱり、ホンダ関係の話題になりますよ)

そのうちに、シュツットガルトのツッフェンハウゼン、ポルシェミュージアムの地下駐車場に到着です。

車を降りると、おっーGT3 RSだ、ウドさんが近づいてきて「ホソノサン、コレシッテル、カタログモデルノ、GT3 RSホンモノョ」と言う。
こんな一般駐車場にあの車が? えぇー、あのカタログで使われたモデルその物?一応メモしましょう。
(帰国後、カタログ表紙を見るとナンバーBB-EM-5006が同じ、彼はメチャ凄い! ホンダおたくだけではなかったのだ。911GT3RS 2010年モデルのカタログを持っている方は見て下さい。)


地上に上ると、ポルシェ本社に旧社屋、地上に浮かぶように建つミュージアム。そうです、ここはポルシェの聖地。

















こんな素敵な展示方法は美術館並み

911カレラ4(Type993) 10万km耐久テスト車
3,600cc 272ps 最後の空冷エンジンポルシェ

私はかって、1997年に旧社屋に隣接していたミュージアムに来た事がありましたが、もう雲泥の差、あまりに違い過ぎます。

館内では歴代ポルシェが美しく飾られ、外装・内装ともまるで美術館?(は言い過ぎか)


「バッ、バッ、ババッー、バババー」と聞いたことのある、あの乾いた音色? 音の方角に近づくと、911カレラ4のエンジンサウンドの試聴会。
説明では911カレラ4(Type993)の100,000km耐久テスト仕様とか。やっぱり私の世代のポルシェは空冷がえぇなぁ~。



色々なポルシェを紹介しましょう。

Type360 1,493cc 385ps
1947年

356ロードスター 1,131cc 35ps
1948年

904カレラGTS 1,966cc 210ps
1964年

906カレラ6 1,991cc 220ps
1966年

908スパイダー 2,997cc 350ps
1970年

911カレラRS2.7 2,687cc 210ps
1973年

917KHクーペ 4,907cc
630ps 1970年

911カレラRSRターボ2,142cc
500ps 1974年

959クーペ 2,849cc
450ps 1988年

911GT1LM 3,200cc
600ps 1996年

911カレラ ポリスカー3,600cc
285ps 1996年

カレラGT 5,733cc
612ps 2003年

ショップで、何か記念品はないかなぁ~。と見つけたのが、ポルシェミュージアム「限定品のポルシェ916・ 1/43スケール」。(914ではありませんぞー) もうメチャ嬉しくなって、同行の人達にも勧めまくりましたよ。



次に訪れたのが、メルセデスベンツミュージアム。
これはもう、デカくて、堅牢そのもの。やっぱり建物もメルセデスベンツ精神が貫かれていますね。
高さ40m余り、8階建てで、最上階まで上ってらせん構造を下りながら車を見学する仕組みになっていますよ。

時は昼食時、館内のレストランで食事にしましょう。
ウドさん夫妻の勧めもあり、この地方だけのドイツ料理「マウル タッヘン」。
野菜炒めとスクランブルエッグを合わせたような物をマカロニ?に詰め込んだもの。
美味しかったが、とにかく量が多すぎて食べ切れませんでした。



それでは見学しましょう。8€を払って、エレベーターで最上階まで。とにかく展示車が多くて大変です。
ほんの一部のくるまですが紹介しましょうね。

Benz Patent Motorwagn
954cc 0.75ps 1886y

Benz Dos-a-Dos
1,728cc 5ps 1899y

Benz 20/30ps Landaulet
5,195cc 35ps 1909y

Mercedes 10/40ps Sport
2,614cc 40ps 1923y

MB 540K Cabriolet
5,401cc 180ps 1937y

MB Highspeed Racingcar
Transporter 2,996cc 1955y

MB 300SL 2,996cc 215ps
1955y

MB 600Pullman Limousin
6,332cc 250ps 1965y

MB 190E2.3 AMG 1984y
2,299cc 150ps Ring Starr

MB 500SL 1991y
Princess Diana

MB Auto 2000 1981y
Diesel 150ps

MB C111
2,400cc 350ps 1970y

栄光を勝ち得た過去から現在までのレーシングカー達。










そうそう、このくるまは日本人として絶対に忘れてはダメですよ。
昭和天皇陛下の御料車です。「Mercedes-Benz 770K Pullman-Limousine Emperor HIROHITO」 7,655cc 150ps 1935年


