ようやくキムラック編に突入ですが。実を言うならキムラック編は私にとっちゃあんまし馴染み深くないんですな。クリメインじゃねえし(こら)
 っつか前巻の魔王が良すぎてもう満足満足満干全席腹一杯、とりあえずあの巻だけで3〜4巻分は余裕で食ってけるわってな感じだったので(笑)、だから私の中では魔王からダイレクトで例の『これからも』に繋がってる、みたいな(苦笑)
 何て幸せな脳内だ。

 

 

表紙。

 クリいません。

 

 つうかまあ、甲斐性なしは一応シリーズタイトルにもなってる主人公らしいから(こら)いるのは大目に見るとして(ぉ、マジクがいるのにクリがいないとはこれ如何に!! 
 寝医務(一発変換<寝てばっかの不良医か?<笑)だって描いてあるならクリがいてくれても! いてくれても!!

 つーか奴は本当に似合わないですね白。二の腕見せすぎなのもバランス悪いよなー。
 袖が七分くらいあればもうちっとこうダサさが消える気がするんですけど(余計なお世話

 

 

カバー折り返し。

>はっきりいって俺はイライラしている。理由はいろいろある。
   (中略)
>クリーオウがまだなにも問題を起こしていなくて不気味、ってのが一つ!

 さすが(未来の)嫁の動向には敏感です甲斐性なし。
 てゆか、クリの前に理由として挙げているメッチェンとマジクに関しては自分にとって不都合とゆーか面倒事が降りかかってきてるのでイライラしてる、と言ってるのに対し、クリの場合は何もしてないからイライラするって何じゃそら。

 つまり何ですか、奴は既にクリが何かしら問題を引き起こして自分に面倒事を振り撒いてくれないと落ち着かないっつーかむしろ我慢ならないとかいうマゾ体質に成り果てたと!
 うわ嗜虐趣味鬼畜属性マゾヒストかよ!(ぉ
 っつーか微妙に矛盾してないかソレ!!(笑)

 

 

口絵。

 1枚目。
 1巻ラストで泡と消えたクリとの二人旅を今こそ現実のものにするべく情け容赦の無い甲斐性なしの図(大嘘

 ちうか前巻の1枚目でも同じようなこと言ってなかったか自分。
 ・・・気のせいとゆーことにしておこうそれだけ奴の強い強い願望が幾度となく垣間見れたのだとゆーことで!(こら)

 

 2枚目。
 腰に両手をあてて胸を張って、演説体勢バッチリです。つーか胸張ってるから胸ありますNE!(滅)
 元来鳴かないのに遠吠え状態のレキがポイント高し。

 

 3枚目。
 左の方に見える赤っぽい靴履いた足がクリだと思われます。
 ってゆーかまた素足だし。2巻の表紙の時といい、
草河さんは素足の方が好みなんですかね(ぉ

 2巻前でヴィンビさんぶちのめした時には靴下を凶器の一部として使ってたから、クリは靴下を履かない娘さんではないわけで、
(騒動時に荷物は回収できなかったみたいなので)靴下の替えが無いから素足で、ってことですかね。
 いや本当どーだっていいことなんですけど(笑)

 

 

28ページあたり。

>「クリーオウか」
>「そうよ」
>別に答えなくてもいいようなことに答えてくる。

 アンタの「クリーオウか」も存分に答えるっちうか言わなくてもいいようなことのような(爆)

 いやまあ、こういう表現手法うんぬんまでぶつくさ言うとまたちまちまと怒られそうなのでごめんなさいと謝っておこう(こら)

 

>荒れた農地を背景にして、彼女だけが妙に浮いて見える。

 それは全て奴ビジョンの成せる技(ぉ

 

>まあいいかと思いながらオーフェンは、彼女の小さな金髪の頭を――乗っている子犬ごと――ぽんぽんとたたき、通り過ぎようとした。

 14回目です。つうかまたレキフィルター越しですよ(ぉ
 何だかこれじゃ奴は金髪(クリ限定気味)フェチでなくレキの毛並みフェチみたくなってないか(待て)

 

>なんにしろ、この少女と話をしていると色々疲れるし、今は疲れたいという気分でもない。

 それでもクリの頭頂付近の髪の毛の滑らかな感覚を味わわんとすべく件の手癖をしっかり発動させているあたり、
この手癖の精神安定剤としての効能はなかなかのものであると容易な推察が可能となるわけでありまして(なるか

