不定期日記

    -12月号-


12月31日(金)

  昨日は失礼。ほんとに忙しいんです。今日は家のこんぴゅうたのY2K対策。街もテレビもY2K一色で、店ではポリ・タンクとか売ってる。ロンドンでは信販会社だか銀行だかがなんかトラぶったらしいが、まあ特に何にも起こらないでしょう(起こったら困る)。家のモンに「何したらええの?」と聞かれ、返答に窮する。とりあえず「銀行の記帳位しとけば?」と答えておいた。まあペットボトルに水入れといたり、風呂に水張るくらいはいいだろう。アメリカなんかだとニュー・イヤー・パーティとかするんで、街が停電起こすとパニクって暴動とか起こりそうだが(失礼)、日本はみんなおこた(コタツ)に入ってミカンでも食ってるハズなので、たぶん停電とかになっても寝るだけだと思う。ああ、年越しそばを12時ごろ食べる人は要注意。途中でガスが止まるかもよ(笑)

  公言してた年内最終更新がちゃんと年内に終わってよかった。シナリオを予定してたんだけど間に合わなかったので、急遽変更。でもみんなY2K怖くてPC切ってるだろうから、見てもらえるのは来年かな?

では良いお年を。おやすみなさい。

今日の更新:「不定期日記」、「“混沌の殺戮者”アーカット」。


12月30日(木)

  昨日の答え。

1.ジェナーテラ
2.ゼイヤラン
3.ジルステラ
4.ターゲット・シールド
5.ブロード・ソード

ああ、物投げないで(笑)。

今日の更新:「不定期日記」。


12月29日(水)

  年末でなんだかんだと忙しく、日記の更新と本文の更新が固まってます。年内に何かひとつと考えているんですが、なかなか厳しい。でも昨日掃除をしていると『タクテクス』誌を発見。掃除中にこの類のものを発見すると読んじゃうのはもはや条件反射ともいえる。88年9月号で特集はルーンクエスト・ストームブリンガーっつうことで両方のリプレイが載っている。出版広告に両方とも新製品として記載されているので、出るかでないかの頃だと思う。リプレイ(キャンペーン・リプレイの第1回)を読んでみるとパーティにドワーフはいるし、PCはマガスタの入信者だし、挙句舞台はトロウジャン諸島と、なかなかほほえましい。思えばRQもこんな時代があったのだ。もっともAH版RQでルネッサンス展開(『ゆりかご河』など翻訳サプリの元になっているシリーズ)以前とはいえ、この設定はグローランサを知っているとは思えず、どうやらグローランサのプレイ経験のない人間が執筆しているようにも思えるが・・・。まあここの会社だし。さて皆さん問題です。以下はリプレイ中用いられている単語です。現在の訳語を答えないさい。

1.ゲナーテラ
2.テレヤン
3.イルステラ
4.円盾
5.広剣
簡単過ぎるかな?

今日の更新:「不定期日記」。


12月28日(火)

  昨日の続き。最近のゲームの難点は4人まで、というゲームが多いこと。これは以前ゲーム屋で何ぞおもろそうなゲームはないかいな、と見繕っていたときの感想である。家族でのプレイを想定しているのか、4人までのゲームが多い。『原始スープ』『カタン』『チグリス・ユーフラテス』『ティカル』『バサリ』など。基本的にゲームはプレイ可能最大人数が参加した場合がもっともバランスが良い(多分)が、6,7人集まってしまううちのサークルでは結構困ったことになる。「二つにわければいいじゃん」というかもしれないが、いったん別れると今度は合流するのが面倒になるし。古いアメリカゲーはなんか6,7人というのが多いような気がして、よくプレイするのだ。ちなみにウチの『超人ロック』は人数比をいじったこともあり、7,8,9,10人あたりがもっとも面白い(ただプレイが回ってこなかったりするのでダレることがある)。久しぶりにこれくらいの人数でやりたいモンだ。

今日の更新:「不定期日記」。


12月27日(月)

