少々面倒くさいパーキングブレーキ

MR2を20年以上にわたって見てきた僕としては、意外な不良でした

いくら長期戦になったMR2であっても整備状況が良い場合、まず壊れない(と、される)

パーキングブレーキの整備です

車検の時「そろそろ交換時期だろうな」と予測していた通りではありましたが

気分はプッツン気味です

レバーから入力される力とブレーキ力の偏りが感じられます

片側だけ重いのです。

タイヤを外して確認してみましたら、やはり片方のワイヤーがNOです

車検に合格しても、長期的に大迷惑を与えてしまいます

場合によっては死亡事故にもつながります

人が制御していない時、クルマが勝手に走って行ってしまう

これではいけない

これはやはり未然に防ぐことを目的としていること、安全とは何かを考えたとき

即刻手を付けないといけないパーツです

その日のうちに、要交換の部品と、少しでも摩耗している部品を全てトヨタに注文

当然、ブレーキ関係のパーツは廃番は少ないために、発注しても数日で揃う環境です

その間はクルマを動かさずに保管するようにユーザーさんに要請しておきました

  交換しないとこれはまずい

不具合発生から数日前

パーキングブレーキの具合が悪い、一言でいうと安定していない

おそらく数日内に壊れると予測して、一部の部品を除いて先に発注しておきました。

一度パーキングブレーキ範囲をチェックするために目視確認を実施しました。

1、2回駆動させましたら

「ぶちっ!」という音を最後にワイヤーが断線し、完全に切れてしまいました。

何故、切れてしまったかといいますと

ディーラーで整備中の出来事が原因です。(最初は緊急エアコン修理の時)

シャーシ側ワイヤーブラケットが完全に明後日に向いて折れ曲がっている

本来ストレートにキャリパーへ設置されるものが、S字状になっていたら

そりゃ、ワイヤーへかかる負担も過大になります

何故、普通の整備が出来ないのか、それとも破損したことを隠しているのか

いずれにしてもプロの整備とは到底言えないものです。

最終的に僕が全てリカバリーすることになりました。

MR2のパーキングブレーキシステムというのは複雑構造なのであまりやりたくないのが本音です

アンダーカバーも付属しておりますし

それに今回は

ただ、部品交換しようとしてもこれ一台だけを相手にするわけにもいかず

長年付き合ってきた、特別なクルマとして視ておりますので分解着手まで時間と心構えが必要。

  予測通り壊れている

ブレーキワイヤーとなる3本のワイヤー類を含めて全部交換

再使用できるところも全て交換します

ブレーキと走行系に関しては、一番に気を使い安全、安心を少しでも得ることが大切と思います。

値段もそんなに高くはありません

一番は必要以上の工数がかかるということで、人的労働力の投下が最大限になります

狭い場所に手を突っ込むことになりますので、状況によってはシートの取り外しも検討しなくてはなりません

今回は写真を残していませんが、とにかく面倒なつくりをしているのがMR2

燃料タンクが邪魔しているためでしょう

「片方だけ、生きている状態です」

普通ならば、壊れているところだけを補修して・・・となりますが

交換する手間を考えたら、全て交換です

人的労力の2次3次負担をしないで済むメリットがございます

しかも油脂類も特別なものを使って組み上げます(組み上げにシャーシグリスなんて使ってはいけません)

専用品の油脂類を使わないと「ギリギリ」と音声オプションが追加されたりします

  手間がかかりますが

ブレーキワイヤーの本装着が終わり、テストしてみましたところ

今までの入力よりも小さな力でパーキングすることが可能となりました

大変スムースです

今までの重さはいったい何だったのかと思わせるものです

それと、パーキングブレーキとは言いつつも独自カスタマイズを実施搭載しております

搭載?なのか

細かな加工も導入しております

パーキングワイヤー交換は難しい部分は数か所ありますが

素人の方でも手工具だけで余裕で交換できますが

古いクルマになるとワイヤーブーツ破損があり、そこからワイヤー腐食で断裂

といったケースが多いようです

それと、今回はトヨタディーラーの整備ミスが原因です(西口!お前だ)

