魔術士オーフェン KADOKAWA THE Best レビュー。

※本レビューは99%シャレで行われています(ぉ

 

 

○これまでのあらすじ。

 2002年夏、PS2が限定版で、周辺機器もくっ付いてお得な感じに発売されたのをいいことにとうとう購入に踏み切ったダメ人間。

 PS2と言えば何となく思い出されてしまうのはファンの性か、某ゲーム店にて単に確認の為にアクションゲーの棚に向かってしまい、そこでたった1本だけ見つけた『魔術士オーフェン KADOKAWA THE Best』
 ゲーム本体だけでなく公式攻略ブックレットなる小冊子付属でPS2のベスト価格、というあたりで貧乏性だのこれくらいならネタとして済ませてもいいかなーだのと色々と魔が差してしまったのか、気が付くと本体とメモカと同時購入してしまっていた。

 さて支払い価格はネタとして存分な価値を産み出すのか! 以下次号!(何)

 


 

 ○PS2版『魔術士オーフェン』とは

 

 2000年、PS2本体がまだ出回り始めた頃にも関わらず、なおかつポリゴン仕様で発売されてしまったPS2専用アクションロールプレイングゲーム。(時期的に)当然として角川初のPS2ソフトと来た。
 はっきり言って不安要素しか見当たらずどうしたものかと困惑の一途を辿る(私が)。

 発売日は2000年8月3日。アニメも終了してブームも下火、といったところにゲーム投入。ぶっちゃけ遅かったんじゃ(こら)
 ちうかわざわざ、まだPS2ユーザーがそんなにいない当時(発売して間もない頃だった為。第一当時のPS2の値段て4万だし、PS2のリリースソフト自体、数が出揃ってない時期)に次世代機のPS2で出さなくとも・・・。むしろPSで出せばいいのにと思うことしきり。
 だって前述した不安要素も手伝って、オーフェンの為にPS2買う気は全く起きなかったし(ぉ

 まーつまり、これじゃよほどゲームの内容が良く(=ゲームとして面白く)なきゃ売れないじゃんって(笑)

 

 それに、漫画・アニメ・小説原作のゲーム化、つまりはキャラゲーは得てしてクソゲーになることが多いわけで。
 (見栄え的)出来がそこそこだとしても、『ゲーム』として楽しむには(システム・操作面で)少々キツく、まあファンならばそれを我慢してプレイ可能、といったファンディスク的なものになるのではないかと。
 しかもそこにポリゴンと来た。

 これじゃキャラゲーとして、キャラで萌えるのはかなり難しい(私が)。
 通常画面はドット絵(SFCまでのFFやドラクエのキャラ)でいいから、ご褒美CGとして止め絵(草河さん原画)とかアニメとかで表現してくれりゃいいものを・・・あ、ああいや、確かにゲーム内にはアニメ入ってますけどね。入ってますけど。入ってますけど。入ってま(エンドレス

 

 そんなPS2版『魔術士オーフェン』。原作の知名度的にも(先のスレイヤーズと比べて)ゲーム誌に記事はほっとんど出ないだろうと踏んでいたら、結構出てました。
 最初にちゃんと記事にしてくれたのはザ・プレイステーション(以下ザプレ)だったか。(ファミ通は最新作紹介のコーナーにちまっと載ってただけだったような?)
 そのあたりはうちの掲示板のログ漁ってもらうと、私が立ち読みした結果をぶつくさほざいてます。「ザ・プレ」とかで検索すれば出るかな・・・。

 初めは本当にザプレ誌が毎週見開きページで記事にしてくれてただけだったのですが、やがて電撃プレイステーション(以下電プレ)誌まで取り上げてくれてました。
 つうか電プレの記事は結構大仰にやってくれてたような(笑) むう、さすがはあの妹12人だの母5人だのを産み出したG'sを発行するオタク御用達の電撃か。

 

 ゲームのストーリーはアニメをベースとしたもの。原作(長編)重視してたらそらゲームはできんわな(笑)
 その点スレイヤーズは長編短編を織り交ぜた夢の競演(ファンがそれを良しとしたかは分かりかねますが)までやってくれたりと中々うまいことやったなぁと思うのですが。
 そういや一応全部持ってるのに(SFCはスレイヤーズどころか富士見文庫すら知らない頃に兄が中古で買ってきてそしてすぐ売ってしまったのでほとんどプレイもしてない)一本もクリアしてないや私(ぉ

 

