メキシコ旅行1日目(2005年3月 |
出発前夜は、どうしても気になってよく眠れない。この当日まで、実はパスポートが手許にはっきりとした形で確保されていなかったからだ。いきさつを書くと、日記を読んでもらっている人には申し訳ないが、この旅行記しか読んでない方のために重複を覚悟で説明させていただくと、それまで私が持っていたパスポートはある事情によりスペインの日本大使館で発行してもらったもので、アメリカ入国に際して機械処理するには使えないシロモノだった。のんきな私は機械処理以外にアメリカに入国するにはビザが要るということに気がつかず、航空券を発行する段になって初めて旅行代理店で指摘され、急ぎパスポートを発行してもらったのだった。早期発行制度とか何とかというのを使わせてもらって、く出発当日の交付に滑り込み。1日でも気付くのが遅ければ、このメキシコ旅行がパーになるところだった。
さて、その交付当日。尼崎・塚口にある旅券事務所が開く午前9時過ぎに着くように、荷物も持って自宅を出る。事務所では何の瑕疵もなく旅券を手に入れることができた。まずはホッと。万一に備えて早めに出てきた分、こうなってしまうと時間を持て余す。そのまま梅田に出るほうが早くて便利であろうが、焦ることはない。西宮北口に戻る。こちらから関空に向かうリムジンバスの方が本数は少ないだろうが、恐らくすいているだろうという考え。心配をかけた旅行代理店の担当者に電話をかけて礼を言い、バスに乗り込んだ。
飛行機は18:40関西空港発タイ航空774便。まずまずの込み具合であったか。日付変更線を越えて同じ日の09:05ロサンゼルス着。さてここでメヒカーナ航空に乗り換えるわけだが、9.11テロ以来いっそう厳しくなったという入国審査。なんとか書類を書き込み、外国人の列に並ぶ。眼鏡を取って目に何か光線のようなものを当てられる。虹彩を登録しているらしい。そしてガラスケースのようなものに指を押し付けろという。指紋採取。指の脂分が少ないので、おでこの髪の生え際に触れろと指示される。そう言っているかどうかは分からないのだが、前の人がしている通りにしてみたまでだ。
メヒカーナ航空901便13:15ロサンゼルス発、16:00メキシコシティ着。
ホテル・エフェクティーボ泊
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