○○（医薬品）はどこで買えますか、と投稿する前に

○○（医薬品）はどこで買えますか、と投稿する前に　

（Jan． 10， 2002）

　「○○はどこで買えますか」、という投稿があります。

　具体的には、「ドボネックスはどこの薬局で売っていますか」というような投稿です。

　私は医師でも薬剤師でもありませんし、それ以外の医療関係者でもありません。また、以下は資料を見ずに書いていますので、ただの社会常識での記述です。誤っている箇所がありましたら６番かいぎしつに訂正をお願いします。

　医薬品には、医師の処方箋がないと買うことのできない薬と、誰でも薬局で自由に買うことができる薬とがあります。薬の種類の数の比較（製造量の比較ではない）でいえば、世の中にある薬のほとんどは、医師の処方箋がないと買うことができない薬です。一部の、作用が穏やかで、副作用もほとんどなく、医師による服薬指導なしで販売してもさほど問題とならない薬だけが、薬局で自由に買うことができることになっています。

　白斑の治療のために使用される医薬品には、

１　ステロイド剤（内服・外用）
２　PUVA療法の際に用いられる、紫外線を一時的に吸収しやすくするソラレンという薬（内服・外用）
３　アレルギー治療薬
４　もともとは乾癬の治療のために開発されたビタミンＤ３活性剤

があります。

　一部の例外を除き、白斑の治療に用いられる薬は、全て、医師の診断書がないと買うことができない薬です。したがって、以下の例外を除いては、病院で診察を受け、医師に処方箋を書いていただく以外に手に入れることはできません。したがって、○○（医薬品）はどこで買うことができますか、という投稿があっても、医師の診断書がなければ買えません、というレス以外のレスをすることはできません。

　例外の１つは、「かゆみ止め」として売られている軟膏のうちに、ステロイドの成分を含むものがあります。医師の処方箋によって買うステロイド外用剤と同一、ないし同種の薬が、「かゆみ止め」として、医師の診断書なしに買える薬として売られています。

　例外のもう１つは、「ルミンＡ」という薬です。ルミンＡは、上記の分類の中では、３のアレルギー治療薬の一種に分類できると思います。

　病院で、ルミンＡを処方してください、と言っても、たぶん処方しないと思います。薬局で購入することになります。

　ルミンＡを販売している薬局は、薬局全体の中では一部です。どこの薬局でも販売しているというわけではありません。サーチエンジンで、「ルミンＡ」で検索すると、薬局のＨＰがヒットしますから、その薬局に行って購入するか、通信販売で購入するか、という形になります。なお、私はルミンＡが白斑治療に効果があるのかないのかは分かりません。