ECU不良
トヨタという会社
SW20というクルマ
車作りの基本がしっかりできているからこそ今更起こる不良
サーキットという頂点の走りまで評価するとなると厳しい部分はあるものの(乗りやすいし、操る楽しさは最高点です)
国内公道における使用条件では常にハイレベルな走りを期待できます
高速道路でも無敵でしょう
さて
今回はECU分解と改良を実施します
つい先日、アイドルが不調になったとの救援信号を受信したため
整備開始です。
不良原因はこの時期ですから、おそらくECU本体にあるだろうと判断しておりました。
ダイアグチェックでも不良なのに正常と表示される(ダイアクコードは記憶したままになります)
バグですかね?
こういうときは・・・ここを直すと復帰します
ここ、とは?
MR2オーナーの人はほぼ全員の方々が苦しめられる不具合でございます
ネットで検索するとすぐ上位にその原因が出てきます
しかも部品交換したくとも特注部品が使用されておりますのでそう簡単には市場入手できません(当時としてはコストを抑えるために部品選定から容易だったのでしょう)
ということで、「ここ」を直します(答えは、自作しないと無理です)
ECUを修理整備した結果
トヨタという会社は
相応な予算を投じて(適正かは意見があるでしょう)
最大限の性能をいかんなく発揮できるように
開発されていることが分かります
クソ三菱や日産とはまったくもってして比べ物にならない(比べたくもないけどさ)
高品質なECUです
ハンダも良好、当時のクルマの中ではモノづくりの考え方としては最高レベルのクルマであることは間違いないでしょう
基盤内の不良個所を探します
ECUユニットは突然に破損するケースはないと言ってよいです
必ず、小さな不具合から始まります
常にクルマの不具合、不良に気を向けている人にはすぐにわかると思います
しかし、ほとんどの方は「?」で終わります
たとえば「確かメーター内のランプが点灯したような・・・、このランプは何の警告灯だったっけ・・・」といったものとか
(それでもその車のオーナーさんですか?)
「エンジンオイル交換すれば治る?」(アホ!)
今回は、ECUそのものが不良シグナルを発してくれたためよかったのかもしれません
ダイアグチェックで「正常」とECU本体は判断しているようですが
ECU本体が不良であることに気が付いていないECU本体
面白いものです。自分自身が不良品なのにチェックランプが点いたり消えたり、いろいろ意思表示してくれます
なのにダイアグチェックすると、正常!
よくある?不具合なのかもしれません
君自身、ECUという意味が分かっていない
CPUの考えている判断基準では不具合の本質は見えてきません
誤作動してるから、クルマ各部が正常に動作しない
クルマに一体何が起こったのか?と悩まれる人が多勢でしょう。
SW20MR2の場合は、アイドル不良からスタートすることが多い
ケース分解までは大したことはございません
本体取付場所も容易な場所です
写真を見ていただければおおよそ判断できると思いますが
電解コンデンサと数種類の部品がパンクしてます
これ以外の部品もNGと思えるものがありました
去年点検した時、コンデンサ不良はなかったのですが(その時の部品能力や容量はかなり低下しておりました)
部品の使用経過年数の限界を迎えてしまったということでしょう
ただし、部品そのものの入手性は容易のものと困難品があります
電子パーツを取り扱っている店でも買えません
一番面倒なのがトヨタで特注した部品はもはや入手不能でしょう
僕からすれば、どうってことはありません
この辺のところは技術と技能で乗り切れますが、ここは実績と経験がモノをいいます
どうしたらこの部品入手できますか?という質問をいただきますが
「探すしかありません」とお答えしております
一個のコンデンサのためにクルマの不具合が継続されるのでは大変困ります
では、流用しかないですか?
