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■ ■【週刊・野球小僧の部屋】 99/08/29
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■ ■ 野球を愛する全ての人に捧げます
第17号
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土日に所用が重なって一日配信が遅れたことをお詫びします。
今週は高校野球って何?について一応、完結したいと思います。
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◆目次
1)高校野球って何?完結編
2)もうすぐ五輪予選
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<高校野球って何?完結編>
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高校野球の話題も3週目。これでとりあえず完結です。先々週は「隊長」さん
から、先週は「kim」さんからのメールを元に話を進めてきましたが、今週は
私が日頃から思っていることを少々書き綴ってまとめとさせていただきます。
まず先々週の「隊長」さんから、野球をする事がメインの高校と、ごく普通の
高校とを分けて大会を開いたらどうだ、という意見をいただきました。それに
対し「kim」さんからはそれらを区別するのは難しい。それなら国体に県の選
抜メンバーを組んで臨むようにしたら良いのでは、とのメールをいただきまし
た。(詳しくはバックナンバーを参照して下さい。)
まずは野球をすることがメインの高校と普通の高校を分けて大会を開く、高野
連も二つに分けるという考え方です。これは「kim」さんからのメールにもあっ
たように実行するのは難しい。中学生に対してスカウト活動を行うとか、練習
時間を制限するとかいっても監視するわけにはいかないし、無理があります。
公立高校でも優秀な中学生には必ず声を掛けていますし、野球部の監督が家庭
まで訪問することも当然です。まあ公立ですから入試に受からなければ話にな
りませんからその高校に見合った最低限の頭脳レベルが必要です。それに対し
て私立ならその学校の方針に沿ってどのような頭のレベルの生徒も受け入れる
事は可能ですから当然アドバンテージはありますよね。
清原、桑田、立浪、野村、片岡の時代、PL学園ののスカウトは12球団一優
秀であるという(そのころのタイガースは13球団目のランク)賛辞を受けて
いました。全国からあれだけ優秀な選手を集められるのはすごいと。(実際は
西日本、近畿地区がほとんどですが)
優秀な選手を集められるから強いのか、強いから優秀な選手が集まるのか。ど
ちらも真実と言えるかもしれません。
地方の野球強豪校には県外選手がメンバーのほとんどを占めている学校が多数
あります。マスコミはそのような県外出身の選手に対して「外人部隊」という
言葉を使う場合があります。私はマスメディアがこの言葉を使うのには絶対に
反対です。
なぜか。それはこの言葉には選手個々の事を一切無視しているからです。学校
側はいろいろな思惑や方針があってそういう選手の集め方をしているのだと思
います。では選手の立場でははどうでしょう。
選手の気持ちはただ甲子園に出たい。それだけだと思います。地元の県では大
会参加校が200。そのうち有力校が7〜10校。各高校とも選手層が厚い。
それに対しある県では参加校が40校。有力校は5校だが、実質は一騎打ち。
選手層も薄くレギュラーを狙えそう。
この条件の両県にある有力校から誘われたら、あなたならどうします。人それ
ぞれでしょうが、私にはかなり多くの人間が甲子園を狙いやすい県の高校を目
指すことが想像されます。
あなたはこのような、ある意味安易と受け取られるような道を選んだ中学生を
(あるいは両親を)非難することができますか。私にはできません。どうして
も甲子園に出場したいという人間にとって、それが安易な道であるとは限らな
いからです。
私学が野球に力を入れるのは当然といえば当然のことで、生徒が集まらなけれ
ば経営が成り立たないのだから何らかの特色を打ち出していくのは経営者とし
ての立場からは自然のことです。
ただルールに違反したり、次に例として上げる高校のような場合は非難されて
も当然でしょう。
関東地区のある県にA校という私学があります。この学校は創立後まもなく、
立地条件も非常に悪いため思うように生徒が集まりませんでした。偏差値も周
辺では最低ランクとされていました。そこで理事長は考えました。
「よし。甲子園に出場しよう。そしてNHKに大いに宣伝して貰おう」と。
数十億とも言われる予算を組んで甲子園請負人の監督を招き、有力選手を集め
立派な設備も作り甲子園を目指しました。
そして見事甲子園出場を果たした翌年には受験者数は3倍、偏差値は一気に
15ほどUPしましたとさ。(今、この高校には野球部はないと聞きましたが
本当?)
甲子園出場のためなら何でもやるという風潮を生み出すのは,TV放送の影響
が非常に大きいのは否めません。以前はNHKの放送も、1,2回戦ではその
カードの地元でしか放送されず、全試合放送は準々決勝からでした。しかも昼
の時間帯は中断があったし、午後6時になれば試合が続いていても放送は終了
していました。
ところが今では、教育TVも使って昼の中断時間もなく午後も延々と放送され
ています。夏の甲子園と同時期に開催されている高校総体がほとんどメディア
に登場する事がないことを考えると、「本当にこれで同じ高校生のクラブ活動
かいな」多くの国民が思っていることでしょう。
それでもNHKは視聴者からの強い要望を錦の御旗に今の放送体制を続けてい
くに違いありません。それは良いことなのでしょうか?何か私学の宣伝のため
だけにやっているような気さえしてきます。
今年の夏の出場校から「都立城東」「県立柏陵」を例に考えてみえれば何とな
く郷土愛の正体もみえてきそうです。
柏陵の蒲原監督はいろいろな形でマスコミにも登場しましたのでご存じの方も
多いかと思いますが、一番印象に残っているのは「ウチの学校は近所の子を集
めただけだ。」という言葉です。
城東もそうですが「近所の学校」ではなく「近所の子」が甲子園に出場するこ
とが人々の関心を集める原動力になってあの熱狂的な応援団を生み出すのでし
ょうか。
確かにいくら近所にある学校でも出場選手が県外出身者ばかりでは応援しよう
にも身が入らないでしょう。それに対し世間は狭いというか「誰々の親戚だ」
とか「弟の友達だ」とか、なんだかんだで、近所の子はみんな知り合いになっ
てしまうのが面白いところです。
今回はダラダラと書いてしまい、時間もあまりとれませんでしたのでまとまり
の無い文章になったことをお詫びします。あまり自分の考えも伝わらなかった
と思いますのでまた機会を設けて高校野球については書いてみます。
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<もうすぐ五輪予選>
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すみません。来週に持ち越しです。
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◆あとがき
高校野球については言いたい事が沢山ありすぎて巧く書けませんでした。
プロ野球のオフシーズンにでもまた書いてみます。配信が遅れてしまい申
し訳ありませんでした。来週からは頑張ります。(この言葉も聞き飽きま
したか?)これに懲りずにまた読んで下さい。
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