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■■　　【週刊・野球小僧の部屋】　　　　　２０００／０１／２５　■■
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■■　　　　　　　　野球を愛する全ての人に捧げます　 第４０号 　 ■■
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◆目次
１）大橋巨泉氏の話
２）メーリングリストについて
３）草野球必勝法　その６　審判に対して　技術編
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＜大橋巨泉氏の話＞
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大橋巨泉氏といえば熱心なジャイアンツファンとして知られていた。昭和４
０年代、子供の好きなものの代表として「巨人、大鵬、玉子焼き」と表現さ
れていた時代にジャイアンツファンのシンボル的存在の人物だった。「野球
は巨人、司会は巨泉」と自分で喧伝していた。しかし最近、自身も公言して
いるように彼はジャイアンツファンであることをやめてしまった。その辺の
心境を新年の「ニュースステーション」および「週刊現代」において語って
いたので、ここに紹介しておこう。

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まさか大橋巨泉氏をご存じない方もみえないとは思うが、本人曰く「セミ・
リタイア」した身分であり昔のようにＴＶに出ているわけではないので、本
当にお若い方にはあまり馴染みがないかもしれない。彼は、多趣味なひとで
一応「司会者」ではあるが、元々はジャス評論家であり、現在も日曜の夜に
ラジオのジャズ番組を担当している。またゴルフ、野球、競馬などにも評論
の場を持っていた。ＴＶ番組を司会するときは、一人で企画、立案、プロデ
ューサー、ディレクターの役割にも首を突っ込み、ＴＶ局、及び業界人には
非常に疎まれ、恐れられたが何しろ視聴率が取れる人だったので逆らえる人
もいなかったようだ。ビートたけし氏もこの人の前では小僧扱いである。

主な番組（単に記憶が頼りなのでタイトルは正確ではないかもしれません）
１１ＰＭ　お笑い頭の体操　ゲバゲバ９０分　クイズダービー　世界まるご
とHow much　など（年代順のつもり）

私は個人的には、巨泉氏を好きなわけではないのですが番組自体は面白がっ
て全部見ていましたね（早いのが取り柄、円鏡さん・・ウゥ古すぎ(^^ゞ）
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彼の話を要約すると大体２点に絞られてくる。１点目がドラフトに関するこ
と。２点目がプロ野球のＴＶ中継、及び日程に関することだ。

まずドラフトに関してだが主張そのものは世間一般で言われていることと大
差はない。ウェーバー方式こそがドラフトであって、現行の逆指名がある方
式は、とてもドラフトと呼べる代物ではないということ。そもそもウェーバ
ーがどうしてもいやだったジャイアンツがくじ引きを主張し、その方式が導
入されたのに、それでも自分のところに大して有利にならないとみるや、今
度は逆指名を強引に導入し現在に至っている。彼はそんなジャイアンツのや
り方を痛烈に批判していた。

それから日程に関することにも苦言を呈していた。日曜日にナイトゲームを
行うのは変ではないかという意見だ。ジャイアンツは札幌開催のゲームを除
き全部がナイトゲームである。それを最低日曜日だけはデーゲームするべき
だと言うのだ。大リーグではどのチームも日曜は原則デーゲームで行われて
いる。そこには次代を担うべき子供たちへの熱い想いがある。

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ここから先は、巨泉氏の主張とともに私の考えも少々入っています。
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野球というのは本来、青空の下で行われるべきものであり、そこへ親が子供
を連れて行くことにより、野球の素晴らしさを連綿と伝えていくことが可能
になる。帰りの時間を心配しながら見ていたのでは面白くないし、一番肝心
な結末を見届けずに帰るなど愚の骨頂である。そういった心配をしなくて済
むのは、なんといっても日曜日のデーゲームなのだ。
ところがＴＶの視聴率を考えると、ナイトゲームが圧倒的に有利になる。し
かもＴＶ局は、試合終了のことなど考える必要もなく、時間がくれば「ハイ
サヨウナラ」本当にこれで良いのか？子供たちにとって本当に必要なのはＴ
Ｖ観戦ではなく、現場に行って生で見ることである。プロ野球の公式戦は行
われる球場も決まっているので、地方にお住まいの方は条件が厳しいかもし
れない。それでもオープン戦や２軍戦なら少々足をのばせば、見る機会を確
保できるのでは無いだろうか。プロが駄目なら社会人でも、高校野球でも別
にかまわない。親が子供の手を引いて青空の下で一緒に野球を見るべきだ。
その事により子供たちに野球の素晴らしさを伝えることができ、また子供自
身にもプレーへの欲求が湧いてこようというものだ。自分もやってみたいと
思う自我の芽生えが・・・・・