これはいけないかもしれませんよ。
では、部品全部交換かECU本体ごとオークションなどで探すのが一番の近道ですが
運よくECU本体を探し当てたとしても、結果的には同じ不具合が頻発しまして最終的には修理対応しないといけません
送料分含めて無駄な投資になると思います
トヨタはきっと新品Assy交換の場合ウン十万という価格を突きつけてきますが
もっとも新品も売っていないでしょう
廃番だったと思います
であれば、今後破損しうるであろう部品をすべて交換します
そしてIC他、主要部品、補機部品の方も細かくチェックして確実に動作するか確認していきます
クルマの頭脳ですから、これがないと本当の置物となります。
能無しというわけにもいきません
交換するにも高価で特殊な工具が最低限必要です
ハンダこて一台だけでトライ?
超危険です
その結果
ECUを換装しエンジンを起動してみました
「音から違います」
部品単価は高価なものから安価なものまで様々ありますが、これも経験を生かして作業していきます
CPUの内部データまでは公開できませんが、走り出しから大きく変わります
一言だけで言い表せば
「調律後シェイクダウン時の調子に戻りました」(とのことでした)
ユーザーさんも大満足のようです
実は、興味がありまして、駆動系の計測をしましたら旧態よりトルクとパワーが上がっていました
劇的とは言えませんが、さらに扱いやすい方向になったようです。
当然、ECUの修理以外にもセンサー類も新品使って整備しておりますので
元通り以上の性能になることは確かでしょう
エンジン不調という不安から解消されたのですから、喜びも大きいのでしょう
チューナー側のこちらとしては
今まで蓄積収集してきたデータに加え、さらに良くなった性能データを取得できますので
機能効果以上に、今後の仕事に生かせると思います
たった数パーセントかもしれませんが、この違いがこれからのクルマ人生をより良きものにしていきます。
後、数か所の部品入手と調整が終わればまた長期間トラブルフリーで走れると思います。
ECUの不具合は簡単には直らないでしょうが、これも技術と技能があるからこそ
直せるというものです。
それから、トヨタという会社が作ったものだからトラブルを未然に防げたと言ってよいでしょう
ひとそれぞれ評価の対象が異なるでしょうが、トヨタはクソミツビシや日産、ホンダとは違い
モノづくりの感覚や体制がしっかりしている
クソ三菱のように単に修理代欲しさに僕を訴えたり、さらには修理品質を確保できずにその不具合隠ぺいを行う、それも積極的に。
つまりは、玩具(おもちゃ)と言われるこの根本から改善していかないといけない
トヨタは開発投資も積極的で、現社長の行動力と判断力がよき自動車メーカーの姿に発展させようとしている
その姿は本気の評価に値するものだ。
基本となる車両開発と製品評価を踏まえて各メーカーを考えると
トヨタという会社は、不良というデメリットが出ないように設計、開発から織り込んである
人の側からみると、「いけない部分も多い」ですが、機械側から判断すると信頼性がとても高く
壊れにくいように、客との信頼関係を第一に考え行動している
ここが、トヨタと他自動車メーカーとの大きな違いなのだ。
ハイブリッドシステムの不具合は、リカバリーも早く、クレームを言われたから動いたのではなく
積極的リコール対処だったと思えます。
クソ三菱=人間の命を対価に金に変換しているもっとも危険な自動車メーカー
スズキ=クソ三菱よりはまだマシなメーカー→車の耐久力はクソ三菱と同等
ダイハツ=トヨタと同じになってきた。
日産=昔は楽しい、今はホンダ化
ホンダ=宇宙人、人を大切にできない会社。(昔とは大違い)
いろいろ本当はボロクソ会社の説明をしたいところですが、これは後々お話しできるでしょう
トヨタ品質
ECUひとつにしてもそうです
SW20MR2というクルマは発売から20年以上になり、そして走行距離20万キロ以上を走破し
ほぼトラブルフリーになるよう、全精力を注ぎながら一台の車両を見つめてきました。
僕自身も経験と実績、そして技術と技能の向上を果たしたと思います。
ある意味トヨタ殿にも感謝しないといけない。
最初は、トヨタの考え方に追従する方法で勉強していくしかないと思っていましたが
現在は独自のスタイルを貫くという姿勢をとりつつ整備対応しております。
トヨタ品質とは、機能不全に陥る前に、ほぼすべての部品が破損信号を出すし、気が付きやすいように配慮してあるということ
当然、整備する人間、ドライブする人間が、故障に対する感覚に目覚めている人に限っての話ですが
フェイルセーフと同等の機能を持たせている点には好感度が高いです。
安全とは何かという点を妥協することなく導入している
トヨタを見て最近はクルマの安全格差がなくなってきている点もたいへんに評価できる(クソ三菱と日産は除く)
軽自動車専門メーカーダイハツも同様に良くなっている
結局はアフターが問題なのでしょうが、ダイハツは昔も今も良くないと思います(人がNOが多い)
スズキよりは断然上になります
スズキとダイハツならば、間違いなくダイハツを買ったほうがお得
スズキねぇ〜・・・最近はこの会社どんな会社なのか判断できないくらい酷い
あれ?