 ゲーム自体の紹介は角川本家のページとかプレイステーション・ドットコム・ジャパンのページ(ストーリーはこちらで確認を)を参照ください。本家の方は画面も見れます。ポリゴンの部分だけだけど。

 しかし本家の紹介ページ、

>赤いバンダナに革ジャンがトレードマーク。

ってなぁ。「トレードマーク」と言うには微妙な気が(笑) むしろ

黒尽くめにドラゴンの紋章がトレードマーク。』

とか、

黒尽くめに目つきの悪さがトレードマーク。』

とか、

黒尽くめに貧乏赤貧清貧ぷーたろ文無しスッテンテンからっけつがトレードマーク。』

とかじゃないのか(ぉ 小林真文はやはり良い・・・。

 

 

 ともあれ、先述した通り設定はアニメに傾倒した感じのゲームであることはおわかりいただけたかと思います。
 だからこそ当時どころか今の今までもさっぱり食指が動かなかったんですけど
(さらりとぶっちゃけない) 少なくとも原価ではむがむが。

 まあ自分、アクションゲーがそんな得意でないってこともあるんですけどもね。めそり。

 


 

 ○カドカワ・ザ・ベスト版とは

 

 つまり廉価版。プレイステーション・ベストシリーズのPS2版ですね。
 廉価版のお約束に伴ったのか、公式攻略ブックレットなる小冊子までくっつけてしまったあたりに角川の意気込みを感じます。
 安価なベストで出したからってもうブームは再来しないと思いますけど
(ぉ

 ともあれこの小冊子、説明書も兼ねてます。だからゲームの箱を開けるとゲームディスクのDVDがぽつんと1枚。
 うわ寂しい。DVDケース入りの同人ゲーじゃあるまいし(ぉ
 よって、ゲーム+小冊子がビニールの袋に入ってる形で販売中。

 ところで初期版のはどうなってたんですかね。中に薄っぺらい説明書が入ってたのかなと予想。
 初期版発売当時に売り場で見た時はゲームの箱しか別冊になるほどの説明書は(外側に)くっついてなかったし。

 しかしこういう形態(廉価版+攻略本)を見るとFF1・2(FC)を思い出してしまうナリよ。あれは本当にまんま移植だったから1とかクリアできねえっつの・・・(笑)
 宿屋に止まらないとセーブ不能だったんだよなぁ。昔のゲームは楽できなかったよね全く。もう今じゃWSCで出てるしなぁ。よく考えたら両方(FCとWSC)持ってて全部未クリアって一体。

 

 あー、話が逸れました。では小冊子をチェックしてみましょうか。

 

 全64Pフルカラー平製本。大きさはPS2ゲームソフトの箱とほぼ同じなので、・・・B6より微デカという感じ。

 内容はキャラ紹介とシステム紹介(操作方法)とゲーム攻略と敵とアイテムのデータ紹介で構成。
 てゆーかゲーム攻略部分見ると激しくネタバレなんですけど(笑)
 フローチャート・マップ・分岐などなど攻略本さながらに大紹介。うわぁ。・・・攻略本いらんやん?(笑)
 しかしこの攻略本描き下ろしとかあるんかなー、あるんやったら気になる所ですが。でもクリの描き下ろしなんてないだろうなと自信たっぷりに予想。うむバッチリ自己完結。(ぉ

 

 

 さて、キャラ紹介ページを見てみる。
 キャラそれぞれに絵付き(ゲーム内のアニメ絵)で紹介が載ってるんですが、・・・・・・何じゃこらー!!

 

 主要3人組(黒・クリ・弟子)以外は全てアニメムービーの一枚絵を使っててそれはそれは美麗です。
 いやこのゲーム、アニメ部(の作画)はかなりイケてそうでしたから事前のゲーム誌見る限りで(※これ書いてる時点でまだゲーム起動すらしてません)
 但しボルカンだけは別人28号FXになってますけど。大人しく三白眼で描いてくれ。つーか誰やねんこれ(笑)

 で、問題の主要3人組。
 主要キャラなんだから、他キャラよか大きめにキャラ絵を取らなきゃならないのは当然です。
 んで、その絵をゲーム内のアニメ絵から引っ張ってくるしかなかったのはまあいいでしょう。
 他に設定画とかゲームの攻略記事用の絵とか無かったんかとか思っても明言しないでおきますよ(もうしてる)。
 でもな! 確かに引っ張ってきてもいいけどな?
 元の小さいアニメ絵を無理やり拡大してドットがごっ粗いまま載っけるというのはいかがなものか。