 だって疲れたくない=話したくない、んなら関わりあいにならなきゃいーわけで、だのに奴はあえてクリの頭に手をぽんを実行しているわけで。
 いやまあ確かにこの手癖は奴に精神的な安らぎうんぬんを与える他に、クリへ有無を言わせぬ『了承の一押し』(やられると、つい理解も納得もしないが従ってしまう傾向にあるように思う)を与えている事もまた事実であり、
奴からすればこの手癖は一粒で二度美味しいというか何と言うかあー何か奴ばっか得してる気がするぞ不公平だーぶーぶーぶー!(ぉ

 

 

64ページあたり。

>「クリーオウの奴には爆笑されるし。そんなに似合わねえかなぁ」

 ・・・なんつか、自分でこれでいいだろ、と選んできた服を着て見せたところ、思いっきり「それ、ぜんっぜん似合わないわよー!」と新妻に腹を抱えて大爆笑されてしまったさえない旦那みたいな台詞だなぁと(何じゃそら)

 ちうか奴的に爆笑されて(思わずぼやいてしまうほど)そんなにガッカリなのか、と(笑)

 

>「俺も予防したほうがいいのかな」

 ・・・・・・いやまあ、大丈夫なんじゃねえの? アンタ無駄に元気っぽいし(ぉ

 二親を早くに亡くしたとか結構波乱の幼少時代だったとかそーゆーあたりからですかね、奴って子孫(家族?)願望に飢えてるような。
 こゆ話題によく反応する(というか、持っていく?)し(笑)

 ・・・・・・・・・・・・ま、ほどほどにな。クリだって性格ははっちゃけこそすれ身体的能力からすれば普通の女の子なんだ。お前とは違う(何の話

 

 

113ページあたり。

>きりもみ回転しながら、頭から地面に突っ込むクリーオウを、オーフェンは優しく抱き上げてやった。

>頭に手を当て、オーフェンは朗らかに笑顔を浮かべた

>その群衆の中に、名前は忘れたが、青い布で頭をくるんだ女がいた。

>ぽとん、とオーフェンの足下に、げっそりと痩せ細った少年が――これも名前は忘れたが、金髪の少年が――転がり出てくる。

 完全に奴の夢オチですが。
 夢ってのは当人の無意識下における願望なり欲望なりってまあそれだけじゃないんですけど、
とりあえず普段自分が考えてもしないことが出てきてるわけで。(そこに記憶の整理過程における編集・歪曲された思い出が絡まったりもする場合も)

 さて、ここで改めて上記下線部をご覧下さい。

 クリに対しては欲望の限りを尽くさんとしさらに嬉しさ余って(普段やらかさないであろう)明朗な笑みを浮かべすらしているのに対し、
他の面子、ましてやクリと同期間一緒に旅を続けただけでなくあまつさえクリよりも付き合い自体は長いはずの自らの弟子を相手にきっぱりはっきりがっつりと名前を完全忘却している始末。

 ・・・・・・無意識とゆーのは非常に正直ですNE!!(笑)

 よく言われていることで、夢とは無意識が送ってくる(意識している)自分へのメッセージ(ある種のアドバイス)だ、というものがあります。
 おお、何と的確な助言であることか(笑)

 

 挿絵のクリはひたすらにかぁいいでござりまするが。
 構図的にも非常に何と言いますか、奴がとても理不尽な怒りをこみ上げさせているのが手に取るように分かると言いますか(何)

 ぶっちゃけ、奴の怒りの10分の3くらいはその細い両肩にかけられた無骨な両手にかかっているのではないかといらぬ邪推でほくそ笑んでみたりした発売当時――(痛ェ思い出だな

 

>コーヒーポットを例の簡易かまどにかけているクリーオウの背中を、つま先で軽く蹴る。
>「あ、やめてよオーフェン」
>「うるせ」
>彼は口をとがらせてから、その視線をスキンヘッドの男へと移した――

 ・・・小学生男子並ですかあんたの頭は
 つーか大人気ねぇにも程が。いい年してガキくせぇでございますよやることが。
 口とがらすなや。スネるなよ。クリの両肩を他の野郎がぬけぬけ堂々自分の目の前で見せつけんばかりに両手で覆ったからって(ぉ

 ところでこの何とも幼稚な応対かげんはむしろクリだからというやつですか(クリ以外にこんなことできる人間がいないというのもまた事実ではあるけれども)
 あー、益々小学生男子ですな。

 

>スキンヘッドが口を開くよりも先に、オーフェンは彼に聞いた。主導権を握っておきたかった。多少のことであっても。

 まあそりゃあねえ、ほぼ初対面の輩なんぞにいきなりクリの肩――しかも両肩への侵略を許してしまったからにはこれ以上の計略は何が何でも阻止せねばならないわよねー(違)

 

