古臭いから起こる、ライト不良

乗り出ししてからすでに20年近いクルマですから、電装品も交換しなければならないところがあります。

まず、交換が必須になる「ライト」「バルブ」の全交換です。

今回は、さすがに交換するまでの時間がなかったために、社外品を選ぶことになりました

夜、走行中

やけにヘッドライトが暗い

もしや、これはオルタネーターがダメ?かと思いましたが、ガワのみ基本で中身は全て新品という、羊の皮をかぶった羊改め狼の状態です。

しかもオシロ、テスターをバリバリ使って全チェックして良品ということ結果が出ている

三菱のように、スズ、鉛オンリーのオルタネーターとは違う。

この会社は、普通のハンダ使ってないし、わざわざ特別なハンダを用意させるところからフザけた会社。

クソミツビシは、特に中身がない。う・す・い(うふっ!)

日本全国にミツビシ車で埋め尽くす計画は最初から無理です。

僕には分かる。(トヨタが立ちふさがる)(日産、スズキを傘下に入れたくて意味の無いボケクルマをOEMとかね)

もしもオルタネーターに不具合があるなら修理は簡単です。

とっぱらって、全部分解、最適になるよう調整します。

TOYOTA、スズキはレギュレーター周りが弱い部分がありますそして、ロットによって大分差があります。

とある、箇所が弱い。特にスズキはモノに対する部品指定能力に欠けている点は許せない部分です。

ベアリング関連は別。

検査した結果ですが、オルタネーター系の不良ではなく、もちろんダイオード、レギュレーターの単品レベルでの検査も良好ですので

単体不具合ではなさそうです。

念のため再チェックしましたが正常動作範囲でした。

光量不足は電気的な原因があるわけではなく、ヘッドライトAssy本体にありそうです

原因となっているヘッドライト不良ですが、完全に光量不足、色温度も赤すぎる、つまり、昼白色以下です

ハイビームに変更してもNG状態で改良フォグランプ(光軸固定型)を追加してやっと夜間認識できるものでした。

保安部品でもありますから、緊急地震速報並に対応が求められます。

純正部品で対応も良いのでしょう。

単品価格も相当に安いです。ですが劣化スピードが早いのです。光量も若干不足気味です。

そんな理由から、今回は社外品で対応しました。

なぜなら、価格に見合った交換と思えたからです。

すでに、暗くなったヘッドライトは取り外してあります。



バルブは再使用できるでしょう。使える既存のバルブは緊急対策用に保管します。

外観を見る限り、よくここまで使用できあものです。それだけ品質維持力を考えて設計されているということです。

普通はもっと早くに壊れるし、暗くなってしまいます。トヨタの製品が良いこともあるのでしょう

リフレッシュ作業は完了。ほぼポン付です。

後は光軸計測して最適値を探し出していきます。

気になるのは、ガラスレンズから、プラレンズに変更になってしまったことくらいです。

HID化もよかったともいえますが、耐久性が高く、お手軽チューンということで考えた結果です

ハーネス周りもあまり弄らないで済みます。プラもおそらく超耐熱以上の材質を用いられているはずです。

LEDが出ることを願っております。(もう少しで実現するでしょう)

  パワステが重ステに

困ったことに、出先でインパネ内のパワステ警告ランプが点灯したようです。

帰る途中でしたから、その帰り道は、腕が痛くなったほど。(大変でしたね)

緊急で呼び出し、対応要請。

最初の一報は、パワステが壊れたと・・・

その時、考えました。

これは容易に予測できますが

SW20シリーズではお約束のリレー故障でしょう。

このパーツ=かなり高いのです。

中古なんて使用してはいけません。

市場を見てみますとリレーだけならば、価格は安いのに、何故か?

