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■■　　【週刊・野球小僧の部屋】　　　　　　　９９／１１／１４
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■■　　　　　　　　野球を愛する全ての人に捧げます　第３１号
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今週は読者からのお便りが中心です。アンケートをきっかけにいろいろなご
意見を頂戴いたしました。オフの企画の中で紹介していきたいと思います。
「イズミナンバー」さん、「ヤマシゲ」さん、「ずんずん」さん。貴重なご
意見ありがとうございました。それから先週号の中で「女性の読者がほとん
どいない」とぼやいたところ、さっそく女性読者からメールをいただきまし
た。小さな幸せを感じる今日この頃です。＼(^O^)／ただし喜びすぎて配信
が、また遅れてしまいました。お詫びいたします。
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◆目次
１）ドラフト直前情報
２）読者からのお便り
３）草野球必勝法　その１（再スタート）
４）アンケート結果報告　その２　
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＜ドラフト（１１月１９日）直前情報　＞
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ドラフト直前情報と言ってみたものの、特に秘密情報はありません。(^_^)
一応、上位指名予想選手を参考までに
（▲逆指名決定、数字は年齢、ポジション、所属チーム）
　　　　　　　１位　　　　　　　　　　　　　　２位
Ｈ　▲田中総２１　投　立命大　　　｜▲広田　２４　投　日本通運
Ｌ　　高山　１８　二　九州学院高　｜　朝倉　１８　投　東邦高
ＢＷ▲山口　２５　投　三菱自岡崎　｜▲葛城　２１　外　立命大
Ｍ　▲高橋薫２３　投　日本通運　　｜　清水　２３　投　東芝
Ｆ　　正田　１７　投　桐生第一　　｜　野口　１８　遊　藤代高
ＢＵ　河内　１７　投　國學院久我山｜　佐藤　２２　投　亜細亜大

Ｄ　　河内　１７　投　國學院久我山｜　米野　１８　捕　北照高
Ｇ　▲高橋尚２４　投　東芝　　　　｜▲谷　　２２　投　田村コピー
Ｂ　　田中一１７　外　ＰＬ高　　　｜▲木塚　２２　投　明治大
Ｙ　　米野　１８　捕　北照高　　　｜　野口　１８　遊　藤代高
Ｃ　　河内　１７　投　國學院久我山｜▲木村　２２　捕　日本通運
Ｔ　▲的場　２２　遊　九州共立大　｜▲吉野　２１　投　日大

逆指名選手以外はあくまで予想ですから流動的です。選手に関してのコメン
トはドラフト後にします。

来年から高校生にも逆指名権を与える方向でプロ側は動き始めている。しか
し高野連が簡単に賛成するとは到底思えないのだが、はっきりしたことはま
だ何も決まっていない。
はっきりしているのは現行のドラフト制度はいかにも中途半端で、言い方を
変えれば「インチキ」だということだ。その選手に入団してもらえるかどう
かはあくまで球団の営業努力で弱肉強食やむなしの「完全自由競争」か、１
２球団共存共栄を目指し下位球団から指名する「ウェーバー方式」かどちら
かしか選択肢は無いことは誰が考えても分かりそうなものなのだが・・・・
ドラフトの問題を語り出せば、プロアマ問題、プロ野球のあり方、そもそも
スポーツとは何かという話まで広がってしまう。この事は数回に分けて書い
て行こうと思う。