サブフレームを動かしたときにとフレーム間にワイヤーブラケットが接触

それが原因でワイヤーがS字状態で常用動作、過大な抵抗が常にかかって切損

しっかし、いろんなミスをしてくれます

リカバーももう飽きた

簡単に修復できるからいいだろ?(職務上じゃ、致命的ミス)

という言い訳が聞こえてきます

あの時の西口の表情、しっかり覚えております

「しまった、見られた」とね

  そろそろボディを磨きますか

最近気になるのが、車体色の劣化。それと紫外線による室内内装品の劣化。

これを修復しまして、新車同然に復活させる計画を立案中です

サイドブレーキの修理の際、車体塗装のレベルがかなり落ちている点が気になっておりました

かといって、今の状況を悪化させることはないため洗車と多少の磨きで乗り切っていた現実がありました。

どこのディーラーボケ整備も整備力がなく、言語識字能力に疎い

ミスばかりで、油脂類の交換程度くらいしかできない(しかも、普通に交換すらできず)

僕が、厳しく整備を見ているかというと、そうです。

厳しいです。

でも、これは僕が今まで経験して体験して失敗したことも含めて鍛え上げてきたものから出た答え。

誰にも否定できません。

否定する人間が出てきたときは、叩き潰しますけど。(無視しますが)

今回の板金塗装作業は、高品質のトヨタであることを証明することになるでしょう。

トヨタは基本、国産の中で一番予算がかかっていて、かつ機械的レベルから見て高性能です。

ここの所、中華が関与している部品が悪さすることが多いことも理由に挙げられますが

設計、耐久テストから出荷まで高いレベルで世の中に出しております

はっきり言えば、自動車製造メーカーとしては最高クラスの品質と中身で勝負している

走りとマインドに関しては、まだまだですが、それでも国産の中では最高、おそらく世界でも最高峰でしょう。

スーパースポーツ車とは違うものの、方向は確実に合っています。

悲鳴があがるほど、クルマの本質を見極めながら犠牲になる社員も多数生みつつ。(中には自決する人もいます)

確かに、下請け、協力工場企業は悲鳴を上げている中で、犠牲をもとに生み出されているクルマばかりです

消費者はやはり、壊れにくくて最後の最後まで普段の性能を維持できるものであることを求めて車を購入します

トヨタはその点を良く理解し、時には消費者を巻き込んでよりよい車を作り出しています。

ホンダはインサイトの失敗をどのように今後生かしていくのか動向を見極めたい。そんなところです

さて

板金関連整備は、気長に考えないと終わることのない整備となります

つまり、作業に耐え忍んだ者だけが綺麗な品物を手にできるというものです。

作業時期はできれば気温が低いときを狙って行動したほうが成功率は高くなります。

  一番つまらない作業(重要な作業)

エンジンオイルについて一言

今日は3Sエンジンのエンジンオイル交換を行いました

ここで思った事は、みなさんはエンジンオイルに責任をなすりつけて走っておられる方が多数いるということです

しかしながらこのオイル

人間でいえば血液でございます

はるか昔のオイルグレードに比べ現在は超高性能化しているようで実はあまり変わっていない点には注意が必要です

製品品質に対して注意が必要というわけではなく、オイルを管理するドライバー、オーナーさんがテキトーですと

普通にエンジンを壊します(ウソです)