大容量リレーで、汎用タイプではないから「高い」のです。

リレー本体の故障ならば、許せますが実はコネクター接触不良が多いようです。

時間経過に伴いまして、ブラシ磨耗で故障に至ったものではないか?と考えました。

まだ、チューニング実施することもありますからブラシもまとめて新品交換することにしました

カプラーを引っこ抜いて少しだけクリーニング、再起動しましたら、即復活

これが、新車時に発生したら、大概の方はご立腹でしょう。

僕は怒る気はありません。

信用って言う言葉が理解できない会社が格段に増えましたし

人間の嘘を実地で見ている気がしてなりません。

機械は正直です、古いから壊れるわけでもなく、自身がメンテナンスできていれば

小さな不具合で防げると思います。

今回は、リレーから部品注文して対応しようと思います

ブラシは再度補給してもらうために発注いたしました。

電装品が動かない、つまり不快適性が復活しては乗り手の感覚が鈍ってしまいます。

交換作業は20分もあれば終わりです。(手の洗浄も含みます)

  パワステフルード、ラックエンドブーツ、各部ブッシュも同時交換

パワステ周りを加工することも含めての整備です。

ブッシュから、ブーツ、パワステフルードも交換してしまいます。

後の作業工数を一気に減らせます。

MR2の場合、パワステフルードが専用品ということもありまして、さすがにメーカーにフルード注文

そんなに高い価格でもありませんし。定期交換を実施したいと思います。

問題は交換時期です。

今から10年前は、パワステフルード交換時期は記載がなく、各人任せの歴史がございます

実際は、フロントエンジンの場合は3年に一度、全交換は必要です

ミッドシップの場合はMR2の場合熱影響は少なく、しかも電動です。

それでも3年内には交換が必要と思います。

ホースで抜き取り、新しいフルードを注入して終わりです。

結構、フルードが酸化して変色していますから、事前対策としては正解ではないかと思います。

工具類と方法は、修理書には掲載がないため、独自で適切な方法を見つけた方が良いと思います。

  夜間メーター半分が暗い、スイッチ類LED化

電球が切れ掛かっているようで、メーターが半分見えない。

こういう時は、上から叩くと直る。

わけが無い。

ということで、新しいバルブに交換することに・・・この際ですから隼で実施した「LED化全部SMD仕様改」をMR2にも導入することにしました。

エアコンパネルはすでに新車時からLED仕様ですので、輝度アップバージョンを作れば良いだけです

問題はメーターパネル。現在の点灯不良は単なる接触不良ですが

どちらにしてもオーバーホール予定ですので電球仕様ではあまりにも暗い、よってLED化したほうが良いでしょう

最近は、LEDも安くなって買い求めやすくなりました

しかしながら中途半端な国で作っていることもあってどうしても製品不良が多すぎます

特にハンダの濡れ性が悪くて(ハンダそのものもあまりよくない)ハンダクラックが発生しやすいものが数多く出回っています。
もともと基盤からダメとか。

こうしたところから全部作り変えた上で製品使用します。

普通ね、市場に出回っている製品は皆が金を出して買うものなのだから、壊れにくく安心して使えるものを出せよ!

と、声を大にして言わせてもらう。

所詮中華製ですから、大量仕入れ、大量薄利多売(ネットじゃ高品質なんて言ってますが、まっかな嘘)

大体、ユーザーが手直しして使用するなんていうことはありえない

安いから壊れたら、新しく交換すればいいでしょ?