この会社ってまだあったの?
なぜ、シラバックレているか?
それはスズキもクソ三菱と同様、悪性腫瘍とも呼べる病気が蔓延してるから
ディーラーに入った時のあの葬式感は受け入れられない。
後は販売店、ディーラーのアフターフォロー問題だけです(無知、バカが全てだし)
都内も地方も格差社会的扱いをいたします。
クルマの知識もそりゃ最悪レベル
向学心すらないのだからタチが悪い。
昔の方が対応力が良かったケースも多々ございます。
どうしてクソ三菱のように保身ばかりするんでしょうかね
ケースバイケースだったとしても、製造元の考えが全てではなく、不具合を未然に回避できるように整備対応するのがユーザー自身の務めではないかと。
それに対して製造メーカーが責任を担保することで、信頼関係が築かれるのではないかと。(アホクサ・・・)
それをプラスマイナスしてもトヨタを選ぶことは間違いがないのではないでしょうか(たまに間違いもあるかもしれませんが)
ECUを作っている製造メーカーの技術力も高いからこそ(DENSOさん、あなたよ)評価に値すると思います
クソK6Aのようにエンジン回転安定せず「ドボっていれば」そりゃ、大問題です(メーカー側がひそかにデータ入替で対応してたけどさ→改善すらしなかったが)
クルマが機能不全で停止したら作り手の信用と人間の命の重さに直結しますから、そりゃ慎重にもなります
もう一度言いますが、ECU、メーター等の生命線は半永久的に使えますよ。フツ〜にね
クソ三菱と東日本三菱が行っている嘘つき、保身、金という考えはトヨタにはない(一部、違う)
最近は「楽しさ」「〇〇プラスアルファ」が以前にあったSW20に搭載されていた感覚がよみがえってきたように見えます
それから、SW20系のECUの修理方法はネット上に数多く出ております。そちらを参考にされてください。
一見すると修理方法の間違いも多いのでご注意願いたいですが
おおよそみなさん修理中に基盤損傷して失敗されてますので少々でも熱損傷しないよう注意しながら修理を望みたいところです
トヨタ品質とクルマの設計力については、僕の勝手な見方で言葉にしますが
ポルシェの開発と似ているところがある(先生はポルシェ側です)
ただ、トヨタ車全般に言えることですが、車各や込めている精神は日本人そのもの
まだまだ人を完全に許容できるまで到達できていない
ポルシェはその点違う。
「存在感」は別の視点として、「温かみ」が必ずある
これを凌駕したとき、本物が出てくるのでしょう。
実はMR2というクルマにもこの「温かみ」が少しだけ見え隠れしています。
そこをオーナーさんが独自に引張りだしてもらうと、精密工業国の王様、ドイツの思想につながると思えます。
ECU第二工事
ここの所、まったく更新せず放置状態にあったHPでしたが
ECUの再改良をいたしました
最初に使用したコンデンサや電装パーツのうち消耗品類にあたるものが気に入らない為、もっと高性能型のパーツはないかということで一式全て交換しました
ひとつSW20にお乗りのエンドユーザーさんに情報提供します
コンデンサ類で完全に入手できない、あっても使えないパーツの代用がきくものがあります
それを流用しつつECUは修復していくと完全体に戻すことが可能です
メールから質問が来ても答える気はありませんが、35V系コンデンサは少々流用がききます
パーツ製造メーカーでも、もう生産中止が決まって再販もないため