菊の御紋にヨコハマタイア、これは釘を踏んでもパンクしないように、横浜ゴムが特注タイアを納入したそうですね。





とにかく規模が大きいから、時々休憩しながら見る必要がありますね。
最後の出口ではMBの名前入りストラップをお土産に頂きました。あぁ~、つかれたぁ~。
下のカフェで喉を潤し、やっと元気になりました。

ウドさん夫妻にシュツットガルト駅まで送って頂き、今日は本当に有難うございました。おまけに、私が渡したお土産よりも、(多分)良いお土産をいただき恐縮です。
ご夫婦はさらに、駅のホーム番号まで確認し、お陰で迷わずに列車に乗り込めました。列車が出発しても手を振ってバイバイ・・・。ご苦労様でした。

午後5時51分発のICEはドイツからオランダに向けて静かに走り出しました。2日間に亘るドイツ旅行お疲れ様。
途中デュッセルドルフで別列車に乗り換え終点フェンローに9時56分着の予定。疲れと安堵感でぐ~っすり。
定刻どおり到着、きっちりとローエルさんがホームで出迎えてくれました。サンキュー。

今夜の宿泊はオランダ、アメルスフォールトの「ファンデルフォルクA1ホテル」、まだまだここから150km位あるそうです。
超特急ボルボ号は夜の高速道路を飛ばす、飛ばす。(もっとゆっくりでええよ・・) 1時間余りでホテルに着きました。早やぁー。
彼は、これからフェンローまで帰って明日は仕事とか。コーラを飲んでまた帰っていきましたよ。気いつけて、安全運転で!
明日からはオランダをモンスさんが案内してくれるそうですよ。12時就寝。


10月24日(水)

 朝8時過ぎ起床。
森さんから部屋に連絡が入り、「わし、尻から出血したもんで、今日の予定はやめにするわ」 えぇー、これは一大事! 事情を聞くと、ちょっと疲れが溜まっていつもの痔で、坐薬を入れたらじきに直るとのこと。 わー、よかったぁ~。 じゃーゆっくりホテルで休養して下さいね。
昨夜遅く到着したホテル、朝見ると現代的な新しいホテルである。(3つ星クラス )高速道路のインターチェンジに囲まれた場所で、周りにはカーディーラーが数件あり、結構ですなぁ~。

そういう事情で、今日は三木さんと2人がモンスさんに案内してもらう事になりました。
ここから、150km先にあるデン・ハーグにあるローマンミュジアムへ向う。 モンスさんの愛車は日産ジューク、この他にもキューブを所有している日産ファン(オランダでも少ないため、納車には時間がかかったとのこと) 私もジュークに始めて乗せてもらうが本皮張りのフル装備でしたね。

彼の運転は安全運転で安心です、でも高速道路は120km/hで巡航ですよ。
オランダの高速道路は全部無料で、Aルートが主要道路、Nルートが地方道路とか。 「無料とはすごく好いなぁ~」と言うと、「日本の税金は?」と聞くので、消費税が5%と言うと(安いので)びっくりしてましたよ。 ちなみにオランダでは消費税は21%(但し、食料品は6%)、わぁー、すごく高いなぁー。

11時にミュージアムに到着。 この博物館はローマン家(P.W Louwman 1902-1969)が代々収集したもので、馬車の時代から現代までの車を展示。 特にトヨタとの繋がりが深く、昔から(勿論今も)トヨタ車を輸入し、現在もトヨタやレクサスのディーラーを経営している。
個人的にはユニーク?珍しい車が多いと感じました。

それではユニークなくるまたちを紹介しましょう。

Portugaes old carriage
ポルトガルの200年前の馬車

One of oldest Steam Car世界
最古のフランススチームカー

Lacroix et Delaville
フランスの三輪車1898y

Spyker 60HP Racing Car
8,800cc オランダ1903y

Auburm Model 30L
3,900cc USA 1912y

Woods Dual Car USA ハイブリ
ッド Electric and 1,100cc 1917y

MB 170H  ドイツ
1,700cc 1936y

Lagonda V12 LM GB
4,500cc 206hp 1939y

Studbaker Chanpion Regal
USA 2,700cc 85hp 1950y

Humber Pullman GB
4,000cc 100hp 1954y

Jaguar Dtype LM GB
3,700cc 300hp 1956y

NSU Prinz 4 Saloon
ドイツ 600cc 30hp 1963y

Aston Martin DB5 GB
James Bond 1964y

Amphicar 水陸両用車 ドイツ
12km/h(水)・100km/h(陸) 1967y

Toyota Carolla
1,100cc 48hp 1967y

Suzuki CV-1
50cc 1981y

Sbarro Challenge 1 スイス
5,000cc 380hp

Toyota TF109 F1
2,400cc 700hp 2009y



でも、この博物館の最新のニュースはやはりこれでしょう。 トヨタ初の量産乗用車「トヨタAA型」。

2008年にロシアのウラジオストックで発見され、この博物館まで運ばれました。
世界で1台の現存する本物です。トヨタ博物館にあるAA型は復元車であり、原型を残すこの車は貴重なものである。

