|
平成16年6月6日パヤジー経由チャイティヨーからヤンゴンまで強行軍 |
|
6月6日AM0500頃、まだ真っ暗な中バゴーのひとつ手前の町の「パヤジー」に到着。誰も降りる人がいないが、おじさんに「ここだ、ここだ」と言って促された。おじさんと、スイスの老夫婦にお礼と、お互いの旅の無事を祈る挨拶をしてバスを降りた。 降りてすぐ、明るくなってきた。結構にぎやかな町だ。周りの人にゴールデンロックに行きたい事を告げ、チャイト行きのバスについての情報を聞きまくった。どうやら、間違いなくここからゴールデンロックまでいけるらしい。親切なおじさんがピックアップバスが来るまで色々世話を焼いてくれた。ドライバーにも説明してくれているようだ。ドライバーに900ks支払った。am0600パヤジの町を出発。ピックアップバスでは、例によって「指差し会話帳」を駆使して他の乗客に愛想をふりまき楽しい時間をすごした。乗客の若者が「途中で給油に寄るガソリンスタンドに可愛い子子がいるから楽しみにしていろ。」という。確かに可愛い。この子のお姉さんがメチャメチャべっぴんさんでマジ驚いた。チェキで写真をプレゼントした。約90分でチャイトに到着。おじさんから僕のことを頼まれていたドライバーは、キンプン行きのピックアップバスにちゃんと乗せてくれた。そして、キンプン行きのドライバーに料金を払っていた。どうも、最初の900ksはキンプンまでの料金らしい。 キンプンに到着するとバス停のすぐ前の「SEA SAR」というレストランの若者(名前はAYE CHAN)が「ゴールデンロックに行くの・?なら、ここで、少し休憩していけば・・?」といって店に招き入れられた。出発までの子一時間ラペイエを飲みながら彼と過ごした。出発時間が近くなったので佩いていた7分丈のズボンをロンジにはきかえようとすると彼が「そんな必要は無い。外国人はそのままでいいよ。」と言ってくれた。また、彼は、「荷物をここで預かってあげる」と言ってくれた。一瞬私が怪訝な顔をしたのを彼は見逃さず、「ああ、心配なんだね・・。だったら、貴重品をすべてここで身に持ち直せばいい。かばんにもロックしておけばいいよ。」と言ってくれたのであんまり疑っても悪いので貴重品をすべて取り出し預けることにした。 ヤテタウンまでのダンプカーバスの料金を払ってバスに乗り込んだ。料金は400ks。0930ごろ出発。出発して間もなくダンプは止まってしまった。故障らしい。しばらく待って別の一台がやってきた。「これに乗り換えろ」といわれ乗り込んだが、こっちのダンプは、レンガがびっしり敷き詰められていてそこに板が渡してある。だから、足も伸ばせなく「体操すわり」でおまけにぎゅうぎゅう詰めで、楽しみにしていた「ジェットコースター」みたいな感じは微塵も無かった。レンガの重みで超スロー運転だ。 ラッキーだったのは、本来はこのバスはヤテタウンまででそこから頂上までは凡そ一時間の「歩き」になるところだが、積荷のレンガは山頂の工事に使う資材で、ダンプはヤテタウンを素通りして頂上のゴールデンロックのゲートのところまで行った。しかも、外国人に課せられる入山料6$も払わなかった。理由は判らないが頂上手前のチェックゲートもスルーしてしまった。外国人が自分だけだったからかしら・・・? ゴールデンロックは、ゲートからすべて床は大理石張りでしかも雨上がりということでヒンヤリしていてとても気持ちがいい。若い女の子たちが数人、先ほどのダンプからレンガを運んでいる。すべて、人海戦術だ。それにしても、レンガ10個はきっと重いぞ!! ゴールデンロックは柵で囲まれており女性はここからは近寄れない。柵の外から拝むだけだ。柵には錠前がかかっていたがすぐに警備員らしき人が鍵を開けてくれた。お布施を割り箸にさして石の下の隙間にはさむ。「石が揺れてこの割り箸が折れる」というのだが、待てど暮らせど割れなかった。