液漏れした状況のECUを使い続けることになりますが、そのECUで一番弱い箇所のパーツに該当する部分を別部品で流用できるものが存在します
教えたいところではありますが、直す楽しみが減ってしまうためいろいろな方法をお調べになってくださいませ
それだけわかっただけでもMR2オーナーさんは朗報ではないでしょうか
とりあえずながら、パーツ類を一式交換した後のエンジンから発する音は少しだけ太くなった感じです
最初に交換したパーツ類も高性能なものばかりをチョイスしていたこともあってか、電子パーツ個体の特性も純正状態から一気に加速したために劇的な変化はありませんが(元々交換したパーツも高性能です)
耐久力という武器を重ねた仕様に変化させることができましたので
さらに耐久力を備えたといってよいものかと、思います
古いクルマに「安心感」というものが一つ増えるだけでまたさらに末永く乗れるというキーワードが付加されます
嬉しい限りです
クルマの面倒を見るようになって数十年?ECUもくたびれてきます
基板のパターンも弱くなっている箇所もあります
そうしたところも全て耐久仕様に変更することができました
作業時間は良いところ数時間もあれば交換、調整可能となります。
予備の中古ECUなんて買う必要なんてございません。
トヨタのECUはそれなりに強いと思います
後は、修復不能なトランクダンパーの修理対応です
ECUと関係するもの
SW20でお約束のメーター誤差表示不良が何故僕が手掛けているクルマに発生しないか?と思っていると思います
発生しました。大分前に
しかし、これもしっかり修復してしまいました
ここでもヒントと答え、述べさせていただきましょう
何故壊れるか(表示不良が起きるか)
消耗部品が異常行動を起こしてメーター駆動部に負担がかかることが原因です
修理方法は、部品交換では治らないことが多いです
僕が見てきたクルマも不調の表示をしていたため、完全分離して中身を確認したところ
何故、壊れるかがあっけなく判断できてしまったというオチがあります
途中、途中でメーター内部もバージョンアップしておりますので
トヨタが実施した改善対策で外観は同じでも実は改良(今回は、改悪だったと思います)
できず・・・
通常はAssy交換となるところですが、メーター心臓部を修理する事になりました
一度表示誤差が発生してしまった場合
アナログ的な修理方法ではまず初期化、解決できないでしょう
分解して洗浄程度のことでは再発するでしょう
少しだけ、電子修理技能がないと完全復旧は難しいパーツです
先ほどメーター外枠に組んで実働テストしてみましたが絶好調に戻せました。
修理方法は、ネットでいろいろ出ていますが、ほとんどが偽物、一時しのぎ対応です
分解して少しでも余計な場所を触るとさらにメーター単体から壊してしまうのでご注意ください
他の方が記載しているHPは内容判断しても根本解決には至っていません
結論からすると、中古か新品Assy交換しかないのかもしれません
SW20系のメーターに関しては、電子パーツ交換だけでは直らない(治らない)ケースが殆どです。
「頭脳を改良」
トヨタという会社
やはり車作りの基本がしっかりできている
ECUを分解すると
相応な予算を投じて
最大限の性能をいかんなく発揮できるように
開発されていることが分かる
クソ三菱や日産とは比べ物にならない
−速攻スポーツカー製作記−