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 あの女性(ひと)への想いを募らせて白い便箋に書いたラブ・レター
 手が届きそうで届かない。はかない想い あの女性(ひと)への片想い。
 告白する勇気もなく、白い砂を手ですくったようにあの女性(ひと)の幻はきえていく・・・。

 片想いをするから淋しくなるのか?
 淋しいから片想いをするのか?

 詩を書くから無口になるのか?
 無口だから詩を書くのか?

 真昼の白い月に照らされたあの女性(ひと)の幻。
 消えそうで消えないなら、いっそ消えてしまえばいいのに。
 そうすれば、僕は眠れる。

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