 

 まーつまり、アニメムービーの1シーンから、キャラ部分だけをカット。
 でもムービーの絵だからキャラは小さい。だから拡大。でも元から小さい絵を拡大したら、ドットが荒くなんのは当たり前。
 だけどそのまま使ってる。しかも主要3人組に。

 いやんもー凄いぜ角川☆ 変な所で手が込んでるにも関わらず一番大事な所が抜かれ過ぎのは相変わらずやね!(こら)

 この絵、影もハイライトもほぼついてないから、ロングカットのシーンから引っ張ってきたんじゃないかと勝手に予想。それともちまーい設定画から持ってきたのか。

 小さい画像を拡大しまくって線画部分が荒くなったり、さらに線がツブれちゃって太くなったりガビガビになったりした上で、CG製作途中の単色塗り状態と言えば分かってもらえるでしょか・・・。

 ウフフ、いいから黙って責任者出て来いや(はぁと)(こら)

 

 しかしこのキャラ絵、3人の中で唯一クリだけが首のところに影が入ってる(他二人は完全に影指定ナッシング)のは私へせめてものサービス精神か何かですか?(違)

 

 そういや、コギーとキースって(一応)隠しキャラって振れ込みじゃなかったでしたっけ?
 堂々とキャラ紹介に載っけててええんかいな(笑) うーん、初期版もこうだったんかなー?
 ああ当然、スレイヤーズ並の夢の競演なんぞしちゃくれませんが(※どうやら隠しムービーだけっぽい? です?)

 

 

 では軽くゲーム新キャラの紹介でも。

 

 元踊り子のねーちゃん(バタ子さん)とゴツい剣士のおっちゃん(マスターアジア)と笛吹き少年(美雪)の3人です(ぉ
 現状では未プレイなのでどーゆーキャラなのかはわかりませんので書きません、てゆか書けませんが。

 ゲームはこの3人の内の一人と組んで、ステージをクリアしていく形。
 選んだキャラに沿ったストーリー展開になり、3キャラ全部をクリアした後に最終的にクライマックスの話へ収束していく、とのこと。

 どうやらバタ子さん→マスターアジア→美雪、の順で難しくなってるっぽいですね。ブックレットの攻略掲載順もそうなってるし(笑)

 


 

 ○ゲーム起動(※以下はひたすらネタバレです)

 

 PS2にディスクをセットして起動。私としてはPS2の初起動も兼ねてるので微妙にドキドキ(笑)
 角川だのESPだの製作元のロゴが続いた後に、タイトル画面へ。

 ・・・・・・うわぁ・・・・・・(笑)

 遺跡の中で円柱みたいな上にひざまずく形で瞳を閉じて佇む甲斐性なし。
 そして奴を中心にゆっくりとグルグルというかグリグリ回る画面。

 ごめんいやなんちゅか、このまえ見たブレイドを思い出してつい(笑) (遺跡の)雰囲気的にあんな感じー。いや遺跡って皆あんなもんか(笑)

 そんなタイトル画面に何ともいえない表情のまま感想を考えあぐねていると、オープニングムービー(デモムービー?)が開始。

 おお、2年前に記事で見た通り、確かにアニメは美麗。
 キャラデとか作監誰? パッケとか先述の小冊子には記述がないからエンディング見るしか手はないのか・・・アウチ。
 それと歌は無いです。最近のゲームはOPとEDってだいたいくっ付いてるから、その点ではちょっと迫力に欠けるかなぁ。

 ところで、ムービーは上空の太陽を映したかと思うといきなり空から落ちてきて両手広げてにこやかに、かつ物凄い勢いで自由落下していく甲斐性なしから始まります。ごめん笑った。

 他には、クリのぐるぐるが無駄にデカいとか。まあこのムービーだけでなくアニメムービー全編に渡って言えることですけど。

 

 あと、クリのカット:マジクのカット数が3:2。よっしゃよっしゃわかってるねコンテ切った方は!!(こら)

 しかしクリはジャンプ中の全身カット(ジャンプするポーズとしてはどこか不自然)が入ってるんですが、何故か後方からのアングルなんですよね(つまり背中を向けてるわけで)
 なびく髪とかはスゲェ良いんですけど。何でこんなアングルにしたんだろう・・・パンチラがあるわけでもなかろうに(ぉ
 でもジーパンじゃなかったらパンチラになってるなアレ(笑)

