クリ至上主義者(クリを至高のものとし崇め敬い母のように子のように時には終生の伴侶ようにクリをとことんまで愛せし者ども)の聖典(バイブル)。 っちゅか、私的読み返し率が最も高い巻ですなー。この後の『これからも』なんて目じゃありません(笑)
表紙。 奴が両手に花モードです。 んですが、ナイフを持つ右手側にメッチェン、何も持ってない上に何気なく手を伸ばしただけですぐさま触れられる状態にある左手側のクリ、ということで
口絵。 1枚目。クリはとても力持ちさんなんですの キャ ス・テ・キ ってゆーか念願の二人旅に持ち込むべくマジになってる甲斐性なしと(上手い具合に言いくるめられた)クリの姿とすると、それはそれで萌えられ(られんのかい)
2枚目。
で、3枚目は言わずもがなってことで(爆)
10ページあたり。 >いつの間にかオーフェンも立ち上がって、クリーオウと対峙していた。 おお、E・Tですか!(ぉ (文字通り)命懸けの争いの最中にも小さな触れ合いを求めんが為に無意識で立ち上がったと見える奴はそれなりに逝かしてると思います(こら)
>ほんの一瞬で、マジクの座る向こう側にまで移動している。 焚き火を囲んで3人座っていて、真中に甲斐性なしがいたとゆーことは、マジクとクリは(やや斜めながらも)向き合う形で座っていたはず。
簡略図。
・・・・・・レキが空間転移でもしたんでしょか。ついでに石も。
>「ひとり死ねば、食いぶちが減るなぁ……」 そして1巻ラストから夢見続けてきた待望のクリとの二人旅※がとうとう現実に!! ・・・と、奴は心底やる気満々なのだと思います(ぉ >刃の背を自分のほおにこすりつけながら、弟子に向き直る。 ほらあまりのワクワクドキドキっぷりに奴もウッキウキですYO!!(こら)
>遠い眼差しで、眼前のクリーオウに幻影を重ねる。 幻影を重ねつつのこの台詞から察するに、奴が幻影として見ていたものはつまり奴の子孫なわけで、
>「おっしゃ、決着をつけるぞ、クリーオウ!」 え、何? 子孫の存亡の決着を今つけちゃうんですか?
>顔面から倒れたせいだろう、鼻の頭をすりむいている。 女の子の顔に傷をつけるとはそれなりの責任をとる覚悟はおありでございましょうねってゆーか、
>「つまり、お前いつの間にか、悲鳴を聞くと発奮して駆けずりまわる変態体質になったんだな! いろいろとストレスのたまる生活してると、たまにあるんだ、そーゆうことが!」 ・・・微妙に説得力がある気がするのはつまり、奴の経験談がなせる技とゆことですか(ぉ ちうか私的には今の奴こそズバリそういうストレス鬱積状態にあると思うわけですが、まあ『変態』体質というあたりに心当たりが無きにしも非ず。
>「あの女を殺して食うぅぅぅっ! 止めるなぁぁぁっ!」 ・・・・・・変態は変態でもネクロフィリアとは私も予想外でした(こら)
35ページあたり。 >とあるいきさつでなくしてしまったものなのだが、そのあとでレティシャが手を回して回収してくれたらしい――その時にオーフェンはきっぱりとはた迷惑だと言い放ったのだが、クリーオウは嬉々として受け取り、レティシャに抱きつきすらした。 やー、嫁姑ラブラブです。 しかし、姑に世話焼いてもらうのがそんなに迷惑か甲斐性なし。
>「真の恐怖と混乱はだ、ぐろげちょなものがいきなり飛び出してきたから起こるってもんじゃない」 >「一見まともそうに見えながら、実は信じがたいわがまま娘だったりじゃじゃ馬だったりすることによって引き起こされるんだ」 人は、恐怖や混乱を引き起こすような特異な環境下において行動を共にした他人に対し、『共に苦難を乗り越えた同士』として仲間意識や好意を抱くと言います。 よって、信じがたい(以下略)なクリにより引き起こされた特異な環境下で3ヶ月ほど過ごした奴めはまんまとクリに骨抜きになりましたと、何とも的確な自己の状態分析を行っている奴にスマイル0円(何)
>「それに、危ないトコを助けて謝礼プランは、まだ消失していないぞ。なるたけ敵が減ってから着くように、ゆっくり行こう」 ちょっとホラ見てくださいよちゃんと奴の言う通りにしてますよ不服申し立てをしつつもちゃんと!!