エンジンを壊すというよりも寿命を短くしてしまうということです

今だから言える話ですが

当時ベストモータリング編集部の方々と食事した時、エンジンオイルについて熱く語っておられた人がおりました

「案外純正オイルも使えると思う」という答えがあるという

今はいろいろ情報ネタも多いため真意やこの製品は本物か偽物か分かるようになりましたが

結果的にネームバリュー代がほとんどの価格設定になっていることに気が付いてほしいと思います。

もっともな話、大量に仕入れる業界と、単品売りで一つの商用保険という意味合いの製品

これをどのように考えるかは人それぞれです

僕は、基本いろいろ試して答えを出してきましたが、秘匿事項も多い為あまり声を大きくして

この製品が優れている。とは言いません。

で、気になることとなるのが特定の製品を考える場合

自分の考える製品品質とネームバリューを検討して銘柄を決めるまでは良いですが

高性能を謳っているのであるから試用(使用)期間が長くなる等の神業的なものは一切信じない方が良いということは

恐縮ながら、僭越ながら進言したいと思います。

どの製品がクソとかいう話ではない。

一番車に合っているかは、ともかく

豆なくらいにオイルを交換するだけで良いということに気が付かされます
(安い純正油で十分というオチになります)

サーキット走行?ストリート?

だから何?という話です

あれこれ述べても機械のことが分からないと何時まで経っても「?」で終わりますよ

いオイル、安いオイルいずれかであっても整備力がある人、ない人でも結論はかなり異なってきます。

僕はあくまで中立。

こんなことを考えつつ今日の作業を終了

また一台MR2の延命措置をとることができました。

  まだ、ページ作成中につき

私のHPにお立ち寄りいただきありがとうございます

現在、SW20の整備を長年に渡り実施中ですが、よほどのことがない限り

私が面倒を見ている車以外、触ることもありません。

修理整備依頼をされる方がたくさん今までいらっしゃいましたが、私自身、今触っている車で手一杯です。

今お預かりしている車が全て終われば、また新たにお預かりしたい車を探していくことになります

その時までお待ちいただけないでしょうか

その辺のヘボ業者、ディーラよりは綺麗に整備してお渡しすることが出来ますが

いかんせん時間がありません。

俺の車優先で、という方もいらっしゃいますが、そこのところはやはり礼儀があります

ですので、普通にご依頼いただいても現時点はお断りしております。申し訳ございません

もし、お預かりしたとしても予約程度になってしまいますので半年や1年位はお待ちいただくことになると思います。

それでも、というのであれば当HPよりアクセスください。
(たまにメールアドレスが出ていたりする時があります)

現在は消してありますが、そのうち復活するかもしれません

おそらくNGが出ますが、お預かりした場合、徹底的に直しますので1年以上はお待ちいただくことになると思います

整備費用も結構かかりますよ。

それでも、と言う方でしたら・・・今は断りますが。

それから、営業さんのアクセス連絡

全て拒否いたします

それから代車もありませんので(他に貸し出し中が多い)

ご自分で身動きできる方のみ限定とさせていただきます

もっともたくさん劇中(HP内)に毒舌吐いておりますので来ないでしょうが(笑)(狙い通りに動いております)

SW20系は整備をするうえでノウハウもかなりもっておりますのでどうにかこうにか直せてしまいます。

以前、どこかですこしだけ話したことがありますが、そちらを参考にお願いいたします。

NAでもターボでも関係はないので。

また、カプチーノオーナーの方の依頼は一切受け付けません。(今まで見てきた人に特殊なオーラがない)
(関係者の中で人間特有の嫌な臭い、危険な臭いがした)

