こんな鳥を見つけたとき、どうすればいいの ?


        こんな鳥を見つけたとき、どうすればいいの

@ 原因として考えられること → 建物にぶつかって落ちた/ワシやタカ、カラス、ネコなどに襲われた/長時間エサが
                       とれなくて弱った/病気にかかった...など。

A けがをしていないか観察する
   翼がたれ下がっている/上下のくちばしがずれたり曲がっている/両あしできちんと立つことができない...このよう
   なときは骨折している可能性が高い。羽根が抜けて皮ふが見えたり、出血したりしている。目を閉じている。脳しんとう
   を起こして失神している。
B 鳥の持ち方/注意事項
   小鳥の場合は、図のように人差し指と中指で首の両側をはさみ、鳥の背中から手のひらに包み込む
   ように持つ。この時、胸を圧迫すると呼吸困難になる。細心の注意が必要。鳥があばれるときは、頭から
   タオルなどに包んで持ち運ぶとよい。
   野生の生き物は普通、さまざまな細菌、ウィルス、寄生虫などを体にもっている。手袋を使用し、
   できるだけ素手で触れないようにする。触ったときは、あとで石鹸でしっかり手を洗う。
  
C 鳥をダンボールの箱に入れてふたを閉じ、温める/羽が濡れているときは急いで温める必要あり
   鳥の大きさに合わせて、中で羽ばたくことができないよう小さめのダンボール箱に、新聞紙を短冊状に切って敷いておく。
   鳥の体温は40℃くらいあるので、箱の中も25〜30℃に保つ。小さなペットボトル等にお湯を入れ、タオルにくるんで箱
   の中に置くと温まる。カイロを使うときは、布きれにくるんで温度に注意しながら使う。
   このように2〜3時間静にして落ち着かせ、様子を見る。(※この段階では水やエサを与えない。安静と保温が優先。
   元気を回復して羽ばたきをするようになったら、外敵がいないような場所へ行って放す。(※保護した野鳥をいつまでも
   許可なく飼い続ける行為は法律違反になります。)
   一見して骨折や大きなけがをしているとき、又は非常に弱っているときは、治療を専門機関にまかせるのがベストです。
D 回復しないときは水分を与えてみる
   ハチミツを水に溶かしてスポイトで吸い、くちばしの根元のすき間に1滴たらす。自分で飲み込んだら、さらに1〜2滴
   与える(※無理に飲ませようとすると、水が気管に入って窒息(ちっそく)する恐れがある)。時間をあけてくり返す。
   ハチミツ水にゆで卵の黄身を混ぜて、ドロドロの状態にして与えるのもいい。
   糞(ふん)で体を汚さないよう、新聞紙を時々とり替える。
   長い時間エサを食べていないと判断されるときは、CとDの順序を逆にして処置する必要もある。
E エサの与え方 
   鳥は多くのエネルギーを必要とするため、自然界では絶えず食べている。特に小鳥は、数時間も食べないでいると
   衰弱して死んでしまう恐れもある。そのため上の処置を行った後は何とかしてエサを食べさせなければならない。
   しかし、保護した鳥にエサを食べさせるのは容易ではなく、強制的に食べさせるには、特別な知識と経験、器具類が
   必要になる。従って、一般の人にとってこれ以上の処置はひじょうに難しく、鳥の命を救うためには、急いで専門機関
   の助けを求めることをおすすめします。
   ただし、保護したのが夕方や休日の場合には、専門機関に引き継ぐまでの間、命をつなぐための給餌(エサやり)が
   必要になる。
   ミールワーム(ペットショップで買える) と ゆで卵はほとんどの小鳥が好む。水で湿らせたビスケットも利用できる。
   ワシタカには鶏肉、魚を食べる水鳥にはチカやワカサギがよい。
連絡先

北海道胆振支庁
環境生活課主査(動物管理)

電話 0143−24−9578
  胆振管内で野鳥を保護された方は左記のところへご連絡ください。
 保護した野鳥をどのように扱えばいいか指示してくれます。また、
 必要な場合は道の傷病鳥獣保護委託事業指定診療施設を紹介して
 もらえます。
  休日などでお困りの時は、室蘭支部へメールまたは電話でお尋ね
 ください。ご相談に応じます。(電話 0143-85-9396)

        こんな鳥を見つけたとき、どうすればいいの

   土に埋めるか、一般廃棄物のゴミとして処理してください。
   ただし次のような鳥の場合は、生死にかかわらず上記の連絡先まで至急お知らせくださるようお願いします。

@  天然記念物に指定されている鳥
       オオワシ、オジロワシ、クマゲラ、シマフクロウ、マガン、コクガン、ヒシクイ、アホウドリ(特別天然記念物)など。
   絶滅危惧種に指定されている鳥
       ハヤブサ、オオタカ、ハイタカ、ハチクマ、ミサゴ、ヒメウ、ヨタカなど。  
A  足環(あしわ)、カラーリング、カラーフラッグ等の標識が付いている鳥
   これらの標識から得られる情報は(財)山階鳥類研究所に集められ、鳥の生活や一生を知る上で貴重な資料となり
   ます。死体を処分するときには、その標識を取り外し保管しておいてください。
   ただし足環が付いていても伝書鳩(飼い鳥)は対象外です。足環に書いてある電話番号(飼い主)に連絡してください。


        こんな鳥を見つけたとき、どうすればいいの

@  このような時は、親鳥がどこか近くにいてヒナを見守っています。鳴き声で連絡し合い、ときどきやって来てはヒナに
   エサを与え、飛べるようになるのを待っているのです。ですから、すぐにその場を離れてください。かわいそうにと思っ
   て、ヒナを持ち去ることがないようお願いします。
   ヒナが道路上やネコに見つかりそうな場所にいるときは、近くの草やぶへそっと移してください。
A  ただし、けがや病気で明らかに弱っていると思われるときは保護する必要があります。
   また、羽の生えていないヒナがいたときは、間違えて巣から落ちたと思われます。できれば、元の巣に戻してくだ
   さい。
次のホームページに詳しい解説があります → 胆振支庁環境生活課  / (財)日本野鳥の会