2000/02/22
44号
2月18日にWindows2000が発売されましたね。読者の皆さんはどうされま
すか?私は38号でお知らせしたように、既にプレリリース版を使っていま
す。使用して2ヶ月になりますが、まだ1度も再起動を強要された事もない
し、フリーズしたこともありません。それにデスクトップを使っている私に
とって「休止状態」で終了、起動ができるのは非常に助かります。
しかしバグやドライバーの対応の遅れなどが指摘されていますので、HDの
容量に余裕のある方が、ダブルブートで使用した方が良いでしょう。トラブ
ルには責任がとれませんので(^^ゞ。正常に動作すればWindows9Xとは問題に
ならないほど安定していることは確かです。しかし製品版は金が無くて、ま
だ買っていませんけど(TOT)
新しい企画として「草野球掲示板」をメルマガの最後に付け加えます。これ
は読者の皆様が『無料』で使用できます。対戦相手、メンバーの募集などに
使ってください。それから以前にもあったような「あの時のビデオ、あの時
の雑誌ありませんか」等の問い合わせに使っていただいても結構です。詳し
くは本文を参照してください。
ところで今週から、編集方針というか文章の構成を少し変えてみたいと思い
ます。野球、その他のスポーツに詳しい方、またパソコン、インターネット
についての知識が深い方には説明が不要の言葉でも、おのおの初心者の方に
は専門用語というのは理解しがたいモノがあります。しかし、本文中でその
言葉や事実について逐一説明していると、文章が長く、散漫になるだけです
ので欄外に説明書きを設けていきます。○○(注1)とあれば欄外の注1を
参考にしてください。ただし、かえって読みにくくなったとご批判をいただ
いた場合はあっさり元に戻します。(^_^)
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◆目次
1)アマチュアリズムはどこにある 後編
2)草野球必勝法 その6 審判に対して 技術編1
3)草野球掲示板のお知らせ
4)メーリングリストについて
5)注○について
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<アマチュアリズムはどこにある 後編>
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前号で「アマ」と名乗っていても実際は「プロ」そのものだという実態につ
いて書いてみた。私個人としては選手自身にはそれぞれの事情があり、仕方
のない面も多くあると思っている。まず、就職してからスポーツを続けよう
としても「企業アマ」になるしか具体的な方法が無いという現実があるから
だ。他の従業員と同じように業務をこなし、アフター5でスポーツをしよう
と思っても、トップレベルの選手を受け入れてくれるような「クラブ」は非
常に少ない。トップレベルの選手は、金銭的なことよりも(つまり賞金や高
額な年俸を得ること)「スポーツをする事」そのものを一次的な欲求として
強く持っているため、継続してスポーツ選手として活動していくためには他
に選択する余地はない。
また学生においては未成年であるが故に周りの大人の影響を強く受けてしま
う。親も含め外堀を埋められて(いやな言葉だな)進路を決められてしまう
場合もある。高校生には「甲子園」という大目標がそびえ立っているために
大人たちの思惑(学校側からみれば単なるPR、親にしてみれば今後の進路
に有利になる高校を選びたい)とは別の意味での思惑が働くこともあるかも
しれない。(甲子園に出場できるなら野球留学も平気というような)
スポーツをする環境を考えてみると「企業」あるいは「各スポーツ団体」に
は問題が多すぎる。昨年もバスケットの日本リーグで『所沢』の3選手が出
場を拒否された事件や(注1)東京六大学で東大の加治佐投手の登録が認め
られなかった事件(注2)などがあった。これらは「企業」や「各スポーツ
団体」の利害のみによって起こったことで本来の「アマチュアリズム」から
は遠くかけ離れた悲しい出来事だった。これらの事は、ある程度マスコミか
