銃士たちのスケッチ No.14
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“仮面の銃士隊長ダルタニアン”

久々に描きました『仮面の男』のダルタニアンです。
この人物については相当な思い入れがあるのですが、
今回は表向きの彼の姿、つまりは仮面を被った彼について。

他人には決して明かすことの出来ない秘密を抱えていたダルタニアン。
彼の苦悩は、驚くほどストレートに私の心に伝わってきました。
秘密を抱えながら生きるということは、人間としてある意味共通の苦しみなのかもしれません。
建前という仮面の裏に本来の自分を隠しながら、それでも人は、
その本音の部分を解って貰いたいと心のどこかで願っていたりするんですよね。

「登場人物としてのダルタニアンは、何を感じているかを決して表に出してはならない。
けれど俳優は、この人物が何かを隠していることを示さなくてはならない。」

彼を演じるにあたってバーンさんが語ったこの言葉も、ある意味奥が深いです。

「仮面の男はあなただった・・・」

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