車は、見つかったそのままの状態で展示されており、まさに車のミイラ? と言う感じ。
レストアされていないところがまた凄みがあり、歴史を感じますねぇ~。
エンジンは直列6気筒、3,389ccから65hpを発揮、当時のアメリカ製乗用車の影響を受けたスタイルはかっこいいですね。1936年製





クッキーとコーラで簡単に昼食。 今日のハイライト、「キンデルダイクの風車群」に向います。
ここからキンデルダイクまでは30km余り、例によって快適な高速道路A15を南東へ。



ここの風車群は18世紀からのもので、この地には現在19基があり、世界遺産に登録されている。

風車って穀物を挽いたり、発電?を連想しますよね。でもこの地方(オランダ全体ですが)では国土が水面より低い場所がかなり多く、本来は低地から水を汲み出す排水用のためですって、知りませんでした。ハイ。

到着し、車を停めてここからは歩きですよ。川(水路?)に沿って遠方まで続く風車群、本当に美しい風景です!(昔から時間が止っている錯覚・・・の~んびり)

その内の一軒が公開されていますよ、勿論、現在でも住まいとして暮らしている方々もみえるとか・・・へぇ~、家なんだ。



















そろそろ、ホテルに帰りましょう。

適度なウォーキングと軽い昼食のため、お腹も減り夕食が楽しみだ。

午後8時、一旦ホテルへ戻る。 森さん(元気で、一日中ホテルの周りのカーディーラーを、荒らしに?行ったそうですよ。
やっぱりなぁ~。 痔は大丈夫かよ・・・)を拾い、近くの(と言っても10km位離れた)「オリエンタル・キッチン」へ。 
日本でも良くあるバイキング方式のレストラン。 寿司から麺まで、スープから肉類まで何でもござれ。

久しぶりに満腹・満足感で、支払いは? アレアレ、モンスさんが先に済ませましたよ。 気を使って頂き、有難うございました。

明日は交換会で交換したカタログを日本へ送ってしまいましょう。 では、お休みなさぁ~い。




10月25日(木)
 交換会で集めたカタログを梱包し日本に送るため、ホテルからモンスさんの自宅のあるフォールトハイゼンに移動する。

この街もまた落ち着いた田舎町?である。 自宅ではもう一台のキューブとご両親の出迎えを受け、ご挨拶。 感じの良い初老(と言っては失礼か?こちらも初老)のご両親から美味しいお茶をご馳走して頂きました。

早速カタログを梱包し、近くの郵便局へ。(この町1軒の郵便局だそうです)
でも、ドイツにしても、オランダにしても郵送料金は安いですね。

日本までの航空便で10kgまで59€、20kgまで106€。(1kgあたり500~600円)
日本からだと一番安いSAL便で1kgあたり約1,000円ですから、船便(1kgあたり約500円)並みですね。
これで身軽になり帰国できますよ。


次はアムステルダムから40km余りの場所、レリスタットにあるドンカーブートを訪問します。

ドンカーブートは日本でも知られていますが、当初はロータスセブンを販売。 後に独自のオランダ基準によるモデル「スパーセブン」を発売。 エンジンも当初のフォードから現在はアウディ製エンジンへと変更になっています。

社屋は郊外の工業団地(日本風に言うと)の一角にあり、想像より大きく、美しくそして清潔な建物である。
(何せこちらは、バックヤードスペシャルとの思いが強いですからね)

1人の受付嬢と男性社員に挨拶、日本から来たと言うと、興味を示したので、「日本ではこの種の車でドンカーブートとケーターハム(GB)が一番有名で人気がある」と、答えると、男子社員は喜んで、昨年ドバイのレースで優勝(GT4クラス)した車を詳しく説明し、近くの車のコクピットに座らせ、写真を撮ってくれました。
10名程度の従業員がのんびりと作業をしていましたよ。

車の製造(製作かな?)風景です。

こちらで組み立てて

こちらで完成です。以上

社長を交えて幹部会議?