劇中(HPで)出しているのは全て仮名です

軽自動車に関しては、恩義があるダイハツ系のみ触るだけとなっております。

最近、特定のページにアクセス数が増加しておりますが

いろいろと当方車両について探りを入れている方もおります

以前はどこかの集まりに突発的に顔をだしましたが、数十時間で抹消済みです。

その方が安全だなと思ったからです。

妙なトラブルや噂を出される気がしてなりませんでした。

誰が速いだの、遅いだの。金だの、どうのこうの等々、レベルの低い争いは避けたいと。

見た目、凄い車に乗っていると、俺は強くなった。と勘違いされている方が大変多い。

実際、様々な理由はあるにせよ、その手のドライバーさんを車から引きずり降ろしてみると、よわっちいコゾーですもの。

大声あげればどうにかなる程度にしか思ってないですからね。

実際、法律のことも分かっていない。

またセキュリティの関係もありましたので強制削除させていただきました。

少々調べさせてもらいましたが、ヤードだの解体だの情報連絡している恐れが非常に高い為

極力、こちらとしては車両情報に直結することは出さないように努めています

マシンのことを本当に分かる人だけに読んでもらえればそれでいいのです。

  懐かしい匂いのするパーツ

過去、一度も交換歴のない冷却系パーツの大御所

「ラジエターAssy」を交換するときが来た。

そろそろダメだろうなと思っていたところ

数年前にSLLC化したものの、そろそろ怪しいなと様子見していたパーツの一つです。

中古対応しようと思ったが、耐久性、安定性を考えると純正で十二分に対応できる

社外品のアルミ2層も考えたが、極端なパワーアップは不要だし

現在はノーマルに近いくらいにパワーを落としていることもある

多分数十年は経過しているパーツ。

水漏れが今頃起きるくらいだから、耐久性は折り紙つき

しかもMRという構造上、冷却系には相当マージンがあって壊れにくいともいえる。

テスト上でも良結果が出ている。

もっとも、クーラント系を適宜交換してきたから長い間使い続けることができたともいえるのである。

FR、FFレイアウトエンジンの場合は、やはり熱問題が出てくる

MRの場合は、熱に関係するのはエアコンコンデンサーのみ

エンジン自体は極端なパワーアップをしていなければラジエター性能はエンジン発熱よりも格段優れている

マージンを考えてみてもカロリーで数値化するならば2倍強ある、もしくは3倍以上クラスのラジエターである。

価格も他社製品に比べ安いから、中古は期待せず純正新品をチョイスさせてもらう。

SW20系のウィークポイントで上げられるパーツのうちラジエターの場合(の、インレット側の上)が故障、破損しやすいことが上げられる

つまり、冷却水交換を定期的にしなかった場合、数回以上はラジエター本体を交換することになる。
(乗り続けたい人向け)

しかし、このラジエター銅タイプ(真鍮系か)はかなり耐久性がある

しかも大型に類するため温度冷却の性能も高く温度安定性も高い

ファンシュラウドも2個、それも大型のモノが装着されている。

熱問題を起こさないように対策されていると言ってよい

ラジエター交換・・・

また、作業する楽しみが増えたといえる

今日は、フルード系の全交換を行ったのだが、その時ラジエター周辺からSLLCが漏れている感じがしたため

カバー類を割ってみてみたところ、ビンゴ。

  症状はそれぞれ、だが破損する場所は同じ。

フルードの方もまだ使えるのだが、見た目判断できないため定期交換。

テスター類で測ってみてもまあ、正常値。

それでも

オイル、フルード類はとにかく定期交換が必須条件です。

SW20系を末永く乗り続けるヒントは、やはり定期的なメンテナンスが重要ということが分かる

SW20に限らず、クルマやバイク、機械は油脂類、フルード類は定期交換することが重要事項

少しでも過熱したなと感じたら、早め早めの交換が必須だ。

SW20の場合

エンジンオイルについては、交換の目安になるものを載せておきます

フィラーキャップをとった後、煙突部分内部を見てください。

汚れが酷い場合は、交換時期をとっくに過ぎてます。

綺麗な場合は、すこし交換サインが出た時と思ってオイルを準備しておく

くらいでどうにでも延命措置が可能

綺麗な冷却水、エンジンオイルは密接な関係にあることを感じて欲しいと思います。

これ以上は、人の好みがあると思うのでどれが最適値か、とは述べません。

ちなみに、僕が触っているSW20は25万キロを走破した。(誰に報告するわけでもないが、忘れたからここで発表する)

実際は30万キロに近い?か。(近いよ)



