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■ ■【週刊・野球小僧の部屋】              99/06/06
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■ ■           野球を愛する全ての人に捧げます 第5号
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 ■お詫び
  今週は1日配信が遅れました。申し訳ございません。m(__)m
  その分内容は濃い・・・・・はず(^^ゞ
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 今週のA級戦犯のネタが水曜発売のフォーカスに先取りされてしまいま
 した(‥;) と思ったらなんと木曜の週刊文春までのってら(^^ゞ
 あ、金曜の日刊スポーツの一発ギャグ転にも・みんな嫌いなのかな・・・・・

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■目次
  1 今週のA級戦犯
  2 江川卓氏を糾弾する 後編
  3 草野球
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1 今週のA級戦犯

  ◎佐々木 主浩(ベイスターズ)

  26日のスワローズ戦で9回に追いつかれ、延長戦の末なんとか勝ったと思っ
 たら相手のベンチに向かって何事か吠えていた。試合後の談話では『日本の野
 球はつまらん』とか喚いていたみたいだ。どうも1塁コーチが球種を盗んでい
 たようでそれがお気に召さなかったようです。しかし、セリーグは癖で球種が
 わかってそれをコーチがサインで送ろうが別に違法行為でも何でもないわけで
 いったい何に対して、誰に対して文句を言っているのか?
  5億円ももらっている選手が野球がつまらんとはどういう事?試合終了後チ
 ームメイトもあきれ返っていたらしい。日本のプロ野球がせこくて駄目で大リ
 ーグなら良いと本気で思っているのならこんなにオメデタイ大馬鹿野郎は他に
 いないでしょう。
  メッツの吉井も言っているし、私も以前のマガジンのなかで書きましたが大
 リーグの野球のせこさ、えげつなさは日本のプロ野球の比ではない。そんな事
 すら分かってないのか?打たれたことへのただの言い訳にしか聞こえないぞ。
 そんな事だから野村監督に野球馬鹿と言われてしまうんですよ。

  以上はほぼフォーカス、文春に載っていた内容と重複しています。(^^ゞ
 ここからは佐々木自身が本当に、日本の野球がせこくて駄目で大リーグは正々
 堂々、真っ向正面、力と力のぶつかり合いで素晴らしいと勘違いしている事を
 前提として話を進めて行きます。
  プロ野球なのですから『力と力のぶつかり合い』そんな事はいちいち口に出
 して言うまでもなく至極当然の事です。そもそも野球というスポーツは投手と
 打者の一対一の勝負から全てが始まるのですから、草野球は草野球なりのスピ
 ードとパワーでプロはプロのレベルの中でプレーし投手と打者は勝負している
 のです。プロの投手が120キロのストレートしか投げられないのでは話にな
 りませんものね。(星野投手ごめんなさいm(__)m でもこの後の話のみそがこ
 こにあります。)
  大体佐々木にしたってなんでフォークボールを投げるの?変化球を何故投げ
 る。力と力の勝負にこだわるならバッターがストレートとわかっていても打て
 ない160キロ以上のスピードを出す努力をするのが先決なのではありません
 か?その球で三振を取って頂戴よ。え、そんな無理なこと言うなって?

  マンガじゃあるまいし、投手は27個三振が取れるわけではないし、打者は
 全打席ヒットが打てるわけじゃない。170キロの速球が投げられるはずも無
 いし200メール級のホームランも打てやしない。(もっともホームランはそ
 んなに飛ばす必要も無いけど)
  とにかく力で勝負する、野球とはそれだけのスポーツではありません。いろ
 いろな要素を組み合わせなければ試合には勝てないように出来ているスポーツ
 です。野球はルールブックにも相手より1点でも多く得点し勝つことを目的と
 すると書いてあります。
  勝つために選手がするべきこと、攻撃においては1番打者と4番打者、4番
 打者と下位の打者と打順によっても違うし、イニングや得点差など状況によっ
 ても変わってくるのは当然です。状況を判断して実際にプレーするのは選手自
 身ですが、そのための道筋やチームとしての方針を決めるのは当然監督を含め
 た指導者、プロなら首脳陣です。
  
  世間では管理野球が嫌い、まるで会社組織を見てるみたいで嫌だといった意
 見を耳にします。勿論、物事の好き嫌いは他人が口を挟めることではありませ
 ん。が、これははっきり言ってしまえば野球を知らない人の戯言です。
  管理という事葉の定義の捕らえ方によっても違うでしょうが、チームという
 組織で戦って聞く以上、責任者が選手を管理教育してしていかなければならな
 いの当然のこと。ただ細かいところで責任者によって方針が少しずつ変わって
 くるだけの話です。