ら批判を受けたのだがマスコミにはこれらの問題の本質まで踏み込んで追究
してもらいたいと思う。日本のスポーツ界はどうあるべきかという事につい
てだ。JOCでも、ある理事からの暴露記事が話題になっているが、それら
も単なるスキャンダル扱いではなく問題の本質に迫る起爆剤として欲しい。
こうしてみると、野球に限らずスポーツ選手がその実力を発揮するための環
境が整備されていないことは明白である。本当の意味での環境整備を考える
ために次回は<応援から支援へ>について考えてみることにする。
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<草野球必勝法 その6 審判に対して 技術編1>
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またしばらく間があいてしまいました。すみません。今週は審判から有利な
判定を導くテクニック、技術編その1です。
◆球審に対して 打者の立場から見た場合
打者の立場からみた場合、球審からストライクゾーンについて有利な判定を
受ける為のテクニックは少々難しいモノがあります。まずバッターボックス
の立つ位置(前後、投手寄りかどうか)には気をつける必要があります。ボ
ールの軌道を考えた場合、判定の基準はあくまでベース上になりますので、
あまり極端に前後に動くと自分の感覚と球審の感覚がずれてしまいます。
コースについて考えると、外角は仕方ないとしても内角球にはごまかせる可
能性がありそうに感じます。しかし、あからさまに、のけ反っても逆効果で
しょう。「少々、驚いた顔」をするくらいがベターだと思います。
高めのボールに対して極端にかがむ打者を見かけますが効果はありません。
何故かというと、球審は自身の構えた視線を高めのストライクゾーン一杯に
合わせているからです。つまり球審は自分の目の高さに来た投球に対しては
「ストライク」と判定するのです。低めについては「膝をうまく伸ばす」と
多少ごまかせる球審もいます。
◆球審を引き受けたら
前項で書いたように構えた時、高めのストライクゾーン一杯に基準を設けま
す。自分に目の高さに来た投球は高め一杯のストライクになるようにするわ
けです。それから、あまり慣れていない方は両膝を均等に曲げて腰を落とす
よりも、大リーグ式の片膝を折り曲げる方法が見やすいかもしれません。捕
手の頭を避けるように構えますので遠い方のコーナーは「カン」で判定する
しかない、という欠点もありますけど(^^ゞ
この話は次回からもまだまだ続きます。
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<草野球掲示板のお知らせ>
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このスペースを読者の皆さんに無料開放します。「対戦相手募集」「チーム
紹介」「メンバー募集」等にお使い下さい。それから「探し物」がある方も
告知に使ってくださって結構です。ただし掲載する、しないの判断は私の独
断で決めさせていただきますので、ご了承下さい。掲載後の連絡は当事者間
で行っていただきます。こちらでは問い合わせにはお答えできません。当然
の事ながら、この掲示板に関するトラブル(チーム同士のもめ事等)には一
切責任は持ちませんので当事者同士で問題の解決にあたってください。将来
的に掲載希望が多くなればメルマガを独立して発行する事も考えています。
○以下の内容をお知らせ下さい。内容に不備もしくは、不審な点があれば掲
載いたしません。希望があれば再掲載いたします。
□対戦相手、メンバー募集の場合
1)チーム名
2)代表者氏名(掲載時はハンドル名でも可、交渉の際に本名を公開)
3)代表者メールアドレス(転送、無料アドレスで充分可)
4)チーム年齢構成
5)チームのレベルを5段階評価(総合、投手、打力、守備それぞれに)
6)チーム所在地、活動範囲(都道府県、市町村単位で)
7)活動の頻度(日曜日中心、年間何試合消化etc.)
8)チームのモットー(活動方針etc. 全角32字以内)
9)具体的な内容(何月何日グランド確保済み、メンバー募集etc.