>彼女が動かなくなり――上目遣いにじっとこちらを見ているのを確認してから、オーフェンは手をはなした。

 以上のことから察するに、奴はクリの上目遣いを受領するまで塞ぐつもりだったらしい
 ↓
 先刻からの大人気ない精神が、上目遣いの受領=見つめ合い(奴的には愛)=二人の世界が形成されるまではどうにも気が済まなかった、と(ぉ

 

>オーフェンはこだわって――不思議そうにきょろきょろしているクリーオウを横目で見ながら、問いつめた。

 件の精神は、クリをがっちり視界に入れておかないと気が済まないわけで(ぉ

 逆にラニオットの魔の手からどうにかしてクリを防御せしめんと逐一目を光らせている奴の図に見えなくもな(やかまし

 

>クリーオウとマジクを指さし、言う。
>「こいつらは人呼んで、ややこしいお荷物と面倒くさいお荷物」

 直前の文章からすると「ややこしい」のがクリとゆーことになりまするが。
 ・・・まあ確かにそっちの方が納得いくかも。
 「ややこしい」言うならマジクよかクリっぽいですな。対処法が一辺倒でない所とか?(笑)
 「面倒くさい」のは師匠として何かを教えても即座に理解してもらえないあたりから来てんのかな・・・まあ奴当人もすぐ理解できるもんじゃないとわかってて言ってるようだし(奴自身もそうだったみたいだし)

 

 

148ページあたり。

>食器を片付けながらラニオットが言うのを、彼になついたらしいクリーオウが聞き返している。

 件の精神が頑張ったにも関わらずクリはあちらに手なづけられてしまいましたとさ。
 遅い。遅いのだよ何もかも(笑) 失ってからではもう意味が無いーのさ〜♪(何の歌)

 

 

188ページあたり。

>胸中でため息をつきながら、オーフェンは彼女の頭を――というか頭の上に乗っているレキの背中を軽くたたいた。

 15回目です。何かペース早くないですか(笑)
 でもまたレキフィルター越し、しかも今度はレキの背中とゆことは益々持ってレキの毛並みフェチ度がアップなんですが。

 それともレキのクリ頭占拠率=対魔の手妨害率がアップしたとゆーことか(ぉ

 

>「クリーオウ――マジク、どこだ?」

 ここ最近の奴はマジクよりもクリを先に出すことが多いように思えるのですが、
それは普通に考えてマジクの信頼度(少しは教えこんだんだから一人でもどうにかできるだろ的な)が上がったが為に起こった単純明快な心配の度合い順序の逆転に過ぎないと推察するしかなさそうな具合ではありますが、
そこでさらに発想を柔軟にしてみた場合、それはイコール「クリを気にかける度」が上がったと見るべきであり、奴にとってのクリの存在価値が出会った頃よりも間違いなく高水準のそれに推移したものと結論づけられ、
よって奴はクリに対して何らかの、あえて挙げるならば「必然的保護対象」に近い感情を持っていることは明白であると言うことができる。

 ・・・・・・てことで、どうですかそのあたり(どうと言われても

 

 

204ページあたり。

>彼女の身体は思いのほか重く――考えてみれば、どれほど軽かったとしても五十キロはあるのだ――、

 クリの身長は155cm(エンサイより)。
 ・・・・・・軽かったらあっさり50kgは切ると思うんだが・・・・・・「オーフェン」の世界的には現代に比べて健康的な体格の人が多いとゆーことですかね。

 

 

231ページあたり。

>ずるずるとクリーオウの足を引きずって(身長差があるのだから仕方ない)、歩き出す。

 ん? クリとマジクの身長差って4cmでマジクの方が高かった(159cm<エンサイより)と思うのでスが。
 クリの方が背が高いなら、『身長差が〜』っていう表現はわからなくないんですが、マジクの方が高い場合は身長差うんぬんは関係ないのでは・・・
むしろ(背負ってるという)体勢的なものがあるから仕方ないんじゃ、とかツッコんじゃダメですかダメですかダメですか、
ってゆーか私の考え方が何か間違ってるんでしょうかったらでしょうかったら。

 

 

 

 クリの出番が少ないとこんなもんですかね(笑) 前回よりも文章量少なッ!

 ラストじゃ奴だのマジクだのがエライことになってますが、そのあたりに一切触れないあたりがさっぱりしてていいなぁと自分ではおもいます(ぉ

 

 てゆか奴もマジクも見ていてアイター、な感じに壊れてる(ファンの方気分を害されましたら申し訳ない)ので、ぶっちゃけ下手にツッコめない箇所も多々ありました。
 無闇に茶化せませんやアレは・・・特にマジク(汗)

 ――ああもうよく考えたらこの巻て男性陣がどいつもこいつもカツカツかよ!(こら) あ、でも地人は除くか(笑)