なんていう考えはクソミツビシと同じですわ。

何のためのLED化なのか目標を失ってしまうところです。

材料はそれなり、組立て時に最悪

地球環境を汚すだけです

今回は流用加工して強度耐久性を高めてLEDはチップタイプを選択しました。

チップ部品の予備も用意していつでも破損部分を交換できる準備態勢だけは整えておきました。

SMDというとリフロー以上の設備が必要でしょうが、ここは小型軽量半田ごてで製作します。

一番面倒なのが、スイッチ類の透過照明に使うLEDそのものの形状です。

もともとLEDは光の方向性が(指向性)強いためか、例えばデンソーのスイッチ類をLED化しようとすると

足曲げ等を実施した上で組み付けますが、これではバルブそのものを装着できません。

少し頭を使えば作れますが、ここは安易に公開しません。細かい作業が要求されますゆえ

こうした楽しい作業内容は自分だけの楽しみにとっておきたいというのが理由でございます。

やはりLEDの特性である指向性を考えないと、いかんせん使い物にならず旧型電球の方が明るかった

なんていうオチが待っていたりします。いろいろ考えれば解決策は必ずあります。

スイッチ類などの外観だけでは見分けがつかない分、中身(LED化してある)が違うということだけでとても面白いものです。

電装関連はやはり得意分野。次はどんな工作が待っているのかとても楽しみです。

で、工作した結果は?

純正パターンよりは確実に明るく輝度アップして視認性もよくなりました。

新しい風と文化が入ってきた印象です。

色ムラもなく、細かく言えば手直ししたい部分はありますがお手軽カスタマイズとしてはとてもよいでしょう。

世の中のメーターLED化で明るくなったが反対に見難くなったという話もありますから

過激に行うのはあまりお勧めしません。

「適度」に「快適に」が無いと、ただの自己主張に終わるだけです。

安価LED自作オプティトロンとかね

無理に限られた電力を使う必要はないと思いますし

それでしたらLCD使ってメーターそのもの完全廃止した上で加工した方が楽です。

僕は大量のLEDを使って工作することはありません

純正の良いところを残した上で新しい風がほんの少しだけ入ってくればそれでいいと思っています。

さりげなく、が無理な自己主張をせず車の存在意義を否定しないと思うのですが。

別に、古いクルマになると中古部品の入手性も高く、それに安いから

なんていう理由から部品切り捨てるような形では・・・僕には出来ませんが。

時代の流行に追従する必要もない(僕自身が時代の動きに鈍いともいいますが)

SW20のLED化他は、エンジン起動せずという致命的な副産物もついて回りますから

回路図をよく参照しながら作業を行うことが必須です(皆様、ご注意願います)

LEDぶち込んだら、保護回路が働いてヒューズが飛ぶ!とか(回路図みるとそんな気配ありですよ)

LEDに亡霊現象が出るとかね。(電流の関係で・・・)

読者の皆様は分解してみてお気付きだと思います。

何故、この項目を長々と書いたのでしょうか?

それは、すでに部品入手不可能なパーツが熱で溶けて変形してしまうから。

です。

作業をした人間だけが分かるものです。

溶けていたと思います。

僕の場合は、この点を改良するために別パーツ代用(LEDではなく)で作り直しました。

輝度、片よりは別作業で修復しないといけません。

  回転計の誤差修正

LED化のついでに、回転計の誤差修正を行いたいと思います。

この不具合もSW20にはついてまわる特別オプションです。

古ければ発生する?

そんなもの程度で作られている製品ではありません

DENSOは半永久的に壊れないように内心は作っていると考えています(僕はこの会社に対しても過剰評価せず)

トヨタという会社は基本がしっかり整っていることは確かです。

人の心と特殊な技術を無機質に融合させながら・・・

今回は以前からストック部品をもっているため、その正常部品から不良原因を探っていきます。

修理、原因探索後

一番簡単な修復方法

それは極一般的なアナログレベルの方法としてある部品の「引っこ抜き」です。

ただ、これはあまりお勧めしません

ですが部品がないときには有効です。

ちょっとしたSST工具が必要ですが、旋盤等々の工作機械があれば容易に作れるでしょう。

ところで、交換部品が用意できている場合

Assy交換がベスト(中古部品は一部信用できませんが)

しかしながら、単なる交換では意味がないような気がしますので

確実に調整します。(簡易テスターでも少しだけ計測調整できます)

本当はある部品の調整だけで済む問題ですが、皆様は中古部品で対応された方が良いと思います

どこが不良であるか否か良品を参考に判断できるはずです。(さすがに修理方法までは教えられません)

