普通の活字が見えなくなり、途方に暮れた時期も・・・。
そんな時に私を救ってくれたのが、『点字』でした。 このページでは、点字やそれをサポートしてくれた人々との出会いを書きます。
始めたきっかけは? |
子供が幼稚園に上がる少し前の事でした。 読み書きが難しくなり、なにかサポートが受けられないかな?って近くの社会福祉協議会に相談したのがきっかけとなりました。 そこには、『点字図書館』があり、ボランティアさん達が活動しているとの話しを聞きました。 「来てみたらどうかな?」と誘って頂いたんです。 その当時の私は、点字なんて全く知らない状態だったのよね。 目が不自由な方が使う文字だと言う事くらいの知識でしたよ。 物は試しだわ。っていつもの興味津々で社会福祉協議会へ向かいました。 お部屋に入ると、ボランティアさんが7名ほど、視覚障害者の方が3名で楽しそうに作業したり、おしゃべりしたりしてました。 雰囲気の良さに、あっという間に溶け込んでしまった私でした。 それからは、週に1回の活動が楽しみになりましたよ。 そこで点字のノウハウや、読み書きを教わりました。 |
どんな順番で覚えたの? |
始めは、点字を書くための用具のことを教わりました。 小さな四角い枠の中に6個の穴が開いている点字機に紙を挟み点字を書くこと。 それを先の尖った点筆でポツポツと書いていけば字になること。 最初の頃は、その小さな穴に点筆を指すのすら難しかったですよ。 他の穴に刺してしまうと違う字になっちゃいますもんね。 まずは、50音を覚えると同時に、ポツポツ書くことから始めました。 半年から1年はこの勉強でしたよ。 次は、読む練習。 左手の人差し指で浮き上がっている点々を読み取っていきます。 触っても何が何だかさっぱり分からなかったですね。 ボランティアさん達が50音をシールに一つずつ書いてくれ、それをひたすら触り読み取れるようになるまで練習。 それがクリアできたら次は単語。 今度は単語帳を作って頂いて読む練習。 点々が接近しているので、なかなか読み取れませんでした。 この練習は、長く掛かったかな?! 次は、文章を読む練習。 これは、現在進行形で日々練習していまーす。 |
覚えたら、すっごーい便利だよ。 |
人に頼らなくても、読んだり書いたりできるって、すごーく感動しちゃったの。 シールに点字を書けるのが有るんだけど、これに色々と書いて家中の物に貼り付けてます。 こうして置けば間違いは少ないですもんね!! 例えば、塩と砂糖とかね。 カレンダーも便利。 点字のカレンダーを頂いてるんだけど、今日は何日だったかな?何曜日だったかな? そんな事が増えてきた最近の私。 そんな時、このカレンダーが大活躍でーす。 見えなくなって諦めていた読書だって再開できるようになっちゃいました。 あの『ハリーポッターシリーズ』も読んでるよ!! |