2001年夏コミにて、北河遊哉さまのスペースには『実寸3分の2モデルオーフェン全身像パネル』が飾られておりました。写真提供:T-NORTH記録班

 

 当日、スペースでそのパネル・・・の基本となるボードを組み立てながら、北河さんは冗談混じりに

「今日が終わったらこれに『クリ命』って書くから」

 と仰られておりました。その後もこのたかだかボードの分際たる奴に何と落書いてクリへの愛を全世界に告らせてやろうかと皆様で盛り上がったものです。

 

 ですが、結局当日は忙しくなってしまい、落書きする暇もなく撤収することになりました。

 その撤収の際に北河さんにボードはどうするのかと聞いたところ、「捨てて帰るよ」と何ともあっさりしたお言葉。

 それは勿体無い! んがしかしこんなでっかいうえに小憎たらしい甲斐性が無いことしか特徴として浮かばない、ああそういや無駄に器用貧乏だとかここ一番て時にダメダメだとか何だ挙げていったらキリが無ぇじゃんとにかくどうしようもねえ奴が描いてあるボードを抱えて帰るわけにも行きません。

 

 ――で、結局。

 クリだったらばおそらく解体すらせずに即時お持ち帰りを選んだであろうけども、よりにもよって奴となるとそれほどの情熱が湧く湧いてたまるかわけもなく。んがしかしこのままではゴミ収集のおっちゃんの手に渡ってしまうのでそれだけは勿体無いにも程がある――・・・よって、ダメ人間はこんな貴重な品をゲッチュできるとわ嬉し恥ずかし憎らしでボードに直に使用されていた原画をお持ち帰りすることと相成ったのでした。

 その節は持ち帰りを快諾していただきありがとうございました北河さん!

 

 

 そしてそんな夏コミから数ヶ月。ようやっと、あの日の約束を叶える日がやって参りました。原画を縮小コピーしてスキャナで取り込み、写真屋で加工して、ようやく完成を見ることとなりました。

 ではとくとご覧下さい、奴めの勇士を!!!

 

 

 

 

 

頬の『クリ愛』がさり気ない心のシャウトを醸し出しています。 原画協力/T−NORTH(原画著作権は何があろうとも北河遊哉氏にありますことをご了解下さい。)

 どうでしょう! 一番の露出箇所である二の腕に赤字できっちり『クリ命』! これで奴も本望たるものでしょう!!

 

 

 

 また、きっとそれだけでは奴も心苦しいでしょうから、もう一つ作ってみました。

縮小しちゃった為に見えませんが、右手には『俺が許さん』、左手には『必要』と書いてあったりする。 原画協力/T−NORTH(や、別にこれを書いてるのは責任転嫁とかそういうつもりじゃ全然無いですからね?)

 いかがですか! 耳無し芳一の如く、全身の肌にその思いの丈を書き連ねてみました!
 これで世界のどこを歩いても恥ずかしくないクリにタマ(命)を捧げた男の誕生です!! 良かったね甲斐性なし!!(涙ぐんで)

 

 

 

 

 

 

 


 ・・・以上、冗談ですのであまし怒らないで下さい(爆)

 また、この一連のやらかしちゃった事に関しましては北河遊哉さま、ならびにサークルT-NORTH様は一切関係がございませんので抗議や苦情を送らないようお願い致します。やらかしちゃった全責任はゆかなか実月にありますので、上記の主旨のご意見や文句、嘘、大げさ、紛らわしい等はJAR○への思いの丈は私の方へお願い致します。

 

 つうか、1枚目の甲斐性なしの背景を作りながら、気が狂いそうになりました(マジに)

 にっくき奴(コラ)を細々と作業してるだけでもストレスが溜まってしょうがないとゆーのに(コラ)、呪詛みたいな奴の心のシャウトを書き連ねていたら、心の底から奴への愛が消えていくのが分かりました(爽) お前なんぞにクリはやれるくぁ―――!!!(本末転倒)