  土曜日、他にやったゲームは『超人ロック』のバトル(短縮化されたゲームルール)、『トレインレイダース』、『カタン』で全部かな?個人的には『ショーマネージャー』がやりたかったのだが、6人が最高に面白いため、5人の状態では却下された。カタンは『5-6人用カタン』を連結してプレイ。『カタン』は良くできた好ゲームだが、個人的には『カタン』単体のプレイがもっとも面白い。『海カタン』とか『騎士と街(記憶がちょっとあやふや)』とかあるけど、なんか今一つという感じがする。いらんもんがくっついてるっていうか、何か蛇足。それとパーティゲームとしては良くできているが、何度も繰り返すタイプのゲームではない。これは昨今のドイツゲーム全般にいえることだが、同じゲームをサルの様に繰り返すタイプのゲームではなく、また繰り返しプレイしたくなるような『ハマる』ゲームでもない。数をそろえておいていろいろやるというのが正しい使用法のようだ。古い(いいかえればシミュレーションに土台を持つような)アメリカ・マルチはむしろこういったゲームが多いように思える。まあこれはルールの複雑さ(ルールブックの厚さ)にもある程度関係があり、ドイツゲームは総じて簡単に遊べるものが多い。これはどちらが良くてどちらが悪いとかいう問題ではなく、むしろゲームというものに対する考え方の違いなのかもしれない。

今日の更新:「不定期日記」。


12月26日()

  もう一つ別のゲームについて。『ティカル』という遺跡発掘(探索?)ゲームである。何となく昔の『ダンジョン・クエスト』を彷彿とさせるゲームで、各プレイヤーがマップを完成させていく。その課程で宝物や神殿がでてくるので、それを集めるゲームだ。ただタイルの配置と行動でいかに自分がポイントを稼ぎ、いかに他人にポイントをとらせないかを考えるのに時間がものすごくかかる。夜中にやったのだが、ちょっと間が空くのでいらいらするのだ。もう一つ欠点がある。得点の計算である。ゲーム中に4回得点計算の機会があり、1度はゲームの終了時点、のこりの3回は火山のタイルを引いた時である。タイルはAからFに分類され、AはAだけでランダム、BはBだけでランダムに引きながら、アルファベット順に引く。火山は分けて入れられているので得点計算のタイミングが近づきすぎることはない。しかし得点計算の方法に問題があるのである。簡単にいうと火山タイルを引いたプレイヤーから順に計算するが、それが公平ではない。遺跡を占有することで得点になるのだが、占有するにはそのタイル上で最大勢力を有していなくてはならないのである。必然的に後のプレイヤーになればなるほど、遺跡の確保に戦力が必要となる。タイルはランダムドローなので不公平とはいえないのだが、ゲーマーとしては単なるタイルのドローでハンデがつくのはなんか解せないものを感じるのである。

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12月25日(土)

  今日は友人宅でゲーム。クニッツァ作の『ラー』をプレイする。2度ほどプレイしたが、よくできたゲームだと思う。簡単に言えばいわゆる「セリ(ビット)・ゲーム」で、得点計算のパターンの異なるタイル(各プレイヤーが順に一枚づつ引いていき、場にたまっていく)を手持ちのコインで競り落としていく。よくできていると感じるのはこのコインは1-16のポイントを持ち、そのポイントの強弱によってセリを行うのだが、競り落とした場合競り落としたコインを場に出して、それまであったコインを手元に(使えない状態で)おいておくというルールである。5人の場合最大15回の競り落としが行われ(タイルの中に終了を早めるタイルが入っているのですべて行われるとは限らない)、3ラウンド行うのだが、前のラウンドで獲得したコインを次のラウンドに使用する(このため高得点のコインを得るためにタイルがない状態でセリがはじまることもある)。最後のコインの合計ポイントでも最終的な得点にボーナスやペナが入るので、最後もポイントを減らしすぎるわけにはいかない。さらによくできていると感じるのはタイルが「程よく少ない」こと。各ラウンドでセリ落とされるタイルの数は終了タイルの出具合によって大きく変動する。先のラウンドが長くなれば後のラウンドは(必然的にその他のタイルの数が減少するので)実り少ないものになる。逆もまたおこる。各プレイヤーはタイルをドローするかわりにいつでもセリの開始を宣言できるので、安いコインしかもたないプレイヤーは早い時期からバンバン「叩いて」くる。逆に高いコインを持つプレイヤーはできるだけ高い見返りを求める。「叩きどき」の見極めが勝負を左右するテンポの良い好ゲームである。5人まで。オススメ。

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12月24日(金)