30万キロ近いと、ラジエター(新品)とファン+シュラウドの色がここまで違う

僕が触っているSW20は別の個体と比べても、錆びはなく

ま、こんなもんかな。という感じだ。

実際、別の個体を見てみるとファンもサビだらけ(下面が特に)だったりすることが多い

実はこの変色したシュラウド、これは変色しているわけでないことに気付いてほしい。

数年前に防錆塗装処理してあるため中途半端に変色しているわけでないのだ。

エアコンレトロフィット化の時にまとめて塗装処理したのであった。

錆びらしいものは一つも出ていない

しかし、漏れ出したクーラントは出来るだけ洗浄して拭き取った方が良い

塗装には悪だから。(アルコール系は特に塗装腐食させやすいです)

今回はシュラウド関係の防錆処理は不要と判断した。

次回フルオーバーホール時に再処理する予定である。

今回はそこまで細かく作業できる時間がなかったためというのが本当の理由です。

極力古いクーラントも抜き取る

エア抜き作業も慎重に行って安心を得ることに徹する。

SLLC化も大分前に実施済み。

多分、だがSLLC化が長寿命化を実現しているのかもしれない

SW20の弱点となるラジエター破損だが、これは対策のしようがない(実はある)が

新品ラジエターで対応するだけでもかなり違うことは間違いない。

3層なんていらない理由はこの辺にある。

冷却性能もかなり高い(純正パーツのくせに)

温度安定性もその他の車種と比べても全く違うし。

後は、日本製か台湾製か確認して日本製に近い方を組むように(多分台湾っぽいが)

当時の技術力よりも現代版の方が高いはずだ。(特に加工精度で)

とりあえず、交換作業はイレギュラーなことはなくそのまま完了。

  そろそろ駆動系の交換を実施か

SW20を細かくチェックしてみた。

やはりクラッチがダメ、アブソーバーがダメ、ポンプ類もダメ、そしてM/Tもダメ、シフトリンケージワイヤーもダメ

30万キロ近くなると不具合が出ないように対策しても、定期交換しなければならないところが必ず出る

オートマチックトランスミッションならば結構楽な作業だが、マニュアルトランスミッションの場合は細かく作業するために

時間も体力も、そして精神力も使う。

パーツはどうにかなるものの、ここは新品仕様ではなく再使用可能なパーツは全て使い、後は修正という方法を選んだ方が費用対効果も高くなると思う。

なかなか手の出せない、というかやれない、出来ない作業のオンパレードだから

ミッドシップの作業性の悪さが、どうにも気が引けてしまうらしい。

ディーラーでも最近はやりたがらない。こんな旧車直すなら新しいの買えよってね。

うるせぇ〜よ、クソディーラー整備士、そして営業

今日、チェックした感じではクラッチはもう完全に終わっている。それ以前にトランスミッション系(アクスルだけどさ)

は、シンクロから交換しないと難しい。半クラ使いすぎなんだということが低速ギアを痛めていたということか。

ま、交換に関してはせっせと一人で行った場合でも2日はかかる。

早くても半日か。

  最近のトヨタ品質について

純正パーツ購入のため発注を済ませた後、いろいろ問題があったため記載することにした。

以前よりもトヨタ品質は落ちているといってよい。

最近目に付くのが、部品共販、ディーラーの対応接客レベルがガタ落ちで品物を買うことはできるが、挨拶すらまともに出来ず、「ああ、パーツを買いに来た単なる客」というオーラが良く見えるようになっている。

地域柄の特殊性もある。しかし酷い。の一言になる。

接客態度も問題があり、さすがディーラ、共販だ。と思わせるところが大いにある。

で、トヨタ品質についてであるが、最近バンパーやそれらに付随するパーツ。いわゆるプラスチックパーツ系で「塗装済み」のもの。この品質についてかなりのバラつきがあるということである。

BP工場任せであればある程度の不良は防止できるが、メーカーラインオフ状態の塗装パーツは何を基準に着色されたか不明でパーツ単体で色が違っていたり、ブツや傷があちらこちらに見受けられる。

