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■■  【週刊・野球小僧の部屋】     2000/01/18 ■■
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■■        野球を愛する全ての人に捧げます  第39号   ■■
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ドラゴンズが大リーグブリュワーズからFAしていたニルソン選手を獲得す
ることに成功しました。彼は五輪参加を認めてない大リーグに留まることを
あきらめ、五輪参加の希望を叶えてくれるドラゴンズと契約しました。本当
のところは分かりませんが、年俸は大リーグ時代の約半分になるということ
です。それでも祖国のために五輪参加を希望する、いかにもドラゴンズ星野
監督の好きそうな話ですね。私も好きですけど(*^_^*)金より、名誉。私が
34号で書いた『侠気』にも関係ある話ですね。

ウラ技といえば確かに、そうなんですけど。やはり、お金を使わず頭と情報
を駆使して良い選手を獲得する。これがプロ野球の本道でしょう。ねえナベ
ツネさん((((((^_^;)

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◆目次
1)お正月休み中にあったこと 続編
2)草野球必勝法 その5 審判に対して
3)メーリングリストについて
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<お正月休み中にあったこと 続編>
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○前号からの続きです。

12月27日にテレビ朝日系列で放送された『南原清隆&長島三奈のプロ野
球ってナンだ!?第2弾!超ディープ編』という番組で、シドニー五輪に臨む
野球の日本代表をプロ野球選手の中から選抜しドリームチームを作ろうとい
う企画からの紹介です。メンバーを選ぶのは『ライオンズ伊東』『スワロー
ズ古田』『ベイスターズ谷繁』と球界を代表する3人の捕手がドラフト形式
で選手を指名していくというものでした。そのルールは以下のとおりです。

◆ルール

○野手7人、投手3人の全10人を指名
○捕手は自分自身
○野手7人を1位から順に指名
○単独指名なら確定、競合なら抽選

野手の指名が終わってから
○投手は、先発、中継ぎ、抑えの3名を指名(順番はどこからでもOK)
○1球団から指名できるのは自分を含め3人まで
○外国人選手は対象外(日本人メジャーリーガーはOK)

    伊東        古田         谷繁
1位 松井 L6    イチロー BW9    松井 G3
2位 高橋 G9    石井   B6    緒方 C8
3位 小笠原F3    江藤   G5    中村 BU5
4位 前田 C7    片岡   F3    鈴木 B7
5位 小久保H4    金本   C7    関川 D9
6位 田口 BW8    小坂   M4    土橋 S4(小坂)
7位 田中 F5    秋山   H8    二岡 G6

1位 上原 G先(松坂)岩瀬   D中    松坂 L抑
2位 佐々岡C中    高津   S抑    川村 B先
3位 工藤 G抑    黒木   M先(工藤)横山 C中    

*( )の中は競合選手、数字は守備位置

皆さんなら、どんな選手を選びますか?今回番組の中で選ばれた選手の中か
ら私が考えたベストオーダーは以下の通りです。

1番 ショート   松井   L   
2番 セカンド   小坂   M
3番 ライト    イチロー BW
4番 ファースト  松井   G
5番 レフト    高橋   G
6番 センター   緒方   C
7番 キャッチャー 古田   S
8番 サード    二岡   G

あまり深く考えた訳ではありませんが、五輪がほぼ一発勝負であることを考
慮し、守備優先&機動力中心に選びました。        (野球小僧)
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<草野球必勝法 その5 審判に対して>
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前のコーナーで紹介した『南原清隆&長島三奈のプロ野球ってナンだ!?第2
弾!超ディープ編』という番組で、メッツの吉井投手(現ロッキーズ)とエ
ンジェルスの長谷川投手が出演していた。2人はストライクゾーンの話題に
おいてブレーブスのマダックスを引き合いに出していた。大リーグ通の方な
らよくご存じのようにマダックスは「90年代最高の投手」とか「投げる精
密機械」などと形容される好投手である。ただあえて言わせていただければ
ぱっと見では「それってホントなの」と突っ込みを入れたくなるような投球
にしか見えない。ランディ・ジョンソンやロジャー・クレメンスなどの速球
と比べたら、かなり見劣りする。コントロールは確かによいのだが、日本の
投手と比べても特別な投手には全然見えない。