  勘違いしている方が多くて困るのが、ベイスターズ権藤監督とタイガース野
 村監督の比較です。権藤監督、ベイスターズのファンの方は選手の自主性を重
 んじバントなど使わず攻撃的な野球で素晴らしいとおっしゃいます。一方、野
 村監督に対しては細かくせこく愚痴多く暗い、選手が監督の顔色ばかり窺って
 いるような野球は嫌だと。こんな意見でしょうか。
  では二人の監督に『理想のチームは』と質問すれば、返って来る答えはおそ
 らく同じでしょう。二人に限らず12球団どの監督に聞いても同じはずです。
 多分皆さんもうお分かりでしょうが『監督が何もしなくても勝てるチーム』と
 答えるはずです。『戦力的には15勝ぐらい出来る先発投手と安定した中継ぎ、
 それに絶対的な抑え、1番から8番まで3割30発100打点30盗塁できて
 守備も抜群な野手を揃える』
  そんな戦力ならそりゃ優勝間違いなしだし監督もすること無いでしょう。で
 も30億も40億も使ってもそんな戦力は揃わないことはどこかのチームが立
 派に証明してくれています。
  それなら次善の策をどうするのか。それがチーム編成の仕事、監督の仕事な
 のです。長嶋、星野両監督のようにチーム編成に対する権限があれば別ですが
 なければ監督は上層部から与えられた戦力で戦うしか他に方法がありません。
 今ある戦力で戦略、戦術を立てるしかありません。
  そこで権藤監督はどうしたか。現在の戦力を確かめれば一目瞭然。野手は脂
 の乗切った選手が揃い、先発陣はそこそこながら抑えはご存知大魔神。そうな
 れば自他共に認める投手リレーの専門家である権藤監督はそのことに専念し攻
 撃に関しては細かいことを言わず、ある程度選手に任せる。長距離砲がいない
 事は選手も自覚し、つなぐ事に徹しマシンガン打線の完成です。
  タイガースとベイスターズの戦力をそっくり入れ替えて、両監督が今と同じ
 事をやるとはとても思えません。もちろん二人の今までの経歴や経験、そして
 性格も左右してくるとは思いますが、どこのチームへ行ってもやり方は同じ、
 そんな甘い物ではないのです。
 
  さて、話は大分逸れてしまったかのようですが、セコイとかセコく無いとか
 そんな話はプロ野球には関係の無い話です。ホームランバッターばかり8人揃
 わないからこそ出場の機会が与えられる野手もいるわけです。みんな生活が懸
 かって必死にプロの世界で生きようとしています。プロでは下位打線を打って
 いても、ほとんどの選手はアマのときはクリンナップを打っていた人ばかりな
 のです。みんなプロの厳しさを知って自分の生きる道を探ってきた末の打撃を
 試みるのです。佐々木の直球は速いと思えばバットを短く持ちあてにいき、あ
 のボールになるフォークにどうしても手が出てしまう。何とか癖を見ぬき投げ
 る前に球種がわからないかと考える。投球パターンを考えるとか。
  投手にしても速球を生かすために変化球を使う人、反対に変化球を生かすた
 めに直球を使う人いろいろです。プロで生きていくための方法は自分で考えて
 行けば良いし、それにセコイもクソも無い。そのやり方が好きかどうかは別に
 してね。
  
  佐々木の馬鹿に一言いっておきますけど、相手の癖を見ぬくことなんてどの
 国のどんなスポーツでもみんなやっていることですよ。でなければテニスのサ
 ーブ、バレーのスパイクみんなレシーブできませんよ。ラケットやからだの向
 き等からコースを予測して動いているのだから。当然癖も含めてね。
  大体、あんたいくら給料もらっているの。5億ですよ。5億。見ているファ
 ンの方たちの100倍でっせ。その自覚があるんですか?星野監督が言ってい
 るように『そんなに日本が嫌なら、野々村真でもつれてサイパンで野球やって
 くれ』   パチパチ\(^_^ ) ( ^_^)/

 あ〜長かった・・・・(^^ゞ
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2 江川卓氏を糾弾する 後編

  先週は高校時代の江川氏がどれほど凄い投手だったのかと言う話で終ってし
 まいました。大学時代、浪人時代、そして空白の1日、小林投手とのトレード
 ジャイアンツ入団と話を進めていきたかったのですが長くなるだけであまり気
 持ちのいい話ではありませんので省略いたします。詳しく知りたい方は、先週
 も紹介した本宮ひろ志著『実録 たかされ』をマンガ喫茶ででも読んでくださ
 い。
  肝心の徳光さんとの会話でどうすればジャイアンツが浮上できるのか。それ
 を考えるコーナーで得意のワインの話を持ち出しました。ボルドーがどうのこ
 うの言っていましたが敢えて割愛。(ワイン好きの人の悪口だったらいくらで
 も書けますがこれも敢えて割愛。野球のネタが無い時にでも書いてみたいと思
 います)要するに、前週のジャイアンツの勝ちパターンから(上原、ガルベス
 桑田が完投勝利)頼りない中継ぎは当てにせず先発完投を目指せと。それを聞
 いた徳光氏曰く『なんか騙されている様だ。夜店の口上を聞いてるみたいだ』
  その通りですよ。所詮、江川氏とはあの程度です。野球で『先発完投を目指
 しましょう』なんて誰が考えても当たり前すぎて口に出すことすら恥ずかしい
 ような事を公共の電波を使って言うな。それとも、川島なお美みたいにワイン
 の知識を人前で喋りたいだけか?名誉ソムリエとしては。(何だ名誉とは、こ
 のひとにそんなものあるのか?)
  週刊誌ではジャイアンツのヘッドコーチ就任か?なんて書いてるみたいだけ
 どこの人や堀内氏みたいに現役時代に素質だけでやっていた人にそんなもの勤
 まるはず無いって。二人ともランニングすらまともにやったこと無いんだから
 絶〜〜〜〜〜〜〜〜〜対無理。
  まあ江川氏自身は借金のこともあるしどうするのかわかりませんが、ジャイ
 アンツがどうしてもなら得意の肩代わりでもするか。週刊プレイボーイによれ
 ば(元ライオンズ、ホークス代表の坂井氏の話として)ジャイアンツは世界一
 儲かっている球団という事で、年間純利益50〜60億は堅いみたいだから。

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 3 草野球 

   予定より前の話が長くなりすぎましたので今週はお休み m(__)m
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 ■あとがき
  
  今週は仕事の都合で1日遅れてしまい申し訳ありませんでした。
  来週はがんばります。ご意見ご感想を心よりお待ちしております。ホントに

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【週刊・野球小僧の部屋】
編集・発行人: 野球小僧探検隊
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