  年末ということで月初め発刊のコンピュータ関連の雑誌が軒並み発刊。とりあえずいつも買っている『DOS/Vパワーレポート(パワレポ)』と『DOS/VD.I.Y.』を購入する。まあパワレポは普通のDOS/V系雑誌で、最近ちょっとパワーがないので別の雑誌に変えようかなと考えている。雑誌を見ているとほしいものが山積みになるのだが、いったんこのあたりの情報を入れるのやめると、インストールしなおすのが大変なので、結構惰性で読んでいる。まあフリーソフトなんかも使ったりするので、その点でも同じ雑誌をある程度買いつづけるのは意味があると考えている。DIYはもちろん「Do It Yourself」の略なのだが、別に犬小屋とか屋根の修理とか書いてあるわけではなく、自作の専門(?)雑誌である。結構笑えるのが「ビストロDIY」という企画で、1つのテーマに沿って四人のライターが自作機を組み立てる。値段がギリチョンで中古やジャンク部品に手を出したり、相性問題でマシンがウントモスントモいわなくなったりと事故が多発する。自分のマシンじゃないからそれも笑ってみていられるわけで、パーツ同士の相性やパーツの性格がわかるこの企画は結構面白いのである。相性問題の多い自作パーツ関連としては、巷とネットに飛び交うパーツ関連のトラブルを集めてそれを検証し、紙面に載せてくれば非常に役立つのに、と思う今日この頃である。

今日の更新:「不定期日記」。


12月23日(祝木)

  ジョン・ブロックマンというヒトの編集した『2000年間で最大の発明はなにか』という本を読む。世界のトップ研究者が集まる(非公開の)メーリングリストで集められたタイトルどおりの質問に対しての答えを編集したものである。返信するほうが意図的に重複を避けていることもあって、なかなか多彩な答えがそろっている。その範囲は乾草や消しゴム、籠、犂に始まり、文系の僕にはわからない数学的な発明、さらにより概念的なものまで含まれており、また中には「言及に値するものなし(それ以前の時代にすべて発明されている、あるいはこの問題は『現代からみて』という制約を受けており、ヒトは進歩しているわけではなく変化しているだけであって、中世人に比してわれわれの劣る部分も多々あり、あくまで『我々の視点から見た2000年で最大の発明』はより絶対的視点からみれば、存在し得ない[はずである])」としているセンセイもいる。複数の得票を得ているのは『印刷機』。テレビやインターネットをあげているヒトもいるので、情報の効率的蓄積に関する技術を重視するヒトが多いようである。あと『ピル』をあげるヒトも多い。それがまた女性ばかりで、「受胎コントロールによる女性のさまざまな行動領域における効率の上昇」を挙げるもんだから、ちょっとなんだかなあというかんじである。個人的にはマレイ・ゲルマン博士(ノーベル物理学賞受賞者)の『超自然現象を信じないこと』に1票。もちろんそれがいいことなのかどうかはわからないし、神を信じないカオスの時代に生きる現代の我々が、神を頂点とした整然たる世界に住む中世の人々よりも優れていると言い切ることはできない。だが今の人間社会はこれなくしては絶対に存在し得なかったのである。個人的にはこれこそRQにおける『啓発』の本質だと考えている(昔から)。

今日の更新:「不定期日記」。


12月22日(水)

  昨日の長浜には鉄道資料館もあった。なんでも現存する日本最古の駅舎が保存されているらしい。明治15年だそうである。なんでそんな辺鄙な所の駅舎が日本最古やねんという方もおられるかもしれない。日本で最初の鉄道は新橋−横浜、その次は神戸−大阪である。現在の近畿の東海道線は大阪から京都、大津と延長される。そしてそれとほぼ同時に長浜−敦賀が開通する。地図を見てもらえれば分かるのだが、これで琵琶湖の水運を利用すれば、神戸大阪から日本海までがつながることになるのだ。現在の湖東を走る線が完成し、東海道線の新橋−神戸開通が22年頃なので、およそ7年くらい大津−長浜を船で輸送していたことになる。そのため長浜は京阪方面、日本海、東日本を結ぶ中間点だったのである。

今日の更新:「不定期日記」、「エルマル」。


12月21日(火)

  所用で長浜へ。長浜は岐阜県と福井県の県境近く、滋賀県湖北の古い町並みである。思いがけず時間ができたので、市内を観光する。もともとが鉄の生産地、(日本海へ、さらに琵琶湖の水運)交通の要衝であったらしく、室町、戦国、織豊時代には支配者がころころ変わっている。駅近く、琵琶湖岸再現された長浜城(旧今浜城)はもともと京極氏の家臣の城だったそうである。その後京極氏は内紛でこの地をおわれ、長浜近辺は浅井家の支配下におさまった。浅井氏の居城は小谷城であったので、この頃城下町というものは存在しなかったらしいが、姉川の戦いに浅井氏が破れ、この地が織田の勢力下におさまると、羽柴秀吉がこの地に任ぜられる。長浜城とその城下町の基礎が築かれたのはこの秀吉統治時代である。北東の山間に存在する小谷の城が寒かったために、秀吉は長浜城を建て移ったと言われているが、実際の所琵琶湖の水運が念頭にあったに違いない。この後秀吉は大阪に移り、長浜城主も何度も変わっている。この中には山内一豊(巧妙が辻、内助の功で有名な武将の)名もある。その後江戸時代に入ると天領化される。長浜城の建物や石垣も彦根城に移されたそうである。

