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■■ 【週刊・野球小僧の部屋】 99/11/18
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■■ 野球を愛する全ての人に捧げます
第32号
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◆お詫び
アンケートの結果を元に読者の皆様からのご希望が多かった「読者からのお
便り」コーナーを始めることにし、先週号に、頂戴したメールを掲載させて
いただきました。しかし私の見通しの甘さもあって、一部の読者の方にご迷
惑をお掛けする結果となりました。本当に申し訳ありませんでした。
前号で掲載したメールに対し、数名の読者の方から感想、反論のメールをい
ただきました。本来なら平等に扱うべき読者からのご意見ですが、誌面に制
約のあるこのメルマガでは当然皆さんからのお便りを全部紹介する事はとて
もできません。せっかくご丁寧に書いていただいてもその1部のみを抜粋し
掲載するわけにも参りません。そこでお便りをいただいた読者の方に「今回
は掲載を見送ります」とお返事を出したところ、「不公平」「そういう編集
姿勢はおかしい」といったご批判を受けました。
私がこのメルマガを発行しているのは単に野球が好きだからです。もちろん
本業というか、一社会人として仕事の傍らに趣味で発行しております。創刊
から半年が過ぎましたが誌面作りにはまだまだ試行錯誤の面が有ることは否
めません。私なりに悩み、いろいろなことを考慮しながら発行しているつも
りですが、それでも読者の方全員に納得していただけることは非常に難しい
事のようです。(配慮が足らないといわれればそれまでですが)
30号でメルマガ誌上に掲載を前提とした読者の皆様からのお便りを募集し
ておきながら、朝令暮改のようで申し訳ありませんが、私の判断で以下のよ
うに【週刊・野球小僧の部屋】の編集方針を改めさせていただきます。
○【週刊・野球小僧の部屋】では、読者の皆様からのお便りを掲載すること
は基本的に今後一切いたしません。
○メルマガそのものに対するご意見、ご不満等はもちろん送っていただいて
結構ですが、それらはメルマガに掲載することなく私個人がメールにて誠
意を持って回答いたします。(今までアンケートにご協力いただた方その
他激励、ご質問をいただいた方全員に御礼のメールを送ったつもりです)
○ルールあるいは技術的な「質問」をいただいたときには送っていただいた
方の許可を得た上でメルマガに掲載させていただく場合もあります。
○今後皆さんからのご意見を反映する場として、都合により現在閉鎖中の
【週刊・野球小僧の部屋】ホームページに設置してある「掲示板」を11
月中には再開する予定ですので、そちらの方で発言してください。来年か
らはメーリングリストの開設も視野に入れております。(MLについての
詳しいことはまだ未定)
○外部からの影響を極力排除する意味もあって、【週刊・野球小僧の部屋】
では今後広告等の掲載はいたしません。そのため誠に勝手ではありますが
本年いっぱいで「CLICKINCOME」からの配信は停止いたします。(配信の
際に自動的に広告が挿入されてしまうため)ただし個人発行のメルマガの
PR文等はこの限りではありません。(広告掲載料が無料のため)
○フッターの部分に但し書きを追加します。(メルマガ本文1番下の部分)
よくお読みの上で【週刊・野球小僧の部屋】の主旨をご理解下さい。
とりあえずではありますが、以上のように決めさせていただきました。まだ
まだ不確定要素が多くあるかと思いますが、単純に野球が好きで、このメル
マガが面白いと感じている方は引き続き、ご購読、ご支援のほど宜しくお願
いいたします。
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◆目次
1)ドラフト指名選手に対する期待度
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<ドラフト指名選手に対する期待度>
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ドラフト指名選手に対する期待度ということで、私が各選手に対して期待し
ていること、それからプロ野球各球団が指名選手に期待しているであろう事
その2点について書いてみよう。
私が各選手に期待することと言っても特別なことではなく、自分の目が確か
