前書き

エネルギー周回理論 (ECT)




4次元球宇宙モデルは、宇宙膨張の加速を想定することなく実測の超新星データと極めて良い一致を示すハッブル図を導き、一つの大きな評価点に到達した。

次の課題は何が宇宙膨張を起こして更に制御しているかだ。当初私は重力が膨張を制御していると推測していたが、早い時期の膨張を減速させるには重力は弱すぎる。私はまた我々が観測するエネルギーは空間エネルギーの振動であると提唱してきた。1次元の振動の実態は2次元平面での周回と思われる。エネルギー周回が量子粒子の基本構成要素である可能性がある。しかし、エネルギー周回を可能にする力とは何だろうか。

量子粒子と宇宙進化の両方をカバーするエネルギー周回を起こす力の候補として電気力が考えられた。その後私は、エネルギーの大きさではなく運動量に基づいて働く力が存在するに違いないとの考えに至った。この新しい力を「基本力」と名付け、その一つの形態が電気力だと考えた。この基本力をひとたび受け入れれば、それはエネルギー周回を可能にし、また宇宙進化と粒子物理の全く新しい体系を与える。下記のECTホームから、エネルギー周回理論の各部分にお進み下さい。