とりあえずこの10巻目で第一部完、なわけですが。
表紙。 草河さんが画集で仰ってたように、確かに奴の顔が丸い・・・(※白い服の奴が描き難くて顔がどんどん丸くなり、黒服になってもしばらく戻らなかったとのこと)。
口絵。 1枚目。 クリの髪のなびき具合といいレキの半開き(?)の口といいサルアの睨み上げっぷりといい嗚呼いいなあ(何がですか)(サルクリフィルターを通して見た微笑ましいぐらいのサルクリが)(黙らっしゃい) しかし前巻の1枚目はクリこと純正ヒロインの白目だったのに今度はマジクが白目剥き出しに。 ところでクリの胸が減退傾向にあるような(それはもういいです)
14ページあたり。 >誰にも教えてもらった覚えのない彼女の名前だけは、なぜか覚えていた。 姑その1の脳内には外部的享受作用抜きで既にインプット済みの模様。
>「あなたは、誰なの? オーフェンの、なんなの?」 少し前の「あの子のことは、わたしが面倒見るわよ」に繋がると思っているのですが。 だから決して、これは恋愛感情うんぬんが混ざっての質問ではないと言い切りたい気分なのですけれど(誰に向かってだ)(いや何となく)
57ページあたり。 >見下ろすといつの間にかレキが身体を伸ばして、前脚で顔を触りにきている。 レキクリ――!!!(過剰反応) 67Pの挿絵を見ると、クリがあのままぎゅうむとレキを自分に押し付けると上手い具合に谷間に嵌まり込むなあとかすいませんごめんなさい(逝ね) さらにどうでもいいですが、本文には>いくつもの足跡と表記されつつもボルカンの顔にはクリ+レキの足跡が刻まれているわけですが、・・・となると先刻レキの前足でそれこそべたべたと触りまくられてたクリの頬も足跡だらけなんじゃないかとかいらぬツッコミですいません。
>(オーフェンは、わたしが死にそうになった時も、なにかをやめたりあきらめたりなんてしなかった……) こちらはクリ素敵セリフの十指に入るかと思って病まない(病気かよ)わけですけども。 改めてクリの被害経緯を追ってみたところ、クリは確かにピンチには陥ってますが、8割方が「攻撃を受けて気絶状態で何もできずにピンチ」、というもの。 つまりクリが「死にそう」だと自分で判断した状況で、奴が「なにかをやめたりあきらめたりしなかった」場面はほぼ存在し得ない、と。 まあ何が言いたいかって、ぶっちゃけクリの中で奴は微妙に美化されてんだろうなあってことなんですが(笑) 1巻の時からずっと、クリにとっての奴は(こと戦闘に関しては)無敵の存在なんでしょう。(ある意味マジクにも同じこと言えますが) あとその逆で、奴を「完全無欠の存在」だと信じてなくて良かったなあと。
93ページあたり。 >多少不服だったのか、口を尖らせながら、クリーオウがうめく――だが言いながらも歩き出すあたりは、彼女らしいと言えば彼女らしかったかもしれない。 クリは根は素直ッ娘だからなあ。
ゾンビ光線VS渦巻き光線。どっちにしてもレベルが一緒なのですが(笑) つーかいいコンビだよなあサルクリ。 もしこれが奴なら即ツッコミで返すからクリも即時反応で喧喧囂囂になるし(つまり奴が非常に大人気ない)、
154ページあたり。 >彼女は、ラポワントの変化にではなく、自分が怒鳴られたということのほうに仰天しているようではあった。 言ってる側からマジク頑張っちょるよ!(笑) 頑張れマジク!
>感情のない声で――滅多にないことだが――返事して、クリーオウがそれをぽとりと落とす。 これですよこれ、サルア@大人の余裕だからこそやってのけたクリの圧倒されっぷり!(ぉ
>「そーやっていちいち確認するあたりが、どうしようもなくおっさんくさいわ」 とか言ってる側から(2回目)、サルア兄さん(兄さんて)クリにボコボコに返されてるし・・・(笑) てゆーかサルアはクリと微妙に似た者な気が。
>サルアは肩をすくめると、舌を出しているクリーオウを押しのけた。 ん? 何でクリ舌出してんだ?