つまりは塗装品質における最終チェックをしないまま、もしくは甘いチェックの中ユーザーの手許に届くという状況があるということなのである

古いパーツになると、サフだけで本塗装はBPに任せるという図式があるが、コストを下げる目的なのか、環境問題の対処のためなのか、色違い、傷、ブツが多すぎる。一体何を基準に製品として認証しているのかしら。

分からんわ。

色が合わないトラブルは「メタリック系ホワイト=パールホワイト」「黒系」にほぼ的が絞られてくるようだ。

数%の色違いでクルマの仕上りが変わってしまう。これをトヨタはどのように考えているか。である。

「色塗ってあるんだからさ、別に少しくらいいいだろ」「クレームつけられりゃ、経年劣化でお前のクルマがおかしい」と言い訳する。

この程度の回答では、オーナーさんは納得しまい。

だからBP工場でしっかり色合わせして納車する。

ダイハツ、トヨタからの情報を得ているが、新車時からバンパーや外装品がフレームと色が違っている。

BPではきっとこんな用語がある「新車事故車」というワードが。

これでも製品です。とは言えないレベルがかなりある。

客からおかしくないか?と言われると「こういうものです」と答えている点。

ちゃんちゃら、おかしいぜ。プラサフのことすら考慮していないのか?違うな。それ。

VOC低減化、保険屋アジャスター、BP間の作業工程、賃金を少しカットできる重要なファクターだから。その辺が正解だろうさ。
さすがに、関係メーカー、保険屋の内部事情、このことは口が裂けても言えないか?(大笑)

  駆動系の整備継続中

今回は、ハブベアリングを交換することになりましたとさ。そろそろ交換しないといけないだろうと思いつつ

通常整備の段階で常にハブ関係はチェックしていたが、交換時期に差し掛かってきたようだ。

ナックルを取り外すのも面倒な作業。それに加えてアブソーバーもまとめて交換しないといけない。

とりあえず先にハブベアリングを交換して動けるようにしておくのがベストか。

SW20の弱点はリアハブ。ホント、持ちが悪い。特殊ベアリングサイズだけに、交換もハードクラスだろう。

もう少しメンテナンスフリー系のベアリングを用いて欲しかったものだ。大体7万キロ走行すると「アレ・・・」というパターンになる。オイルシール系も弱いのか、交換頻度が他のクルマよりも多いのは確かだ。

トヨタ品質ってそんなに悪かったか?ストラットの足との相性も悪い、最悪ベアリング。

自動調心タイプってのがどうもね。しかも特殊品番だから。交換の際は、新品ハブとセットで交換したほうが安上がりです。

時間工数考えたら、無駄な費用が出やすい。というという結論に至る。

  相変わらずのボケ整備士

今日は、4輪アブソーバーを交換することにしました。

ハブの打ち替えを行っていた時に、最近おろそかになっていたブーツ類を新調すべきだろうと動き出しておりました。

やはり問題発生している。オーナーさんのいいわけもちょっとはムカッとしましたがね(笑)

泥だらけのダートラ仕様でそのまま泥、土を落とさずに乗り回していたことから・・・

状態を見たら、そりゃ酷すぎです。

仕方ないのでとりあえずアブソーバー本体を交換します。

と、それ前にハブを交換しますが、インナーが外れずに大変な状況でした。いい加減な整備の為、過去に「出口」が整備したことが原因で、ベアリング破損を招いた。今回は僕が整備することになりました。

SW20系では特に多いベアリング不具合です。少し変わった構造を用いたベアリングのためにオイルシールから水が混入したり、圧入失敗でハブ自体を交換することになったりと、いろいろやらかしてくれます。

これを解決するのが僕の役目です。

新品部品を圧入するのは大したことはないのですが、問題はナックルから取り外す時。

間違いなくインナーがハブにくっついてきます。そうなると厄介ですわよ。

もちろん工具があれば簡単に外せます(外せません)

で、出口がやらかした不具合とは、ナックルボルトの取付位置を逆にした上に、締め付けトルク過多でインパクトでも外れない。もう限界。この人。中華でいろいろ教えた教官らしいけどね。この出口って野郎は。

こんなやつが触ったクルマ。危険極まりない。

バカ丸出しで、延長パイプでしっかりしめていたところを目撃しましたがね、やはりオーバートルクの上に、取付方法も分からず整備を進めてしまう情けなさ。

ボケ!

