今更LED化(まずはエアコンパネルから)

元カルソニックのフルオートエアコンの修復を兼ねて、パネルの電球をカスタマイズします。

このエアコンユニット、相変わらず不評です。(OFFボタン連打で一時戦闘状態が効果的)

LCDパネルの表示が消えたり、薄くなったり、ぼんやり表示、こういうところが日産は電装品が弱いといわれるゆえんなのかもしれませんが、実際は電装品が弱いわけではありません。

製造上の問題を解決しないまま後になって「不良品でした」といえないだけの会社、それが日産です。

トヨタはその点違う。

状況によっていはパネルが溶けても表示し続けるのもザラです。

ミツビシは融けた後、高温発火までしますが、これも事実隠蔽しております。

エアコン不良の原因を直す方法は、別の方が多数ページに載せていますので、そちらをご参考下さい。

さて、LED化ですが、またも方法についてはたくさんのスカイラインファンの方々が詳細を載せておられるようですのでそちらをご参考に。基本的な修理方法は情報を集めてください。

さて

エアコンパネルを分解していきます。

僕は、あまり手の込んだカスタマイズはしない方向です。

LEDもSMDで十分です。(純正タイプは弱いので、耐久性の高いものに製品変更します)

LED関連は今までの経験が豊富ですので、無茶な方法を行わないようにしています。

何でもLED、LEDと騒ぐことでもありませんし。

今手元にあるLEDでも明るさや耐久性もまずまずで、そう簡単に壊れるものでもありません。

ただし、はんだ付けレベルでは最悪です。使いたいとも思いません。

また、市場に出回っているLEDは高く、さらに低価格で安定供給されていきますのでそれまで待つのも得策です。

所詮、中華製LEDで製造コストも高くはない(低品質、低耐久力)

簡単に言えば、ボッタクリ商売をしている会社が多いってことです。

各自動車製造メーカーも電球仕様パネルをLEDに変更できるように代替商品を出すこともありませんでしょうし

結果的に社外品の、安物LEDを使用することになる。

これでは、無駄な投資に終わるだけです

  では、自分で作ればよいのです

電球仕様は高輝度をうたったもので100時間点灯が限界なようです。

技術資料をみて見ましたが、似たような性能です。

100時間を経過すると後は劣化する一方です。その点LEDは違います。切れる時はいきなり来ます。

電球連続使用時間(と想定)の5倍〜100倍以上はもつと思います。

電圧と電流設定によって大分差が出ますが、熱を持ちにくい構造というのがありがたいのです。

確実にはんだ付けできるのでしたら、無交換でということも可能になるかもしれません。

しかし、電球の性能も悪くはなかった。

電球仕様の高輝度タイプが続々と登場して昔はこれでも「明るい」と思ったものの、さすがに時代の技術の方向、流行には勝てません。

R32はほぼ電球仕様が主流でして、LEDカスタマイズまで行うとは予定にはありませんでしたが、あまりにもLED、LEDと騒ぐ環境になっている姿を見て、では時代流行に合わせてみましょうかと色気づいてしまいました。

というのは表向き、実は熱問題を一気に解決すること、バッテリーに負荷をかけたくない、消費電力は変わりませんが、部品単体を保護することが可能になる点を重視したのです。

LED化は基本難しくはないと思いますが、どうも抵抗と組み合わせるのはよくありません。

できるならば、細かい作業の方が面白いということでSMD仕様LEDで対応した方が今風?ではないかと。

それに抵抗ではなく基板電子部品を流用して小細工したほうがお得です。

また、小型電球を生産している会社が縮小傾向になってきたことを察知していましたが、そろそろ電球そのものが市場から消えていくのかもしれないと危機感をもったというのもあります。

実際は、あと数十年近くは市場にあるでしょうが、その保証はないと思います。

電球そのものが、生産打ち切りや縮小などで工場が閉鎖というような話を聞くと、やはりLED化は必要と判断しています。

今回は、一気にしかも簡単に交換できるタイプの製品はないのかと探し回りまして

大人買いしてみました。(当然、独自で要改良です)

中国あたりで作っている製品ですから、自身の手直し修正は必ず入るでしょう。

で、明るさは?

良いとは思います。

省電力ということもあって普通に見せかけているものの、やはりハンダが駄目です。安ハンダ。

電球より明るいのは確かです。

外観品質チェックを普通レベルでみても焼け、ムラは必ずあります

そこを直す技術と技能がなければ、ただ明るいだけ。となってしまいます。

品質検査が出来る人ほど、余計なことを考えず「これは」を考えて作業できるものなのです。

気になったのは、製品の強度=品質。やはりベトナム、中華製だけあってよくありません。

一個一個、手作業で調整しながら、設置していきます。

LEDの調整は誰にでもできるお手軽チューニングでしょう。

しかし、これだけでは「色ムラ」などを発見しても手直しできない

短時間破損や調整これを解決する為の、改良が必要です。

取付方法についても実際は専用工具がないと純正レベルまで向上させることは不可能です。

エアコンパネルで使用したSMDタイプのLEDですが、改良したこともあるため安心して使用できそうです。

チップLEDそのものも交換して新しくハンダ付他施しています。チップLED高性能(高輝度ではなく)タイプです。

点灯試験した時は、やはり電球よりも明るいLEDです。

ただ、LEDの明るさに慣れてくると、昔の電球色に戻りたいと思わせるのは、どうしてかと思います。

明るさについてはとても関心しました。

今頃関心している僕ですが、みなさんの流行と最先端時代には追従していないことは確かです(笑)