かどうか確認がしたいだけなのである。その選手のアマチュア時代における
プレーぶりを見て、本当にこの選手はプロで大成できるのかどうか判断し、
その後の活躍を見守りたいのだ。そして自分が注目していた選手が大活躍す
れば「むふふ・・」と喜んでいる、(皆さんもそうでしょう)そんな単純な
話である。
といっても私が最近(読者の年齢によっては全然最近ではないかもしれない
が)アマ時代のプレーをみて「これは絶対プロでモノになる」と確信できた
選手は数えるほどしかいない。基準が厳しすぎるのか、単に見る目がないだ
けなのか(そりゃ後者でしょ)本当に数が少なく、ここで紹介するのも気が
引けるくらいである。しかし紹介しなければ話が進まないので書いてみると
投手では
◎斉藤明夫 大商大時代にグラサンを掛けて投げているのをみて驚いた。
◎斉藤隆 腕の振り、肘の使い方は天才的だった。
◎工藤公康 高校時代から今の投球センスの片鱗を伺わせていた。
◎川崎憲次郎 高校時代から今と同じ顔で投げ風格を漂わせていた。
◎阿波野秀幸 外角のコントロールだけで飯が食えると思った。
◎野茂英雄 あのフォークは地球の人間では打てるはずがないと感じた。
◎渡辺智男 清原が振り遅れてかすりもしないのだからすごすぎた。
打者では
◎清原和博 どうして毎年成績が下がるのか。甲子園ではすごかった。
◎松井秀喜 あの顔で他の高校生と同じ舞台に立つのはインチキだった。
◎高橋由伸 ああいう人の事を「野球が上手な人」とよぶのだろう。
打者については高校、社会人で金属バットを使用していることもあってなか
なかピンとこない。(詳しいコメントに関してはまたの機会に)
上の紹介の中で「サングラス」とか「あの顔で」とか野球と直接関係ないよ
うなことを持ち出して、まるで茶化しているようだが、『プロ』でやる為に
は、やはり他の選手からは1段高いところに立ってプレーしていないようで
は期待がもてない。そこら辺りを私は目つきや、顔つき、全身からにじみ出
て来る風格といったモノから判断しているのである。(文章では巧く表現出
来ないのが少々悲しいが)さて今年はそんな風格のある選手がいるかという
と残念ながら「1人もいない」と私はみている。(映像で見た事のある選手
に限り)
昨年の松坂ような存在は別格だが、全体的には高校野球全体のレベルは毎年
下がっていく傾向にある。この事は元カープ等でスカウトをなさっていた木
庭氏も朝日新聞紙上で語っておられたので疑いようのない事実だ。新聞紙上
でMAX145キロと書いてあったらほとんど5〜10キロは割引してみて
おかないと、ご贔屓チームに期待の新人がプロ入り後にその投球をみて「あ
れ?」という事になりかねない。MAXというのは測定ミスも入れてなのか
と勘ぐりたくなってしまう。
大学、社会人ならともかく高校生はプロ入り後に身体ができてスピードが5
キロくらいは増すのが当然だと思うのだが現実は逆で、高校の時が最速だっ
たという投手が2軍にはゴロゴロしている。持ち上げるマスコミが悪いのか
プロの指導が悪いのか、本人に自覚がないのか、よく分からないが・・・・
指名順位のことに少々触れてみたいのだが、現在1,2位には逆指名権があ
り各スカウトの最重要課題はそれを選手から取り付けることにあるのは語る
までもない。大学社会人の枠の中でどうしても欲しい選手がいれば、それを
使いたいところだが、全部の球団は当然使えない。欲しい選手には来てもら
えない、のべ24人の枠の中に有望選手もいなければ高校生の将来性に掛け
ることになる。
今年のドラゴンズのように、最初から高校生の1,2指名の球団があるとい
うことは全体的に人材難と思って間違いはない。(ドラゴンズのチーム事情
実力、アマ選手からの人気度からみて逆指名権が全然とれないはずはない)
ファイターズが正田投手を1位指名するのが確実という情報から、ますます
その感が強くなる。どういう選手が1位指名の栄誉に輝くかといえば、その
実力が抜きん出ているか、あるいはお恥ずかしい話、日本ではその選手のス
ター性を考慮に入れての指名になる。「契約金なんかオープン戦で元が取れ
る」とよくマスコミに書いてある、あれのことだ。
営業面を考えればアマのスター選手は各球団のどから手が出るほど欲しいと
ころだが実力が伴わなければ本末転倒もいいところで、「プロ入り後に実力
を付けスターの座を掴む」などという発想はドラフトの時点ではどこかに消
えて無くなっている。選手も同じで、プロに入ってまだ仕事もしてないくせ
に「後見人」なるモノが入れ知恵するのか知らないが、勘違いしている人間