その証拠を載せてやるぜ

ハブとは関係ない箇所?そんなわけないよ。

あまりのお粗末ぶりにヤツのプライドがズタズタになるでしょう。だからそれに関係しているところを載せてやったわけよ。

で、これがその証拠。



ダートラを必死になって走ってきた証拠。ではなく、ツチノコ状態で走り続けてあちらこちらに泥が溜まっていった形跡

困ったことに水分もそれなりケース内に入り込んでいた。これも全て良い方向になるように処理した。

汚いケースもしっかり洗浄、防錆処理。

見て分かるように、今回は純正ショックの純正ショック系にして再組。これが一番いいでしょうね。

別に誰が速い、遅いとかはもう無関係の領域になっているからさ。

最近は廃番部品も多くなったために純正化方向で車体に優しい方向で作業を進めている。

ロックナットはSSTを使って外せば簡単。でもSSTはすでに廃番らしい。

別の工具でも取れるが、取付は要注意である。ネジが舐めやすいからね。

  今更エンジンオイルフィルターの裏話

業界内でも言ってはならないとタブー視されているパーツ

それが「オイルフィルター」である

機能上、オイル内に溶け込んだミクロン単位の物質をペーパーフィルターに吸着させるわけだが

ここがややこしい。

正確にはフィルターにあってフィルターにあらず。

一番最悪な状態が、油温が常温でエンジン適温状態でない時

リリーフバルブが全開になっているから、結果的にはフィルターを通らずダイレクトにエンジン内部を回る

多少はフィルターに物質を吸着させているだろうが

ほぼ、油温適温アイドリング時だけフィルターに循環になっていることになる。

で、厄介なのが、安物フィルター(特に海外製)がヤバイ。

リリーフバルブの弁開圧力が低すぎる製品が存在する。常に開いたままになっている。

純正とアフターの違いがこの辺にある。

フィルター性能も全く違う

ここまでは、現行品の話で。

問題は、フィルターの構造が最初からしょぼすぎるということを製造メーカーが隠している。という点。

根本的にフィルター構造を考えないと、オイル性能だけに偏りすぎる方向になる。

オイル回路自体は数種類存在するものの、どこまでがフィルタリングできるのかはやはり不透明。

技術情報を頼りに考えてみても、フィルター単体があるだけで、機能自体はフルではない。

オイルポンプ自体にも常時フィルターにかけると圧が高過ぎてしまう。レギュレーター系を介しているから油圧は正常になるが、フィルター内部の制御となるといまいち制御外になる。

で、リリーフバルブを設けてあるわけ。でもフィルターは全部機能しない。謎解きは工業会に言うと分かる。

一切答えられないから。(笑)

対策はやはりリリーフバルブが完全に制御できて、かつフィルターリング性能が高いものを探す。

そうしないと常に汚れていくエンジンオイルが循環するだけで意味がない。

ここのところ、HPが忘れ去られた感があるなと思う。というか書く暇がないため、まとめて書こうかと。

最近、足回り関係の整備が連続しており、古いクルマの故障原因でトップに君臨する

リンク関係の異音。

これは、やはり走行距離が伸びてくるとガタが出てくる。

SW20は特にフロント周りが弱い(ボディは強いが、足がストラットだからさ)