やはり時代の流れに僕自身がマイペースなのでしょう。

何が必要か、を常に考えています。しかも慌てない性分なので、周りの様子をみながら自作、工作に励みます。

再度LED本体を改良しますので、結果的に完成まで時間が必要になりそうです。

スカイラインらしく、今風になったと思っています。

今までが暗すぎたのでしょう。

これもメーカーは意図的に、ドライビングに集中するように出した答えでもあるのです。

  次にルームランプ、マップランプ

これも、自作はせず最初から製品化されているものを取り付けます。(要改良ですが)

独自設計の基盤LEDの仕様なんて、後からいつでも変更可能です。

行灯(あんどん)状態だったバルブを変更します。

しかもマップランプは、市場ではあまり流通していない電球でして「T13〜T16」あたりだと思いますが

LED化するとなると、やはり自作することが多くなります

しかし現在は自作するより安く、それなりに高性能な製品が製品化されています

そちらを選んだ方が安上がりです。

もしも点灯不良になった時は、回路含めてLEDを高性能タイプに変更すればよいのです

基盤本体もいつでも改良、改造可能なものを選んで「暗いな」と感じたら

即刻改良する予定です。

電球よりは、格段に明るいと思います。

まあ、僕のHCR32が時代の先端にやっと追いついた感じですが

僕はそれでいいと思っています。

それ以上は求めません。

ハイペースな調律はクルマにも毒、チューナーにも毒です。

見た目だけ追い求めた調律は嫌いですので、今と昔を融合したものであればよいと、落ち着いております。

でも、電球のあの明るさと温かさのある色の方がオリジナルを保っているという点ではマルです。

電球は、今後も製品流通が少なくなってきます。

製造メーカーもヘッドライト球あたりは、まだまだ供給しますが、小玉電球はほぼ壊滅状態と言ってよいです。

大手の製造メーカーも数年前に縮小、停止しております。

これを考えて旧品に戻すことはいつでも可能なように。を忘れない方法でLED化です。

  SMDタイプの面白さ

HCR32のメーターパネルは、バルブ本体が特殊でゲタを履かせた電球仕様が多数使われております

スペースを稼ぐという意味でゴムベース、設計はパナソニックでしょう。

単純にLEDをどうたらこうたらというのはどうするべきか考えてしまう箇所でもありますが

CRDを流用して余ったスペースに入れ込む方法が簡単で壊れにくいのではないでしょうか。

抵抗仕様ではどうも・・・

小型のハンダコデでこつこつ直して、正常動作するように手直しします。

品物単品としては、良い品物を使っているのに、組み上げ時に中華製の不良率の高さが出ている。

良い材料つかっているのに、最後仕上がりが全くダメです。

普通は製品化した時点でわかることなのですが、こういうことが分かってない。

電装品のモノづくりの基本が機能していない。

日本人が作った場合、絶対的に壊れないように作ってきます。

外国人=自欲ばかりで、捨てればいいでしょ。

ずばり、文化の差なのでしょう。

フレックスLEDも最近は下火、不発に終わっていますが、加工追加することにより

SMDよりも加工性、放熱性、耐久性に優れている点は加点対象です。

全てにおいて自分が求める性能が高性能であればよいという点は間違いの元です。

やはりいろいろな視点で整備を経験するしかないという理由はこうした小さなところにもあるということです。

  エアコンコントロールユニット完全修復

スカイラインにつきものの不具合

それは、エアコンパネル表示不良プラス、ボタン操作不良があります

当時ゼクセル製のユニットと言えば超有名なお話しです。

突然表示が暗くなったりします。

そんな時にはOFFボタンを連打すると直る伝説がありますが

そんなものはまったくの嘘っぱちです。

表示がおかしくなる原因は、ある特定部品が劣化損傷しておきます

CDSは基本壊れるものなので代用して修復することが必要になってきます。

僕のユニットも、突如消えたかと思うとECONのみ復活し

そのまま起動すらしなくなり

リセット動作を試みるも、今度は勝手にエアコンON

伝説も使えずそのまま死んだ。

とりあえず、分解から始めないと修復できない状況に陥りました

普通は慌てるでしょうが、こんなもの別に大したことではありません

せっせとちゃっちゃと分解して破損、消耗していると思われる電子パーツ類をリストアップしていきます。

さすがに、消耗した電子パーツ類を一つ一つ探していくと大変な労力を必要としますので

まとめて用意して一気に作業するほかないと思います。

皆様が一番必要としている情報として、どこが壊れるか?については

お話しいたしません。

当人様の作業する楽しみが減るから(笑)

ですが、一つだけは紹介しておきます

つまりは表示不良になっている原因になっているものです

電子パーツといえば、分かりますでしょうか?

答えになっていないですが、でもこれも十分な答えになっております

あと、どこかのWebサイトでハンダ付け不良が原因としている方がおられましたが

これも見当違いな答えです。

とにかくハンダ付けが良好でなければいけませんが

そんなものは高度な技術と技能を学んで、少しでも経験を積めば「綺麗な富士山」がたくさん量産できます。

生産から数十年も経過したユニットが復活、復旧するのであれば是非とも修復する価値はありますよ。

僕のユニットは完全に修復され、最新の電子パーツ他に換装しなおしてございます。

今日は、やっと思っていた作業が完了して次の作業に移れます。

常に一発始動、停止ができれば合格です。





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