少し、車を紹介しましょう。

D8GT Audi 1.8 20V Turbo 270hp
Winner 24H of GT4 Dubai 2011

D8210 Audi 1.8Turbo 210hp 2010y
何と日本での販売価格は1,220万円也。

D8GT Audi 1.8 20V Turbo 270hp 2009y
100,000€ 1,000万円ですぞ!

D8210 Audi 1.8Turbo 210hp 2007y
これでも75,000€ 750万円です。

さぁー、充分楽しめましたか。 何たって、オランダ唯一の自動車メーカーですからね。
最後に尋ねました、ドンカーブートはオランダ語ではどう発音するの? ハイ、「ドンケルフォールト」ですって。


今日の最後はアムステルダムに行って、散策でもしましょうか。 アムステルダムは郊外のスキポール空港から来たものの、まだゆっくりと街の中を見ていません。 首都の様子を見てみましょう。

市内に到着し、昼食を兼ねて軽く腹ごしらえをしましょう。 ライッツェ広場に車を止め、カフェでコーラとポテト(何故か昼飯はこの組み合わせが多いなぁ~) 森さん疲れもあり、むしょうにオロナミンCが飲みたいと言う。
あるよー、OK任せて下さいよ!
横のレジで買って、
森さんどうぞー、と2本の「レッドブル」を渡す。「なんやこれ?(森)」、「あの飲料ですよ、F1とかWRCでチームを持ったり、スポンサーをしている赤い牛ですよ(私)」、「わしはF1は嫌いやさかい、知らん!(森)」、「つまり・・・オロナミンCとリポビタンDをたして2で割ったような健康飲料ですよ。(私)」

そう言えば、関西ではあまり売ってないなぁ~、関東では多いけど。
森さん、よほど気に入ったのか、2本とも一気に飲んでしまいましたよ。 これで暫くは歩けるでしょう・・・。

再びジュークに乗って駐車場に車を預け、市内をぶら、ぶら。 森さん「だいぶ元気が出てきたわ」と1人でつぶやいていましたよ。 レッドブルが効いてきたのかな・・・。

古い街並みに、いくつかの河川や運河が注ぎ、正に水の都・運河の街である。 いろいろ説明を聞いたけど忘れました。






















市内の乗り物も、地上はバス、トラム(トロリー電車)、タクシー、勿論レンタサイクルと、おまけに馬車も。
水上は水上バスにタクシー、当然地下鉄も。 今日は車でらくちんだけど、一度試すと便利でしょうね。 あっー、パトカーだ。


ついつい、日頃の癖が出て、私も三木さんもスーパーでお買い物。
いったい何を買っているのでしょうか? 「ここはチーズが本場ですよ、三木さん」
またまた、買い過ぎてあ~ぁえら。

「おい、もうそろそろ帰ろに、歩き疲れたわ(森)」、と後ろでつぶやきが。
レッドブルの効きめも切れてきましたよ・・・

駐車場に戻り、アメリスフォールトのホテルに帰る。


ホテル前のレストランで、オランダ最後の夕食会。ここも色々選べるバイキング方式、モンスさんの話によると最近オランダでよく流行っている方式とか。 明日は日本に帰れるぞー。

10月26日(金)

 部屋を片付けて、9時30分の出迎えを待つ。
帰りは荷物が多い為、モンスさんと、ローエルさんも駆けつけ2台の車で空港まで送って頂きます。

一路、高速道路で空港へ、と思ったら、時間が有るから1軒だけフェラーリのディーラーに寄りましょう。 と言うことで立ち寄ったのがこのディーラー。(何て読むのかなぁ~)

ローエルさん慣れたもので、どんどん奥へ、そこは部品倉庫では? ひぇ~・・・棚にカタログがずら~り。 何という事だ!

そうです、カタログも純正部品の一種類。 部品として販売しているのですよ。 でも値段が・・・、安~ぃよおー。
種類も多く、360モデナ以降現在の車まで(最新のF12や458スパイダーも)全部ありました。
さ、さらに、プレスキット(メディアブック)も・・・

勿論、何冊か買いましたよ、クレジットカードで。

もっと長居はしたいけれど、出国の2時間前には行かなくては。

12時前にスキポール空港に到着。
本当にローエルさん、モンスさんにはお世話になりました。 またの再会を願って、ありがとう!バイバイ!

14時30分、オランダ航空KL867便は楽しい思い出を載せて、帰国の途に旅立ちました。

終り。
お世話になった皆さん。

ローエルさんとボルボ

モンスさんとジューク

ウドさんご夫妻とFR-V
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