ではなぜ、彼は勝てるのか?その答えの一つが長谷川投手曰く「彼は審判と
お友達だから、マダックスボールがある」というのである。つまり外角のか
なり、はずれたボールまでストライクにとってもらえるのだ。実際大リーグ
中継で投球を見たことがある方は承知されていると思うがとんでもない、外
の投球もストライクにとってもらっている。元々日本に比べて外にストライ
クゾーン広い大リーグだが彼が投げるとさらに広くなってしまう。長谷川投
手の話では、試合中のベンチでも「いくら何でも、そりゃないだろう」とズ
ッコケているらしい。

誤解の無いように言っておくが「彼は審判とお友達」といっても盆暮れに贈
り物を届けるわけではない(^_^)要するにイメージの問題である。確かに彼
は「ナイスガイ」で結構好かれてはいるらしいが、それよりも「コントロー
ルが抜群によい」というイメージを審判に対して植え付けていることが重大
なのだ。一緒に番組に出演していた、小宮山投手も春のキャンプの時点から
審判に対して自分はコントロールが良いと言うことをアピールしているそう
だ。

草野球では、審判に対しては(特に連盟の審判)ストライクゾーンに限った
ことだけでなく、すべてにおいて良い印象を持ってもらうことは非常に大切
な事だ。良い印象を持ってもらっても判定が有利になることは無いだろうが
不利になるようなことは絶対にないはずだ。今から書くことは社会人なら当
然のことだと思うのだが、あえてここに記すことにした。それは長野五輪を
見てから私の認識の甘さを痛感させられたからでもある。

近頃は五輪で金メダルをとるような立派なスポーツ選手でも(精一杯の皮肉
です)表彰台で帽子をぬぐこともできないような時代なのだ(もっとも彼女
は入社式にも親がついていながら遅刻するような人間なのだから救いようが
無いのかもしれないが)彼女のやっている競技はいわゆる「体育会系」とは
無縁のようだ。周りにも、いろいろ細かいことを注意できる人間がいないと
言うことなのだろう。

断っておくが、私は体育会系のタテ割り社会のようなものに賛成しているわ
けではない。無意味なシゴキとか、理不尽な要求を突きつけ奴隷のように扱
ったりすることとか、暴力による押さえつけのような事に対しては絶対に反
対である。しかし体育会系のすべてを否定するわけにもいかない。

中学高校を野球部一筋で過ごした現在30代以上の人(もっと若くても多分
そうだと思うが)に「目上の人の話を聞くときには帽子をぬぎましょう」と
改めて言おうものなら「そんなこと身にしみて分かっています」と返事があ
るはずだ。某選手も表彰台の上で、緊張しあがっていたのでは、と擁護の声
もあるかもしれないが、人間緊張すればするほど、普段の習性が出てくるの
が普通のはずである。そもそも躾ができていないのだ。

現在はサークル活動全盛で、タテ割りとかの、人間関係はうざったいと言っ
て体育会系は敬遠されがちだが、良いところもいっぱいある。日本の社会で
はまだまだ必要とされることをきちんと教えてくれる場でもある。年中タメ
ぐちでは日本の社会は、日本でなくなってしまうかもしれない。

話が思い切りそれたが、審判の方に対しては最低限、次の事柄くらいは守り
ましょう。

○審判を見かけたら帽子を取って挨拶をしましょう。
○控えの審判の方とは簡単な世間話をしましょう。
○夏の暑い時期には、お茶を用意しましょう。
○試合終了後は必ず帽子を取ってお礼をしましょう。
○試合終了後は世間話をして、いろいろな情報を得ましょう。
(審判の方によってはいろいろとアドバイスをしてくれます)

常識的な事ですけど私の所属している連盟でも実行しているチームは多くあ
りません。悪態をついて印象を悪くすることだけは絶対にさけましょう。今
回は「ゴマスリ」の話のようだけど、世の中そんなものです。

次回は<審判に対して 技術編>です。

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<メーリングリストについて>
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少々、問題が発生しました。次号に持ち越しです。
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◆あとがき
次号は大橋巨泉氏の話です。
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