が(選手の親も含め)いるのは少々残念である。勝負は(お金を稼ぐのは)
あくまでプロ入り後と肝に銘じて欲しい。
ことしのドラフトの目玉と言っていいのが國學院久我山の河内投手で、この
選手は甲子園に出場していないため実際にご覧になった方は非常に少ないは
ず(私も見ていない)だが、マスコミの報道によれば最高に近い評価がされ
ている。「甲子園で話題になった正田、高木投手とはモノが違う。あの2人
と比べる方が間違い」ドラゴンズ、カープ、バファローズの3球団が競合す
るとの予想だが果たしてどこが指名権を得るのか、そしてその実力のほどは
いかなるモノなのか、興味津々といったところだ。
マスコミの評価が妥当ならば敢えて正田投手を1位指名に決めたファイター
ズのねらいは一体どこにあるのか。この球団は高校生の投手を上位指名し結
果を残している。また昨年は松坂の指名に挑戦したように、実力選手には競
合抽選に果敢に挑む姿勢も見せている。そうなると今年の正田投手には一体
どんな期待をしているのか。河内投手と比べ将来性はどうなのか。2人の今
後を見守りたい。
上位指名選手ほど契約金が高いことを考えると、球団がその資金を回収する
には選手が実力を発揮し、勝利に貢献して貰うか、あるいは人気を利用して
営業的に潤うかどちらかしかない(松坂のように両面で1年目から貢献でき
るのはめずらしい)やはり各球団スカウトの1番の腕のみせどころは3,4
位指名の辺りだろう。選手の実力の評価と他球団の出方、両面から作戦を立
てた上での各球団の火花を散らした戦いが繰り返される。1番の掘り出し物
があるのもこの辺りの指名順位なのは過去のドラフトからも明らかだ。
5位以下の指名選手に対して球団からの期待はハッキリ言ってゼロに近い。
支配下選手の数によっては指名打ち切りの球団もあるくらいだから、現時点
の実力が評価されての指名でないことが分かる。ではなぜそんな選手を指名
するかといえばさまざまなケースがあると思うが普通に考えればまずは将来
性を買ってということになるのだが、選手の方から頼み込んでの指名も結構
あるらしい。掛布選手の例を出すまでもなく、関係者のコネを使って球団に
頼み込み何とか指名して貰う(掛布氏の場合は入団テストを受けた上でのド
ラフト指名)契約金などいらないから何が何でもプロ入りしたいという選手
の希望を叶える形で指名するのだが、やはりコネがあるか、その選手の所属
チームに翌年、あるいは翌々年にドラフトの目玉選手がいる場合には簡単に
願いが叶う場合がある。(反対に過去の実績がものをいう場合も当然ある)
この辺の順位で指名される選手に対しては所詮、かけみたいなモノであるか
ら各球団ともアマからの信頼を得るために利用している面はある。
ドラフトに関してはやはり「ドラフト会議倶楽部」の小関順二氏が書いた記
事などを参考にされた方が良いだろう。この方達はアマ選手を多数見ている
事に関しては日本で右に出るモノはいない。先週の「週刊・ベースボール」
でも巻頭からこの方の記事が載っていた。しかしプロのマスコミ記者より詳
しい素人というのも変な話で、この方の記事が前面に押し出されているのに
は少々疑問を感じる(小関順二氏はライターではあるが、アマ選手を見るこ
とが本業ではなく別に仕事をお持ちのはずだ)「週刊・ベースボール」の編
集者には野球雑誌編集者というプライドはないのか?プロの自分たちよりあ
の人の方が詳しいからあの人に頼めばいい、という安易な考えなのか?それ
とも経費節約の面から、「時代はアウトソーシング」という考えなのだろう
か? (野球小僧)
ドラフトの結果等に関して知りたい方は
◎Draft Web Site
http://draft.asia.co.jp/
◎日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/
◎ドラフトページ
http://www.bekkoame.or.jp/~yuki21/doraf.html
などを参考にさせるとよいでしょう。
皆さんがこの記事を読まれる頃にはドラフトの結果は出ているはずです。
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◆あとがき
お詫びの言葉が長くなってしまい、予定していた草野球関連の記事も掲載で
きませんでした。また1日配信が遅れたましたことも重ねてお詫びいたしま
す。なお激励のメール、または苦情、ご批判のメールは gm@club-pro.com
までお願いします。
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