揺らしてやりたい心境に駆られたが、「揺らして、もしこの石が落ちたらおおさわぎになるやろな・・。死刑かな・・」などと思い、あきらめた。購入した金箔を貼り付けてお祈りをし、まわりをぐるりとゆっくり一週した。見れば見るほど不思議な石だ。「観光」にはあまり興味の無い私ですが、ここは是非行って欲しい。私には珍しく写真も撮りまくった。 一通り回ってヤテタウンまでは歩いておりた。乗ってきたダンプバスに「乗せてくれ」と頼んだがあっさり断わられた。仕方ないので歩き始めた。ま、下りやし、いいか・・・。遠くに見えるゴールデンロックもまたいいものだった。ヤテタウンまでの下り道は売店や土産物屋が並んでいるが観光客が少ないので半分くらいしまっている。開いてる店もあまり声をかけてこない。途中、トイレに行きたくなり土産物屋のおじさんに尋ねてたどり着いたら、なんとすごいトイレか・・。あきらめて、ヤテタウンまで我慢することにした。子供たちが外国人を面白がってずっとついてくる。子供たちに日本から持っていった飴をひとつずつあげた。みんな本当に笑顔がかわいい。 30分ほどでヤテタウンについた。有料トイレで用を済ませ、1時間以上も待たされダンプバスにのりこんだ。係りの兄ちゃんが料金を徴収しにきたので1000ks紙幣で支払ったら、「つり銭を持ってくるから」といってどっかへいってしまった。騙されたかな・・・?と、思っていたら、出発ぎりぎりに持ってきた。すぐにバスは動き出した。つり銭を数えると1ks紙幣で100枚。くそ、やっぱり騙された!それにしても中途半端な騙し方やなあ!!ミャンマーで唯一不愉快な思いをした瞬間だった。 30分ほどでキンプンに到着。下りも極めて安全運転で「スリル」をおそるおそる期待したが、ちょっと残念、ちょっと安心。キンプンでSEA SARのレストランで荷物を受け取り休憩。「なぜ、そんなに親切にするの?」とたずねたら「旅行者に親切にするのは当たり前です。」と言っていた。バスターミナルの近くで果物をうっている女の子が近づいてきた。ぜんぜん強引でなくほんとに可愛い。商売そっちのけで、一生懸命なにかしゃべってくる。あげくに、商品のマンゴスチンを一個くれた。わたしも、飴とチェキをプレゼントした。 やがて、チャイト行きのピックアップバスの出発の時間だ。チャイトまでは40分200ks。目の前に座った若いお母さんが赤ん坊にオッパイをあげだした。こちらが、目のやり場に困った。今の日本じゃ絶対バスの中でオッパイあげるおかあさんはいないやろなあ。昔の日本もこんなんだったんやろな。お母さんとおばあちゃんと赤ん坊にチェキをプレゼントしてあげたらとても喜んでくれた。ここからバゴー経由ヤンゴン行きのピックアップバスに乗り換えた(1500ks)。1445出発。この家族は、見えなくなるまでずっと手を振って見送ってくれた。バゴーまでは助手席に座ることが出来た。それにしても、ミャンマーでは日本の車が現役バリバリだ。スピードメーターも何も動かない。温度計は命綱とみえて別につけていた。動くのが不思議なくらいの車だった。恐るべし日本車!恐るべしミャンマー! 約35時間でバゴーに到着。ここで又別のプックアップバスに乗り換えるらしい。ドライバーの言いなりだ。ヤンゴンまでは、2時間くらいとたかをくくったのが大失敗。ここから、地獄のピックアップ移動となった。 ピックアップバスは外国人最優先で、私は一番最初に乗せられ一番奥の席に座らされた。あとは、年寄り、子供、女性のせ残りのスペースに男性客をつめれるだけ詰め込む。屋根の上は男性が、これまた、乗れるだけ乗せる。まさに、身動きできない状態。6時ごろぎゅうぎゅう詰めのまま出発。足も小さくたたんだまま伸ばせない、暑い、身体をねじることさえ出来ない状態。バスはオーバーヒート気味で一向にスピードが出ない。荷台(客席)の一番前(運転席のすぐ後ろ)に大きなガスボンベが5〜6本積んである。