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東海オートモービル企画/細野一紀
台北・高雄/台湾自動車事情 2009.3.19〜3.23
3月19日(木)
関空発キャッセイパシフィック航空CX565便は、午後1時40分台北桃園国際空港に到着する。
空港は少し蒸し暑く23℃梅雨時のような感覚だ。
今回もいつものメンバー(ACCジャーナルの森編集長と三木さん)、出迎えは? あ、彼かな?プラカードをかざした彼に近寄り挨拶、彼は徐さん、大学院の学生さんだそうだ。
駐車場へ案内される。 う〜んこの車は??徐さんのレンタカーは日産LIVNA(リヴィナ)、勿論日本にはない台湾製、外観はノート、内装はティーダに似ているなぁ〜?(写真:右)

約40分かけてホテルに向う。台北のホテルは、ホテルサンルート、あの日本に沢山あるホテルです。ホテル内は全く日本と同じ、日本各地のチェーン店舗の日本語パンフレット、日本語スラスラのスタッフ、本当に便利です。(後で知ったのですが、海外のサンルートはこの台北が唯一だそうです。)



早速ディーラー廻りに出発、徐さんの友人の居るミツビシへ。店内には見慣れたランサーフォルティス(日本名ギャランフォルティス)・・、何か違うなぁ〜、フロントとリアが変更され、白とブラックグリルがスマートでかっこいいです。写真の1.8L DOHC 143ps版で63.9万元(1元/1台湾j≒3円で約192万円)、日本仕様には無い1.8L版はスッキリ、新鮮だ。
2.0Lのスポーティー型「ランサーiO」(日本で言えばラリーアート版)もありましたよ。(79.9万元≒240万円)
次は上級セダンのグランジャー、旧型ギャランがベースの豪華セダンです。(直4 2.4L 162ps)
コルトはプラスのみ(1.6L 112ps 172万円)。アウトランダーは3.2L版(日本からの輸入車)と2.4L版、パジェロ3.2L ディーゼル(輸入車)。
その他、ZINGERなる車等々・・・・・     

途中巨大なボルボディーラーを覗いて、次はこれまた、でかく新しいスバルディーラーへ。
うわぁ〜、インプレッサだらけです!セダン(アネシス)、ハッチバック、WRXとWRX STiのフルライン。エンジンはそれぞれ1.5L/2.0L/2.5Lターボ、あれあれ、日本仕様の2.0Lターボはありませんよ。お値段は〜と、一番高いWRX STiが190万元(約570万円)、日本では確か360万円程度だから、やっぱり高いなぁ〜。
その他車種は、レガシー、フォレスター、アウトバックに何とトライベッカ!

ラリーステッカーが映える、少し古いWRXも停まっていました。

さて、台北のガソリン事情は?
立ち寄ったスタンドです。「92無鉛・95無鉛・98無鉛」。(写真:左)
多分、オクタン価の違いにより「レギュラー・プレミアム・スーパープレミアム」ということなのでしょうかね。それぞれ、23.0/23.5/25.7元/L(69円、71円、77円/L)。
忘れていました。柴油(軽油のこと)は20.2元/L(61円)でした。

それでは、ホテル近くの駐車料金は??(写真:右)
「駐車場」ではなく、「停車場」なのですね。(長い時間は無理なのかなぁ〜)
「20/半H」は「半時間20元(60円)」

台湾の車検制度も勉強しましたよ。
最初は新車購入から5年後、その後10年までは1年ごと、10年を越えると半年ごとですって。

夕食を求めて、近くの夜市(ナイトマーケット:庶民のグルメとショッピング市場)に出かける。人混みと屋台が入り乱れる通路をうろうろ、レストラン(と言うより食堂)へ、餃子(焼と水)・スープ・うどんに挑戦。これが旨い! 安い(全て1品50元≒150円)。
徐さんにお願いし、市内のミニカーショップへ行きましょう。ショップは1/18スケールが中心、日本メーカーは京商が多く、エブロは少ない。あとはオートアートとミニチャンプスが多かったなぁ〜。
あっ、これ買いたい! と尋ねたら「すみません、店主のコレクターで非売品です」と、ああ・・残念。標準スケールは品数も少なく、ここ台北もビッグスケール天国か。
ホテルへ帰る途中、ファミリーマートで菓子とコーラを買って、長〜い一日、ご苦労様。


3月20日(金)
訪れたディーラーと車たちを順次紹介します。

Honda

Civic 1.8VTi

Toyota

Camry

Suzuki

VW  フェートンも販売

Jetta GLI

Nissan

Rogue(デュアリス)

Hyundai

Daihatsu

Infiniti

M35(フーガ)

Ford

Lexus

LS 600hL カタログgood!

MB S/E/Cもハードカバー

Mazda

2(デミオ)

その他色々・・・

マーチのセダン

カローラアルティスのタクシー

クロネコ

アルファロメオ 168

VW ポインター

イエローハット
 
3月21日(土)
さあ〜、今日は台湾新幹線に乗って高雄に行くぞ! 昨夜急に話がまとまりました。
台北の市内交通は、MRTと言われる地下や高架を走る鉄道である。ホテルから歩いて近くの民権西路駅へ、切符代りにコインを買って(20元、60円)、回収されるエコのチケットである。この駅から台北駅まで3駅目で到着。
台湾新幹線は台北駅から左営駅(高雄の手前)間340Kmをわずか100分だ(時速300Km)。日本の新幹線700系を基に設計された「のぞみ」の兄弟列車である。

