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拒否権

はじめに

 幕末血風録を少人数でプレイするとごく稀にですがバランスが悪くなると感じられることがありませんか?そんなときはこのルールを導入してください(笑)きっと気持ちよくプレイできる筈です。とくに戦闘をバリバリ楽しみたいときは効果的です。ただし多人数でこのルールを導入するとゲーム開始までに若干時間がかかる可能性が生じますので導入するさいは慎重に検討してください。

ルール

各プレイヤーはゲーム開始時の人物カードを決定する際に意にそぐわない人物カードを担当すると感じたときに1回だけ拒否権を請求することができるものとする。拒否権は半数以上のプレイヤーから請求されたとき発動される。拒否権が発動されると直ちに人物カードを再配布し、再度人物カードの決定を行なわなければならない。ただしすべてのプレイヤーが拒否権を請求した場合は人物カードを再配布の後、通常のルールに従う。

ゲームの流れ

1.通常と同じように(ルールブック5-2参照)人物を配布した後、各プレイヤーは配られた人物カードを確認して下さい。確認後、意にそぐわない人物を担当すると感じたプレイヤーは人物カードの配り直しを請求できます。(これを拒否権の請求といいます。)拒否権を請求するプレイヤーは全プレイヤーの唱和する「いち、にの、さん」の合図とともにこぶしを突き上げ「拒否」と叫んでください。

2.「拒否権を請求したプレイヤー」が「拒否権をもつプレイヤー」の半数を超えなかった場合は拒否権は発動されません。このままの状態で各プレイヤーは担当する人物カードを決定しゲームを進めてください。(したがって拒否権を請求したプレイヤーは他のプレイヤーに不利な情報を与えることになるかもしれません。)

3.「拒否権を請求したプレイヤー」が拒否権をもつプレイヤー」の半数以上の場合「拒否権が発動」されます。人物カードの配布をもう1度最初から行なってください。ただし人物カードを配布したあと、まず「拒否権を行使していないプレイヤー」つまり「拒否権をまだ持っているプレイヤー」のみがカードの内容を確認してください。その後に拒否権をもつプレイヤーのみで拒否権の請求の確認を行い、人物カードの担当を決定してください。拒否権をもつプレイヤー 間で 拒否権が発動されなければ人物カードの担当が決定されたことになります。「拒否権をすでに発動したプレイヤー」も配布されていた人物カードの内容を確認してください。 

4.プレイヤー全員が拒否権を請求した場合は、再度通常のルールに従って人物カードを配布し担当する人物を決定してください。

おわりに

いかかだったでしょうか。このルールは龍大RPG研で「超人ロック」をプレイされるときに用いられる「エンピツ」をアレンジしたものです。「エンピツ」と異なる点は「全員エンピツ」となっても「エンピツ権」は補充されないところです。まぁこっちのほうがキャラの決定はスムーズに行なうことが出来るのでいいんじゃないかなと思います。

ぜひデザイナー氏の意見も聞きたいところです(笑)

H11.9.18 AM2:05 なかがわ