TBM-3AVENGER^USS SHAMROCK BAY^

XTBF-1の第1号機は1941年8月7日に初飛行しましたが米海軍はその結果を待たずに286機のTBF-1を発注しました。これは早くも1942年3月から配属が開始されました。しかし、実戦では期待されたほどの戦果があがらず初期の機首の7.7mm固定機銃では不十分であることが判明しました。

そこでこれにかわって両翼端に12.7mm機銃を装備した武装強化型が計画され、これとあわせてこの12.7mm機銃と計600発の給弾装置を搭載すべく両翼を強化したものが、TBF-1/TBM-1で1943年7月に生産が開始され、同年末から実戦配備がされました。TBM-3はアベンジャーシリーズの中で最も多く生産されたタイプで、ゼロ距離発射装置(Mk-5 Zero Length Rocket Launchers)に航空用高速ロケット弾(5inc HVAR)を主翼下面に4基ずつ装備し攻撃力がより強力になりました

データ:乗員3名、全幅16.51m、全長12.192m、全高5m、自重4918kg、全備重量7603kg、エンジン:ライトR-2600-20(出力1900馬力)、最大速度430km/h、実用上昇限度7132m、固定武装12.7mm機銃×3、7.62mm機銃×1、魚雷搭載量:最大907.2kg、航空用高速ロケット弾(5inc,HVAR)×8

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