日本海軍艦上爆撃機 彗星33型D4Y3
本機は日本海軍最後の制式艦上爆撃機彗星12型の後継機として昭和19年頃誕生し、艦隊の主力艦爆として99艦爆にかわって活躍した。彗星12型は当初から液冷熱田32型発動機のトラブルに見舞われ、本来の高性能ぶりを充分発揮することができず、当局は見切りをつけ信頼性のある空冷発動機三菱「金星」62型に換装し、彗星33型として生産に入った。性能は全般的に若干の低下を見たが、生産性、稼率等で向上し、空冷彗星として活躍した。後の43型は800kg爆弾を搭載し、フィリピン方面で特攻作戦に参戦した。データ:乗員2名、全幅11.50m、全長10.24m、全高3.74m、主翼面積23.6F、最大速度574km/h、自重2470kg、武装7.7mm固定銃×2、7.9mm旋回銃×1、爆弾250〜500kg×1、60kg×2
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