もうちょっと書くことがあるけれど、続きはまた明日。今日は疲れたのでもう寝る。

今日の更新:「不定期日記」。


12月20日(月)

   『JOJOの奇妙な冒険』を久しぶりに読んでびっくり。第何シリーズかは知らないが、JOJOが女になってるぅ。JOJOといえばスタンドなんだけど、ちゃんとそれもあるのでJOJOなんだろう。たぶん。この作者にはかなり根強いファンがいるし、最近のコミックの中では画質とおもしろさのバランスがとれているので、良いコミックだと思う。さてジャンプといえば『こち亀』である。こちらは『JOJO』とは異なり、同じメンツで延々話を続けている。ストーリー的にはある種マンネリともいえるが、テーマ的にはその時代を写しているので飽きないおもしろさがある。ただジャンプで知ってるコミックってこの2つだけなんだよなあ。

今日の更新:「不定期日記」。


12月19日()

  本館の方の引越しも滞りなく過ぎ、行われたアンケートに目を通す(魔術関係好評。みなさんありがとうございました)。やっぱりシナリオへの要望は結構大きい。というわけではないのだが、次はシナリオの翻訳にしようかと思う。じつはアンケート以前に自分でも「シナリオの翻訳せなあかんなあ」と思い、MOB氏に翻訳許可をもらったのだ。一応予定としてはToTRMの西方特集号に載ったシナリオ「ビルディング・ウォールを超えて」にしようかとも思ったんだけど、あれってノチェットでちょっと遠いのである。まりおんさんからの要望?は『Hut of Darkness』で上のシナリオより前に掲載されたもの。秘境探検モノで結構面白いのでこれにしようかとも思っており、現在思案中。ちなみにこれはウェネリアで上のシナリオより西が舞台だったりする。

  ToTRMに載ったものに限らず、RQのシナリオは意外と少なく、ネット上、同人誌をあわしてもあまりない。これは他のRPGにも言えることなのかもしれないが、特にレディ・トゥ・ランタイプはほとんどない。日本でシナリオをおいている所も2箇所くらいかな?ToTRMのものは結構面白いのが多いので、いくつか翻訳しようとは思っている。

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12月18日(金)

  昨日、というか今日の朝までネットRQをやる。最終回だったこともあり正直疲れた(面白かったが)。まあ反省点も多々あるが、やはり戦闘はかなり厳しい(というか時間がかかる)。ルーンレベルのキャラが切り合いなんぞはじめたら、終わりそうもない。システム的には90を使い、戦闘技能も5、60%で、相手も弱かったが結構時間がかかっている(多分3、4ラウンド)。年末年始かみこんで予定が立たず、今回最終回と決め打ちだったことも災いし、ちょっと最後のほう強引な展開にもなった。だがこういったことはやってみないとわからないことも多々あり、そういった点からみても色々なノウハウを学べた今回のプレイは意味があると思う。プレイヤーは普通のプレイとほぼ同じ。ややどこで自分のキャラを立て、どこを引っ込めるか、パーティ内でどういったスタンスをとるかを明確にしたほうがよいようだ。そのほうがプレイもしやすい。でしゃばりまくるのはよくないと結構反省している。あと質問のタイミングも重要で、間をはずすと空回りしまくる。GMの基本的な決め事も同じだが、使用が予想されるテキストはあらかじめエディタかなんかで作っておいて、張り付けるほうがいいかも。そのほうが時間の節約になる。必然としてプレイ時間も長くなるので、通常のRPGよりもGMの負担はかなり大きい。でも通常のRPGよりも面白い側面もある。僕自身プレイヤーの人達と、ネット上の付き合いしかないのでGMや他プレイヤー→プレイヤー→キャラクターというプロセスが一気にGMや他プレイヤー→キャラクターとなるのだ。ちょっとわかりにくいたとえだが、つまりプレイヤーの人格とキャラクターの人格の統合された人格であるキャラクターだけが他人に見えるために、自分から見てプレイヤーを介してキャラクターに接するのではなく、直接キャラクターに接しているような印象を受けるのだ。ある種ネット上のマトリクスっぽいともいえるのだが、なんともいえないプレイ感であったといえる。何はともあれGMの宇津見氏、ご苦労様でした。