 その後、シリアス顔(横顔?)のアップ、さらに後にバストアップのカット、全員集合カット・・・で終わりかな。
 しっかし本当マジクの立場無いなぁこのムービー(苦笑) 何せ地人とカット数が一緒なんですけどマジク。いいのかそれで。

 

 発売前の掲示板上で、アニメ部は「(甲斐性なしが)草河さんチックな絵」と私は評していたのですけれど。
 いざ動いているのを見たらそうでもない(笑)
 でもTV版よりかは草河さんに近いですけどね。線が細いところとか(ぉ
 ちなみにバンダナの結び目は後ろにあるっぽいですヨ。まあ後頭部なんてろくに映してくれないんでほとんど確認できませんけど(苦笑)

 ともあれ、甲斐性なしがこっちが引くくらい耽美に描かれてます。
 美形・・・と言うには結構口の端吊り上げてニヤリ、とかそういう表情しまくりで、3枚目の雰囲気が多分にあるからちょっと違う。
 奴の凶悪さとかやさぐれた感じとかを出そうとしてくれてるのは非常に好感が持てます。
 でも(草河さんとは)何かが違う。何て言うのかな・・・草河さんの淡くシャープな感じ(何)が足りないというか? 綺麗は綺麗なんですけどね。

 

 そしてムービーを見終わって思ったのは、これはや○い作家が描いたみたいな絵だと(笑)
 ホラあれですよ、美形ながらもどこか粗雑な凶悪さを含んだソレというか。
 何となく、甲斐性なしの目つきが野菜に近いんだよなァ・・・無駄な色気と言うか。

 あと女の子の描き方なんか特にそれっぽい。
 一応としてかわいいんだけど、どう見ても男の方に色気が多く割り振られてるっていう感じの(笑)
 (女の子の)身体のラインとか凄くそう感じたなー。うん。男の身体の方が描き慣れてるって感じの(同じ語尾ばっかですんません)。
 イヤ単に私が美少女の絵ばっかり見てるせいかもしれませんが(ぉ
 それとマジクはショタお姉さん万歳風味(=無駄に可愛い)。良かったねー(何が)

 まーつまるところ、これはどこの同人作家に描かせたんだと(こら<笑) 何かとき○モのOVA思い出すな・・・(笑)

 

 あーそうそう、ムービーの甲斐性なしの魔術放ったりする動きは、何となくSRWとかのSLGゲームで攻撃時に入るカットインアニメを思わせます。
 動きは滑らかなんだけど、一動作終わる度(腕を振り終えるとか大仰に構えるとか)におかしな間が入る(よって、一動作ごとに微妙にカクカクして見える)感じ・・・と言えば分かってもらえるでしょか。
 いやまあ、何となく思っただけですが。

 

 ちなみに、ムービー見終わった後もさらにタイトル画面を放っておくと、戦闘シーンの画面デモが見られます。
 いくつか種類がありますな。3種類くらい流れたあと、またアニメムービーが流れる仕様。

 


 

 ○プレイ開始

 

 ムービー終了後、まずはチュートリアルからやってみる。

 7項目に渡り、甲斐性なしレクチャーの元、プレイヤーはマジクを操作します。攻撃や防御など基本的な操作方法を教えてもらえます。

 当然(?)、レクチャーの会話部分には声が入ってます。キャラはポリゴンですけど。

 まー・・・操作系は普通かな。そんな難しくはないと思います。
 ジャンプとか魔術とか攻撃とか、行動は全部ボタンに割り振られてるし。要は慣れですかね(笑)

 

 

 一通りチュートリアルを終えて、ようやく本編開始。

 

 スタートすると、タイトル画面でひざまずいていた甲斐性なしが立ち上がり、いきなり喋り出します。

「俺の名はオーフェン。いわゆる、牙の塔出身の黒魔術士だ」

 『いわゆる』は蛇足な気がします。 「いわゆる」:世にいわれている。よくいう。いうところの。(三省堂大辞林第二版より)
 ・・・普通に「牙の塔の〜」でいいじゃん・・・(笑)

 

 その後は適当に、自分がトラブルに巻き込まれやすいとかそのトラブルは自分じゃなくて回りの人間が引き起こすんだとかそいつらがさらに騒ぎを大きくするだとか、うだうだと。

 でもその後、

「だが、なんであろうと、この俺の天才的頭脳と魔術の前では、たいした問題じゃねえ。さあ、かかってきな!」

 

 なんかもーキャラ違ってます。

 そんなキャラだったっけ甲斐性なし?(笑) 何だよ天才的頭脳って。自分で言うなよ嘘くせぇ(笑)

 うわぁスタートボタン押してから1分しないうちにコレですか。不安5割増

 

 しかもこの台詞部分飛ばせないし(笑) 最初から始める度にこの天下一アホ台詞聞かなアカンのですか。

 あ、あと、「かかってきな!」の後に魔術放つんですけど、これは何種類かあるみたいですな。
 初プレイ時は「光の白刃」だったけど、途中まで進めた後に始めてみたら「大空の壁」になってましたヨ。ランダムなんかなー?

