GRUMMAN F4F-4 WILDCAT
アメリカ最初の折り畳み翼型。2段2速R-1830-86(1200hp)を装備、機銃が6挺(各240発)となり、防弾鋼板の設置や58ga増槽の搭載など、ようやく実戦機としての体裁を整えた。-3/-3Aとの外見上の相違は、カウルフラップが片側4枚で、カウリング上面に空気取り入れ口があることで、風防枠も少ないが、これはごく初期の-3型にもみられる。また折り畳み機構は、重量軽減と生産、整備の簡易化に考慮し、試作型の油圧式から人力型に変更されている。発飛行は1941年11月7日で、年内の引き渡しはアナコスチアとノーフォークへのわずか5機に過ぎなかった。F4F-4データ:全幅11.58m、翼折畳時全幅4.37m、全長8.76m、全高3.61m、翼面積24.15F、自重2615kg、全備重量3612kg、エンジン:R-1830-86,最大速度512km/h/5910m、巡航速度249km/h、武装12.7mm機銃×6、爆弾45kg×2
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