今日の更新:「不定期日記」。


12月17日(木)

  新谷かおる『砂の薔薇』が文庫化。世は猫も杓子も文庫化である。なんでじゃー。個人的にはあれは結構読みにくいので嫌いなのだが、古い作品とかがあると立ち読みしてしまう。特に単行本でいつしか買わなくなった漫画などは買ったりもする。ただ当然連載は終了しているので買う前に全巻そろえたときの値段を計算してしまうのが玉にキズだが。1冊に2冊分入っているので場所は取らない(実際のところ値段が高いのでオトク感はあまりない)。実は全巻持っているのはブラックジャックだけだったりする(今のところ13巻までかな)。よくよく思い出してみると、この文庫化ブームの火付け役は手塚治虫先生が(てづかおさむといれてちゃんと変換できるところにも先生のスゴサが表れていると感心)亡くなって、その全集を秋田書店が刊行し始めたことではなかったかと記憶している。やはりスゴイひとなのだ。

今日の更新:「不定期日記」。


12月16日(水)

  昨日は中国の時代小説について書いたが、この関係を読むようになったのはもちろん吉川英治の『三国志』からである。以前エポックから『三国志演義』とそのエキスパションキットという名作マルチゲームがあって、友人がそれ(主に天命札)に改造を加えたものを一時期延々やっていたのである。マルチゲームだがいわいる「イベント(天命札)に殺される」タイプのマルチである。いったん膠着すれば、単純に力押しで他国を襲うのはかなりデンジャーで、近隣諸国の大同盟が結成されることすらある。だからイベントで他国が崩れるのを虎視眈々と狙うのがセオリーとなっている。シナリオ的なプレイも可能なのだが、一番面白いのはやはりランダムセットアップである(シナリオで劉表とかになると結構寒いし)。やれ孔明だ呂布だと武将ユニットの引きに一喜一憂するのがこのゲームの一番正しい遊び方である。友人の武将ユニットは改造されていて呂布の戦闘力が7になっていたりするのだが・・・。

今日の更新:「不定期日記」。


12月15日(水)

  ようやく予定していた「オトコリオン単神教会」のフルライト・アップが完成。長文だったもので、訳語の調整とHTML化に手間取る。最近忙しかったのと、あんまりこれが進まないのでいらいらしていたりする。オトコリオン関係はまだ地誌データが残っている上、中編、短編はまだたくさん残っているので、しばらくは訳すのに困らないだろう(ちょっとイヤ)。あと某所から某英文同人誌を入手。これで西方関係の同人誌はほぼ入手しているはず。このあたり翻訳許可をとらねば。その交換条件というのがサンディ氏の長文セットの残りMysticismの翻訳。むー。

今日の更新:「不定期日記」、「オトコリオン単神教会」。


12月14日(火)

  まりおん氏の本館がお引っ越し。CGIが死んでる。最近翻訳ペースが上昇している。うちも負けないようにがんばらねば。

  最近読んでいるのは『晏子』中国春秋時代のお話である。基本的には新潮かなにかに連載されていたそうで、なんか文体と書き込みがカルイのが気になるが、そこそこおもしろい。おそらくテーマ自体がおもしろいに違いない。まあそこそこおすすめかな。実は文庫で4巻というのがたまにキズ。読み疲れて眠いからもう寝る。

今日の更新:「不定期日記」。


12月13日(月)

  今日『世界丸見え特捜部』という番組を見ていると、指笛だけで会話できる人々が登場。これがすごい。山がちの島の人々なのだが、彼らは指笛だけで「会話」できるのだ。なんでも公用語であるスペイン語の音声を指笛の「発音」に置き換えて「会話」するのだ。若干複数の音声が混同されるそうだが、状況と単語の配列からほとんど問題はないらしい。現に名人といわれる人たちは、意味を持たない単語(無作為に活字を配列)でもちゃんと伝わっていたから、混同といってもかなりの精度で伝わっているようである。この指笛語のすごいところは通常の音声言語を単純に置き換えてしまえることだ。つまり手話のように単語ごとに変換するわけではなく、音対音で変換するから言語学習の手間は発音と聞き取りに限られ、かなり容易に修得できると推定される(極端に異なった音を当てるわけではなく、さらに抑揚もそのままなので、なれればほとんど会話と同じように聞こえるはず)。さらにすごいのはこの指笛語は2km位までなら完全に届く。山がちという地形もあるが、はっきり言って怒鳴るよりも遙かに正確に届いている。オーランスの嵐語もひょっとするとこんなのかも。