 

 

 その後、またアニメムービーが挿入。
 どっかの港町からアーバンラマ行きの船を捜す一行。そこに地人が現れて設け話を持ちかける・・・という筋書きの、プロローグ的なものです。
 アニメの動きは、・・・ゲームとしては綺麗な方なんじゃないですか? 多分(ぉ

 

 しかしボルカンの台詞回しがどうも違うような。

「聞けよ。儲け話だ」

「これを聞けば、てめえだって血行を良くし、コリをほぐすぜ!」

 ・・・むしろボルカンは、「まあ聞け」、「これを聞けば、貴様だって血行を良くし、コリをほぐすであろう!」とかこんな感じじゃないか?

 「てめえ」呼ばわりはしないような。やっても「お前」止まりな気が。
 あと、語尾に「〜よ」と「〜ぜ」も何か違和感・・・。
 ボルカンはそういうキザ系のカッコつけな口調じゃなくて、どこか仰々しい、軍人系の慇懃無礼風味なソレと違うかー?

 

 そんな感じでさらに不安を掻き立てられつつムービー終了、ようやく本編。
 おお、バリバリポリゴン(当然ですが)。
 ポリゴンよりもドット絵が好み(FFもDQもドットに戻してください<ぉ)の私としては慣れるしかありません(苦笑)

 ボルカンの口車に乗った一行は、地人と共にアーバンラマ行きの船に乗り込・・・んだつもりが、どうも間違った船に乗った模様。
 以降、それぞれの船室の模様が描かれていきます。

 

 まず甲斐性なし。何故か一人部屋でベッドに寝転がってます。何様だアンタわ。

 次に地人組。またもボルカンの台詞回しがおかしい。
 やっぱり語尾に「〜ぜ」は付けない気が。あと「ふざけんな!」とか。言うなら「ふざけるな!」のような。
 ボルカンはどんなに罵詈雑言を吐いたとしても、口調がヤクザ崩れしなかったと思うんだけども。
 私的にとてつもなく違和感。そして船を乗り間違えたことに気付くドーチン。

 さらに新キャラのバタ子さんの部屋。バタ子さんの意味深な独白が入った後、最後にクリ&マジクの二人部屋へ。

 どうもクリとマジクが同部屋なのは、甲斐性なしが「一人で寝たい」とか言い出したかららしいですよ。
 しかも「ガキに男も女もねー!」とかほざきやがったらしいです。・・・何か長編初期の奴風味?(笑)
 どうもマジクリな雰囲気が漂ってます。うむ、またそれも良し!!(どーん)

 でもマジクの顔がちょっと・・・リアル過ぎると言うか(笑) ポリゴンで喋らせてるんだからしょうがないでしょうけど。
 クリの動き(会話に合わせた身振り手振り)はイイカンジ。

 そんなマジクリの元へ魔物が襲ってきて・・・、ここでようやくアドベンチャーゲームの開始です。

 そうそう、魔物襲ってきたときの演出は良いね。クリの悲鳴と合わさってとてもグーですよグー。ヒロインぽいし!(笑)

 

 てか、私てっきり移動は十字キーで行うもんだと思ってたら、アナログスティックで動かすんですね!!(ちゃんと説明書読めや)
 何せ十字キー押すとコンフィグ画面が出てきちゃう仕様
 アナコンに慣れてない(うちのPSは未だに通常コントローラーなので)私は幾度となくコンフィグメニュー開いちゃう始末。
 うわこれも慣れるしかないんか。つーかこのスティック使うの私苦手なんだよーうまく動けなくて。
 ぐーあーLRボタンで部屋を見渡そうとすると凄い勢いで回転するしー!(笑) 押しっぱなしじゃなくて軽く押さないとダメだなこりゃ。

 ああこんなんでクリアできんのか自分。だからアクションゲーは苦手なんだおうだうだ。

 