43ページあたり。 >「オーフェンて、えぐーい」 >「だいたいオーフェンの殴り方がいやらしいのよね。なんていうか"どすっ"って感じで。"ぽか"とかいけない?」 まあ嗜虐嗜好の変態体質だし(まだ言うか) しかしここの『甲斐性なしのモアプリティにアタック三昧』な掛け合いはどうにもこうにも。 ちゅか、これまでだったら「いいから黙ってろ」あたりの一言で一蹴して終わりそうなもんなのに本当どうしたんですか甲斐性なし。
61ページあたり。 で、続き。 マジク気絶後の二人といったらばなしてまたこうナチュラルにほんわかムード漂わせてますかねあーもーどうしたんですか奴は!!(笑) 今までじゃったらばこんな穏やかに対応なんかしとらん気がする・・・なんちゅか、今までの奴が行うクリ対応には、 まあうだうだ考えた末、 ・・・そうか、7巻目にしてようやく成長したわね甲斐性なし・・・! >騒いでいる彼女を他人事の顔で(自分に矛先が向いていないので)眺めやりながら、 多種多様な場面における(未来の)妻の飼い馴らし方も誠に順調!!!(ぉ
>「……一体どーゆう思い出と比較されたのか、すっごく聞きたいけど、今の雰囲気を壊したくないから聞かないでおくわね」 クリとしても、自身を理解し許容し始めた奴の立ち振る舞いが醸し出すその雰囲気に、まんざらでもない様子。
>言いながらクリーオウは、暇つぶしにレキの耳の中に軽く息を吹き込んだ。びっくりしたように、ぎょっと後ずさりするレキをにっこりと見やって、また抱きしめる。 なんちうか
>「なら、最初からそう言ってくれればいいのに。教科書に書いてあったことそのまま言ってるんでしょ、実は」 あー、いるよねー、読んだ知識丸投げ型のエリートって。 本質の概要を(理解して)既に自分のものにしてるもんだから、いざそれが何かと説明しようとすると、 ・・・くそう、器用貧乏の塊め(2ビットマシン的頭脳しか所持していない私)
>彼女の怪訝そうな眼差しを見つめかえして、オーフェンはにやりとした。 奴が見せる嗜虐嗜好(傾向)の顕著な例(ぉ
72ページあたり。 >オーフェンはぽんと彼女の頭の上のレキをたたくと、踊り場の奥を指さした。 がーまたも前巻に引き続き微妙ー! ってゆか、2巻も続けてこんなんだと、まるで神聖なるクリの頭頂を易々と触れさせまいとレキVS奴の水面下での抗争が繰り広げられているかのようで(られてねえよ)
136ページあたり。
>「なんだ……」 ここのマジクリ(間に何も入れずに繋げて書かない)は息がぴったりでいいですなァ。
168ページあたり。 >恐らくこれは二日酔いだ――と、彼女は勝手に決めつけた。 13歳の誕生パーティーにて飲酒、二日酔いになる・・・と(メモメモ) ふむ、とりあえずクリは酒に強い体質というわけではないようで。姉もだいぶ弱いようですし。ワシ的夢は人並みよりかは少し弱いくらいで!(やかましい) そいや、クリにかけられてたのは粗雑でヤワな精神支配だったとゆーことですかね。だからってどうこうするわけでもないんですけど。
182ページあたり。 >誰にともなく説明してから、ぱっと目を開ける。それでもなお照れるように左右をうかがって、彼女は小声でつぶやいた。 ・・・・・・――ッッ!!狽(>o<) ちくしょうちくしょう! 安易に助けを求めないクリ萌え! 1)すぐ近くにいるメッチェンの前で(見られてないけど)そんな口だけみたいな醜態を晒したくない ・・・の、複合かなぁ?(あー、2番目は夢見すぎとかツッこまない)
197ページあたり。 >実際クリーオウも、いい加減痛みがひどくなりはじめている腰に不安を覚えていた。 あらあらまあまあ、女の子は腰を大事にせんと!(むしろ深読み推奨<ぉ)
>思わずとっさに、身体が動いていた――ちぎれたベルトを、両手でつかんでいる。ゆるんだジーンズが落ちないように、ひざも屈めていた。」 ベルトで締めていないとずり落ちるって。うっわクリ腰細ッ!! ・・・と思いましたがこれは2巻でクリが作り直してたマジクのジーンズですかね? だって、普通に穿いてずり落ちてしまうのが常だからこそ、『思わずとっさに』ひざを屈めてしまったわけで。 まあ、あと可能性として考えられるのはティッシのおさがりを貰ったという説。
>(しなきゃなんないことなんて、だいたい決まってるのよね) 何度読んでも惚れ直す。 ちうかここからのくだりとか展開が何よりも好きだ――ッ!! もうこれぞクリ真骨頂。 つまりクリの行動体系は『奴をサポートする』がまず第一に来ているわけで、あの無駄に黒くて意味も無く甲斐性の無い輩の何て羨ましいことかッッ!!!(こら) ってゆか、 >どこかにいる(に決まっている)オーフェンをサポートするのだ。 『決まっている』ってのがね。 あと、クリは奴が負けるとか死ぬとかそーゆーのはありえない(=死にかけることはあっても本当に死ぬことは無い)、くらいに思ってるフシがあるような。 >「でもオーフェンがいれば、大丈夫そうだし――」(P135) でもそのくせ、奴は万能ではなく、誰か(言うなれば自分)のサポートなしに何かをしようとするのは危険だと思っている。 奴に関して『死』というのは導かれないが、ピンチ(死にそう)な状態は導かれる。 ・・・とかまたどうでもいいことを夢見がちに考えてみる。
219ページあたり。 >ぎょっとして――ほっとしてではなく――オーフェンは、顔を上げた。 シリーズ中、クリ最萌。 他にどう言えと。ここから5Pまるまるクリ大活躍シーンですよ!! 主人公そっちのけですよ!!