ディーラでは間違いなく直せません。

技術力も技能もなしですから

外注メーター屋に修理依頼するか、新品交換、中古パーツで対応

その程度のレベルでしかない。

直せないボケ整備のいいわけは

「古いから」

メーター等の生命線は半永久的に使えます

メーターを修理する場合は電子部品関連の交換作業が必須となります

修正誤差内であればよいのですが、一度誤差が出ているということは機械的なもの以上に深刻なものと本来はとらえなくてはなりません。

ここにも電子技術がないと容易に直せない現実を知ってほしいものです。

  ヒューエルポンプ交換

さすがに、超距離を走破しますと燃料ポンプも消耗します

実際、20万キロ程度では壊れることは(通常使用範囲)

まず、ありません

ブーストアップだの、パワーアップだのいろいろやってくれますと当然ノーマル使用時よりも早く寿命が尽きてしまうものです

僕が携わってきたSW20MR2もそろそろ交換しなきゃいけないと予測しておりまして

問題は少々重い燃料タンクをボディから分離して整備しないといけない構造ということが

たいへんに困惑しているものであります

水回りも取り外さなくてはならず・・・

細かいところは他の方がネットにアップしておりますのでそちらを参考にされてください

トヨタの良いところはポンプAssyではなくポンプのみ部品供給してくれるところ

クソスズキなんて、ポンプAssyで値段も高い(しかも性能はあまりよくない)(同じメーカー製なのに)

こういうときは中古対応が一番・・・ではなく

今回は新品対応したほうがベストな選択となります

なぜなら、工数を考えたら無駄な時間と労力を必要とするからです

小物部品となるホースやクリップなども新品を用意します

部品を取り外してみても、まだまだ使えることが分かりますが

前回、ECU整備で完全復活している状況でもありますのでもう少し時期を延ばして交換したほうがよかったと思います

しかしながら燃料ポンプというのは、いきなり故障することが多く

しかも、初期不良が出にくい

液体の中にある物体が原因になることが多いです

  ポンプの寿命?

結論から言って、ポンプそのものの寿命は燃料で冷却できているか否かで左右される商品です

燃料ケチって常にビンボーランプ点灯状態で走行したりする方々は極端に寿命が・・・短く

なりません

というのは、すでに長期間実験で立証してきたからです

燃料ポンプは基本的に20万キロはもちます

これがレギュレータで燃圧を変更し、パワーアップしたものですと

エンジンに負荷がかかりすぎてブローした時どうなるか?が問題になります

ちなみに自動車レースではきちんとIGがONになった時、タイマーリレーが働くようになっていないと

レースに出場すらできません。

タイマーリレーは割り込ませてあるようにしないといけません(IC制御でもいいと思いますが)

昔はスイッチングだけで安全タンクにある大容量燃料ポンプを動かしてOKだった時代もありましたが

レース中の車両トラブルの際

極力燃料放出を避けなければならないというもの

そして強制的にポンプ起動を手動で停止できる方が危険性が少ない(わけがない)

当時はその細かな部分まで規定レギュレーションがなかった

こうした理由も大いにあるのでしょう

市販車も同じです

安全タンクか・・・

懐かしい響きです

僕は競技の世界に強制的に戻されることはない(心の中はまだ燻っていますが)

ゆっくり市販車レベルでモノづくりの姿勢を追及したいと思っております

もっとも、燃料タンクひとつだけでレース競技車両を語れるものではありませんが

確実にコツコツと整備を実施すれば、また末永くSW20MR2を乗れるのです

というか、こいつが走っている姿を見続けることができるのです。

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トヨタSW20 MR2フルレストアへの道 

走り出してから気になりだしたもの

それはライトの光量が不足気味

さて

部品は入手できるのか

それともHIDか

どうします?

明りが暗くなる=クルマの宿命

では、整備です。
「闇夜を照らす」
−速攻スポーツカー製作記−