今、心の病気で苦しむ人へ
心の病気を天からもらったあなたはきっと、とてもとても優しくて、一生懸命な、とてもとても素敵な人なのでしょう。だから神様はあなたにこの病気をプレゼントしたのでしょう。
この病を乗り越えてもっと優しく素敵な人にあなたがなれること、わかっているから、神様はあなたを選んだのでしょう。
辛くて、苦しくて、死を考えることもたくさんあると想います。
でも、どうか、どうか生き延びてください。あなたは今十分がんばっています。ただ生きていてくれるだけで、本当に十分なのです。あなたが生きていてくれるだけでしあわせになれる人が確かにいるはずなのです。あなたのしあわせはきっと誰かあなたの大切な人のしあわせになるはずだから、しあわせになっていいんですよ。どんなに辛くても苦しくても、それをしあわせと選ぶことはできます。病気になってしあわせだったと、そう思える病気をしてほしいのです。
一日の中で一番暗い時間は夜明け前だと言います。きっとあなたはその夜明け前の時間にいるのですね。病と向きあい、自分と向き合い、生きることを諦めずに歩いて行くことはとてもしんどいことだと、私も知っています。でも、夜明けが待っていますよ。明けない夜はないのです。闇が暗ければ暗いほどきっと朝日に出逢えた時の感動は大きいでしょう。大丈夫。あなたは一人じゃありません。ゆっくりでもちゃんと前に進んでいます。のんびり焦らず一緒に歩いていきましょう。きっと治ります。大丈夫、病気のくれたものはきっと宝物になります。
私は苦しむあなたの傍にいます。応援しています。あなたの味方でいます。どうか今一生懸命生きている素敵なあなたを褒めてあげてください。
今これを読んでくれているあなたへ。生まれてきてくれてありがとう。今日この日まで生きてきてくれて、死なないでくれて本当にありがとう。今、生きていてくれてありがとう。
今、心の病を抱えた人を支える人へ
まず何も私はしてあげられないと自分をどうか責めないでください。
治ると信じて、待っててくれる人がいてくれる、それだけでどれだけ心強いか。病になっても変わらずに愛し支えてくれていることがどれだけ嬉しくありがたいか。だからどうか苦しまないでください。
自分の病気のせいで大切なあなたを苦しめている、それはきっと病気をもらったその人にとってとても辛いことだと思います。
この病気をもらったということはあなたの大切な人はとてもとても優しい人なのでしょう。だからなおさらです。
病気はきっと、あなたにも大切な宝物をくれるでしょう。あなたならその大切な人を支えられると思ったから、神様はきっとあなたたちのところへ病気をプレゼントしたのです。
心の病気の人が近くにはいないあなたへ
大切な人が、自分が生きていること、自分のことは自分でできること、いろんなことがあなたにとっては当たり前でしょう。
ほんとは当たり前なんてないんだよ、それを伝えるためにきっと私たちがいて、いろんな病気の人がいて、障害のある人たちがいるのだと思います。
時々思い出してください。今を必死で生きている私たちがいることを。そしてどうか私たちを誤解なく見守ってください。
私はそのためなら私に答えられることならどんな質問にも答えましょう。どうか私たちの伝えるメッセージをうけとってください。