同じ範囲でしか足が動かないからどうしても長期使用となると駄目

結局新品パーツで対応する他ない。

中古+グリスアップするくらいなら、新品パーツで対応したほうがブーツ交換も容易だし

足回り系はやはりクドクド言う必要はなく、費用が捻出可能ならば新品ベースの方が安上がり。

  トヨタ部品共販のボケどもに告ぐ

今日も、不足している部品を購入する羽目になった。

また、いやな思いをするために行くことになった。

どこの車屋、共販の人間はバカしかいない。

俺はこの共販にはいかないようにしていた。

原因は人がバカすぎる。その一言に尽きる。

トヨタ部品共販の物の売り方、特定の商品を人質にとる形式を貫いていることで

ネットではすぐ購入できるが、現実世界では旧来の体系をいやだというほど貫く

商品を受領するまえに金を先に払うシステム。

だったら、お前らが口座つくれよ。

この今のご時世、現金取引なんてしてねぇ〜からよ。

遠い場所店舗まで電話で一声注文もできず、都度店舗まで来てオーダー出して

品物が来る前に金払え。だと。

バ〜カ。

同時履行の抗弁権を主張すると言ってやったら

「私はバカなのでわからない」だとよ。

片岡。お前だよ。お前。

フン。

じゃ、俺から応える必要はないわな。

以前からこの店舗に行くのは憂鬱になる。

正常な行動力がない。

要するに事理弁識能力に欠けている人間が集まっている営業所だからだ。

商品を購入する基本は、同時交換が原則。それが民法、商法でもきめられている。

改正民法にも商取引の基本が改正されたとも記載はない。

ま、ようするにおバカちゃんを相手にするのがとてもいやということ。

最近はネットで、部品商に直接電話で取り寄せることが主流になってしまったために

バカは相手にしたくない。というのが事の本質にある。

少しだけ値引き、仕切り価格で割安になるか?

ならないね。

ガス代と時間の無駄になる。

それに、日本語の通じないボケの集まりが、非常識の塊となっているのが共販だからさ

疲れるところにはいきたくないのよ。

ましてや、首都圏は緊急事態宣言で外出はしないようにとお達しが出ていることもある。

不要不急の外出は絶対的に避けなければならない。

それをあえて在庫部品があるのに、直接店舗に行って直発注する行為は、命の危険にさらすことにはならないか?

俺は、思う。

こうした非常識な人間が、各営業所に偏りがでて、使える人間だけを本社に引き抜いて、使えない人間を固める。それで状況を一本化する

トヨタディーラー、各修理工場などのルートとはまた違うため、部品商ベースでの取引重視のために

掛け売りができない顧客には横柄な態度をとることで来ないように仕向けているのが共販の考え方。

ズバリ当たっている。

共販の存在そのもの買い方、売り方のシステムそのものを入れ替えるときに来ているといえる。

今はネットで簡単に購入できるし、わざわざ引き取りに行く必要もないのだから。

Web店舗によっては割引もきくし、返品もできる。

共販の直接注文取引は、悪弊でしかない。

商品取引において、金と同時交換で成立するのが取引の大前提である。

それが、金だけ先に払って、数日後に再度引き取り行動となると3度手間になるだけである。

今のこの時世に、旧来体系のやり方はもういらんのよ。ボケ。

別に掛け取引しているわけもねぇ〜し。

今は、昔と違ってタイムリーに取引できるところがいくつもある。

煩わしい取引は俺は好かん。

金銭先払い方式、昔はこれで通っていたが、今はそんな風習を持っているのは貴様ら共販くらいだ。

さすがに対応悪いことが重なったため、立腹した。

ということで永久に載せておくことにするよ。

事実は事実ってことでね。

クルマの維持をするというのは、簡単だが、人が中間に入ると難しくなる。

そこをどう回避して、考えていくかが長い時間その車を直接的に維持できるかの鍵になる。

ツールは有効に活用していった方がよい。

そういうことだ。



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トヨタSW20 MR2フルレストアへの道 

さて、SW20を整備と修理の中で少々面倒な種類の工数を書いていきます(エンジン系は除く)

季節柄、暑さ寒さの戦いもありますが

整備する側の何かの足しにしていただければ嬉しいと思います

エンジンの搭載位置が異なるだけで整備性が変わってしまう現実

MR2が好きならば必ず治せる

そんな気持ちを含めて書きます

「駆動系整備」
−速攻スポーツカー製作記−