今日の更新:「不定期日記」。


12月12日()

  以前ビデオで撮った『ドラゴン・ハート』を鑑賞。ドラゴンであるドレイコノのサイズや能力は少しばかり難点がある(あれじゃドラゴンニュートだ)けれど、筋的にはそこそこ楽しめる。まあ王子がホントは悪い奴ということに気付かないのはマヌケにも程がある。ドレイコだってわかってんなら心臓やるなよ(笑)。ただ悪い奴は徹底して悪い奴に描かれていて、このあたり騎士道物語らしさを感じなでもない。「人間よりもヒューマニストな他の生物」というのは割と良くあるけれど、プレイしやすい部分もありそのままシナリオを起こすこともできそうだ(できればサブマスを置きたい気もするが)。場所的にもラリオスなんか良さそうだしね。でもグローランサでドラゴン使うわけにもいかないしねえ、どうしよう(笑)。

今日の更新:「不定期日記」。


12月11日(土)

  昨日は夜中にネットRPGでRQをプレイする。例の魔道騎士である。結構見せ場と思われるところで突然サーバーとの接続が切断、なんでじゃー(怒)。結局そのサーバーには最後まで入れず、別サーバーを迂回しているうちに見せ場は終わっていた(泣)。

  今回のプレイはチャットを使っている。シナリオは情報系シティ・アドベンチャー。ネットRPGでは結構よくやられている情報系シナリオだが、ややチャットRPGには不向きのようだ。いわゆるネットRPGだとメールのやり取りとかで処理できて、プレイヤーごとに情報管理が可能な情報系シナリオだが、チャットでPCが分散行動してしまうと、どうしても結構間があく。ちなみに横でエディタを立ち上げて翻訳していたというのは内緒である(スマン)。このあたりどうしてもメディアの制約を受けるのは仕方がないといえる。たとえばカメメールのネットRPGは小説読んでるみたいでイマイチ参加している意識が薄い。だが「小説的」な、徹底的なアレンジを施すことで(マスター裁量は多くなるものの)本当に主人公的なストーリーが構築できるというメリットもある。同じようにわれわれもチャットRPGに他の形式にない「利点」を見出せばいいわけである。ま、そういう決意で勝手に盛り上がっているのだ。

今日の更新:「不定期日記」。


12月10日(金)

  『モンキーターン』を読む。世にも珍しい少年誌の競艇漫画である。ある少年(笑)が競艇選手になるところから始まって、現在競艇選手として活躍中、という漫画である。競艇や競輪、競馬というテーマはある種少年誌としてはタブーだったそうで、そういえばあまりなかったような気がする。青年誌になるとそうでもないが。どうやら未成年が競艇や競馬に足を突っ込むのを懸念したようだが、勝ち馬投票権や舟券を買えないだけで未成年でも入場は可能だった気がする(ちょっとアイマイ)。お父さんに連れて行かれる子供というのは問題ないような・・・。そうなると「子供でも買えてしまう」発券方法が問題なのであって、それ以外はあんまり問題じゃないんじゃないかなあ。以前大阪で場外馬券場の建設をめぐってモメたことがあったが、あれも「買いにくる人たちが集まる」っていうのが理由だったような気がする。ということは発券の方法さえ何とかなれば、問題は解決するんじゃないかな。『モンキータン』自体はある種少年誌の王道とも言えるスポ根系で、結構面白いのでオススメだ。

今日の更新:「不定期日記」。


12月09日(木)

  今日の更新はおひさしぶりの「預言者の生涯シリーズ」から「肉体の慰め」。じつは「単神教会」のフルライトアップを先にする予定だったけど、長文だったこともあって難航したので次の予定だった「肉体の慰め」をスライドさせた。更新間隔があきすぎるしね。まあそれなりのプレッシャーもあるのでやってるよー、というところを見せておく(笑)。「単神教会」の方はすぐにアップできるだろうとおもう。それから別の西方教会の資料も手に入ったのでこちらも翻訳していきたいね。今夜はおそいのでもう寝る。

今日の更新:「不定期日記」、「肉体の慰め」。


12月08日(水)

  『クロノクルセイド』を読む。簡単にいうと・・・なんやろ、銃をブッ放すシスター(笑)?まあエクソシストみたいなモンらしい。世界背景的には『ゴーストハンターRPG』みたいだ。なんだ結構移植はかんたんそうだじゃないか。お正月映画の『ワイルド・ワイルド・ウエスト』もそうだけど結構拳銃ってかっこいいので、RPGで取り入れたいマスターは多いと思う。最近ではアーケード版『JOJO』のホル・ホースとかがはやりか(個人的にはマライアだが)。