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◆これより少々脱線

草野球をやっているお父さん方は、是非グランドへ子供さんを連れて行って
ほしい。子供の年齢は関係ない。自分のプレーを見せてあげてほしい。最近
は子供たちも何かと忙しいようだが、そこはうまく調整してほしいものであ
る。（残念ながら最近は子供を連れて草野球に来る人が少ないな）
世の中のお父さんへ・・親子の会話というのは決してＴＶの前で生まれるも
のではない。ＴＶ中継を見ながら能書きをたれていても始まらない。現場へ
行こう。青空の下へ親子連れで出かけよう（これは、なにも野球に限った話
ではないけどね）
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そんなことを無視して視聴率のことだけを考え、日曜日にナイトゲームを行
うジャイアンツや日本テレビに対して、どうして他球団や、他の放送局がつ
きあう必要があるのかが、理解できないというのが巨泉氏の言い分だ。東京
ドーム以外のゲーム、すなわち他の５球団主催のジャイアンツ戦など日本テ
レビ以外のフジやＴＢＳなどは、おこぼれ頂戴でありがたがって放送する必
要などどこにもなく独自の番組を放送すればよいというのだ。
確かにその通りで、いい加減に視聴率がそれなりに取れるからという安易な
理由で（もっとも民放にとっては視聴率がすべてなのだから始末に負えない
という側面もあるのだが）ジャイアンツ戦を垂れ流すのはもうやめる時期に
来ていると思う。巨泉氏に言わせれば「僕はジャイアンツ戦の裏番組でも視
聴率を必ずとっていた。企画をうまく考えれば対抗できる」ということにな
る。（ひょってしてこれが言いたくて彼はこの話を持ち出したのか(^_^)ま
あ、とにかくジャイアンツべったりはもうやめようということだ。
そして巨泉氏の主張は、そんな横暴で、プロ野球全体の繁栄などこれっぽっ
ちも考えていないジャイアンツなど応援するな、ファンなどやめてしまえ。
そしてジャイアンツファンをやめた自分に続け。特にタレントなど有名人は
右に倣えと。そしてプロ野球界を良い方向に導こうというのだ。

私の意見を言わせてもらえば、一般のジャイアンツファンはこれには当ては
まらないだろう。別にジャイアンツファンをやめる必要などない。それは、
一般のジャイアンツファンは球団の姿勢に対して結構批判的だからだ。私の
周辺でもそうだし、ジャイアンツ関連のメルマガを読んでもファンの意見は
かなり厳しいものがある。ファンの厳しい意見こそが球団を育てていくに違
いないからだ。（他球団のファンの声だけではなく）
それなのにＴＶに出てくるジャイアンツファンの有名人からは批判的な意見
など聞いたためしがない。どうしてなのかよく分からないが「スポーツうる
ぐす」に出演していたテリー伊藤氏、黒鉄ヒロシ氏の両名も（この２人は巨
泉氏には“出演するという話だったのに今日は逃げたな”と名指しで批判さ
れていた）提灯持ちそのものだった。ジャイアンツを愛すればこその厳しい
意見を聞いてみたいものなのだが・・・・・・・だれか正論をはいてくれる
人はいませんかねえ・・・・・

◆次号予告◆

ジャイアンツが駄目な元凶の御仁がまた暴言を
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前日のオーナー懇談会でシドニー五輪に主力級選手を派遣する協力態勢を決
定したパ・リーグを徹底“口撃”。「いつから五輪はただ勝ちゃいいという
哲学に変わったのか。じゃあレスリングにプロレスラーが出てくるのかね」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊（スポーツ紙より一部抜粋）
何をおっしゃる、このクソ○ジイ。加えて高原セリーグ会長のクソ○バアも
とんでもないことを言っているので次号で２人を吊し上げる予定です。

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＜メーリングリストについて＞
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◆以前から予告しておりましたメーリングリストについてお知らせします。

読者の皆さんのご意見を反映する場として【週刊・野球小僧の部屋】ではメ
ーリングリストを開設させていただきます。とりあえず開設費用が無料とい
う事もあって　ｅグループhttp://www.egroups.co.jpを利用いたします。
もちろん読者の方の参加費用も無料です。

■□解説□■
グループのアドレスは w-yk@egroups.co.jpです。

このアドレスあてに送ったメッセージは、グループメンバー全員に配信され
ます。私「野球小僧」に直接参加希望のメールをgm@club-pro.com まで送っ
てください。本来なら、ウェブからも申し込みはできるのですが、今回はと
りあえず見送ります。

■□趣旨□■
このメーリングリストは、野球に関すること全般（草野球、高校野球、プロ
野球何でもかまいません）についての議論の場といたします。プロ野球選手
あるいはプロ野球界全般については批判めいたことでも可能な限り認めるつ
もりです。勿論私、野球小僧に対する批判でもかまいません。ただしメーリ
ングリストのメンバーに対する個人攻撃だけは絶対に許されませんので、そ
ういう発言、メールがあった場合は即刻、退会していただきます（高校生な
どアマ選手の個人批判も遠慮してください）

この件に関するご質問等がございましたら遠慮なくメールしてください。

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＜草野球必勝法　その６　審判に対して　技術編＞
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ごめんなさい　ｍ(_ _)ｍ　来週にします。
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◆あとがき
次回は「ナベツネ＆高原セリーグ会長のオッペケペー」などです。
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