東武東上線は、全身の東上鉄道が大正3年7月、池袋〜霞ヶ関間を開通させてから2005年で90周年を迎えることになりました。これを記念して東上線車両に記念ステッカーが掲出されるなどしましたが、さらに8000系を登場時の塗色(ロイヤルべージュ・インターナショナルオレンジ)であるツートンカラーとしてデビューさせました。
 抜擢されたのは、初期修繕工事車である8108Fで、登場時の原型を良く保っていることから、同編成を使用して塗装を行うことになりました。復活塗装に際し、登場時の姿をできるだけ再現するため、前面貫通扉のサボ受け、上部標識灯、運転席窓下の外気取り入れ口(模造品)の再度取り付けが行われています。
 運転期間は、当初は同編成の検査入場期限となる2005年2月下旬まででしたが、粋な計らいにより、5月まで延長、さらに6月まで再延長となりました。この間様々なイベントなども実施されましたが、惜しまれつつも6月27日に仕業を終え、翌28には南栗橋工場へと検査入場を兼ねての塗色復元工事に入りました。
 今回、東武鉄道では初めてのリバイバル塗装実施であり、一般営業運転も行うことへの影響もありながら、その英断には、拍手をもって迎えずにはいられません。

-CONTENTS-
リバイバル8000系 復活塗装工事  復活塗装への工事が森林公園検修区の野外留置線にて行われ、約一週間作業されました。
リバイバル8000系 デビュー記念撮影会  復活を記念して、森林公園検修区にて撮影会が実施されました。(50000系X'masイベント時はこちら
リバイバル8000系 最終「寄居特急」〜  ワンマン化を前に最後の直通特急として大抜擢されました。特製HMも取り付けられ沿線は大パニックに!
リバイバル8000系 池袋口 普通列車  池袋〜成増(志木)間の普通運用に就くリバイバル編成です。相棒の8136Fを従えの〜んびりと・・・。
リバイバル8000系 8108 Gallery Train  引退を目前に控え、一般公募により集められた、リバイバル編成列車の勇姿が車内に大展開!
リバイバル8000系 さよなら!リバイバル  活躍も残り一週間。専用のHMを取りつけ、沿線に別れを告げます。たくさんの思い出をありがとう・・・。
リバイバル8000系 検査回送 南栗橋へ  南栗橋工場へ回送、最初で最後の本線走行!ついに現状回復作業へ。リバイバルカラー編成、消滅。

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