全角64字以内で)
□探し物、問い合わせ等
1)ハンドル名
2)メールアドレス
3)具体的な内容 (全角96字以内)
以上の内容を gm@club-pro.com までお知らせ下さい。
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<メーリングリストについて>
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盛り上がって来たメーリングリスト(注3)についてのお知らせです。他の
読者の皆さんが、「野球」について日頃どのように考えているのか知りたく
ありませんか?そんな方はメーリングリストに参加されるのが1番良い方法
です。意見交換、情報交換にはメンバーになるのが最適です。参加ご希望の
方、あるいはメーリングリストそのものについて質問がある方は
gm@club-pro.com までメールして下さい。もちろん参加は無料です。
それから3月下旬頃、またアンケート調査を実施したいと思いますので、そ
の際はご協力のほど、お願いします。
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<注○について>
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□注1 バスケ3選手に対する出場拒否事件
この話の主人公は森、財前、稲野の3選手。3人は昨年の3月末で休部した
『三井生命』から『所沢』に移籍し、練習を続けていた。そもそも『所沢』
は以前休部した『アンフィニ東京』の有志が引き継ぎ、会社員、自営業、ア
ルバイトからなる市民球団である。企業主体の日本リーグの中では異端児だ
が今後のチームのあり方として期待されている。
問題は、リーグの規約で「選手は自社の社員またはプロに限る」と決まって
いることにある。この3選手は『三井生命』の社員である。しかし所属は他
のチームであるからプロ契約をしなくてはならない。プロといっても無報酬
であくまで形式的なモノでよい、と一度は決着しかかったが、『三井生命』
が社員の兼業(つまり自社の社員でありながらプロ選手として他チームでプ
レーすること。一般の社員のアルバイトを禁止するのと同じ感覚)を表だっ
て認めるわけにはいかないということになり、3選手の身分が宙に浮いてし
まった非常におそまつな事件。
□注2 加治佐投手登録拒否事件
東京大学1年の加治佐投手が部員登録できなかった事件。東京六大学野球連
盟は彼に早稲田大学野球部に在籍歴があることを理由に部員登録を不許可と
していた。もちろん引き抜き防止のために「他の大学で部員登録された者は
公式戦に出場できない」という規則があるという理由からだ。しかし1月2
8日の理事会で特例として入部を認められた。
彼は鹿児島ラ・サール出身で元来東京大学志望。しかし1998年に早稲田
大学に入学し野球部に在籍。7月に退学し翌年東大に入学し直した。高校時
代は県内では名の知れた投手で、一説には今年プロ入りした東大の先輩より
実力があるという噂もある。(あくまで噂)この事件では登録を認めなかっ
た連盟側が悪者にされていたが(もちろん引き抜きでないのは明らかなのだ
から最初から認めれば良かったのだが)私に言わせれば本人のわがまま、も
しくは規約の確認を怠ったミスだと思う。
□注3 【週刊・野球小僧の部屋】のメーリングリストについて
◆メーリングリストとは
メーリングリスト(以下ML)とはある特定のテーマについて(共通の趣味
など)語り合い、交流を広げる場です。実際のネット上では、グループで決
められたアドレスにメールを送ることにより、MLの登録メンバー全員に同
じメールが送られることになります。
◆もう少し詳しい解説
MLはMailing Listの略です。メーリングリスト、メイルリストと呼ぶ人も
います。MLでは、ある特定の分野に興味のある人の間でメールによる情報
交換や議論をします。MLに入るとMLのメンバーへいろいろなメールが送
られてきます。そのメールの内容に返事を書きたいと思った場合は、そのメ
ールにリプライ(返信)すればMLのアドレスに送られ、そのメールがまた
MLのメンバーに送られます。自分からML宛に話題を出してもよいわけで
す(出すべきでしょう)。こうして、ある分野に興味のある人の間で情報交換
が進んでいくわけです。
◆【週刊・野球小僧の部屋】のMLについて
【週刊・野球小僧の部屋】をいつからご購読されているのかにもよりますが
すでに紙面でご説明したように現在メルマガ誌上では読者の皆様から、頂戴
した貴重なご意見をそのまま掲載することは差し控えさせていただいており
ます。その事は既にご承知おきかと思います。しかしメルマガの性格上、私
が一方的に持論を展開するだけで皆様の声を反映する場が今までありません
でした。そこで野球についてのご意見を頂戴し、読者の方にも活発な議論を
展開する場としてMLを開設するに至りました。
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◆あとがき
前号に続いて少々長くなりました。次号は<応援から支援へ>などです。
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【週刊・野球小僧の部屋】URL:http://club-pro.com
ご意見&メーリングリスト参加希望のメールは gm@club-pro.com まで
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【週刊・野球小僧の部屋】
編集・発行:【週刊・野球小僧の部屋】編集部
ライター:“隊長”“野球小僧”
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