ある日、現実の友人で唯一私からオーフェンを貸し付けられている、そして事あるごとにネタにされている某S本さんを訪ねました。
 その節はありがとうでしたS本さんー。

 まあそんなとてもお世話になっているS本さんには当然、
新刊が出れば貸し付けに行きその場で読破させたかと思うとトークだの語りだのを強要させるという極悪非道な事をそ知らぬ顔で行っているわけですが(ぉ、
 ここ最近は互いに多忙だったせいか、新刊を貸し付けることもできずにおりました。

 先日訪ねた際もそんなに時間が無かった(=読破させた挙句にトークをかます時間が無かった)ので、オーフェン関連の品は一切持たずに行きました。
 よって、オーフェンに関するトークはほとんど行われないだろうなぁと踏んでいたのですが。

 

 

 S本さん宅に向かう途中には古本屋さんがあります。
 どうやらそこは個人経営のようで、品揃えや価格が何ともステキだったりします。
 
某GWのビデオがOVA版も含めて全巻(しかも1万2〜3千円だったような)置いてあった時にはどうしようかと(笑)

 

 そしてその日も、私とS本さんはフツーにその古本屋の前を通り過ぎ――

 

「・・・・・・坂本さん」

「ん、何」

「何かさぁ、おかしなものに睨まれた気がするんだけど」

(後方の古本屋を振り返り)・・・・・・ああ、睨んでるねぇ」

「・・・いやあのさ、私今日はオーフェンの話題は一切上がらないだろうって踏んで来たんだけどさ、何でこうもタイミング良くあるかなぁ?!」

 

 その古本屋さんは、お店の外にもワゴンやラックを設置し、売り物を置いています。
 コミックス系はワゴンに並べられ、雑誌系は縦置きのラックに置かれているのですが。

 その縦置きラックの一番上の段の一番前面に、
オーフェン特集で
表紙がにっくき天敵甲斐性なし(笑顔のようだがダメ人間からするとメンチ切ってるように見えたとコギー(ウィンクしつつの笑顔)ドラゴンマガジン1998年6月号が。

 

 

 ・・・とりあえず、その時はそこそこ急いでたのでそのまま店を後に。

 

「あれ、買わないの?」

「うん、まあ・・・・・・ってか、あれではまるで私に奴を踏む為に買えと言ってるよーなもんだし買ったら踏んで踏んで踏み倒しかねないし」

「って踏む為ッ?!煤i ̄□ ̄;)!!

 

 

 

 

 

 さて次の日。まあとりあえずネタの証拠くらいは取ろうと(ぉ)、再度店を訪ねることに。

 

「坂本さーん、(古本屋に)ちょっとだけ寄っていい?」

「ああ、踏むの?

「真顔で言うな」

 

 いや昨日の私も真顔で言ってたけども(ぉ

 

 

 

 そして古本屋到着。相変わらず店の入り口前で奴はガン飛ばしてます(ダメ人間ビジョン
 明らかに
営業妨害です。(ぉ

 ともあれ、中身をチェック。

 巻頭はオーフェン特集(10P。また、どのイラストも草河さんの画集には未掲載)。
 まあ特集ってもあの某編集部がやることですからたかが知れていまDM誌上では無謀編がメイン扱いになるので、長編のことは触れられてないんだろーなーとべらべらとページを繰っていくと。

 

 

 

 

 

 

 

クリが、いました。

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん坂本さん買って来るクリがいたから

「ああ、いってらっしゃーい」

 

 あっはっはっはっいいんです、
例えそのクリが驚愕の色に染まっていて別段激烈可愛い過ぎるとかそーゆーわけでなくとも、
草河さんクリが拝めるんならイラストの中央に黒いやたら甲斐性が無さそうなのがいたりしたとしても一切気にしないってゆーか
「私には何も見えないな(サービスおじ様)という事で!(

 

 

 そして店内に入り、レジにDMを差し出すと。

「すみませーん、これ下さい」

「ああはいはい・・・・・・100円ね」

 

 はい?

 

 つうかコレ状態も別に悪いわけじゃなし、まあ表紙に見苦しい黒っぽいのが映ってるのはアレだけどでもそれ以外は良品の類に入ると思うんですけどあの・・・100円て。
 都会会の某店とか、大きめの古本チェーン店とかだとDMの古本て300円程度はしたような。わお。

 

 

 そんなわけで久方振りにDMをゲット。
 改めて中身を確認してみると、どうやら長編の第一部終了後、もうすぐ第二部が発売するぞーってな時期のDMのようです。
 そして特集イラストの唯一のクリ部分に、こんな注釈が。

 

 

 

 

>「敵が強力になっていけばいくほど、相対的に役立たずになっていくクリーオウ。でもそんなことは一切頓着しないのが彼女のよいところ。楽しいからオーフェンにくっついているんだもんね。旅とは本来そういうもんです。はい」

 

 

 

 や、この一文見て完璧に思い出しましたよ、
当時このDMを立ち読みしながら『まあ特集だけど別に買わなくていーわ』と

青筋浮かべた笑顔のままでDMを棚に戻しつつ
ハラワタ煮え繰り返らせていたあの日を!!(笑)

 ああらあらあら、相対的に役立たずに。そーうでーすかー、14〜16巻でそれはそれは目にも眩しい鮮やかなまでの強さを見せてくれた今となっちゃあちゃんちゃらおかしいけどな―――――!!!(ばくしょう)

 

 まあ当然、第二部発売前の状態だからこその文章なんでしょうけどもね(^^) でも何だかステキ(はぁと)

 

 

 第一部でだってそれなりに活躍はしていたと思うし、

クリがいなきゃ奴はオダブツだったんとちゃうのって時(魔王等)もあったように思うのだけれど、

それ捕まえて堂々誌面上で役立たず呼ばわりだなんて(はぁと)

 

いい度胸じゃのうワレ(はぁと)(コラ)

 

 

 

 

 

 とゆことで、某編集部の過去の悪行をほじくり返してみました(ぉ

 まあ今となっちゃ特集すら組んでもらえない(本誌で連載してないんだから当たり前だけど)から、こんな(こんな言わない)文章でもあればあったで有難い気はしてくるけどなぁ(笑)