三菱98式陸上偵察機12型 C5M2
陸軍の97式司令部偵察機(通称神風型司偵)の海軍型。エンジンを出力の大きい「栄」12型(離昇出力940hp)に換装した性能向上型で、昭和16年7月、制式採用された。パワーアップによりプロペラも2翅から3翅となり、最大速度は264kt(487km/h)/4550mに向上したが、航続力は600浬(1110km)になった。太平洋戦争で使用されたのは、主にこの12型である。なお生産機数は11型が20機、12型が30機であった。データ:全幅12.00m、全長8.70m、全高3.47m、総重量2345kg、乗員2名、エンジン:中島「栄」12型空冷複列星型14気筒、最高速度487km/h/4550m、
PREV |