何をするものかと思っていたら、なんと!エンジン冷却用ガスだった。バスがオーバーヒートでいよいよ動かなくなりそうになったそのとき、料金徴収係の助手(バスの後ろにしがみついて立っている)がボンベのバルブを開けた。すると、見る間に、ボンベをつなぐ配管に霜がついた。急速冷却だ。これには、ほんとに驚いた。あまりに暑さに、少しでも風を受けようと思い、身動きできない中を無理やり手を車外にだしたら、上から真っ赤な「つば」が飛んできて腕にべっとり・・・。最悪!!!屋根の上に乗ってる奴がキンマのつばを吐き捨てたのだ!!この国の男は、赤いツバをどこでも吐き散らす。パゴダなどで靴を脱がなければならないところでも平気で赤いツバをはく。まったくこれだけはこの国の嫌いなところだ!!べっとりとついた赤いツバを拭くこともできない・。はらわたが煮えくり返るくらいムカついたが、多勢に無勢・・・。声も出ない。2時間の予定がヤンゴンの郊外のバスセンターに着いたのは2100頃。地獄の思いからようやく開放された。疲労困憊とはまさにこの時の私の状態を言うのだろう。 地獄のピックアップバスから開放されて、猛烈に空腹感を感じた。同乗していた若者に、どこか食事できるところはないかを尋ねたら快く案内してくれるという。彼はこのバスセンターの近所にある空軍の軍人だそうだ。飯を食うにもダウンタウンに出るのにもチャットが無いことに気がついた。私は、彼に両替を依頼しこちらから1$=800ksでお願いした。訪れたレストランは、ステージで女の子が下手な歌を歌っている。なんか、とてもプロとは思えない。しかし、ミャンマーではこんな派手に化粧して「洋服」を着ているのは素人じゃない。なんか中途半端な感じだ。おなかも満腹になり、お礼に飯代を私がおごった。食事後、タクシーを拾うため大通りを渡ろうとしたとき右から来た車に思いっきりひかれそうになった。「キキ〜〜〜!」と、けたたましい音で一寸前で急停車した。一瞬マジで、もうだめかと思った。そう!この国は車は右通行だった。真っ暗な上、ビールを飲んだの少し酔っていたのかもしれなかった。このあと、ヤンゴン市内でも同じようなことが2度あった。で、彼が流しのタクシーを捕まえてくれてダウンタウンまでの料金も交渉してくれた。彼は、私に「2500ksで交渉したからそれ以上請求されても断わればいいよ」と、耳打ちしてくれた。案の定、「3000ksくれ」といってきたが、あっさり断わった。 ドライバーは一緒にピンウールインGHを探してくれた。ようやく看板を見つけたが入り口は鍵がかかっている。ドアをノックしやがてスタッフがでてきた。スタッフにに泊まれるか尋ねるとスタッフは「付いて来い」といって、通りの向かいにあるピンウールインUGHへ私を案内した。そちらも鍵がかかっていたがなんとか起きてきてくれた。今日と明日の連泊を申し込んだ。部屋は、GHというよりホテルといった感じ。さっそく、うがいをして、クーラーと蚊取り線香を点け、シャワーを浴びた。シャワーは二つあり、一方は水、もう一方は熱湯。この水の出る方向を微調整してちょうどよい温度で身体に当たるようにするのだ。長いバス旅で髪もがさがさでシャンプーの泡もたたない。思いっきりシャワーを浴びついでに洗濯もしてすっきりした。少し飲みたい気分だったのでフロントで何かアルコールがないか尋ねた。ミネラルしかなかったが、スタッフが瓶に半分くらい残っている自分のラムをプレゼントしてくれた。あとで判ったのだが、最初に行ったGHはミャンマー人向けで木賃宿のようなところだそうだ。外国人は泊まれないらしい。 では、おやすみなさい。 7$/一泊。全室ツイン。ホットシャワー、エアコン完備。ロビーにのみ衛星受信TV有り。朝食なし。部屋は清潔。両替は1$=880ks。1$からでも快く引き受けてくれた。スタッフは親切。特に、昼間のオネーサンは美人で理知的で親切。
|