P-38L LIGHTNING
双胴双発という特異なスタイルの機体で、第2次大戦中のアメリカ戦闘機の中でも異色な存在でした。YP-38 の1号機が初飛行したのは1940年9月7日でした。その後、量産体制もしだいに整い、本格的量産型のE型でそれまでの37mm砲をやめ、20mmM1機関砲と12.7mm機銃4挺が機首に組み合わせられ以後P-38シリーズの基本となり、続いてF,G,H型と生産され、J型ではエンジン冷却の問題もエンジンナセル、下のプロペラのすぐ後方に中間冷却器を移すことによって解決され、形状もアゴがついたスタイルとなり識別しやすくなりました。なおL型は、着陸灯が左主翼前縁に埋め込み式になった以外は、J-25型以降の機体構造と同じですが、エンジンをV-1710-111/113に換装したエンジン強化型です。データ:乗員1名、全長11.53m、全幅15.85m、全高機軸3.91m、主翼面積30.42F、戦闘重量7940kg、エンジン:アリソンV1710-111(左側)/113(右側)2基、出力1600hp(非常定格)/8750m、最大速度666km/h/7620m、武装20mman-m2 機関砲×1、12.7mm機銃×4、4.5インチロケット弾×10、初飛行:1939年1月27日(XP-38)
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