>「武器……ねえ……でもあのサルアのことだから、ひどくちゃらんぽらんな武器か、えらくおおざっぱな武器しかないような気がするのよね」 武器=サルアで、クリ的サルアのイメージなんだろうなあ。つうかまんまだよそれ(笑) スレイクサーストの説明部を読みつつ思ったのですが、クリには矢継ぎ早に物事を押し付けて(というか言いつけて)いくと、流れに押されてすんなり承諾してしまう傾向があるようですけど(2巻)、
>「頼むから、オーフェンのことは、ちゃんとオーフェンって呼んでくれない? ……オーフェンだって嫌がってたじゃない」 そして返事も約束もしないサルア萌え(萌えどころ違いますからそれ) まあ戯言めいた本音はさておき(こら)、ええ娘やクリ・・・(ホロリ)
で、177Pの挿絵なんですが、サルア着替えた(129Pと156P参照)はずでは(ツッこむなよそういう事を)
>視界の外から唐突に、クリーオウが現れた。槍がサルアの手から放たれる瞬間、彼女の小柄な身体が、サルアの身体へとぶつかっていく―― おそらくはクリの脊髄反射的な行動だと読んでいるのですが。 普通、目の前で殺し合い(風味)が行われてたら一歩も動けなさそうですがね。
263ページあたり。 >(身体は動かない。魔術も使えない。助けてくれる者もいない。クリーオウの奴も、マジクも、誰もいない。これで終わりか……) 人の思考とはしばし連鎖的想起という形で行われますが、それを上記に当てはめるとすると、「助けてくれる者」から直列つなぎでクリが挙げられており、つまるところ奴が期待するのは今までに経験した、危機的状況に陥った自分を事も無げに状況打破(もしくはそのきっかけを産出)する、自分にはできないことをやってのける「自称パートナー気取り」の少女の出現であり、 ちうか、奴が助かったのは落盤@地人のおかげであり、この状況を作り出したのは他ならぬクリであり、間接的ではあるが奴が望んだクリ@救世主は出現したというわけで。
286ページあたり。 >その直後に、クリーオウも叩き伏せられる。 超脊髄反射(笑)
>もう言葉はいらなかった――が、平静なのはそのせいではない。 ようやくクリと対面できたからってそりゃ興奮し過ぎってもんですYO!(違)
>走ってはいないマジクは、すいっと彼女の後ろに陣取ったようだった。とりあえず、そこが一番安全だと踏んだのだろう――いい判断だ、とオーフェンは苦笑を浮かべた。 逆側のクリの真横にでも並ぼうものなら、クリの真隣というベストポジションを久々に確保した師による安全の崩壊を予測したからに他ならないと思われ(ませんから)
304ページあたり。 >「――どうするんだ? キリランシェロ!」 あっさり約束破りなサルア萌えー(それどこじゃないですから本編)
>なによりも気が重かったのは、このふたりに礼のひとつも言わなければならないだろうと思いついたからだった…… いやでもソレ元を正せばクリだからねえ。 ってか、何かもしかしなくとも今回、クリに助けられっぱなしですか奴は(笑)
329ページあたり。 >「せっかく身軽になったと思やぁ、保護者つきってのはどういうことなんだよ?」 サルメチ――!!(本気で節操ねえなお前) てゆかこれはサルメチでいいんですかね、その以前にサルメチっていう略称でいいのかどうかも気になりますがまあいいや(いいのかよ)、いやサルメチ好きだし(あっさり言い切りやがった)
>機嫌がいい時はひどく素直に首を傾げたりする。 つーかどうなのこの描写。「ひどく素直に」って何ですか秋田先生・・・(笑) そりゃつまり何か、普段の小首を傾げる仕草ってのは何らかの裏があって意図的に行っているものであって、機嫌がいいときは「ひどく素直に」=素で行っている仕草であると?
ともあれ温泉連呼クリの挿絵がごっつかぁいいっつーか一緒になってるレキも素敵言うか、そら確かに特記するほど可愛らしいのであろうなあと一人で納得してみたり、あー何か上手いこと自己完結できました(こら)
・・・ってあれ? 奴って寝てる時はシャツも脱いでるんじゃなかったでしたっけ(無謀編)。
あー、誰かこれネタで書いてくださーい。描くでもいい(こら)
何だか意に反してサルクリに萌えた巻でした(笑)(ていうか一応反してたのかよ)
上の方で「クリが大筋に関わってない」と書きましたが、確かにストーリーの根幹にはそれほど関連性を見出せませんでしたが、 とゆことで某編集部は改めて色々と悔い改めたまへ!
さて次はとうとう東部編ですか。そして大盛り上がりのあのセリフからですか。
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