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＜草野球必勝法　その１＞
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本来は草野球必勝法をメインにしようと創刊した【週刊・野球小僧の部屋】
でしたが、ペナントレース中はどうしてもその話題が中心になってしまい、
アンケート調査でも多くの読者の方から「草野球の話題はどうなった」と多
くのお叱りを受けてしまいました。今回から、改めて始めさせていただきま
す。今回は　まず読者の方からいただいたメールを紹介させていただき、そ
こから話を進めていきます。
「ヤマシゲ」様よりいただいたご質問のメールです。
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・ひとつ取り上げていただきたい内容があります。
　それは阪神の野村監督のいう「野球学」というものです。
　本当にそんなに複雑なものなのか、はたまた意図的に難しく装っている
　ものなのか．．．メジャーの野球はそんなややこしく考えてないように
　みえるので、野村の野球は本道なのか、単なる自己満足なのか是非分析
　してみて下さい。
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このご質問に対する答えを、＜草野球必勝法＞のコーナーで分析していきた
いと思います。
まず「野球学」というものが有るのか無いのか、と問われればそんなものは
ないし、仮に有ったとしても実際に役に立つのかどうか怪しいといわざるを
えないような気がする。「経済学」なる学問を一生懸命勉強しても決してお
金持ちになれるわけではない。「野球学」なる学問を勉強してみても１４０
キロのボールが投げられるわけでもないし、１４０メートル級の大ホームラ
ンをかっ飛ばせるわけでもない。別に勉強したり、努力したりしなくても１
４０キロのボールを投げられる人間は、やっぱり投げられるのである。経済
学なんて何も知らなくても商売で大成功したり、大金持ちになった人間がい
るのと同じ事かもしれない。ただし経済学が実体経済からかけ離れているの
と違って野球の場合は技術、方法論をしっかり勉強すれば飛躍的にパフォー
マンスが向上する可能性は大いにある。その事が次の話につながっていく。

実際のプロ野球選手にも野球のルールもろくに知らない、たいした技術論も
持っていない人間はたくさんいるが、それでも務まってしまう。多分、野村
監督などはそういうことが面白くないのであろう。そこで「野球学」なるも
のを引っ張り出して「勉強しろ、頭を使え」という理屈になったのだろう。

大リーグでは監督になる人物というのは選手時代の実績にほとんど関係なく
マイナーリーグからの指導者としての実績を評価されて就任する場合がほと
んどである。したがって「理論武装」というのはやはり必要のようだ。日本
のように、選手としての実績が有れば、それをもとに黙らせることが出来る
だろうが、選手としての実績を残してなければ「理論武装」によって荒くれ
大リーガー達をを黙らせるより方法は無いはずだ。選手から質問されて答え
られないような指導者には用はない。（あの赤鬼マニエルも勉強したんでし
ょうか？）それが本当だろうと思う。それにしても日本の現実は寂しい限り
ですなあ。Ｇの川合選手が原コーチに質問する姿なんて想像もつかないもん
な～(^_^)　あの人がＧの次期監督候補とは寒すぎるぞ。

野村監督の場合は“演出”の１つとして野球を複雑に見せているのだろう。
「野球の本質とは何か」と、問いかけること自体が彼の指導者としての存
在価値なのだ。「野球の本質とは何か」と選手に問いかける。しかし選手は
それには答えられないというか、それまで考えてみたこともなかったことだ
ろう。ミーティング、ボヤキ、つぶやき等の中で、それに対する答えを出し
て行く。その過程で「このオッサンのいうことは正しい。このオッサンの言
うことを聞いておけば間違いはない」というイメージを作り上げていく。そ
うすることでームそのものも作り上げていく、そういった手法なのではない
だろうか。

話がそれたような気もするが（多分それたな）草野球には「本質」もなけれ
ば「学」も無い。ましてや「野球道」なんてとんでもない話だ。仮にあった
としても他人に押しつけるべきではない。そういうものは個人個人で考えて
勉強していけばいいのだ。いろいろなやり方や考え方が有って当然。そのこ
とこそが文化としてのスポーツのそして草野球のあるべき姿のはずだ。

そこで「草野球必勝法」なのだが、世の中に「必勝法」なるものは存在しな
い。ギャンブルをされる方はよくご存じだろうが、もしそんなものが本当に
あったら大変である。それではここで言う「必勝法」とは一体何か？それを
次週から書いていく。待たれよ次号！
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＜アンケート結果報告　その２＞
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Ｑ１より　　数字は％
読者の年齢層　　　最年少１７歳　　最年長６９歳　　平均３０．７歳
１０代３　２０代３５　３０代５２　４０代８　５０代０　６０代２
読者の職業
高校生３　大学生１３　会社員６３　その他社会人１９　記入無し２

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◆あとがき
今週は少々長くなってしまいました。来週はドラフト前日の木曜日に配信す
る予定です。
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【週刊・野球小僧の部屋】
編集・発行：【週刊・野球小僧の部屋】編集部
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