 ゲームの流れとしては、マップを進む→(ザコ)敵がいると戦闘に→戦闘終了後またマップを進む→(イベントとかがあると会話が入る→)ボス格の敵に到着→倒す→次のマップへ、みたいな感じか。
 あと、ボス格の敵に会うと毎回「SORCEROUS STABBER Orphen」のタイトルロゴが出ます。・・・何とも微妙な演出(笑)

 それとこのゲーム、話が一定の場所まで進むとセーブするかどうか聞かれます。
 どうやら戦闘があるちょっと前の部分でセーブポイントが設置されてる模様。
 自由なトコでセーブできんちうのは・・・まあアクションゲーだし。ノベルとかADVじゃないから目をつぶるべきですな(こら)

 

 でもって適度に魔物を蹴散らしつつ(しかし操作に慣れず、『蹴散らす』とは程遠いプレイぶり)、魔物の襲撃により難破しかけてる船から脱出途中でクリとマジクと離ればなれになり、でもどうにか甲板まで脱出。
 するとバタ子さん(&マジク)とマスターアジア(&クリ)に出会います。
 ここで各新キャラとパートナーを組むことでシナリオが分岐します。(美雪は甲板を出ると遭遇できる模様)

 まずはマスターアジア、というかクリに話し掛けてみることにする。

 

 そしてマスターアジアと話してる最中、こんな会話が。

「そなたは、黒魔術士と見受けられるが」

 ・・・見受けるなら「魔術士」だけでいいんじゃないかとかツッコんじゃダメですか。
 魔術士に白と黒があって白はよほどの才能がないとなれなくてそんなに数がいない(ついでにその多くが貴族連盟に囲われてるから世間で見かけることは少ないと思われる)、ってのは世間一般に伝わってることなんですかね。
 白の絶対数が少ないんだから、世間一般で「魔術士」っつったら黒のことを(必然的に)指すことになるような気がするんですがね。
 わざわざ白黒分けて呼称するからには何かわけがあるんですか東方不敗マスターアジア!(受け流せよそれくらい

 ちうか甲斐性なし、クリのことを「ガキンチョ」呼ばわりです。どうしてやりましょうかこの甲斐性スッカラカンは(こら)

 

 さてとりあえず、(多分)初心者向けであろうバタ子さん(&マジク)をパートナーに選んでみることに。
 するとひときわ大きな魔物が船を襲う! いわゆるステージごとに設置されてる中ボス登場ってトコでしょか。

 で、この中ボスをサクっと倒・・・せずにあっさりゲームオーバー(ぉ
 いや私本当にアクション苦手なんで。忍者龍剣伝Uもどうやっても5面までしか行けなかった人間なんで(分かりづらい

 

 てか、このゲーム敵でも自分でも攻撃が当たったんだかそうでないんだかが分かり難ッ!
 イヤ単に私がバカなだけかもしれませんけどさっぱりわからんちーん。
 あと防御が発動するタイミングが微妙だし。魔術放った直後に防御ボタン押すと発動しないのかコレ? うーん?

 まあ先述した小冊子の攻略を見てようやく倒せましたが。あーもーわからんー。
 敵の動きのパターン見切るのとかすっげ苦手なんスよ。所詮はヌルゲーマーなので自分。めそり。

 

 そして一行はガイア島に漂着するのであった。以上プロローグ戦闘おしまい。

 

 

 てゆーかここまでで1時間程度しかプレイしてないんですが自分。何でこんなツッコミどころ満載なんだこのゲーム(笑)
 うっわおもしろー! 全然別の意味でー!!!(ぎゃふん)

 


 

 ○ここまでの総評。

 

 アニメの作画については既に述べたので、どうも気になったキャラの台詞回し関連で。

 台詞回しは前述した通り、ところどころおかしな部分が見受けられます。のっけから甲斐性なしがアレだしなぁ(笑)

 でも、会話運びは凄い良いんですなー。キャラの特性をうまく掴んでらっしゃる、といった感じ。
 地人兄弟(特にドーチン)とか、マジクリの会話は見ていてかなり原作風味。
 クリの傍若無人なところとかは長編初期のソレを思い出させます。いやー、和む和む。

 マジクリに関しては台詞回しも違和感ないし。むしろマジクリ推奨なのかこのゲームはとか思ってしまったですヨ(笑)
 おうおういいねいいねDon't 恋! もとい、どんと来い!(ぉ

 


 次回はバタ子さん編のプレイレビューをば。プレイする時間があればの話ですけど(血涙)