さて、切符はどの様に買うのかなあ〜? 土曜日で混雑する窓口、あれあれ2種類の窓口が、どうやら、一般と老人・障害者等(絵が描いてあるので分かりました)に分かれています。若い私は一般窓口、森・三木さんは老人窓口へ行ってらっしゃ〜い。あれこれ駅名を指差し、何とか切符を購入、1,385元(4,155円)だ。安い(名古屋から東京まで同距離の新幹線の半額以下だ!)と思ったが、ゲェー・・・、老人の皆様は更に安い690元(2,070円)、コノヤロー! 台湾はまったく老人天国だ。

白にオレンジのラインが美しい車両は10時42分静かに台北駅を出発、市内は地下を走行。
片側2座と反対側3座の座席配置とかシート・車内案内表示とか走行音・機械の雑音まで日本の新幹線そのまんま。(日本製だから当然だが)10分ほどで地上走行、車窓に田舎風景を見つつ南下する。
途中4〜5駅止まったか(気持ち良く少し寝てました)12時18分に左営駅に到着する。
構内のコンビニでミニ新幹線乗車記念模型(950元≒2,850円 高い!Made in Japanでした)を買い、パンとお茶(69元≒200円)で昼食。
在来線に乗り換え、高雄に到着。
やはり日本人としては、日本統治時代を紹介する高雄市立歴史博物館へ。
館内は「日本時代的記憶」と称する、1895年からの日本統治時代の資料や町並み写真、気軽に日本語で声をかけてくる職員、う〜ん、これは喜ぶべき事か、悲しむべき事か・・・
さあー、気持ちを切り替えて淡水湖へ行きましょう。タクシーで約10km(200元)、市の北部にある湖(リエンチータン)、観光地らしく湖水に浮かぶ二つの七重の塔や中国宮殿様式の建築はさすがに綺麗、湖畔をのんびり散策は最高。
タクシーを乗り継ぎ左営駅へ。再び新幹線で台北駅に戻る。
そうそう、車内の掲示版を見てビックリ。全車両禁煙、違反者は「10,000元≒3万円の罰金」とありますよ、愛煙家の皆さんどうします??
ホテルへ帰ると徐さんが迎えに来る。今夜は歓迎会とか。タクシーで会場へ案内される。
「ディン タイ フン」と書かれたレストランは台北でも有名らしい? 現地で合流した曽さんなど、ワイワイガヤガヤの日台懇親会。
おいしかったなぁ〜、別れ際、今年の東京モーターショーでの再会を誓って別れました。


3月22日(日)
台北市内観光を忘れてはダメですよ。さぁ〜て何処に行こうか、やっぱり高い建物がいいな。と、なればハイ、台北101です。
昨日と同じ民権西路駅から淡水線で台北駅へ、板南線に乗り換える、車内は本当にマナーが良い、優先席は老人の為に空けてくれます。森さん勧められてしぶしぶ座ってました(老人だから仕方ないでしょ。ハイ。)、三木さんもどーぞ。
我々の会話を聞いてか、上品そうなおばさんから話しかけられました。結構日本語が上手く、ご主人が日本で教育を受けたとか、昨年北海道に行ったとか、主人が亡くなり喋る(日本語を)機会がなくなったとか、最近の若者は日本語が話せないとか、次から次と身内話をしてきて、あぁーー・・・降りる駅を通り過ぎてしまいました。
幸いそのご婦人も降りる駅が我々と同じで、1駅引き返し、市政府駅で下車する。
駅を降りても行先が同じ方向らしく、またぺらぺら話しかけてきます。やっとお別れの時となり、記念写真をパチリ、お元気でね。(あぁ〜疲れた)
うゎー、高いなぁ〜、目の前に台北101が、地上101階、高さ508mの超高層ビルである。現在世界一高い建物(あのドバイのビルが完成するまでは)である。付近一帯は三越(新光三越)を中心とする広大なショッピングセンター街、まずは腹ごしらえ、三越で寿がきやラーメン(我、地元の東海地方では有名な安いラーメン店)を食べる。美味しかった(95元≒285円)。
400元の入場料を払い、これまた世界最速のエレベーターで30秒余り、89階の展望台に到着だ。眺めはホント、最高です。さらに、階段で91階の屋外展望台へ、強風の為、帽子が飛ばされそうです、柵から外を覗くのが怖いくらいです。高空ではこんなに風が強く吹くのか
さぁー、次は小さな物を見に行きますよ。「袖珍博物館」(台湾ミニチュアミュージアム)。ここは世界各地のドールハウス、ルームボックス、ミニチュアを集めた大変珍しい博物館。先程高く大きい物を見たばかりなので、小さい物も気持ちがホットします。スケールは1/12が多いですよ。(写真最後は日本、昭和ロマン?)

あちこち廻り、いつの間にか夕食時です。ホテル近くの晴光市場の夜市に出かける。
日曜日の夜、若者が群がる店にあえて入店。
日本人3人(年寄り)は若者人気メニューに挑戦、焼肉丼とスープはセルフで、ハイ85元(255円)。これがこちらの標準的な値段かな。(ホテル内の朝食バイキングのほうが3倍ほど高いです)
夜市をぶらぶら、途中屋台のたこ焼きを食べ、コンビにで飲み物を仕入れてホテルへ到着。
お休みなさい。



3月23日(月)
今日は最終日。荷物を整理、あぁ〜また重量オーバー、となれば郵便局から発送しましょう。
歩いて近くの郵便局まで、看板は緑色〜と、あっ、あそこにある。
なかに入り、ダンバールを買って梱包、安い船便でお願いし、760元(12.7kgで2,280円)でした。
あれ、あれ、ポストは緑色と赤色の二つがありますよ、違いは?(ホテルに帰って調べたら、普通郵便は緑、航空便や速達は赤ですって。)分かり易いですね。
少し時間に余裕を持って早めに空港へ向う。
皆さん、お疲れ様でした。

終わり。
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