消えた建物

秋田魁新報社の写真を除きスライド用、カラーフイルムで撮影したものですが、フイルムの状態により、修正又は白黒で再現しました。何れも1968年(S43年)頃の撮影です。


   
 秋田魁新報社とラジオ東北  さきがけ大町センター付近
1955年(S30年)頃撮影

JOTRは1953年(S28)に放送開始したラジオ東北(現ABS)のコールサインです。

秋田魁新報社(1931年完成)の屋上に増築された。

ラジオ東北は1960年(S35)現在地に移転「秋田放送」と社名変更。

1994年(H6)秋田魁新報社は創刊120年の年山王地区へ移転。

那波呉服店  竿燈通り交通公社付近

明治十九年四月三十日の大火 俵屋火事で延焼を免れたようなので当時からの建物なのでしょうか。1968年(S43)頃、老朽化のため解体される。

秋田地方裁判所  木内デパート東隣、現キャッスルホテル

1968年(S43)山王地区に法務合同庁舎が出来、その後解体された。 

秋田銀行  大町三丁目北側の角、現三田商店
 

1925年(T14)に三和銀行の前身山口銀行秋田支店として、鉄筋コンクリート、瓦葺き屋根、壁は赤レンガ模様のしゃれた洋風ビルが建設された。、1968年(S43)三和銀行秋田支店が廃止、秋田銀行が引き継いだ。1980年(S55)建物は取りこわされた。

秋田教育会館  中央道、中央街区出口付近

1911年(M44)日本赤十字社秋田支部として建築され、1936年(S11)秋田教育会館となる、1970年(S45)同会館の新築移転により解体された。

鐘楼「平和の鐘」  千秋公園 割烹松下より入る

1639年(寛永16)二の丸の一角で、時鐘は始まったといわれています。

写真の鐘楼は1948年(S23)「平和の鐘」として設置、1968年(S43)には、老朽化等の理由により廃止されました。(S43/5の望楼)

現在の鐘楼は1973年(S48)に「千秋の鐘」として鉄筋コンクリートで設置されている。

令和元年(2019)10月24日午後9時を最後に210年に及ぶ時鐘守りの手で鳴らされた鐘突きは終えた。2020年春からは自動鐘突き機を設置予定