2001年の夏。大阪インテに行った際、某エデンの女神3姉妹様のお宅へお世話になりました。その節はありがとうございましたー。

 ※女神様とか言うとご本人方が非常に裏手法で私を責め立ててきますので、とりあえず本文中のお名前はイニシャルで表記させていただきます(ぉ
  MさまPさまRさまご姉妹ということでひとつ。

 さて。その当時ご姉妹がプレイなされていたのが発売して2ヶ月ほどの『リリーのアトリエ』(PS2)。
 お好きなゲームのやりこみ度がシャレにならないっつーかハンパでないご姉妹、運営同盟は史上最強(と言っても過言ではないと思う)の充実さを誇るヴェルナー×リリーの為の正しいリリアトプレイ方法を見せてくださいました。

 

 

 

 おもむろにリリアトを最初から始めるPさま。開始するやいなや画面がめまぐるしく変わっていく。いやつまり、ゲームの操作が止まることが無いのである。
 ちびキャラのリリーが街を走り人と話しそこかしらを調べ店に入って頼まれる前から依頼の品を買い漁り酒場で頼まれた瞬間に依頼を片付けていく様は圧巻というかもうはっきり言って自動デモ画面でも見ているかのようで、
これがリリアトなのか流石はPS2だ動作が素早いなどと全くの勘違いをしてしまいかねない勢い

 Rさまの

「これは普通のプレイじゃないから。本当にこれは普通のプレイの仕方じゃないから!!(強調)

というお言葉が無ければ9割9分5厘くらいの確率で私はPS2の動作性能に感嘆していた所だろう。

 

 そんな中私が一番耳にした言葉が

「待っててヴェルナー

というヴェルナーの店に向かう毎に(概算)発せられていたMさま&Pさまのお言葉である。

 まさしくその通り、Pさまが行われているのはヴェルナーとらぶらぶになる為のプレイであり、プレイ目的を如実に表した素晴らしきお言葉であった。
 うむ、やはり目的を確認しながらの実行とは目指す先を見誤らずに確実なる結果を打ち出すものなのだと今更ながら認識する。
 先人の言葉にも劣らない素晴らしき女神様方のお言葉に乾杯。

 

 

 さてはて、リリアトというかアトリエシリーズを知らない方にはさっぱりだろうと思うのでかじっただけの知識を書いてみる
(っつーかマリーもエリーもまともにプレイはしたことないのですよダメ人間。(やたら極めるのが好きな)友人がプレイしてんのを直に見せてくれただけで<爆)

 アトリエシリーズはまあ、言うなればポケモン等の収集系アドベンチャーというよりシュミレーションゲーム。
 ポケモンと違うのは、主人公は錬金術師(の落ちこぼれだったり新人だったり)で、色々なアイテムを収集するのが目的。
 んで、収集するのには材料を(買うなり冒険に出たりして)集めて、それを調合してアイテムを作り出して行う、という点。
 その調合がまた色々あって、混ぜる割合とかで調合の成否率が変わったりとかまあ、コレクター属性を持つ人にはたまらないゲームなのですな。
 なおかつマルチEDで、作ったアイテムとか自分のパラメータとかで変わってくる。錬金術師なのに冒険者になっちゃうEDとか。

 ・・・とか途中まで書いてみたんだが何となく間違ってる気がしてきたので、詳しくは製作側のHPをご覧下さい(コラ):ガストHP(レストランチェーン店に非ず)

 

 

 

 話は戻るが、件のヴェルナーという男。いわゆるアイテムショップのお兄さんなわけなのだが、このゲーム内にはきちんとしたアイテムショップが他にあるのである。
 じゃあヴェルナーの店は何なのかというと、レア物とか貴重な年代物とかを取り扱ってる、ぶっちゃけた話
マニア向けショップの店員である(この瞬間ダメ人間は全国のヴェルナーファンを敵に回しました)
 勿論、店は彼が取り仕切っており、仕入れも販売も彼自身が行っている。