>聞き間違えなど起こるはずもない、もう聞き慣れた少女の声。いつだってわけの分からないところから飛び出してくる、彼女の声だった。 私的にはむしろこれは、奴的な誉め言葉というか惚気というかそんな感じにしか聞こえないんですが(笑)
>「へっ――ったく、俺にできねえことを易々とやってくれるんだからよ……」 今回のことは奴的にどうだったんですかね、よりクリの存在が(理解不能なものとして)大きくなったというか?
・・・まあそれはいいとして(いいのか)、 どうだ世間!! クリいなかったら奴はオダブツだったよ!! シリーズ終わってたよ!!(笑) だって冒頭の場所で野宿することになったのはクリの――せいなのかどうかイマイチ判別がつかないですし。 前者だと完全にクリが最要因てことになるし、後者だと宿で路銀を掏られた甲斐性なし(だと予想)のせい※になるんじゃないのだろおか。
>「レキ、治してあげて。あっちのいけ好かない女もついでにね」 強くて逞しいだけでなく優しさも持ち合わせてるあたりがさらに萌え。
>彼女はいきなり、振り向いた。素早く、そして強力に、背後に突き刺すような視線ををやる。まるで彼女の一瞥がそれを成したかのようなタイミングで――こっそりと魔術文字を放とうとしていた人形が三体、粉々に消し飛んだ。 何かもうむしろ主役では(笑) ちうかごっつカッチョエエ――!! たまらんですたいー、たまらんですたーい!! ところで、クリがここで『いきなり振り向いた』ってのは、やはし何かを感じ取ってのことなんですかね。
>だがマジクはぐっすりと寝ているし、レキも、クリーオウの胸に抱かれて寝息を立てている。 レキったらレキったらレキったら何て何て何ッッて羨ま(皆まで言うな虚しいから)
243ページあたり。 >クリーオウが大喜びするんじゃなかろうかと、関係のないことまで思い浮かぶ。 どんな時でも(未来の)妻のことは忘れることなく!
>彼女は両手を上に向けて広げ、軽い口調で言ってきた。 両手を上に向けたってのは一般的に、『お手上げ』もしくは『降参』のジェスチャーですよねですよね、――とすると、 ――以上のことから、出会ってから半日くらいしか経ってませんがメッチェン女史は既にクリに一目置いた模様(ぉ
>半眼でうめいて、オーフェンは少女の金髪の頭を軽くこづいた。 ・・・ますます微妙・・・こづく・・・
ちゅことで例のふしだらな手癖(こら)13回目認定ー!!(ぉ
クリが格好良過ぎるにも程がありますってゆーかクリ最高――!!! 大好きじゃ―――!!!!!(絶叫) ・・・という巻でした(ぉ いやそれ以外にどうにもこうにも。
しかしこの巻、前2巻がタフレムで奴と別行動ばかり取ってたせいか、やたら甲斐性なしがクリ寄りなような。
さて今回、前半だとクリが初期みたいな我侭全開っぷりを発揮、 いや勿論、私初めて読んだ当時大喜びでしたけど。
メッチェンとの出会いのくだりとか、甲斐性なしを邪魔するような行動を取るクリは、読者からすると非常にウザったらしい存在に他ならないわけで。 今回読み返して私が燃えに萌えてたのには、クリを贔屓目で見ていてなおかつ、奴の主観ではなくクリの主観を考えながら読み進んでるせいがあるかと。 奴主観で書いてあるのに、クリーオウの行動はどこまでも素早かった、とか記述されちゃうともーたまりませんね。
|