  でも銃はRPGに移植するとむやみやたらに破壊力はあるし、相手が当てちゃえばよけようがないので面白みに欠ける。小説や映画なら「当てられない動き」をする面白みなんかもあるんだけど、RPGの場合有利な行動の繰り返しになってしまうのでワンパターン化してしまうのでやっぱり面白くない(このプレイヤーの「有利ですから攻撃」を逆手にとった『トーグ』はやっぱりすごいゲームだと思う)。破壊力のほうはPCにも影響が及ぶし、それを何とかしても今度はRPGがシューティングゲーム化するというヒサンな結果が待っている。このパワーバランスをなんとかするのは『メガテン』みたいに銃の威力を相対的に引き下げるしかないんだけれど、この処理はワールドを選ぶのでいつでもできるわけではない。それに拳銃に対するあこがれっつうのはそのシャープさ(最低限の動きで大きなダメージを与える)にあるとおもうので、これはある意味ではその魅力をそいでる処理なワケだ。同じことが魔法にも言えるんだけど、これはワールドの魔術のパワーバランスをデザイナーが握っているのでデザイン次第でなんとかなるところはぜんぜん違うね。RQだとドワーフのガンマンとかになるのか・・・。むうカッコ悪すぎ(笑)。

今日の更新:「不定期日記」。


12月07日(火)

  『ヘルシング』の2巻を買って読む。簡単にいうと現代版『吸血鬼ハンターD』かな。ちょっと(いやだいぶかな)違うような気もするが。TRPGの『VAMPIRE』とはちがうよなあ。なんだろ。ちっと『GS美神極楽大作戦』・・・これもちがうなあ。まあイングランド国教会(だけじゃないけど)に化け物退治専門のセクションがあって、そこの実働要員は実質1人。いやちがうな。あいつは人じゃないから・・・。とにかくどうやら契約で縛られているらしいヴァンパイアが1体いるだけでこいつが敵のヴァンパイアをブチ殺す(いや相手はもう死んでるのでばらばらにする)お話である。すなわちヴァンパイアを狩るヴァンパイアのお話なのである。そういやRQにもいたよなあ、あの泥臭いヤツ。ヴァンパイアの能力なんだけど生血(トータルHPを吸う)を蓄積するブラッドポイントを設定して、『VAMPIRE』とかから特殊能力のリスト引っ張ってくればかなりえぐいことになるとおもうけどねえ。あとハヤリの悲しい系ヴァンパイアを組み込むカルトを作ればさらに使えるかも。真剣にかんがえてみようかな。

今日の更新:「不定期日記」。


12月06日(月)

  『バルダーズ・ゲート完全日本語版』を購入。以前から僕に向けて買い?電波を送ってたヤツなのだが、つい買ってしまったのでとりあえずやってみる。バックグラウンドはフォーゴットン・レルムっつうことで、ゲームはAD&Dである。キャラを作るとエクストラ・ストレングスとかいわれてなんか懐かしいなあ、という感じである。能力値が1対1で調整できるのと、クラスの最低値は保証されている(先にクラスを決める)ので、パラディンとか選ぶとちょっとなあ、という感じである。もっとも他のクラスでも再ロールしまくるのでおなじことなのだが(笑)。女エルフのファイター・メイジというちょっと狙いすぎな感じもするが、マルチクラスを使うことは決めていたのと、最初に仲間になるのがシーフっつことで、このクラスになった。ちなみにバードもあるし、人間はデュアルクラスも可。戦闘がリアルタイムシミュレーションみたいなのが少しイヤだが、シナリオは面白そうである。最初のころはお使いをこなして経験値をためるあたりはルナドンを彷彿とさせるのだが。なんか『メンゾベランザン』を思い出す。あの時はキノコの森で散々迷ったっけ・・・。

今日の更新:「不定期日記」。


12月05日()

  K-1グランプリ99を見る。フグ、アーツが一回戦で沈み唖然とさせられる。いわいる一般的な格闘技と異なり、メンバーが固定されている等の問題はあるけれど(ちゃんと予選はあるらしいんだけどね)、日本でよく放送される軽いクラスのボクシングと違ってスーパーヘビークラス+蹴りつうことで、ノックダウンがかなり多い。ハイクックなんかテンプルを直撃すれば自分が何をされたのか分からない内に気絶している。基本セオリーはロークックで脚を止める事らしいんだけど、あれもたいがい痛そうである。1日3マッチ(準々、準、決勝)っつうことで、決勝はお互いダメージが蓄積するので、かなり悲惨である。決勝でホーストに破れたフィリポビッチなんかアバラを痛めてたらしく、ボディにストレートが入ってうずくまってしまってた。確かホーストは去年かなり早いラウンドで負けていたが、今年は強かったっす。でもあのホースト・ダンスはやめろ(笑)。