 んがしかしこの男、どう見ても(パッと見)どこぞの黒い甲斐性なし並、とは言わないまでもそこそこに目つきがよろしくない(ヴェルナーファンが決起集会でも起こしそうです)
 でもって口も悪い。てか、客に対して物凄く無愛想。客に商品売る気あんのかってくらいに無愛想で激烈にぶっきらぼう
 彼の生計はどうやって成り立っているんだと不思議に思えてしょうがない。

 

 

 というわけで、リリーが初めて彼を訪ねて行った時からとりあえず彼の印象はよろしくない。短気な人なら、もう二度とこんな店来るもんかぐらいの感じ。
 かくいうダメ人間も、

「これが本当にらぶらぶになんのか・・・?(滝汗)

と本気で疑問に思うほど無愛想だった。
 ギャルゲー(リリアトはギャルゲーではありません多分)でこんな(プレイヤーにっていうかコンシューマーに)媚びを売ってないキャラなんて久し振りに見たですよ。

 

 

 しかもこのヴェルナー氏、出したものは出しっぱなし、置いたものは置きっぱなしの性格らしく(集中し出すとそれ以前のことを完全に忘却するタイプ)酷く店は散らかってしまうらしい。
 それを補う為なんだかどうだか知らないが、奴は何とたった一人で店を運営してるにも関わらず、
メイドなんぞを雇っている。

 

 何ィ?!

 

 ひ、独り身の野郎がメイドを雇うなんざ、そんなん目的は一つしかねーじゃねえか(殴打)い、いいのかSCIE!!!(滅殺)

 

 ・・・などと(メイドの存在を確認した時)思わずその場で言ってしまいそうになったんですがとりあえず

(メイドなんか独り身の野郎が雇っちゃってたりして)い、いいんですか?」

と聞き返すだけに止めておいた自分よよく頑張った(やかましい)

 このメイドがまた店に行くと必ずいて(当たり前だ仕事なんだから)、話し掛けると自分の雇い主つまり主人である彼のことを「ヴェルナー」と何故か呼び捨てで呼んでいる

 

 ・・・何ィィ?!

 

 メイドとは自らの雇い主との主従関係で成り立っている職業であって、つまり雇い主たる主(あるじ)のことは「主人(“ご主人様”、他は状況に合わせて“旦那様”、5億とんで百歩ほど譲って名前に“さん付け”)という呼称を使用して呼ぶのが当然の礼儀であって、そんな主人の名を呼び捨てにして呼ばせるなどと、それは主人の命令によってでしかありえない事態であり、つまりそれって、

「俺のことは“おにいちゃん”と呼ぶように」
と命令したのと同義なんじゃないのか(滅殺)

 

 ・・・あ、ああすみませんつい私の中のスピリットオブメイディスト(痛)がこの異常なる事態にはのろしをあげて戦の準備をせよと宇宙(そら)からの伝達が・・・!
(ヤヴァ過ぎる人はむやみに近寄らずそっとしておいてやって下さい)
(ヴェルナーファンの方本当にすみませんすみませんほんのフランスジョークなんですすみませんすみません<滅)

 

 

 まあそんな疑惑たっぷりのヴェルナー氏でありますが(爆)、通っていくうちに時折、彼のおめがねに適った品を購入したりすると微妙な笑顔を浮かべてくるようになりました。
 それは本当に微妙な笑顔で、それはあの、ようやっと笑顔を見せてくれて(愛想が出てきて)嬉しいのだけれどいやでもあのその
素直に喜んでいい笑顔(表情)なのかしらそれはという感じで本当に微妙。
 まるでヤっちゃんににこりと笑顔を向けられたようなそんな感じに酷似したものを感じたのは私だけですか(コラ)
 ま、何度も見てるうちに慣れてきて、ああヴェルナーが笑ってるわ・・・!(アハハウフフ)と微妙な胸のトキメキをもよおさせてはくれますが(笑)

 

 

 しかしそこからが中々進まない。まあイキナリ間をすっ飛ばしてらぶらぶになられてもこっちが困ちゃいますけども。
 そんなわけで、もうしばらく(らぶらぶになるまで)がかかるというのでお先に風呂へと向かわさせてもらうことに。