今日の更新:「不定期日記」。


12月04日(土)

  何日かぶりに自分の昔の話。うちの学校は中学、高校、大学といわゆるエスカレーターだったので、中学の友人連中は高校でも一緒だった。みんなSF研(文芸サークルとしてのSF研究会)をのっとり、まさにゲームに明け暮れた毎日であった。おりしもシミュレーションが衰退してマルチゲーやRPGが主流になりつつあったころである。HJもそのころは熱心に翻訳やライセンス出版を行っていたし、他にも国内メーカーから良いマルチゲーも出版されていたので、まさにゲーム全開の時代であった。RPGでは「指輪」、「トラベラー」、「クトゥルフ」、「Bローズ」、「ワープス」など。ボードゲームは「戦国大名」、「三国志」、「超人ロック」、「フンタ」、「タリスマン」など。たしかRQと「ストームブリンガー」が出版されたのはたしか高3の時じゃなかったかと思うのだが、SBはともかくRQはそれからサプリが出そろうのにしばらくかかったので、このころはプレイしていなかった。おもしろいゲームがコンスタントに提供されるいいじだいだったなあ(しみじみ)。

今日の更新:「不定期日記」。


12月03日(金)

  あたらしく出版されたガープス・ルナルのリプレイを読む。やっぱりガープスらしくちょっとこう、欠陥人間の集団である。「好色」で「直情」で「自信過剰」とか、「強欲」で「アル中」とか現実世界ではちょっとご遠慮ねがいたいタイプが目白押しである。不利な特徴には肉体的なものもあるけれど、やっぱりみんなこういった精神的なものを選ぶケースが多いようである。でもガープスってたしか不利な特徴って3つまでだったような気がするが・・・。いいのか?オフィシャル・リプレイがそんなんで(笑)。まあガープスの特徴ルールをRQとか他のRPGに導入したくなるのは、GMが一度はかかるハシカのようなものである。サンディ・ピーターセンもそうだったらしく、肉体的に不利な特徴(に似たもの)はソーサリールールや精霊関係ルールに書いている。興味があればどうぞ。

今日の更新:「不定期日記」。


12月02日(木)

  クストリアの地図はちょっと待ってください。ただいま作成中。あと2、3箇所チェックしなくちゃならんとこもあるし、結構メンドウである。そろそろ本館が引越ししそうな雰囲気だけど、こっちも細かい調整をしたと思う今日この頃。なんか日に日に醜く、もとい見にくくなっているようである。

  本館に送るデータを探してたら、翻訳を中途でほってあるファイルがいくつか発見される。実はこういうファイルは結構多い。発表の場がないころは途中でザセツしてしまった翻訳が多々あったけれど、幸か不幸かHPなんていう発表の場ができてしまい、翻訳を完成させる原動力になっている。人間なにが幸いするかわからない。中途のファイルも完成させた暁にはアップされるんじゃないかな。それにしてもHPの更新って結構大変だとつくづく思う。

今日の更新:「不定期日記」。


12月01日(水)

  友人から10万くらいで自作する(モニタなし)時のお勧めは?と、聞かれる。こういうのって将来的にどれくらいの頻度でパーツを買っていくかというのに依存しているような気がする。買い換えるとき全部まとめて、なら今のパーツで無難に、って感じになるけど、2ヶ月に1パーツとかそれ以上のペースで定期的に投資するなら、部分的にいいパーツを買って、残りは将来買い換えるので今は少し安い目なんて買い方をするんではないだろうか。無難な選択をするならBXのマザーにセレロンかペン3-450、15,000円くらいのHDD、メモリ64MB、あとは適当なんて選択になるんじゃないかな。VGAは3Dゲームをするのであれば、速さ優先でTNT2とかG400で15,000くらいのもの、そうでなければ結構評価の高いStealthV540かエクストリームなんかがいいんじゃないだろうか。Savage4Pro+とかは結構画質がいいらしいし。CD-ROMのかわりにDVDもいいと思う。SavageはDVD支援がついているのでこの組み合わせは結構お勧め。Pen3-450と組み合わせれば、結構いいユメ見られそうである(多分12万くらいになるけど)。ご意見があればメールください。

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