 

 

 そしてダメ人間が風呂から上がってきて、時間にして約30分後。画面には劇的な変化が訪れていたのでした。

 

 

「らぶらぶになりましたかッ?(どきどき)

と聞くと、皆様ほぼ無言で画面を見入っていらっしゃる。

 ふむ、どうやら自分の目で確かめろとゆーことらしい。

 さて、画面の中のリリーはどうやらヴェルナー氏を雇ってこき使い放題日々材料収集に励んでいるご様子。
 近くの森までとはいえ一緒に旅をしてるよーなもんなんだから、そりゃあ色々色々あったんでしょうなあ(余計なお世話)ちくしょうよろしくやってくれちゃって!

 そんな中、

「これが一番わかりやすいかなー」

と、Pさまがリリーを操作。何と雇っていたヴェルナーを解雇。
 キャラを解雇するとそのキャラが一言何か言ってくるのですが、確か風呂に入る前のヴェルナー氏はそっけなく
「じゃあな」と去っていってたハズ(以下のセリフはうろ覚えです)

 

「そうか・・・。じゃあ、また何かあったら声かけてくれよな。そうしないと、お前と一緒にいる時間が減るからな・・・」

 

ハァ?!!!( ̄□ ̄;)?!

 

「な、何言ってんですかこの人?! っつーか風呂入る前と別人! 違う人じゃないんですか?! 変ですよ!!(大真面目に)

 

 

 というわけで、何かに目覚めてしまったヴェルナー氏は30分前とはまるきり別人となり下がりなりあがり、どこまでもクッサイセリフをがぼんがぼんと連発。
 もう見ているこちらが

「ぎゃああ何言ってんだコイツ――!!(さぶいぼ)

と叫んでしまうくらいに(実際御大と一緒に数回叫びました)素晴らしき変化を遂げていたのです。

 どんなセリフなのかはまあ、実際にプレイして見ていただきたい(実際にプレイしたことも無い人間が何を言うか)
 いやもう本当、
すごいよヴェルナーさん!!というか。

 そういや、彼の声は某大陸育成にかこつけてハーレム作りに精が出る“後衛”産ゲーム風の人だったりするので、微妙に何だかアレな感じ。
 ちなみに私は鋼様が一押しだ(聞いてねえ) びば鋼×リモ!(これもまた微妙にマイナー街道<ぐっすし)

 

 

 やがて訪れたED。ちうか、1年半くらいでED迎えてるんですけど・・・・・・

「あの、リリアトの平均クリア(ゲーム内の)年数って、どれくらいなんですか?(^^;」

 Rさま曰く、

 

「普通は5年くらい(さらり)

 

 嗚呼、(風呂に入る為に)交互にプレイされてたMさま&Pさまのお二方に乾杯。
 一切プレイの手を休めないってーか、攻略本等何も見ずに(これだけは間違うとタイムロスになる調合の時のみ、確認の為に攻略本を覗くくらいで)本当に自動デモを見ているようなプレイをなさるのですお二方・・・エ○ターブレイ○発刊の某雑誌あたりに応募できるんじゃないですかそのやりこみっぷりは(笑)
 いやマジに。

 

 

 ああ、でもってEDの内容なんですけどね。

 某大陸育成にかこ(以下略)ゲームとは違い、本編よりも非常にあっさりとしたものになっていました。
 てか、このゲームの本来の目的はリリーがアカデミーを建設することなんですけども(爆)

 いやでもヴェルナー・・・あんたあれだけ大きい口叩いといて(=さぶいぼ的セリフを連発しといて)あんな微妙なEDは無ぇだろー・・・もちっと漢になろうぜー・・・(余計なお世話)

 ま、深読みし放題な感じでしたが(笑)

 

 

 

 というわけでヴェルリリはとてもよいものです(ムハー!)(プレイしたこと無いくせに)

 幸せになりたい方はこちらで時を忘れるがよろし。